ルリ様が私に心を開くようになってしばらくが過ぎた。  
以前のように夜を共に過ごす日々は続いているのだが、  
少し、ルリ様の様子が変わって来たのだ。  
「チェルシー、まだ起きてる?」  
「はい…。ルリ様、どうかなさいましたか?」  
また、今夜も始まるのか…。  
「うふふっ♪」  
ルリ様は私に抱きつき、私の胸の谷間に頭を埋めた。  
「あっ!!」  
私はルリ様の吐息にゾクリとし、思わず声を上げた。  
先日から、ルリ様の希望で私は裸で寝ているのだ。  
「チェルシーの胸、大きいね。」  
「ルリ様…。」  
ルリ様は人が変わってしまった。  
いや、これがルリ様の本当の姿だったのかもしれない。  
「チュッ。」  
んっ…。  
ルリ様は得にキスがお好きだ。  
小さな、それでいて力強い舌が私の口内を蠢いている。  
それまでキスの経験すらなかった私も、今では虜だ。  
 
すぐに私は心地よさで、目の焦点を合わせる事すらできなくなる。  
「チェルシー、すごく綺麗…。」  
ルリ様の言葉で、ようやく私は我を取り戻した。  
私はルリ様を見つめ、ルリ様も私と視線を合わせる。  
「チェルシーは私だけ見てくれるよね?」  
ルリ様の表情に影が落ちる。  
いつもこうなのだ。  
ルリ様は私に甘え、そして急に寂しそうな顔をする…。  
その事からルリ様の過去に何かがあったという事は容易に推測される。  
「はい、私はルリ様の御傍を離れたりしません。」  
私は優しく、ごく自然に笑顔でそう言った。  
私もルリ様と出会って変わったのかもしれない。  
以前の私なら、このような顔はできなかっただろう。  
「チェルシー…、チェルシーは私のモノだから。」  
ルリ様はそう言うと私に仰向けになるよう示すと、私の上に乗った。  
まだ思春期であろう少女の身体は、女の私には苦にならない程度の重みを与えてくれる。  
 
「愛してる、チェルシー…。」  
小柄な少女は私の胸の先端を口に含んだ。  
「アンッ!!」  
小さな口の中で小さな舌が私の一部を優しく弄ぶ。  
私は少女の頭を優しく抱き込み、少女の行為を見守った。  
「ルリ様…。」  
私がルリ様の名を呼ぶと、ルリ様は口を離し上目遣いで私を見た。  
そして…。  
『クチュッ』  
「あっ…。」  
私の上げた声を聞き、ルリ様は小悪魔のような笑みを浮かべていた。  
「チェルシー、感じてるんだ…。」  
ルリ様は私が何かを言う前に、細い人差し指を私の中に少しずつ入れてきた。  
「ル、ルリ様…指を入れないで下さい…。」  
「ダーメ♪」  
私の声を聞き入れず、ルリ様は指の挿入を続けた。  
「ィッ!!」  
ルリ様の指が私の純潔に触れた。  
 
「ルリ様、もう許して下さい…。」  
私はルリ様に哀願した。  
ルリ様は無言のまま私から指を引き抜くと、今度は側の突起に触れる。  
「チェルシーに気持ち良くなって欲しいの…。」  
ルリ様は親指と人差し指でキュッと、それを抓った。  
「あぁっ!!」  
そして今度は優しく人差し指の腹で撫でてくれる。  
それを繰り返しながら、ルリ様は再び私の胸を吸った。  
私の敏感な二箇所を交互に優しく、そして強く刺激するルリ様…。  
ルリ様の行為に、私は再び我を忘れ快楽に酔いしれていた。  
私の上げる喘ぎにルリ様は満足そうに微笑み、私の下への刺激を増して行く。  
「チェルシー、私が受け止めてあげる。」  
「アァーッ!!」  
 
「またベッドが汚れちゃったね。」  
頭の中が真っ白になった私は、いつものセリフを繰り返した。  
「すいません、ルリ様…。」  
「イケナイ子…。チェルシーは私でないとダメね。」  
「はい、ルリ様…。」  
こうして私の夜は更けて行くのだ…。  
 
 

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