「上条、様」  
ボロ切れと化した修道服で胸と局部を頼りなげに隠すオルソラをベッドに横たえ  
上条が白い腹の上に舌を這わした。  
「くっ、うん……」  
 子犬のような儚い声に、理性が振り切れそうになる。  
 ビアージオの部下に襲われていた彼女を間一髪で救い出せた上条だったが、敬虔で奥手なオルソラにとって  
 その出来事は看過できるものではなかったようだ。  
 よほど恐ろしい思いをして精神のタガが外れたのか、オルソラは上条の腕に抱かれている間  
 胸板に体を擦りつけるように身を縮めていた。  
「本当にいいのかよ。俺なんかで」  
「あなたでないと、駄目なのです。それに、私の身はもう……」  
「って、あれ、純潔奪われたとかってわけじゃあ」  
 純潔という言葉に反応し、オルソラが恥じらいのあまりに顔を赤らめた。上条も誤魔化すように頭を掻くばかりだ。  
「でも、体をまさぐられて……あの者たちの指が、濡れていて。私は淫乱だと」  
「……あー」  
 そんなのは体の防衛本能だ。そう諭すことは簡単だが、今のオルソラにはなんの慰めにもならないだろう。  
 
「わかった、俺もオルソラのような可愛い子に迫られて我慢できるほど紳士じぇねえ」  
「か、可愛いだなんて」  
「本当さ。だからその、出来る限り優しくするから」  
 そう言って、上条はオルソラの豊かな双乳に手の平を埋める。  
 オルソラの体がピクリと反応した。手足が強張っていたが、上条の手を押し返したりはしなかった。  
 好きな男に身を委ねようと、未知の感触に耐えているのだ。  
 上条はそんなオルソラに愛おしさを感じつつも、指の間に突起をそっと挟み、巧みに動かした。  
 
「んふっ!?」  
 先ほどよりもずっと顕著に、オルソラの腰が跳ね上がった。上条は手に吸いつく乳房を抓み、揉みほぐしていく。  
 段々と動きを激しくしていくに従って、オルソラが辛うじて抑えていた声が大きくなっていく。  
 
「ん……くぅ……はぅん……あふっ、あっ、ああぁ! かっ、上条、さ……ひゃあんっ!?」  
 
 左の乳房を解放し、しかし薄い金色の繁みに指が伸びていた。なぞるように陰毛を掻き分けながら秘裂の境目をわずかに伸びた爪で押し広げ  
 そして小さな突起を探り当てた。  
 
「はっ、はぁっ、だ、ダメ! こ、これ以上……されたら……私、私は一体」  
「怖いか?」  
「……っ、す、少し。でも、上条様にされるのでしたら……」  
 
 健気な言葉に、上条は胸が熱くなるのを感じた。かつてないほどに火照ったオルソラの体を更に熱するべく、幻想殺しの指先を躍らせた。  
 
「ひゃあ、あ、あ、あああああ!?」  
 
 オルソラの突っ張った足がシーツの皺を伸ばし、ギシギシとベッドを軋ませる。  
 包皮に包まれた突起を連続して突き、撫で擦り、膨れてきたところで捩じるように抓み上げる。  
 
「くぅっ……〜〜〜〜〜ぅぅぅううんん!!」  
 
 ほどなく、水音が噴射する音が鳴った。手の平に勢いよく愛液が吹きつけられた。  
 オルソラは上条の手によって、生まれて初めての絶頂を迎えていた。  
 

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