金髪のファンを名乗る凸凹コンビに連れられて、  
俺は地下世界の中でも大きな街アンダータウンのホテルに来ていた。  
ったく、金髪の奴は能力を使いきってて、一向に目覚める気配はねぇし…。  
お陰でヒマを持て余した俺と銀之助は、でっかい方の女の案内で  
明日はタワーゲートとかいうアンダータウンのシンボルを見に行く事になった。  
小さい方の女は「これでローレック様と二人きりですわ」とか言ってやがる。  
のん気な連中だぜ。  
今頃、ルリが白龍の野郎にどんな酷い目に遭わされているのか分かんねーのによぉ…。  
「ふぁ〜あ、そろそろ寝るかぁ。」  
ホテルの屋根の上でボーっとしていた俺は、風の能力を使ってヒョイッと窓から部屋に入った。  
とっくに夜も遅い時間だが、気兼ねする必要はねぇんだ。  
二人組みの『公司特権』とかいうので無料で一人一部屋借りたらしい。  
ルリを連れ去った公司は嫌いだが、その公司にこんな形で世話になるとはな・・・。  
『バフッ』  
思いっきりベッドに俺は倒れ込んだ。  
太陽の匂いのする布団。  
ここの連中はそんな布団で寝た事もねぇのかな、なんて、ついついノスタルジックになる俺。  
「へっ、俺も詩人だぜ。」  
と仰向けになって恥かしい一人事を呟いてると…。  
『ガチャッ』  
「ルミナさん、詩人なんですか〜?」  
 
「げっ!?」  
いきなりユニットバスのドアが開いて、中から二人組みのでっかい方の女が顔をヒョコッと覗かせた。  
「お、お前…何でここにいんだよっ!!」  
俺は思わずベッドから飛び起きた。  
「え〜? ここって私の部屋ですよ〜。ルミナさんこそ鍵が掛かってたのにどうやって入ったんですか〜?」  
何、俺が間違っちまったのか…!?  
そういや晩飯食って屋根に登った時は、外はまだ夕暮れモードだったし…、暗くなってミスったのか!?  
「そ、それで…お前、何で顔だけ出してんだ!?」  
何とか俺は自分の失態を誤魔化そうと話題を変える作戦に出た。  
「お風呂に入ってたから裸なんです〜っ!! 着替えがそっちにあるんですよ〜。ルミナさん取ってもらえますか〜?」  
は、裸…、女の子の裸…。  
そういや地上にいた頃、一回だけ金髪の裸を見た事あったなぁ…。(小説第一巻参照)  
あれ以来の、2度目の女の子の裸が約3,4メートル先にあるのか〜っ!?  
ってヤベェ…。  
話題を逸らしたつもりが、墓穴掘って妄想モード全開になってまったぜ…。  
「ルミナさん、どうかしました〜?」  
不審に思われねぇ内に、言う事聞いて着替えを取ってやるか…。  
「え〜っ、どこにあんだ…?」  
エミリアが指差した方を探してみるものの、テーブルに在るのは脱ぎ散らかした服と…下着!?  
 
「ありました〜?」  
「うおっ!?」  
いきなりエミリアの顔が俺の頭の横に来ていて、驚きの余りベッドに尻餅ついちまったぜ・・・。  
「お、お前…、服着てないんだろ!?」  
「あれ〜? おかしいな〜、バスローブが置いてないですね〜…。」  
ドモッた俺のセリフが聞こえなかったのか、エミリアは人差し指をこめかみに当てて困ったポーズをしてやがる。  
って、何だ…。一応バスタオルだけは身体に撒いてるのか…。  
「ルミナさん、どうしましょ〜か〜?」  
…すげぇ、この身体のライン…。  
金髪より確実に胸はデカイな…。  
「ルミナさん…?」  
俺より背が高いのは気に食わねぇが、足が長くて綺麗だから、ついつい許しちまうぜ…。(金髪も同じく)  
顔も結構、俺の好みの方だし…。  
「ルミナさ〜んっ!!」  
「うおっ、な、な、何だよっ!!」  
やべっ、コイツの全身をジロジロ見てたのがバレたか!?  
「も〜っ、聞いてなかったんですか〜? 着替えがないんですよ〜!!」  
…金髪相手だったら確実にボコボコにされてた処だが、コイツって・・・結構ドンカン!?  
 
