「チェルシーさん!?ちょっと待っ・・・ひぃっ!」  
チェルシーは出したソレを口に入れた。  
「ん・・・んふっ・・・んっ・・・」  
口の中でうごめいているものも気にせず、ピストン運動させるチェルシー。  
「ううッ・・・チェ、チェルシーさん・・・何を・・・」  
銀之助は赤面しながらも、気持ちよくなっている自分に気づいた。  
(これが・・・)  
こんなことなどもちろん初めての銀之助。  
そして、昼間のチェルシーからは到底考えられない言動のギャップに、  
銀之助は戸惑いつつも、気分が高まる。  
そのときである。急にチェルシーが動きを止めて顔を上げ、銀之助の顔を見た。  
チェルシーは赤面していた。戸惑っているように見えた。  
「え!?・・・私、何してんの!?」  
「チェ、チェルシーさん?」  
チェルシーは顔だけ横を向いて、少し考えると、  
「・・・私がこんなに寝ボケが激しいなんて・・・」  
「もしかして・・・やっぱり寝ぼけてたんですか!?」  
心なしか銀之助の声が高ぶっていた。  
 
(・・・あれだけすごかったのに・・・)  
チェルシーは考えていた。  
(・・・メガネ君、さっき顔見たときすごく気持ちよさそうな顔してた・・・)  
(ここまでしたのに、このままにしてたら可哀そうね・・・)  
そして、チェルシーは乱れた髪をかき上げて、  
「・・・しょうがないわね。ちゃんと最後までしてあげるわ・・・初めてだけど。」  
「え!?今度は寝ぼけてないんじゃ・・・って初めてなんですか!?・・・うひぃっ!」  
「しーっ!あまり大声出さないの!!ルミナ起きたらどうすんの?」  
「す、すみません・・・ううッ・・・」  
再開してしまった。が、一分も経たないうちに、  
「うわっ!チェルシーさん!も、もう出ちゃいます!!」  
「!?・・・ケホッ!ケホッ!ア、アンタ早すぎるわよ・・・」  
どうやら、寝ぼけのときにふくらんだ気持ちがすぐに爆発してしまったようだ。  
 
「ご、ごめんなさい・・・」  
暗い顔をして、銀之助は謝った。が、チェルシーはその顔を見て、ちょっとイジワルしてみたくなった。  
「アンタだけ気持ちよくなるのはずるいわ。ま、アンタが私を気持ちよくさせてくれれば許してあげてもイイけど」  
チェルシーは銀之助が嫌がると思っていた。が、  
「・・・わかりました。できるだけ、頑張ります」  
「え!?ちょっと!いいの?それで!?ってまだ心の準備が・・・ひゃぁ!」  
すでに銀之助は覚悟を決めていた。  
銀之助はチェルシーの下着を丁寧に下ろし、自分のモノを入れていく。  
「出来るだけ・・・僕が気持ちよくさせますから・・・」  
銀之助はゆっくりとしたペースでピストンさせる。  
「・・・けっこう痛いわ・・・でも、気持ちいい・・・」  
チェルシーは、初めての快感に浸っていく。声も色気づいていく。  
「あっ・・・んんっ・・・はぁっ・・・」  
そして銀之助はふいに強く一突きした。  
「ああぁっ!!」  
チェルシーは処女を失った。  
「チェルシーさん、まだ痛いですか?」  
「ううん、大丈夫。かなり薄れたわ」  
「・・・じゃぁ、いきます!!」  
そういった銀之助は、今までより激しく腰を上下させた。  
 
「んあっ・・・あぁっ・・・!はぁっ!あぁん!」  
チェルシーの声は絶頂に達しようとしていた。  
そして銀之助も、  
「チェルシーさん!も、もう出ます!!」  
「あぁっ!んあっ!はぁん!だ、出して!!中に出して〜!!!」  
「え!?うわっ!も、もうダメですっ!!で、出るぅっ!!くっ!!!」  
「ああっ!!!ふぁぁんっ!!!あぁぁぁっ!!!!」  
チェルシーの声の響いた後、しばしの沈黙。そして、銀之助はイチモツを引き抜き、  
「・・・ふぅっ。・・・どう・・・でした?ボクの。気持ちよかったですか・・・?」  
チェルシーは呼吸を整え、息をついた。  
「ええ。けっこう良かったわ。・・・初めての相手がアンタだなんて、何かビミョーだけど。」  
と、言い終えた直後に、チェルシーは何かに気づいた。  
何と、そこにはそっぽをむいて耳まで真っ赤にしたルミナがいた。  
 
「な!?ア、アンタ・・・いつから起きてたのよッ!?」  
チェルシーが怒鳴った。  
「・・・銀が『もうだめです!出るぅっ!』って言ったぐらいから・・・」  
「・・・・・・」  
銀之助はうつむいて、黙り込んでいた。  
「・・・へっ!お前らがそーゆー仲だったとはな!!」  
その後すぐに、  
「銀之助!オマエすっげェスケベ野郎だったんだな!!」  
馬鹿にするようにルミナは言った。  
「・・・・・・」  
何も言えなかった。  
「だいいち、やらしいんだよ!お前ら!そりゃぁ、そーゆーことは自由だけどよ、  
 何もオレの前でやるなよな〜・・・」  
チェルシーは、ついに怒った。  
「・・・うるさいわねッ!!何もアンタの前でやってるつもりは無いわよッ!!」  
「あぁ、そうかそうか!じゃあ、おめーらもう一回やったらどーだ?おらぁもう寝るぜ!  
 あんまり大声であえぐなよ!じゃあな!」  
そういうと、背を向けてまた眠ってしまった。  
 
 
翌日から、ルミナは二人を疑いの目で見て、  
「赤ん坊できたか?ギ・ン・パ・パ!!チェ・ル・マ・マ!!」  
と、ふざけて言うようになった。  
・・・当の二人の仲は、なぜか深まったらしいが。  
        
     ――――――――――完――――――――――  
 
 

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