「うーん・・・」
銀之助はうなりながら上半身をベッドから起こした。
「・・・トイレ」
夜中。静かな宿の一室。ルミナ一行はとある町の宿に泊まっていた。
あいにく一部屋しか空きは無かったため、ベッド二つの部屋に三人で泊まることになってしまった。
(―――起こさないようにしないとな)
ルミナは床で、チェルシーと銀之助はそれぞれのベッドに寝ていた。
「ふぅ」
そしてトイレを済ませた銀之助はまた部屋に戻ってきた。
隣のベッドではチェルシーが寝息を立てている。
つい見てしまった銀之助は、息をのんだ。
(す、すごい寝相・・・)
ふとんだけではなく、スカートまでまくれあがって淡いミントグリーンの下着が丸見えになっている。
顔がこの上なく真っ赤になってしまった銀之助は、
(と、とりあえず、直してあげよう。風邪ひくかもしれないし。)
そっと近づき、布団をかけ直そうとしたとき。
「なにすんのよッ!」
チェルシーの足がバネのように跳ね上がった。
「ひぇぇッ」
銀之助は間一髪でそれをかわした。
と、そのとき。
「わ、わぁっ!急に来たから・・・うわぁっ!」
銀之助は、爪先立ちでそれをかわしたため、バランスを崩し、チェルシーの上に寝転がってしまった。
(し、しまった・・・こ、殺されるぅ〜!!!)
「・・・アンタねぇ・・・」
「わぁっ!チェルシーさん!これはアクシデントで・・・」
「・・・そんなにあわてるなら、こんなことしないでくれる?・・・」
「・・・え?」
(まさかチェルシーさん、勘違いを?っていうか、寝ボケてない?)
確かに目がうつろである。
「・・・心配しなくてもいいわ。私が教えてあげる・・・」
「!?」
銀之助は唇を奪われていた。
そしてチェルシーは銀之助のズボンのチャックを下ろして、さっきのキスで大きくなっていたイチモツをそこから出した。
「チェ、チェルシーさん!?」
「・・・しっかり教えてあげるからね・・・メガネ君・・・。」
・・・そして銀之助の未体験の快楽の夜は更けていった・・・。