「早く何か着ないと湯冷めしちゃいますよ〜…。」  
や…犯りてぇ…。  
「ゆ、湯冷めしない方法なら…あるぜ。」  
犯っても、知識なさそうだし…大丈夫だよな?  
「ホントですか〜!!」  
押して言い包めれば口封じもいけそうだし…。  
「まぁ、こっちに座れよ。」  
俺が手招きするとエミリアはポンッと、ベッドに座る俺の横に腰を下した。  
「それで、湯冷めしない方法って何ですか〜?」  
『ガバッ』  
「んっ!!」  
俺は無言でエミリアを押し倒して唇を奪った。  
初めての女の子の唇…すげぇ柔らけぇよ…。  
「んんっ…、ルミナさん、いきなり何をするんですか〜!!」  
げっ、さすがに怒られてしまった…。  
「ほらっ、顔が赤くなってるぜ。ちょっとは温まったか?」  
「…そういえば、そんな気がするような〜…。」  
ビンゴッ!!このまま行けそうだ!!  
 
「もっと温めてやるから、よっと。」  
『スルスル…』  
俺は押し倒したエミリアの身体に巻かれているバスタオルを取り去った。  
「ちょっと、ルミナさ〜ん!!」  
「わりぃわりぃ、エミリアだけ裸になってちや不公平だよな。俺も脱ぐわ。」  
と言って5秒で服を脱ぐ俺。  
脱いだものは、さっさとベッドの外に放り投げて、ベッドの上には全裸の俺とエミリアの二人だけだ。  
「これで恥かしくないだろ?」  
「で、でも…これじゃあ二人とも風邪を引いちゃいますよ〜…?」  
よし、裸である事の羞恥心にまで思考回路が回ってない!!  
「ほら、抱き合えば温かいだろ?」  
そう言ってエミリアに圧し掛かる俺。  
「ホントだ〜。…ルミナさん、何か固いモノが当たってるんですけど〜?」  
「これか?」  
と起き上がって、俺はエミリアに怒張したイチモツを見せつけた。  
「な、何ですかコレ〜っ!?」  
まじまじとイチモツに顔を近付けて観察するエミリア。  
「あの〜、さわってみても良いですか〜?」  
「おぉ、良いぜ。」  
 
「わぁ〜、固くて温かいんですね〜♪」  
エミリアは両手で俺のイチモツを掴みながら、目を輝かせて言った。  
しっかし、まじで知識ゼロなんだな・・・コイツ。  
「なぁ、コレを口に入れてみてくれよ。」  
「これをですか〜?」  
「そうしてくれると俺、嬉しいんだけどな…。あっ、歯は立てるなよ?」  
「ハムッ…。ンム…ンッ。」  
言ってる側からエミリアはイチモツを咥えてくれた。  
スゲェ…メチャ舌が温かくて柔らけぇ…。  
キスよりも何倍も良い感じだぜ…。  
「ンッ…ンッ…ンッ…。」  
ヤベッ、エミリアの奴、頑張って俺のイチモツを・・・。  
これじや出ちまう…。  
出ちまったら、あれの弁明が面倒になっちまうぜ!!  
「もう良い…、もう良いんだ…。」  
「良いんですか〜?」  
俺はエミリアの頭を抱えて、イチモツから顔を上げさせた。  
「おっ…。」  
エミリアの唇とイチモツの先端が唾液で糸を引いている…。  
こ、こりゃもう辛抱たまらんっ!!  
 
『ガバッ』  
「きゃっ。」  
俺は再びエミリアを横たえると、エミアリの耳元で囁いた。  
「燃え上がるくらい、熱くしてやるぜ。」  
俺は有無を言わさず、エミリアの首筋を舐めた。  
「あっ…。」  
そのまま舌をツーッと胸まで移動させ、片方の山の突起を口に含んだ。  
「ルミナさん…赤ちゃんみたい…。」  
げっ、知識がねーからって赤ちゃん扱いかよっ!!  
だがイチモツが今にも暴発しそうだ…、胸ばっかり攻めてられねぇっ!!  
「ヒャッ!!くすぐったいですよ〜…。」  
俺は舌を脇腹からヘソに移動させ、一気にエミリアのそこに…。  
これが女のっ…!!  
「ルミナさん、ダメですっ!!」  
「ん…?グオッ!?」  
エミリアの割れ目に俺の舌が達した瞬間、エミリアは長い足で俺の頭を挟み込んだ。  
「恥かしいです、ルミナさんっ!!止めて下さい、ルミナさんっ!!」  
ぐおっ…、なんて力だ…。  
ギリギリと頭が絞めつけられて…、息もできねぇし…止めてくれってのはこっちのセリフ…。  
『ドンドンドンッ』  
俺は渾身の力でベッドを叩き、ギブを伝えた。  
 
