今晩、生活の苦しい上条当麻は何故か御坂美琴からの天の誘いで夕食をファミレスで割り勘だが割引券を持ちながら有意義に堪能できる気分であった。  
丁度、タイミングよくインデックスは担任の小萌先生に先に焼肉を食べている最中だから嫉妬の頭を噛まれる心配も無いのでホッとしてる。  
もし、美琴に出会うとインデックスが知ってたら唯で済むはずが無いのも充分予想できたからだ。  
ファミレスに入ると当麻を待っていて本当に来たのが嬉しかったようで美琴が手を招く。  
当麻が席を見渡すと美琴の事を過剰な程尊敬してる白井黒子と見かけない花飾りを被っているショートカットの少女が座っている。  
黒子とは面識があるが、そちらのほうは面識が無いので当麻は気軽に話す。  
「俺は上条当麻…君は白井やビリビリの知り合い?結構可愛いね。」  
「初春飾利です。よろしくお願いします。」  
その最後の言葉が余計で美琴をご機嫌斜めにしてしまい、その証拠に足を思いっきり踏みつける。  
「あんた…その目つきがやらしいのよ。」  
苦悶の表情で痛がる当麻は美琴を怒らせた事に気付くのを反省しつつ美琴のご機嫌を取ろうとする。  
「俺は別にそんなつもりじゃ…」  
それを目の辺りにして呆然とする初春とざまあみろとほくそえむ黒子。  
「(それでどんどん嫌いになると良いですわ♪類人猿♪)」  
 
話題を切り替えようと必死になる当麻…見渡すと美琴の言っていた人数が一人足りないようだ。  
「なあ御坂…予定ではもう一人来るんじゃなかったのか?」  
美琴は後から来る初春の親友の佐天涙子を気を遣いながら返事をする。  
「佐天さんは欲しかったゲームを買いたかったので遅れてるのよ。」  
上条自身はあまり関心は無かったので素っ気なく「あ…そう」と答える。  
涙子が「幻想御手」で罰を受けての講習なんて見下しかねないと美琴なりに配慮したのだ。  
丁度、上条の携帯電話に呼び出しの音が鳴り、席を外そうとする。  
「悪い、ちょっと用を足すわ俺…」  
気の利いたフリをする黒子は当麻にドリンクが何が欲しいか問いただす。  
「上条さん、お飲み物は私が奢って差し上げますわ。」  
「サンキュー白井、じゃあ俺…コーラを頼むわ。」  
何も疑いを持たない当麻…実は黒子の完全な罠である。  
「(この遅効性の発情する味の無い媚薬で類人猿は獣となると良いですわ。それに愛想を尽かしお姉さまはワ・タ・ク・シのモノ♪」  
その巧みなる神業のような腕でさっと薬をコップに入れる黒子…鼻高々に完全勝利を確信する。  
それが黒子にとって悲劇の元になるとは誰が計算できただろうか。  
 
丁度、当麻はトイレで電話中である。相手は居候のインデックスである。  
「ねえねえ当麻〜今日は私、小萌の所で腹一杯食べて動けないから帰ってこないかも。」  
羨ましい…当麻はこっちは大したのを食べられないのにインデックスの奴は焼肉をどんだけ食べたんだと突っ込みたく気分である。  
当麻の座席に飲み物をセットした黒子のその態度があらかさまに怪しむ美琴は何か策略でも考えていたのだろうと問いただす。  
「黒子…アンタ何か企んでない?」  
美琴の鋭い視線が嫌で目を逸らそうと必死に誤魔化す黒子…丁度、急いでここに走って来た涙子が息をゼイゼイしながら美琴と目を合わせる。  
「やっと終わりましたよ。疲れた。」  
その涙子は丁度良いとばかりに空いてる席の飲み物をグーっと一気飲みしてしまう。  
黒子はまさか涙子がそれを飲んでしまったせいで青褪めてしまう。  
「(なんでそれを飲んでしまうんですか?もうスペアが無いのに!)」  
計算が完全に狂い、まるで交通事故で人でも轢いたようにどんよりとした顔になる黒子。  
黒子の謀略が崩れ、不安がよぎる美琴は涙子の様態を心配する。  
「大丈夫?佐天さん、黒子に一服盛られなかった?」  
美琴のとどめの一撃で完全にイジけてしまった黒子を見て涙子は完全に状況が把握できないで困惑する。  
「あたしは別に平気ですよ。白井さんはなぜ落ち込んでいるんですか?」  
 
