意思ひとつで虚ろになった紅い瞳の前で少女は下着を脱ぎ去った。
力なくソファにうつ伏せで寝そべっている一方通行はただ打ち止めを眺めている。
ワンピース一枚となった打ち止めは、優しく一方通行の頭を膝に抱き抱えた。
まだ引き返せる、まだ間に合う、そんな警告が打ち止めの頭の隅で鳴り響いているが、手は次の行動に移る。
無防備な一方通行の白い首を一撫でし、打ち止めは黒い電極に赤いリボンの端を結び付けた。
リボンは随分と長く、余った部分が床に垂れている。
「うふ、かわいいねってミサカはミサカは悦ってみたり」
満足のいく出来に警告はだんだんと遠ざかる。
打ち止めはテーブルに置いたトロリと適温に温めたバターに手を伸ばし、指先で一掬い。
舌を出して味見をし、打ち止めは満足そうに肯く。
同じ指にバターをつけ、今度は一方通行の口の中へ。
このぬるく柔らかい口内は、かつて一人の姉妹の指を固い歯で食んでいた。
まだ幼い下半身に熱が集まる。
舌を愛撫するように指を擦り付け、ゆっくりと引きぬいた。
こくりと一方通行の喉が鳴る。
一方通行に咥えさせた指をうっとりとしゃぶりつつ、打ち止めは一方通行の頭を撫でた。
「よしよしってミサカはミサカは指を噛まなかったあなたを褒めてみたり」
打ち止めはワンピースの裾を持ち上げると一方通行に向けて大きく足を開く。
すでに濡れ始めている幼い秘所にバターをたっぷりと塗り込むと、期待に熱い吐息をもらした。
ああ、今、演算を戻したらどうなるのだろう?
そんなことを考えるだけであそこがひくひくと疼いて堪らない。
両手で上手く調節し、一方通行の唇に子宮の入り口を押し付け、しっかりと頭に足を絡める。
光のない濁った目をした一方通行はただただされるがままだ。
柔らかく滑らかな太ももは、彼を若干苦しそうにさせるだけである。
それを承知で打ち止めは笑みを浮かべる。
電極からのびるリボンの端を手に巻きつけ、くいっと引くと囁いた。
「さあ召し上がれってミサカはミサカは強制してみたり」