「あけましておめでとうなんだよ当麻! 去年はいっぱいお世話になったから今年はもっとお世話になるんだよ! ねぇ? そうだよね? だって当麻とインデックスはずっと一緒だもんね。他の  
誰も要らないもん。このアパートでずーっと一緒。あれ? どこ行くの当麻? ダメだよ。表に出たりなんかしちゃ。お外は危険がいっぱいなんだから。あはは、出れないでしょ? インデックス  
の頭の中にある103000冊の本の中に対象を自分のテリトリーから絶対に逃がさない呪いっていうのもあるんだから。ほら、おいで。インデックスが守ってあげる。あはは、だからほら。怖が  
らなくてもいいんだよ? 当麻?」  
 
 
「あけましておめでとう! って正月早々無視すんなやーーー!!!!!! ったくもう!! …何よ? ふんだ。いいでしょ別に。どうせその右手でかき消しちゃうんだから。あー、はいはい分  
かった分かった分かったわよ。…あ! ねぇねぇそれよりもさ、お年玉欲しくない? えー? もっと他に欲しいもん? 何よ? …ふーんそう。なに? それ本気で言ってんの? ふふっ、でも  
残念だけどそれは無理ね。だって当麻はあたしとずっと一緒にいるんだから。うん、いいわよ。逃げたくなったら逃げても。また鬼ごっこの時間が始まるんだ。ふふっ、楽しみ。あれ? 逃げない  
の? そう。やっと素直になって来たわね。ふふっ、死んでも一緒だからね当麻」  
 
 
「あけましておめでとうございます。と、ミサカは新年らしく振袖を着こなしヤマトナデシコをアピールし、つつ貴方に新年のご挨拶を…当麻さん? どうなさいました? とミサカは新春早々真  
っ白に燃え尽きている当麻さんを心配しつつ、その逞しい身体を抱き起こして温もりを思う存分堪能します。 …貴方たち当麻さんに何かしましたか? と先ほどから桃色オーラを漂わせているシ  
スターズにどうせ内容は分かりきっていますが一応尋ねることにします。 …そうですか。5人と10回も。ふむ、では当麻さん逝きましょうかとミサカは姫初めという素晴らしい日本文化に感謝  
しつつ逃げられないようにアームロックをかけて我が家に連行します。 …ダメです。逃げられません。仮に私から逃げても20000人のシスターズからは逃げられませんよ。クス、そうです。  
いつでもどこでも私たちは貴方を見ています。ねぇ、当麻さん」  
 
 
「あけまして。おめでとう。…そう? ありがとう。そう言って貰えると嬉しい。あ。御節作ってきたんだけれど。食べる? うん。じゃあ。用意するね。はい。どうぞ。ふふっ。そんなに焦らな  
くても。…おいしいから? ありがとう。…あの。当麻君。あ。あーん。どう…かな? さっきよりもおいしい? ふふっ。じゃあ。もう一回。あーん。…え? 私も? あ。あーん。うん。おい  
しい。……ところで当麻君。この間。電話出てくれなかった時。何してたの? ふ−んそう。ううん。当麻君。私に嘘つかないから。だから。あの一緒にいたゴミを片付ければいいんだね。…え?  
 ううん。なんでもないよ。大丈夫。当麻君は何も悪くないから。だから。すぐに自由にしてあげるね。当麻君。そうすれば。ずっと一緒だね。」  
 
 
「あけましておめでとう!! どうしたのよ? …全く何を軟弱なことを。良い? 一年の計は元旦に在りって言って…何よ? …分かったわ。全くもう。本当に貴様は相変わらずなんだから。ど  
うせ私が来なかったら昼過ぎまで寝てたんでしょう? …ふん、反論できるのかしら? まぁ、そうでしょうね。全く貴様は私がいなかったら本当にダメね。 …なに? 嬉しそうってそんなわけ  
無いでしょう!? だいたいそれもこれも貴様がちゃんとした私生活を送ればこんなことは…なに? はぁ、困ったときはいっつもそれね。まぁ、いいわ。それで足の調子はどうなのよ? …そう  
。ちょっと見せてみて。…当たり前でしょう。当麻の両足は私のせいで動かなくなって…で、でも、私があの時あんなことを…うん。ごめんなさい。なんでもするから。…いいの。私がしたいんだ  
から。そう。ずっとずっと一生かけて面倒見てあげるんだから。いらないなんて言ってはダメよ? いらないなんて言ったら…今度は手が動かなくなるかもしれないから。ねぇ当麻」  
 