イジけてる黒子を完全に無視して美琴は涙子を落ち着かせる。  
丁度、電話を終えた当麻がやってくる。涙子をみて今度は美琴を刺激しないように自己紹介する。  
「俺…上条当麻。」  
涙子は興味津々な目でジロジロ見回す。その態度に明らかに困惑する当麻。  
「あの自己紹介してくれませんかね?そうしないと上条さん困っちゃうんですが…」  
自分の世界に酔った涙子は完全に焦って自己紹介を始める。  
「佐天涙子です。貴方が上条さんですよね。あたしと同じレベル0の…」  
美琴のボヤくのを全部聞いていた身としては同じレベル0でレベル5の友人がどうしても勝てない人間に興味を持ってしまったのだ。  
自分でもいつかはレベル5に勝てるかもしれないと憧れになる涙子…当然胸の鼓動が大きくなる。  
「(どうしよう…上条さんを見るとなんだかときめいちゃうよ。ひょっとして恋?)」  
初春も美琴もいつもの涙子でなく当麻に逢う事で過剰に興奮してるのが良く解る。  
自分達の持ってない彼女のコンプレックスの苦しさを考えるとそれはしょうがないと思った。  
 
涙子の容姿を改めて見ると当麻は素直に可愛いと勝手に頬を赤らめてしまう。  
「(やべぇ!この子も結構可愛いじゃねぇか、しかもその歳でそんなにおっぱいがでかいなんて…)」  
そう思った瞬間、痛い視線が当麻の胸に刺さる。完全に嫉妬してる美琴である。  
冷たい目でこう物語っている「あたしの友達に手を出したら殺す」と。  
その視線で当麻は戦慄を覚え寒気が立ち鳥肌が立ってしまってる。  
そんな事を知らずに涙子は大胆な質問をする。  
「上条さんって彼女とかいるんですか?もしいなければあたしと付き合ってくれませんか?」  
今まで彼女がいなくて免疫が無くて困惑する当麻…すると…  
「こいつには銀色のシスターが正妻よ。」  
突然、美琴がインデックスの話を持ち出したので慌てて反論する当麻。  
「あいつは唯の居候で正妻じゃねぇ!」  
「あらそうかしら?」  
その2人のコントみたいなやりとりを見てると思わず笑ってしまう初春と涙子。  
「喧嘩するほど仲が良いんですね。」  
涙子の言葉に美琴は真っ白になって完全に固まってしまう。  
「だったらあたしの付け入る隙は無いようですね。頑張って下さい。」  
 
元気な素振りをしながらも本音は悔しくて心の中で涙を流す涙子…  
美琴が相手だと勝ち目が無いので自分から放棄したのだから余計に惨めで辛くなってしまう。  
その証拠に涙子の食べるスピードがどんどん速くなっている。  
その行為に美琴が心理に気付き、気まずい空気にしたのを後悔してしまう。  
「(佐天さんあれは明らかな本気だったの?)」  
雰囲気の食事を終えた後、魂の抜けた表情の黒子とご満悦の初春はジャッジメントの仕事の連絡が入り、仕事に戻る。  
KYな当麻はそんな事をお構い無しに美味しかったとご満悦のようだが…  
明らかに元気の無い涙子の身体に異変が起こる。何故か自分の体が急に熱くなってきたのだ。  
涙子の今まで経験のしたことの無い秘所が疼きしゃがみこんでしまう。  
スカートの中身から徐々にシミとなって濡れていく。  
こんなのを廻りに醜態を晒して涙を流す涙子に当麻と美琴は当麻の上着をスカートの上に被せて誤魔化すようにする。  
「佐天さん…俺の家に来ないか?御坂お前も手伝え!」  
 
