浜面仕上はつい最近恋人となった、滝壺理后と家でまったりくつろいでいた。暗部の抗争も終わり束の間の平穏。  
「滝壺」  
浜面はふと呼びかける。なに?と可愛らしく問いかけてくる彼女に対し、彼はちょっとした男のロマンを口にする。  
「…膝枕、してほしい」  
彼女に膝枕してもらうのは、恋人いない歴=年齢だった彼にとってちょっとした憧れだった。  
「わかった、はまづら」  
あっさりと首肯した滝壺は、彼とちょっと距離をとる。そして――  
 
「…あれ?」  
 
ころりと寝転んだ。つまりは、『浜面が滝壺に膝枕してもらう』のではなく『滝壺が浜面に膝枕してもらう』という状況だ。  
「…滝壺さーん?」  
予想と違った状況に、戸惑いをみせる浜面。だが。  
「はまづら、気持ちいい」  
と、貴重すぎる彼女の満足げな表情を見せられれば、彼が幸せにならないわけなどなく。  
この両者の間における膝枕は、浜面が滝壺にしてあげるもの、となったらしい。  
 
後日――  
浜面「彼女と膝枕って良いよなー」デレデレ  
上条「ちくしょう!!浜面はぜろ!!インデックスと膝枕してぇ!!」ギャー  
一方「つーか膝枕って通常装備だろォが。その程度ではしゃぐな三下」サラリ  
浜・上「テメェは黙ってろ!!」  
などと言い合う高校生男子の姿が見かけられた、とか。  
 
 

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