少女は少年の為に強くなることを望んだ。  
 自らの内に問いかけ、その全ての知識を検索し、一つの解を得た。  
 
 魔法が使えないはずの自分が使い得る、強力な魔術。  
 
 ……しかし……  
 
――魔法は尻から出る!!――  
 
「は、恥ずかしいかもっ……でも……」  
 
 愛する少年の為、幾多の試練を乗り越え、苦難の末に彼女は遂に秘法を会得した。  
 
「いくよー、わるものー」  
 羞恥に頬を染めながら、インデックスは修道服に手を掛け、  
 相手に背中を向けたまま、ゆっくりと裾が持ち上げられる。  
 
 当然、はいてない!!  
 
「や、止めなさいっ、はしたっ……ぐはっ……」  
「あ、あかん、やめと……くふぅ……」  
 
 究極の強さを得たインデックスの前に、ステイルも土御門も立っていることが出来ない。  
 前かがみに成りながら、苦悶の表情を浮かべる彼らはどこか幸せそうだった。  
 
 
「うふふふふ、むてきかもっ」  
 
 ……しかし彼女は知らない、その背後に笑み崩れた 神裂火織が居ることを。  
 
 そのままどこかに連れ去られたインデックスは……  
 
 
「インデックスはとうまの事が大好きだったんだよ?」  
 
  神裂火織の腕の中で、しくしく泣いていた。  
 
 
 シスターズ。  
 彼女達を救うため、御坂美琴には力が必要だった。  
 その能力を駆使し、虚数学区まで突き止めた彼女は一方通行に通用しうる技を知る。  
 
 キハラ殺法、その特性を備えたレールガンを習得できれば……  
 それが可能ならば、あの子達を救うことが出来る。  
 だが習得には時間が掛かりすぎ……  
 
「三日で覚えることも可能じゃっ」  
「本当?」  
「しかし……能力は尻から出るっ!!」  
「っ!!」  
 
 誰だよお前?  
 そんな無粋な突っ込みは無しで。  
 
 ――三日後、彼女は一方通行を下す。  
 スカート焦げ焦げで。  
 
「あれ? ビリビリどうかしたのか?」  
「な、何でも無いっ!」  
 
 剥き出しの可愛いお尻を隠しながら、上条当麻の視線から必死に逃れようとしていたが、  
「でもなんか様子が……」  
「うるさいっ、何でもないっていっつってんでしょ!!」  
 
 空気の読めない漢、上条当麻は躊躇なく背後に回りこみ……  
 
「!」  
「! っ、見るなぁぁぁぁぁ」  
 
 当麻に突き出されたお尻から電撃が……  
   
「ひっぅ……」  
 幻想殺しによって能力を無効化された美琴は抵抗する術も無いまま、  
 自ら押し付けた尻を当麻の手で思う様嬲られるのだった。  
 
 能力の出口を幻想殺しで擦られる美琴の日々を綴る、  
 ……とある電撃の調教日誌につづ……  
 
 だ(ry  
 

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