『えっとね、どっちかと言うといじめるのが好きなほうかも。いっつも私が噛んだ回数
と同じくらいの場所に噛み痕つけるんだよ。この前なんか一番敏感なところに歯を立てら
れちゃってすっごく感じ……大変だったんだよ!!』
『そーですねー。割りといぢめられるのが好みみたいですよー?夏休み前に補習と称し
てウチに来てもらった時にですねー、こう、足でぐりぐりするだけで普段よりも大きくなっ
ちゃってですね。その後はもう、ふふふふふふ』
『彼は。確実にS。それも。言葉で責めるのが好きだと思う。この前学校でしていた時
も。「今ここで誰かが通りかかったら、お前の姿だけバッチリ見られちまうな」とか言って
きて。私の反応を楽しんでいたもの』
『あんなのSよS!!それも超が付くほどのドSよ!!いつもいつも私から言わないとしてく
れないし、そういう雰囲気になっても中々触ってくれないし、こっちが我慢出来なくなっ
て泣いて頼んでもギリギリまで触ってこないし……ま、まぁ?その状態から思いもよらな
いタイミングで一気に来るんだけど……』
『あの人は多人数に責められる事を好みます、と経験に即した発言をしてみます。先日
も複数の姉妹と共にお相手する機会に巡りあえたのですが、その際には縛られて動けない
状態からの行為を望まれました、と体の疼きを覚えながらその時の行為を思い出します』
『そ、その、かの少年はですね、ほ、ほうしぷれいなるものが好み……いえ私が相手し
たわけではなくて!そ、そう人づてに聞いた話です!本当で……え、首筋に?そんな目立
つ所には…………っ!?は、謀りましたね!?』
『……えと、あの……彼とはちょっとした事情で、その……なかなか思うようには触れ
合えないんですけど。だから……入れてもらう時は、私の方で迎え入れないと駄目なんで
す。でもまだ慣れなくて、中々上手くいかないんですけど……その光景を楽しそうに見て
いるんです。だから……彼女の言うとおり、いじめるのが好きなんだと思います』
ガゴッ!!……プスプスプス……。
「あーっ!?サ、サーシャちゃぁん!?いきなりなにをするんですかー!!」
「……第一の質問ですが、今の音声は一体なんだったのですか?」
「質問を質問で返すのはいけない事だとおも(ビュン!!)、えーと、この前サーシャちゃ
んが言ってた学園都市で変な影響力もった男の子についての調査結果、かな?」
「第二の質問ですが、誰が調査を行ったのですか?」
「それは勿論私が現地に行って突撃取材してきたのよ♪」
「第三の質問ですが、何で……何で……」
「んん?何々、声が小さくて聞こえないわぁ」
「何で!内容が全部、その、卑猥なモノなのですか!?」
「えー、だってサーシャちゃんが気になるって言うからお姉さんてっきりそういう方面
の話なのかと」
「…………(チャキッ)」
「あ、あらぁ?気に入らなかったかしらぁ……だったら今度は第二段のイギリス清教女
子寮編を、って待って!!そんなおっきいので攻められたら流石に!」
「第一の私見ですが、聞く耳持ちません」
「せ、せめてこっちのカナミンのステッキで――――!?」
アッー!
「第一の疑問ですが、それにしてもなぜ私はこんなにも不機嫌なのでしょうか」
(解答一。私だけのけ者、許すまじ)