「おまっ……それ酒だぞ!」
ルート1御坂美琴
小鳥がいかにも朝ですよとチュンチュンさえずっている。
それで御坂美琴は目が覚めた。上条当麻の腕の中で。
「えっ?」
そして美琴は気付く。――お互いが生まれたままの姿であることに。
散乱するティッシュ。そこから事実を弾き出すのにお嬢様で優等生な美琴でも時間がかかった。
ルート2御坂妹
「アルコールの分解はきちんと行われるので問題はありませんとミサカはじょうきょきょきょう説明します」
「おい待て! 今なんかおかし」
「それよりやっていただきたいことがありますと潤んだ上目遣いをしながらミサカは頼みみみ込みます」
「いや出来ることならするけどさってか本当に大丈――」
にゃんにゃん。
ルート3打ち止め
「わーい初めてのお酒だー! ってミサカはミサカは感激しながら一気飲みをしてみる」
「まだお前にゃ(二つの意味で)早ェンだよ」
「ショボーンってミサカはミサカはお酒を取り上げられて落ち込んでみる……」