「改訂版・通行止め口調ガイドライン」  
 
●一方通行  
一人称:「俺」  
二人称:「オマエ」(よく「テメェ」と誤表記されがちなので注意)  
三人称:「三下」(←基本的に、その場で敵対する人物のこと)、「あの野郎」「アイツ」など  
(一方通行に限ったことではないが、禁書では性別関係なく「野郎」呼ばわりがまかり通っている)  
 
粗雑な口調。傍若無人な印象を受けるが、最近は「色々あってちょっぴり丸くなった」のかもしれない。  
その声音は、禍々しく、金属を擦り合わせるような声などと描写される。  
口癖(?)として「クソったれが」「くっだらねェ」などがある。  
(「クソったれが」は元々禁書でよく見る台詞だが、一方通行は特に多く用いているようだ)  
普段はやる気が無くダウナー。戦闘中にテンションが上がると饒舌になるほか、  
相手が女性だとセクハラとすら思える発言が飛び出す。(例:原作3巻「愉快にケツ振りやがって誘ってンのかァ!?」)  
ハイテンション状態でしばしば見られる笑い方や奇声(例:原作8巻「あはぎゃはっ!!」)は、普段は使われない。  
基本口調として、伸ばす音「ー」に「ァ」「ィ」「ゥ」「ェ」「ォ」、「ん」に「ン」を置き換える。  
(たまに「っ」を「ッ」に置き換えるSSを見かけるが、「ッ」に前述ほどの規則性は無い)  
特に「ォ」は、通常「う」と書いて「お」と発音する語で頻繁に使われている。(例:原作19巻「そォかよ、  
黄泉川の野郎、とォとォ炊飯器でそンな大技まで繰り出すよォになったのか」)  
ただし、元々伸ばす音がある名詞は極力置き換えない傾向にある。  
(例:原作21巻「ヴォジャノーイとか呼ばれてたヤツに、羊皮紙の詳細を尋ねよォとした直後だった。」)  
また、他者の台詞を引用する際も自分の口調は反映されない。  
(例:原作21巻「俺はあのガキから、『これ以上は一人だって死んでやる事はできない』って聞いた事があるぞ」)  
稀に原作でカタカナ変換が無い台詞もあるが、恐らくはかまちーのミスだろう。  
(例:原作19巻「だからそのための計算をしたんだろうがクソったれ!!」)  
初期には語尾の「よ」が「ヨ」になることもあった。  
(例:原作5巻「呼吸をするだけの……キーボードって訳かヨ」)  
他人のことは基本フルネームか名字呼び(例:「黄泉川」や「土御門」など)。  
特殊用法を挙げれば、御坂美琴のことは「超電磁砲」「オリジナル」である。  
妹達のことはそのまま「妹達」だが、実験を悔やんでいる今でも「あの人形ども」などと呼称することがある。  
(例:原作22巻「感情表現豊かで何よりだ。だが他の人形どもに見習わせたくはねェな」)  
打ち止めのことは基本的に「クソガキ」。第三者に打ち止めのことを話す時には「あのガキ」を頻繁に用いる。  
そのまま「打ち止め」と呼ぶことは極めて少なく、  
現時点ではよほど作中で重要な時か切羽詰まった時くらいにしか呼んでいない。  
しかし、初期には何気なく「打ち止め」と呼んだシーンがあった。  
原作での設定がまだ固まっていなかったのかもしれない。  
(例:原作5巻「人海戦術でしらみ潰しに調べりゃ打ち止めを捕まえられンだろォがよ」)  
発言はいわゆる「ツン」メインで、「デレ」は地の文で表現することが定番……だったが、  
最新22巻を経た今の彼ではその限りでは無いのかもしれない。  
 
●打ち止め  
一人称:「ミサカ」  
(普段の何気ない会話では「ミサカ」だが、ネットワーク関連の会話の中で自分単体を指す場合は  
「このミサカ」が多い。これは打ち止めに限らず全妹達に見られる特徴)  
二人称:「あなた」(初期は「アナタ」だったが最近ではひらがな呼びがメイン)  
三人称:「あの人」(←ほぼ一方通行のことを指す)  
 
