果たして、私が超欲しかったものって、何なのでしょうね。
暗部にいて、誰かとの繋がりが命を縮める人を超見て、それでも求めたんですよね。繋がりを。
ですが、それはこんな形じゃなければいけなかったのかなって思う事もあるんですよ。超時々は。
「どうしたんだ、絹旗?」
アホ面を下げる浜面に何でもないと伝えると、腰の動きを再開する。
少し前、浜面と滝壺さんが超2人の世界を作り始めた頃、独りに怯えて浜面の初めてを奪った。私の知り合い、二人以外は死んだり行方不明でしたし。
あの2人の間に入るには超それぐらいしないと話にならない気がしたんですよ。
本当なら浜面じゃなくて、滝壺さんとの関係の方が超重要だったのですが、まあ浜面と違って方法が無かったので仕方ありません。
果たして『成功』と呼べるのかは超分からない。ただ、今もその関係は続いている。
もっとも、初めの数回は私が無理矢理したんですけどね。
今では、浜面の方からも求めて来ますし、私から誘えば超断りません。
もっとも、初めから変わらず私が上で浜面は超動かないんですけどね。
まあ、初めてのシチュエーションが超アレですからそういうものだと勘違いしている可能性ありますけどね。超浜面の事ですし。
規則正しく、続く叩きつけるような音に酔い始めたようで超ペースが上がります。浜面は少しだけ驚いたようですが、特に動きはなし。
ある意味、それが滝壺さんと進展していない証です。滝壺さんが腰を振る姿なんて超想像出来ませんし。
少しして、私も限界に近づいたらしく、呼吸も超荒く意識も曖昧になる。
一瞬、意識が飛びかける。これで浜面が突き上げたりしていたら超完全に飛んでましたね。
私の中をパンパンに満たして超主張している浜面から搾り出すために腰の動きを再開する。
最近は慣れて来たのか前ほどは超速く無いので少し大変ですね。
まあ、それでもダウンするのは浜面の方が先なんですけどね。
まだ夜の3時だと言うのに目が覚めてしまいました。いえ、超気のせいです。
浜面が口を滑らしていない限り、この場所は2人しか知らないはずです。
そう、だからこれは超夢です。血塗れの浜面が私を抱いていたり、体晶のケースと血濡れの包丁をもった滝壺さんがこんなところにいるはずありませんから。