「それはソーセージじゃないんですから! て言うかそれは噛むもんじゃないぞ、丁寧にいじれば練乳状の何かが出るけどね!」
「練乳状……それって美味しい?」
「……俺は知らない。でも人によっては独特な風味と喉越しがクセになるらしいな」
「ちょっと興味あるかも! 噛んじゃダメならどうすれば良いのかな」
「…………。
じゃあまずこの先っちょから舐めたりとかー」
数分後、無事にインデックスのお口へ発射。
「!? んんっ、ん〜〜ッ……」
「はあっ、はぁ……(うわ、エラい量出しちまった)」
「うぇぇっ……何これ、全然美味しくない!」
「咥える前にニオイで気付け暴食シスターさんめ。
まあ何だな。食欲のままに突き進むとロクな事にならないという教訓──」
「……騙された」
「!(しまった、何やらドス黒いオーラが)
いや、その、誰も美味しいなんて言いませんでしたよーインデックスさん?」
「とうまに騙された。美味しい物だと思ったから顎痛くても喉苦しくても頑張ったのに……」
「ちょ、待て待て待て待て!
謝る! 謝るからその磨き抜かれた牙はしまって!」
「とうまぁああああああああっ!!」
「ギャーッ!!」