早速、2人は当麻の男子寮の部屋に入り、涙子の下着を洗濯する。  
肉欲の制御する理性の我慢の限界が来てしまった涙子は当麻の顔に徐々に近づき…  
チュッ!  
「!?」  
明らかに涙子のキスをする行動に動揺する当麻と美琴…  
当麻の場合は、ファーストキスがインデックスでも美琴でも無く涙子だったりする。  
美琴の場合は、まさかそんな大胆な行為を友達の涙子がするなんて計算外だったのだ。  
「何て事をしてるのよ。不潔よあんた!」  
当麻を涙目で叱咤する美琴、当麻も弁解しようとして涙子を剥がそうとするが涙子の強い力で離れない。  
唐突に入ってきた涙子の舌は当麻の口の中を何かで探るように這いずりまわす。  
涙子の唾液が当麻の口内に流れていくのが伝わってくる。  
そして、失うものが何も無い涙子の口からとんでもない事を言い出す。  
「御坂さんも上条さんと一緒にしません?セックスを?」  
涙子の要求にヤケクソ気味に美琴は本音を曝け出しながら答える。  
「やるわよ。やりゃいいんでしょうが!」  
 
既にやる気になって全裸になっている2人を見て、自分に拒否権が完全に無くなったと悟った当麻は青髪ピアスから貰ったコンドームを準備した。  
順番をどうするか困った当麻…すると、先に美琴に薦めるように涙子は言う。  
「上条さんは先に御坂さんとやった方が良いですよ。」  
当麻もこの展開は動揺してしまうのだが、まあ良いだろうと覚悟を決める。  
美琴の心地良いとも言える乳房の感触が当麻の胸に当たり、互いに性感帯を刺激しあう。  
美琴の秘所に当麻のペニスが当たり、少しでも腰を当麻の腰に下がってきたら入りそうな感じである。  
そう、涙子が美琴の体の上を少しでも押してしまったら…  
ズブッ  
「痛い!」  
涙子が美琴を押したせいで当麻と美琴は完全に繋がってしまう。  
繋がっている穴の隙間から…真っ赤な血が垂れてくるのを見て当麻が心配する。  
「御坂、お前苦しかったら言えよ。ゆっくり動かすからな。」  
苦しくて言葉を発するのが辛い美琴は「うん」と答えるのが精一杯である。  
当麻は美琴をなるべくそっちの痛みに集中させないように優しくキスをする。  
美琴はようやく自分がやっと好きになれた当麻とセックスが出来たのがようやく理解する。  
段々と繋がっている箇所から、水音が高くなっていき、息づかいも荒くなっていく美琴。  
互いに自分から腰を動かして、快楽の世界に嵌っていくと互いに絶頂感が押し寄せていく。  
「あたし…もう限界!」  
「俺ももう駄目だ!」  
当麻はコンドームを付けていたので安心して中で思いっきり射精を射精をしまくる。  
 
射精された余韻の残る美琴…ビクビクと身体を震えながらも表情はウットリしている。  
「何かコンドームを付けたのに凄い気持ちよかった。」  
美琴は当麻に抱きつき、中から抜こうとしないで押し込むように。  
「もう一回しない?」  
「へ?」  
ズブズブゥっと音をまた立てて美琴また腰を動かし始め、催促までし始める。  
「アンタも動かすの!」  
観念したのか今度は当麻が逆に押し倒し始め、そこに叩きつけるように挿排を繰り返す。  
先のほうは奥の方にプニプニと当たってるような感じはしたのだが、快楽の波が激しくて止まらない。  
ドクドクドク…  
「熱いのが入ってくる!」  
当麻は「まさかと薄型コンドームとはいえ流石に入ってくるわけ無いだろ」と半分苦笑いしながら変に思う。  
「妊娠はしないから大丈夫だよな?」  
 
