「お疲れ様でしたー」
紫の長い髪が、怪しげにゆらりと揺れた。
売れっ子アイドル、藤原ざくろ。
長身・細身で、世の男性女性達を釘付けにしている。
そんな藤原ざくろが…まさか裏であんな事をしているなんて想像も出来ないだろう。
「…ざくろちゃん?この後…分かってるよね?」
帰ろうとするざくろの腕をひしと掴み、呼び止めた。
―――テレビ局の社長だ。
ざくろとの秘密を、この人が握っている。
『また?…まただわ…嫌よもうこんなの…!』
「ほら、仕事が欲しいんだったら…ちゃんと腰振って」
「あっ…いやぁ…ん…もう…ッ」
機材が、息苦しいほど詰められて置いてある倉庫。
ざくろの甘い喘ぎ声が、反響して自分の耳に帰ってくる。
決して豊満とは言えないが、形の良い胸が上下に動いて、
ざくろが腰を動かす度、秘部からグチュリと深い水音が響く。
「ひぁっ…いつま、で…ぁ、っこんなぁ…っ」
「ざくろちゃんが芸能人を辞めるまで…ずっと続くんだよ…」
ざくろはこのテレビ局で仕事をした後、次の仕事を貰うために社長とセックスをしていたのだ。
今までこなしてきた仕事も、この社長とのセックスで手に入れたものだった。
「ひ…あっ!あぁああっ…!」
「ざくろちゃん…っ、も…出る…っ!!」
ぶるりと身を震わせて、ざくろの子宮内に熱い白濁液が注ぎ込まれる。
「あっ、ぁ・・・ふぅ・・・っ」
口端から零れた唾液が、冷たい床に滴り落ちた。
「明日仕事入れておくから、また明日ね…ざくろちゃん」
皆さんは知っていますか?
藤原ざくろの本当の姿を・・・
おわり。