「・・・なぁ。」  
俺はこの空気に耐え切れずに切り出した。  
「どうすんだよ?」  
「どうするって…アンタが言い出したんでしょ!!」  
って具合で、俯いていた金髪もどうすりゃいいのか分からんらしい。  
どういう事かというと、俺は金髪に勢いで「ヤラセてくれ!!」って言っちまったんだが、  
意外や意外、金髪はアッサリとOKしちまったってワケだ。  
それからお互い順番にシャワーを浴びて、バスローブ姿でベッドで向き合って  
何もないままに、かれこれ30分は過ぎてしまっている。  
しかし簡単にOKするなんて、ひょっとしてコイツ前から俺に気があったのか?  
俺にはルリがいるのによぉ、モテル男はつらいぜw  
 
「アンタねぇ、さっきから何ニヤニヤ1人で笑ってんのよ・・・。」  
「ん、んなことねぇよ!!」  
「ったく・・・。」  
何だ、いまの「ったく・・・。」というのは?  
これは金髪が俺を待っていると判断すべきなのか!?  
それにしては金髪の奴、さっきから俺と全然視線を合わそうともしやがらねぇ・・・。  
どういうつもりなんだよ・・・ホントにOKなのか!?  
 
「くしゅっ!!」  
「ん、風邪か?」  
「バカッ!! いつまでも、こんなカッコでボーっとしてるから湯冷めしたじゃないのよ!!」  
これはつまり、遠まわしに「抱いて温めろ」と訴えているのか?  
直接的な表現が下手クソだなんて・・・金髪はやっぱ処女だなw  
 
「アンタ・・・ひょっとして怖いんじゃないの?」  
「イィッ!? な、何がだよっ!?」  
「女の子をどう扱っていいのか、わからないんでしょ?」  
「ぐっ・・・んなハズねぇだろ・・・。」  
金髪の奴、結構鋭いじゃねぇか。  
 
「じゃあ早く抱きなさいよ。抱きたいんでしょ?」  
何だ!? 処女かと思ったのに急にこの態度とは・・・。  
俺は淫乱女に騙されてたのか!?  
いや、これはきっと強がりだ・・・だが金髪は俺を求めているに違いないw  
ここはそうだな・・・ちょっと強引に行ってみるか?  
って強引も何も全部が初めてなんだけどなw  
 
「後悔すんなよ。」  
こうなったら肉欲のままにヤッてやるぜ!!  
俺はオズオズと金髪に近づいて、ローブを脱がそうと・・・。  
 
「ホントに私で良いの?」  
「へっ?」  
「ルリ様じゃなくても良いのね?」  
あ、いや・・・肉欲のままに・・・。  
 
「アンタに抱きたいって言われて・・・私、勘違いしてた事に気付いた・・・。」  
ハァ!?  
「ルリ様の中でアンタの存在が大きくなって・・・、でもホントに私が嫉妬してたのはルリ様にだった・・・。」  
げっ・・・金髪、泣いてる?  
「アンタが私の事を思ってただなんて・・・。」  
だから肉欲のままになんですけどぉ?  
「アンタに・・・私の全部をあげるわ。」  
じゃ、いただきます・・・。  
 
こうして俺は金髪で脱童貞をした。  
 
 

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