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・・・・・・  
 
「さあ、いわれたとおりに言え」  
黒人が低い声で命じる。  
いつの間にか相棒の黒人は、美寿々にも流暢な日本語を話している。  
 
美寿々は全裸でベッドに横たえられ、おれたち二人の黒人に見下ろされている。  
突然出現した黒人になぶられる、白い いけにえの女性、住吉美寿々。  
常識ではありえない状況だ。  
 
しかし、あらがいながらも美寿々はこの異変には、おどろいていない。  
媚薬のなせるわざか、それとも相棒の黒人が言う「この場」がそうさせるのだろうか。  
 
「・・・・・恐い」  
美寿々が受ける恐怖と羞恥と苦痛、そして快感は現実と変わらないようだ。  
 
ほっそりとした無防備な白い裸体がなまめかしい。  
 
彼女は左手を乳房に、右手を股間にあてがっている。  
 
美寿々が震える口を開いた。  
「み・・・美寿々の・・・お・・オナ・・ニーを・・・・・見て・・くだ・・・さい」  
消え入るような甘い声だ。  
 
おれたちの目の前での、自慰を強制されているのだ。  
 
「ああ、しっかり見てやるぜ。一番恥ずかしいお前を見せてみろ」  
 
美寿々は涙と精液にぬれた顔をそむけ、胸を、股間を、そっと愛撫し始めた。  
 
黒人たちのぎらつく視線を感じ、燃える羞恥に顔やからだ全体を朱に染めている。  
美寿々は、震える細い指で、手で、ひそやかな愛撫をつづける。  
 
今、世界に存在するのは、美寿々の息づかいとシーツの布ずれの音だけだ。  
 
 
やがておれは、美寿々の胸の乳首が、天をむいてやさしく尖っていることに気がついた。  
 
股間からは、指が動くたびに、子猫がミルクをなめる時のようなかすかな水音が聞こえる。  
 
初めはぎこちなかった指の動きが、やがて効果を得るための確かな動きへと変わっていく。  
 
しだいに荒くなる呼吸が、あえぎ声へと変わった。  
「は・・・・はあ・・・あ・・・はぁ・・・・はあ・・・ぁ・・・はあっ」  
 
胸を愛撫する手の動きがしだいに早くなってきた。  
 
それは愛撫というより、乳房をもみしだいている。  
 
眉間にしわをよせ、目を閉じ、切なげな表情で首をゆっくり左右にふる。  
 
白く細い首すじがなまめかしい。  
薄紅色に染まる肌が汗ばみ始め、髪がいく筋かほおにはりついた。  
 
股間の指の動きが、もどかしく快感をたぐりよせようとするそれに変わる。  
 
 
「あ!・・・あぁ・・・・あ!・・・あはぁっ・・・あ!」  
愛撫する手の動きがはげしさを増した。  
 
「ああ・・・だめ!だめッ!」  
身をよじり始める。  
 
「ああっ!ああっ!いやああああ!だめっ!」  
わきあがる快感にあらがっている。  
 
「さあ、股を大きく開け!指を出し入れしているところを見せてみろ!」  
美寿々は命じられるまま、腰を持ち上げ股を開いて見せた。  
 
細い指で音を立てて愛撫する濡れた性器をあらわにする。  
 
「ああ!いやあ!いやッ!・・・・いっ・・・イクッ!ああッ・・・いくっ!」  
あられもなく叫び、びくっと震え、硬直し、そして身体をベッドに落とした。  
 
「はあ、はあ、はあ、はあ・・・」  
紅潮した小さな乳房を上下させ、四肢を力なく投げ出し、無防備な裸をさらす。  
まるで、幼い、無垢な少女のようだ。  
 
「自分の指でイッちまったのか。恥ずかしい女だ、お前は」  
黒人の言葉に、美寿々は恥じらい顔をそむける。  
 
「おまえは毎晩、そんなことをするのか?」  
冷ややかな笑いを含んだ声で黒い相棒が言う。  
 
胸と股間を手でかくし、美寿々は、首を何度か横にふった。  
 
「男たちにむりやり輪姦されるところを想像してするのが好きか?」  
美寿々は、無言だ。  
 
「床に下りろ。犬のように手足をつけ」  
相棒の黒人は、今度は床の上で美寿々を四つんばいになるよう命じた。  
 
「股の間から右手を出せ。今度はオレたちに尻を向けて自慰をつづけろ」  
「イヤ・・・・は・・・はずか・・・しい」  