美琴はそのままグッタリして、完全に失神してしまったようだ。  
「気持ち良さそうに寝てますね…御坂さん…」  
当麻は美琴の中から自分のペニスを抜き取る…美琴の膣口にコンドームの包み口があった。  
どうやら、さっきまで覆っていた当麻のコンドームである。  
「まだ上条さんのは元気そうですね。」  
当麻のそれはまだギンギンに勃起したままである。涙子はそれをうっとりと見つめる。  
「慰めていたら上条さんのをしたくなりましたよ♪」  
そう言いながら涙子は自分の秘所を当麻の先に当てる。  
「痛!」  
瞬時に表情に歪みを発した涙子…それを心配する当麻…  
「佐天さん、無理にしちゃ駄目だ!」  
クスッと微笑む涙子。  
「大丈夫です上条さんならあたし…抱かれても良かったから。」  
本音で語る涙子に当麻も覚悟を決めて本音を語る。  
「俺も佐天さんみたいな素直で純情な子が好きなんだ。」  
下に突き上げる当麻。美琴にやった感覚を思い出すように女性が感じるところを徹底的に責めまくる。  
「な、何これ…凄く感じる。上条さん…あたし…変になっちゃ…あああっ!」  
当麻はいつの間にか涙子のおっぱいを手で掴み揉んでいる。  
もちろん、感じている箇所とタイミングをしっかりと計算しながらセックスマシーン化してきたのだ。  
 
当麻は腰を動かし膣内を掻き回しながら、胸を揉みキスをしまくる。  
その口内をこれでもかと貪りまくる、涙子もその性感に完全に我を忘れ…  
「ああっ…上条さん…もっと…良いの…あああっ!」  
射精感が高まっていき…  
「佐天さん…俺…」  
「出して…あたしも…イ…イク!」  
当麻は射精をした。もちろん新調したコンドームで抑えられているが…  
溢れた精子が繋がった箇所から漏れてきた。  
「凄い感じましたよ。まるで上条さんのが熱いのが奥に入ってきたみたいです。」  
涙子は荒々しく息を吐き快楽の余韻に浸って、お腹をさすりながら中に熱さを感じているみたいだ。  
「もし生だったら確実に妊娠してますよね♪」  
「ハハハ…」  
「もう一回しませんか?」  
「え?」  
当麻はとんでもない要求をしてしまう。四つん這いの格好で突き上げるのである。  
「動物の交尾みたいで恥ずかしいですよ上条さん…ああん…」  
 
そうは言っても涙子のその喘ぎ声と腰の振り方では当麻は説得力無さ過ぎだと思う。  
先のように感じるところをピンポイントに責めまくる当麻。  
「深い所も感じます♪子宮に当たってますよ♪」  
「佐天さんのも熱くてドロドロしてて…上条さんが出したモノですよ…でも出して…」  
涙子も限界が来たようでお尻がビクビク痙攣してるので一気に射精する。  
「出ちゃう!」  
ドクドクドク…  
その膣口には上条が付けていたコンドームが装着されていた。  
「はまっちゃいそう。良かったですよ上条さん癖になりそう。」  
3人は生でしていたのを知らなかった、そのコンドームはスフィンクスが知らずに先端に爪で穴を空けていたで機能しなかったのを。  
2人の少女は数ヶ月も予定の生理が確実に来ない事に驚く。  
それがバレた当麻は黒子、インデックス、神裂、五和、姫神、オルソラ、吹寄に連続コンボのお仕置きを喰らう羽目となる。  
【終わり】  
 
 
 

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