テスト前で、今日から向こう2週間は部活動が休みだ。  
一応図書室は解放されているが、  
静かにしてなきゃいけないあの空間はどうにもうちには肌が合わない。  
とりあえず置きっぱなしの荷物を取りに行くために放送室へと向かう。  
誰もいないだろうと思って職員室へ行ったのだが、  
予想に反して鍵はなかった。誰かが先に行っているらしい。  
早く帰れと言う先生方を適当にあしらってから、  
放送室の扉をあけた。  
『あっ、あぁっ』  
目に飛び込んできたのは、女の子の矯正と艶かしい肢体。  
放送室備え付けのテレビの画面に映し出されている。  
「あ、相沢さん……」  
焦りまくっている彼の顔は結構間抜けだ。  
とりあえず、うちは彼に平手打ちをするべくつかつかと歩み寄った。  
 
「……で、その友達が家に置いてたらばれるから預かってくれって言い出して?」  
「それで学校で見つかったらまずいから  
ここならビデオテープもいっぱいあるからばれないかなぁと思って置いてたんだよ……」  
それでどうしてここで見ようって発想になるのだろうか。理解できない。  
テレビ画面では、相変わらず女の子が嬌声をあげている。  
消してしまいたかったが、妙に意識しているようで悔しいのだ。  
そのビデオに出ている女の子は、  
おとなしく内気そうな顔をしているもののなかなかグラマーでそれも悔しかった。  
「やっぱり……男の子ってこーいう子が好きなもんなん?」  
 
「そ、それは、人それぞれだと思うけど」  
人それぞれなら、目の前にいるこの彼はどうなのだろうか。  
『やんっ、あっ、あん』  
なんだか、むかついてきた。  
うちみたいな女の子じゃダメなん? 胸が大きくないと気に入らんの?  
頭の中でそんな問いがぐるぐる回って爆発しそうだ。  
それに……女のうちでもこんな映像見てたら変な気持ちになってくるのだ。  
うちは制服のリボンに手をかけた。  
「あっ、相沢さん!?」  
驚いて硬直している彼にかまわず、下着だけの姿になる。  
上下の色が違うのが気になったが、さすがにこれ以上は脱ぎづらい。  
そして、呆然と立ち尽くしている彼に抱きついた。  
「あ、あの、校内でこれはまずいんじゃないかと……」  
「校内であんなビデオ見てるのはどうなん?」  
言い返すと言葉につまったようだ。  
「それとも、うちの事好きじゃないからなんもしたくないとか」  
「そんなこと……ないよ」  
その言葉に内心ほっとする。  
「だったら、あのビデオと同じような事、できるはずやな?」  
ぎょっとして彼が再び体を硬直させる。  
「できないんか? いっくじなしやなあ。  
普通、女の子から誘ってきたら大喜びで飛びつくもんやで」  
本当は良く知らないけど。  
耳もとで息を吐く音が聞こえた。  
「後で後悔しないでよ」  
本当はちょっとだけ後悔しそうだったが、頷いておいた。  
女の子の喘ぎ声をBGMに彼が背中に手を回す。  
暖かい手がホックを外そうと四苦八苦しているのがくすぐったくて身をよじった。  
 
「う、動かないでよ」  
それでもどうにかホックが外れ、床にブラジャーが落ちた。  
手近な椅子に座った彼に引き寄せられ、肩に手をつく。  
「あっ、あん」  
重力によって下を向いていた乳房を揉まれてびくんとした。  
彼の手のひらで自分の胸が揉まれている光景に更に興奮してしまう。  
だんだんと乳首も固くなっていくようだった。  
「あっ、うんっ、やぁっ」  
そしてその固くなった乳首を手のひらの中で転がし、摘まれる。  
自分で触ったってこんな快感は起こらないのに、どうしてだかとても感じる。  
「相沢さん、一応防音とは言え学校なんだから……」  
たしなめられて赤面する。  
そうだ。仮にもここは学校なのだ。見つかったら停学、いや退学モノだろう。  
そこまで考えて更に興奮している自分に気付く。  
……いやや、うち、こんな事考えて興奮してしまうなんて……  
変態になってしもたんやろか?  
「んっ、あうっ」  
そんなことを考えているうちに片方の乳房を口に含まれる。  
柔らかい舌で先端をいじられ、もう立っていられない。  
足がふらついてしまい、つい彼の膝の上にまたがるような形になる。  
「…………?」  
なにか固い感触。  
ほどなくしてその正体に思い至った。  
おもむろにズボンのチャックをおろす。  
「あ、相沢さん!?」  
「うちばかりされてんのは不公平やろ? 男女平等や」  
ズボンから彼の大きくなったものを取り出し口に含む。  
 
「うわ、ちょっ……」  
少しだけ彼は抵抗していたがすぐにおとなしくなった。  
気持ちよくなってきたようで、だんだん息が荒くなってくる。  
見上げると、少しだけ苦しそうな顔をしていて  
なんだか脚の間がむずむずしてくる。  
「はぁっ、はぁっ……」  
もうどちらの吐息なのだかわからない。  
大体、放課後の学校で大きくなった男の人のものを舐めると言う  
シチュエーションからしていやらしいのだ。  
さっきのビデオの女の子にでもなった気分で、丹念に舌を這わせる。  
ちゅぱちゅぱ言う音が響き渡り、彼の息を吐く間隔は更に早くなってきた。  
「あっ、も、もう出……っ!」  
切羽詰まった彼の声と、何かが勢いよく口の中に飛び込んでくる感覚。  
「ん、んん……」  
出すわけにもいかないので飲み込んだ。  
しかし、飲み込んだ後も喉に絡み付くようで変な感じなので  
口直しに飲もうと思って鞄の中からジュースを出す。  
「……あぁっ!」  
「ど、どうしたん?」  
「もう下校時刻過ぎてるよ、早く帰らないと先生に見つかる!」  
むしろ今まで先生が入ってこなかったのが奇跡的なくらいだ。  
慌てて身支度をして放送室の鍵を手にした。  
「…………」  
しかし、向こうはすっきりしただろうがうちは途中でやめられて中途半端な気分だ。  
彼の手や舌の感触がまだ残っていて、それを思い出すだけで感じてしまいそうだ。  
「ねえ、相沢さん」  
「な、なんや?」  
ぼんやりしていた所に声をかけられて、声が裏返る。  
「今日、俺の家誰もいなくいんだけど……来る?」  
その問いかけに即座に頷いたのは言うまでもない。  
今夜は長い夜になりそうだ。  
 

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