消え入るような声で答える。  
 
しかし逆らうことも出来ず、黒人に言われるままだ。  
 
白い尻をおれたちの方へむけ、美寿々は全裸で四つんばいになって自慰を始めた。  
 
股のあいだからほっそりとした指が上向きに性器をまさぐる。  
 
きれいなピンクのヴァギナに白い指がのみこまれた瞬間、美寿々は体をそらせ声を上げた。  
「ああっ!」  
あそこがかなり敏感になっている。  
 
「ああ・・・もう・・だめ・・・・できません」  
「続けろ!」ようしゃなく相棒の黒人が強制する。  
 
美寿々は命じられるまま、四つんばいで自慰を続けた。  
 
ぬれた性器に、音を立てて形のいい指が出入りする。  
「あ・・・はぁ!・・・・・あっ!・・・・あああっ!あっ!」  
 
「あの住吉美寿々先生が、こんな淫らな女だとは知らなかったぜ」  
黒人は言葉で美寿々を辱めている。  
 
「そのまま、尻をふってみせろ」  
「い・・・いや・・・ッ」  
 
指をいれた白い尻がぎこちなくゆっくり左右に動く。  
「は・・・あぁ・・・・・っ・・・・い」  
 
やがて身体全体がみだらにくねり始める。  
 
黒人に強制されているというより、恥ずかしさと快感にもだえている。  
「いやっ!・・・あああん!・・・あん!」  
 
「本当に恥知らずな女だ。お前が尻をふってオナニーしている姿を大野事務所の連中に見せてやりたいぜ」  
「ああ!・・・やめて!・・・・ああッ・・・・もう・・・・だめッ!」  
 
「おまえはオナニーをする時、・・・・いいや、今、夢想の中で誰とやっている?」  
「あ・・・・あ!いや!イヤっ!」  
 
「だれに抱かれているんだ?そいつの名前を呼んでみろ!」  
 
「ああ!だめッ!だめっ!」  
美寿々はもだえる。  
 
「相手は誰だ!」  
黒人がほえる。  
 
「たっ、田村!だめ!そんなに激しくしないで!」  
美寿々は叫んだ。  
 
たむら・・・・どこかで聞いたことがある・・・誰だ?  
 
「おね・・・がい・・・ゆるして・・・・もう、やめて」  
あのなんとかいう女優も、男のなぐさみものになったらこんな顔をするのか。  
 
「どうして夢の中まで、私を苦しめるの?」  
美寿々は泣いている。  
「これ以上、あなたを好きになったら、あの人のことを忘れてしまう!」  
 
あの人?・・・たむら?・・・誰のことだ  
 
「あッ・・・あっ・・・ああ!・・・いっ・・・いく、イクっ!いくうううッ!」  
美寿々は叫び、身体をそらせると、床に身体を沈めた。  
 
相棒の黒人はたくましい足を軽く動かし、うつぶせの美寿々の体をころがすように反した。  
「なあに、オレがそいつのことも、ゆとりクン田村のことも忘れさせてやる」  
 
黒人は、肉食獣のように白い歯をむき出しにして笑うと、あおむけに動かない美寿々の裸体を見て言った。  
 
相棒の黒人は、裸の少女を軽々と抱き上げ、ほおり投げる。  
「あっ!」  
白い裸身は、ベッドを軽くバウンドし、あおむけにえびぞり状に横たわった。  
 
黒人はベッドの反対側から、美寿々の両腕を万歳のかっこうで押さえつける。  
 
おれは身もだえしあばれる美寿々の両足を黒い腕でつかみ、下半身の自由を奪った。  
 
「美寿々、お前の夢想を現実のものにしてやる」  
二人の黒人の万力のようなその筋力で、美寿々は身動きすら出来ない。  
 
相棒の黒人は美寿々に、顔を逆さに近づけて言った。  
「これは夢じゃない」  
 
太いくちびるから美寿々の耳に息をふきかける。  
「お前はこれから二人の男になぶられ、犯される」  
 
やわらかな美寿々のほおを、ぺろりと舐める。  
「楽しみだろう」  
 
美寿々は恐怖のあまり目に涙をあふれさせ、陵辱と暴行の予感にふるえている。  
「けだもののような黒人二人の、おもちゃになるんだ」  
   
「お願い、おねがい!やめてぇっ!いやっ!イヤっ!」  
自由を奪われた美寿々は、ただ、むなしく叫び、激しく頭を左右にふった。  
 
つづく  
 

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