「あれっ?ルミナさん?だ、大丈夫ですか〜っ!?」  
「ハァ、ハァ、死ぬかと思った…。」  
「あわわっ、な、何て言っていいのか…。すいませんでした〜…。」  
エミリアは畏まって、いそいそと正座して俺に頭を下げた。  
「…。」  
意地悪な俺は胸を張って、背中を丸めて頭を下げるエミリアを見た。  
「あの〜…、あわわっ!!」  
エミリアはヒョコッと視線だけを上げて俺を見たが、  
俺が腕組みをして厳しい表情をしているのを見て、さらに頭をふかぶかと下げた。  
「ぷっ…。気にしてないぜ、エミリア。」  
「ルミナさん…、許してくれるんですか〜?」  
げっ、頭を上げたエミリアは、うっすらと目に涙を浮かべちゃって…。  
わりぃ事しちまったかなぁ…?  
「ああ。まぁ、俺も焦っちまってたからな・・・。」  
「ル、ルミナさんの言う通り、何だか寒くないですよ〜!!」  
エミリアは何とかして話題を変えようと思ったのか、最初の話題に返しやがった。  
こりゃ、好都合だぜ。  
「んだろ?でも俺は、寒くないってだけじゃなく、熱くしてやるって言ったんだぜ。」  
「熱くですか〜?」  
「さっきの事、悪く思ってるんなら最後まで付き合ってもらうぜ?」  
「は、はいっ!!」  
 
俺は再び優しくエミリアをベッドに横たえた。  
今度はいきなり、エミリアのそこに手をやった。  
「ルミナさんっ!!」  
「恥かしがる事ねぇよ。エミリアだって俺のここ、しゃぶったじゃねぇか。」  
と言って俺はヌンッと相変わらず大きいままのイチモツを指差す。  
「お、お相子という事ですか〜?」  
「まぁ、そういう事かな?…よし、一応濡れてるみたいだな。」  
指についたエミリアの愛液を確認すると、俺はイチモツをエミリアに宛がった。  
「これからコイツをお前の中に入れるぜ?」  
「何なんですか〜!?」  
突然言われて訳が分からんという感じのエミリア。  
「熱くなるためだって。それに男と女にゃ、避けて通れねぇ道なんだよっ!!」  
俺もまた、訳の分からない言い訳をしてしまう。  
犯りたくて、興奮し過ぎて、もう頭ん中がメチャクチャなんだよっ!!  
「避けて通れない道…。分かりました、ルミナさんっ!!」  
うおっ、アッサリ納得しやがった。  
今の俺の思考状態とエミリアの思考回路は相性が良かったりして・・・。  
ってもう待ってらんね〜っての!!  
「行くぜっ!!」  
正常位になって、俺は一気にイチモツを入れようとしたが先端が入ったトコで阻まれた。  
「力を抜け、エミリアっ!!」  
「…はいっ!!」  
 
俺たちはタイミングを合わせて、一気に根元までイチモツをエミリアの中に収めさせた。  
「大丈夫か!?」  
エミリアと一つになれた安心感から、相手を思いやる余裕ができた。  
「は、はい…。ルミナさんこそ…気持ち良いですか〜?」  
エミリアの中は俺のをやんわりと、それでいて搾り取ろうとキュウキュウと締め付けてくる。  
「あぁ、エミリアの中は最高だぜっ!!って俺も初めてだから比べられる訳じゃねぇけどよぉ…。って、あれ?」  
気持ち良いですか、って何だ…?  
確かエミリアは知識が無かったんじゃ…。  
…ひょっとして…、まさか!?  
「えへへ、私たち初めて同士でエッチしちゃいましたね〜。」  
「いっ!?」  
知ってたんか〜〜〜〜っ!!!!  
「わ、分かってたんなら…何で止めなかったんだよっ!!」  
今更にしてアホな質問をしている俺。  
「ルミナさん、私が何も知らないと思ってたんですか〜?」  
うっ…、知らないと思ってたから、騙し犯りしようと思ってたなんて言えるかよっ!!  
「それは、その…。」  
『チッュ』  
「えっ?」  
合体したままうろたえている俺に、エミリアは優しくキスしてくれた。  
「ルミナさん、熱くしてくれる約束を忘れてませんか〜?」  
 
