『チュプ、ヌプッ、チュパッ…。』
「…何黙ってんのよ。」
ベッドに腰をかけた俺の股の間にいる金髪は、俺のナニをしゃぶるのを止め、
訝しげな表情で俺の顔を覗き込んで来た。
バツが悪くなった俺は、思わず視線を逸らして「別に…。」と言う。
「ルリ様の事、考えてたんじゃないでしょうね?」
やっぱ金髪は女だわ。
女の勘って奴が鋭過ぎる。
「ち、ちげーよ!」と言ってみせた所で、ついドモッてしまって信憑性ゼロだ。
「ふーん。」金髪は全部察知してながら、納得したかの様に再びナニを口に入れた。
(くっ、さっきよりスゲェ…。)
金髪の舌使い、表情、仕草、どもれが俺を興奮させる。
俺ってこんなにデカかったのかとばかりにナニは、はちきれんばかり怒張していた。
(ヤベェ、このままじゃ俺…。)
『ピシッ』
「イテッ!!」
金髪はナニの先を指で弾き、痛みで俺を引き戻した。
「何しやがんだよ!」
快楽の絶頂の一歩手前で引き戻されるは、寝覚めの悪い朝よりも気分が悪い。
「アンタ、あんな苦いのを昨日みたいに飲ませる気!?」
そう、昨日俺は金髪を初めて抱いた。
お互い初めてだったが俺の方は知識はそれなりにあった為、ついつい調子に乗っちまった。
最初は嫌がってた金髪に無理矢理ナニを口に入れさせ、暴発させちまったってわけだ。
口の中に出されたモノを金髪はどうする事もできず、「ンー、ンー!!」と一分程喚いた後、
最後には覚悟を決めて、涙目で俺を睨みながらゴクリと喉に流し込んだ。
その後、案の定俺は金髪にボコボコにされ、金髪の怒りが静まって結局交わったのは、その二時間後の事だ。
「…また、別の事考えてない?」
「金髪の事を考えてたんだよ!」
「えっ!?」
昨夜の回想なわけだからウソは言ってない。
「昨日、金髪がアンアン喘いでた事。」
「う、うそっ!?私、そんなに…?」
回想は交わる手前までしか行ってなかったのだが、そう言うと金髪は俺の股の間で
ナニを両手で握り締めたまま、顔を耳まで赤くして身を乗り出して聞いて来た。
金髪は興奮してて憶えて無いのか、正確にはウソなんだが、面白いから首を縦に振ってやった。
「何だかショックだわ。私がアンタなんかに…。」
ワザとらしくハァと大きくため息をつきながら金髪が言う。
「それって、どういう意味なんだよ。」
「…こういう事よ。」
フッと金髪の顔が俺の視界で大きくなったかと思うと、
金髪の腕は俺の肩と腰に回され、思いっきり唇を塞がれてしまった。
金髪の柔らかい胸が俺の胸板に押し付けられて、何とも心地良い。
って!!
「き、金髪っ!!ナニ咥えた口でキスするなよ!!」
「ベーッだ。アンタの飲まされる身になってみれば、まだマシでしょ?」
「このっ!!」
俺は金髪を抱きかかえると、そのまま背中からベッドに倒れ込んで
グルリと回転して、仰向けにした金髪の上になった。
「んじゃ、今日は下の口に飲んでもらうぜ。」
「バ、バカッ!!そんな事したら…。」
金髪の慌てた表情も、俺の真剣な顔に当てられたのか平静に戻った。
「ホントに…その…ルリ様じゃなくて良いの?」
コイツってここまで弱い人間だったのかと、思わず躊躇してしまうものの…。
「お前だから、こんな事してんだろ?」
と言ってモノを金髪に宛がうと・・・。
「・・・バカ。」
と金髪はOKサイン。
こうして俺は金髪との二度目の交わりを果たした…。
〜END〜