レッサーは腹を押さえ口元を手で覆うと……苦しげな表情になった。
「うっ、おえっ……うっうう……」
上条はレッサーの急変に驚いて声をあげた。
「?レッサー!? どうした!」
「……つ、つわりが…………うっ……」
ん? ……つわり?
次の瞬間、インデックスが噛みつき、美琴の足蹴りが上条の股間を捉えた。
「っ痛て――――! なにすんだよっ!」
上条は股間を押さえ身を捩りながらインデックスと美琴を睨みつけた。
「あ、あ、あああああ、あんたっ! その子に一体、な、何したのよ!!?」
上条を睨みつけながら顔を真っ赤にした美琴が叫ぶと、それに続いてインデックスも……。
「と、と、とうまっ! ど、どういうことなのか説明して欲しいかも」
そんな二人の怒りの炎に油を注ぐレッサーは……。
「……か、上条さん……たぶんあの時の……」