「あっ…、お、おうっ!!忘れてるわけないぜっ!!」  
「それじゃあ、優しくして下さいね、ルミナさんっ!!」  
すっかりコトの主導権を奪われた俺は、ゆっくりとエミリアの中を行き来しだした。  
エミリアってば、初めてのクセに身体は感じちまってるようで突けば突くほど潤ってくる感じだ。  
「やべっ、これじゃスグ出ちまいそう…。」  
言わんで言い事をつい言ってしまった俺は、腰の動きをスローペースにしてエミリアの唇を貪った。  
「ンッ…。」  
俺の唾液を流し込むと、エミリアはそれをコクコクと喉に流した。  
次に片手でエミリアの胸を揉みしだきながら、片方の先端をきつく吸い上げた。  
「アァッ、ルミナさんっ!!」  
「ぬおっ!?」  
思いっきり感じたのか、エミリアは俺の背中に腕を回し抱きしめて  
次の瞬間、俺のイチモツはこれまた思いっきり締め上げられて…。  
『ドピュクッ、ドグンッ、ドクン、ドクッ、ドクッ…』  
くぁ〜…。  
お、俺は早漏じゃねーぞ…。  
エミリアの中が気持ちよすぎるだけだぞ…。  
って出してからヤヴァイ事に気付いた。  
「す、すまねぇ…。」  
さすがに中に出すつもりはなかったのだが…つい…。  
「ルミナさん、エッチってこれで終わりなんですか〜?もう少ししましょうよ〜。」  
・・・ハァ!?  
あのー、中に出しちゃったんですけど…分かってます?  
 
「それに〜、さっきのルミナさんの顔、すっごく可愛かったですよ〜♪」  
「さっきの…顔?」  
「何だか、うっ、て何か解放されたって感じで、ドキドキしちゃいました〜。またさっきの顔して下さいよ〜。」  
また中出しをしろと仰るので…?  
ひょっとして…。  
「中出ししたの気付いてなかったのか?」  
「そう言えば、さっき中でルミナさんがギュッギュッってしてた様な〜。それで、中出しって何ですか〜?」  
アウチッ!!  
ボケボケエミリア、エッチという行為を知ってるだけで、それが何なのか分かってねーのかよ!?  
うおー、小首を傾げちゃって、素で?マークを顔から飛ばしてるし…。  
こうなりゃヤケだ!!  
出来ちゃっても知らねーよ、悪いのは何も知らないエミリアだっ!!  
「ルミナさん、エッチしましょうよ〜。」  
「わーったわーった。今夜は寝かさねーからなっ!!」  
俺はエミリアを突いた。  
突きまくった。  
そして中出ししまくった。  
イチモツから血が出るんじゃねーのと思うほど中出ししまくった。  
そして…。  
 
「こいつで…、最後だぜっ!!」  
「ルミナさんっ!!」  
『ドピュグッ、ドビュッ、ドグンッ、ドピュッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ…』  
完全に俺とエミリアは一緒にイケるコツを掴んじまって、途中に休憩を挟んだが全部で13回中出しした。  
休憩中も抜く事なく朝までずっと繋がってたので、結合部はドロドロのグチョグチョだ。  
ま、若い俺だから可能だったのかもな。  
「ハァ、ハァ、ルミナさん…。」  
「満足か、エミリア?」  
うほっ、寝てないのもあるかも知れんが、トロンした目をしちっゃて…。  
もう俺無しじゃ生きて行けない身体になっちまったんじゃねーの?  
「名前…、どうしますか〜?」  
「ん?名前?」  
何の話してんだ?  
「名前ですよ〜。」  
・・・い゛!?  
「赤ちゃんの名前ですよ〜。」  
なんですと〜〜〜っ!?!?!?!?  
「お、お前…中出しって知らねーんじゃなかったのかよっ!?」  
「それは知りませんけど〜。エッチしたら赤ちゃんができるんですよね〜?」  
ウッソ〜ン!?  
マジェマジェマジェ!?!?!?  
「責任、取って下さいね〜♪」  
こうして俺は若くして、姉さん女房を持つ羽目となってしまった。  
〜完〜  
 
 

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