 
「あ、あけましておめでとうございます。…え? これですか? は、はい。せっかくの新年ですし女教皇に着付けを手伝って頂いて…。え? ほ、本当ですか? ありがとうございます。良かっ  
た…。は、はい。ではお邪魔します。…あれ? 新年なのにインデックスさんはいらっしゃらないんですか? …そうなんですか。イギリス清教に。…ふふっ。あ、いえいえなんでも。ではもしか  
してまだ何も食べてないんですか? じゃあ、何か作りますね。はい、台所お借りします。大丈夫ですよ、そのつもりで食材も持ってきましたので。………はい、お待たせしました。簡単ですがお  
雑煮です。あ、熱いので気をつけて下さいね。…おいしいですか? 良かった。……どうかなさいました? 体が? くすっ、そうですか。即効性ですのでやはり効きが早いですね。あ、大丈夫で  
す。ちょっと動けなくなるだけですから。なんでって…。だって当麻さんの周りっていっつも女の子がいるじゃないですか。私、そろそろ限界だったんですよ? それなのに当麻さんは…。それ  
女教皇様に相談したら女教皇様がおっしゃってくれたんです。誰かに獲れられる前に何をしてでも奪い取ればいいって。私それを聞いてなんて素敵な考えなんだろうって思って。…ふふっ、凄い。  
当麻さんがこんなに近くに。…さて、では行きましょうか当麻さん。はい、女教皇様もお待ちですので。ええそうです。私と貴方と女教皇様だけの世界に」  
 
 
 
「待っていましたよ五和。どうやら首尾良くいったみたいですね。ええ、こちらの準備も済んでいますよ。あとはこの結界を張ってしまえばだれもここに気付くことは出来ません。いえ、お礼を言  
うのはこちらです。正直なところ私にとってもこの話は自分の気持ちを確かめるいい機会でしたから。……さて、お久しぶりですね、上条当麻。…偽者? いえ、私は本物の神裂火織ですよ。あの  
子も本物の五和です。…なんでこんなことをですか? 貴方はこちら関係の感情には本当に愚鈍ですね。まぁ、これからじっくりと分かっていくことになりますから心配しないでください。…そう  
ですね。一ついえることは私も五和も自分に素直になったということでしょうか。クスクス、ええ、そうですよ。今まで自分の気持ちに嘘をついてきたことに気付いたんです。…なんですか五和?  
ああ、そうですね。そろそろ結界を…。では当麻はそこで見ていてくださいね。…何を、ですか? クスクス、今から私と五和で世界を作るんです。ええ、そうです。誰にも邪魔されない。永遠に  
私たち3人だけの世界を。…では五和いきましょうか。………………完成です。もうこれで誰にも邪魔されません。れからずっと私たちだけ…。ふふっ、幸せですね。…逃げる? 無駄ですよ。  
この結果いは…ああ、そうでしたね。貴方の右手は全ての魔術を消してしまうのでした。クス、ではその右手、切り落としてしまいましょうか。ですがそれだけでは逃げてしまうかもしれませんか  
ら足も一緒に…。クスクス、大丈夫です。貴方が動けなくなっても貴方のお世話は全てしてあげますから。食事も排泄も湯浴みも性の処理も全て。ええ、本気ですよ。ですが、私も貴方を傷つける  
のは本意ではありません。ですから逃げないでくださいね。それでももし、逃げ出そうなどとしたときは…分かっていますね? 当麻?」  
 
 

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