無邪気な子供らしい口調で、ハイテンションだとやや粗野になることもある。  
(例:原作12巻「ハッハーッ! ただのミサカがこのミサカに勝てる訳がないだろー、ってミサカはミサカは  
平民どもに勝利の高笑いをしてみたり!」)  
ただし言語スペックはただの子供とは随分かけ離れていて、豊富な知識量を伺わせる。  
事務的な、どこか平坦な口調などと形容されるが、アニメなどメディアミックス作品では普通に無邪気。  
これは比較的初期に使われた描写なので、植え付けられた感情の未発達ゆえだったのかもしれない。  
語尾は通常会話のあとに付け加える形で、  
「(通常会話)、ってミサカはミサカは○○してみたり(してみる)」。  
「○○してみたり」と「○○してみる」は、同じ場面ではおよそ半々になるくらいの比率で用いているようだ。  
○○が動詞などの時は「して」と融合させて用いる。  
(例:原作12巻「どういう意味? ってミサカはミサカはゴロゴロしながら首を傾げてみる」)  
また初期では目的語「ミサカの」が「ミサカのミサカの」と表記された。  
(例:原作5巻「―――にんまりして〈みたりしてーっておわぁ!? ミサカのミサカの声が大っきくなったぁ!?〉」)  
コミカライズ版では、これと似たような変化形が使われている。  
(例:漫画版6巻「さすがのミサカもミサカも路上生活に限界をかんじていたり」)  
その他にも初期の打ち止めの口調には今との違いが多々見られるため、注意が必要。  
一方通行以外の人のことは名字をカタカナ表記で呼ぶ(例:「ヨミカワ」「ヨシカワ」)が、  
現時点では黄泉川愛穂と芳川桔梗以外の名前を呼んだことがないため、全てに当てはまるかは不明。  
そして一方通行のことは殆ど「あなた」「あの人」としか呼ばない。一方通行の本名不明を強調する演出だろうか。  
唯一それ以外の呼び名を確認できたのは原作5巻「えー、そこで意外性を出すためにエプロン装備の  
家庭的一方通行に期待してたのに、ってミサカはミサカはぶーたれてみたり」のみ。  
だが、これは初期打ち止めに見られた口調設定の未成熟(もしくは感情面の幼さの表れ)のひとつという可能性もある。  
 
●黄泉川愛穂  
一人称:「私」  
二人称:「君」「アンタ」「お前」など  
三人称:「あの子」「あいつ」など  
さっぱりした男前な口調。語尾に「じゃん」を多用するが、  
アニメ超電磁砲の作者インタビューによると「声に出して不自然なら「じゃん」を付けない」らしい。  
また、「じゃんよ」「じゃんか」などレパートリーも豊富。  
芳川桔梗のことは「桔梗」、小萌先生のことは「月詠センセ」と呼ぶ。  
 
●芳川桔梗  
一人称:「わたし」(「私」は誤表記なので注意)  
二人称:「貴方」「貴女」「キミ」など(年齢・性別に応じて使い分ける)  
三人称:「あの子」(←打ち止めや一方通行のこと)、「彼」(←天井亜雄のこと)など  
 
口調は丁寧で女性的。比較的特徴の薄い喋り方だが、一人称・二人称で間違えやすいので注意が必要。  
黄泉川愛穂のことは「愛穂」と呼ぶ。  
ちなみに、二次創作ではよく黄泉川・芳川・一方通行・打ち止めが一緒に住んでいる設定が見られるが、  
実はそのif設定の元ネタとされる原作12巻では、通行止め共々芳川も同居する、などという話は出てこない。  
よって、「四人が同居する予定だった」というのは公式設定ではないので注意。  
 
●御坂妹・妹達  
一人称:「ミサカ」(注意事項は打ち止め同様)  
二人称:「あなた」  
三人称:「あの人」(主に上条のこと)  
 
やや毒舌な敬語。  
機嫌が悪いと普段より大分口が悪くなる(原作12巻「その反応からして知らないようですね、とミサカは  
役立たずっぷりに幻滅しながらあのクソ野郎の逃走ルートの割り出しを続けます」)  
通常会話の後、「(通常会話)、とミサカは○○します」を付けるのがスタンダードだが、  
最近は打ち止めの影響なのか「○○してみます」とよく発言する。  
漫画版では「(通常会話)と、ミサカは○○します」になっていて、読点の位置が若干変わる。  
御坂美琴のことを「お姉様(オリジナル)」と、  
打ち止めのことを「検体番号二〇〇〇一号」「上位個体」などと呼ぶ。  
一方通行に関しては、実験中はターゲットとして「一方通行」と呼んでいたが、現在もそうなのかは不明。  
 
●番外個体  
一人称:ミサカ  
二人称:あなた(その性格ゆえか、「アンタ」などの誤表記が見られるので注意)  
三人称:不明だが、規則性からして他の妹達と同じく「あの人」だろう  
 
粗雑な口調で、他の妹達のような特徴的な語尾は無い。  
テンションが高いと口汚さが一際目立ち、笑い方も大変おかしいことになる。  
(例:原作21巻「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! ばっかじゃねえの?   
ばっかじゃねええええええええええええええのォ!? スゲェ! 馬鹿の真顔ちょースゲェ!!」)  
だが口調のベースにはオリジナルの御坂美琴らしさも多々見受けられる。  
(例:原作21巻「あの状況でミサカを助けたのだとしたら、価値は『情報』しかないものね」  
「こんな風に他人の手を握るなんて、これが初めてなんじゃないの?」)  
一方通行のことは今のところ「第一位」としか呼んでいない。  
打ち止めのことは基本的に「最終信号」だが、一度だけ「打ち止め」と表記された。  
(例:原作21巻「そういえば打ち止めはどうするの?」)  
 
 

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