ボクたち『チーム銀』は地下闘技大会の決勝リーグ進出を一番に決めたんだ。
そして大会本部から割り当てられた高級ホテルに滞在する事になったんだけど…。
「決勝まで一週間も、何をすれば良いんだよ〜っ!!」
そうなんです。
僕たちの決勝リーグ進出が決定しても、まだ他のチームは決まってないところがあって
そのお陰で決勝リーグの開始日時まで、まだ一週間もあるんです…。
「はぁ、翠先生はヘキサさんの所に戻っちゃうし、羅麗さんはすぐに一人でどこかに行っちゃうし…。」
残りのジルハーツさんと、エミリアさんは…。
「せんぱ〜い、それ〜♪」
『バシャッ』
「プワッ…、やったわねエミリー!!今度はコッチから行きますわよっ!!」
『バシャッ』
「へへ〜ん、当たらないですよ〜。」
「ちょっと、避けるのは無しですわっ!!」
という感じで高級ホテルの高級プールで子供みたいに遊んでばかりだし…。
えっ、ボク?
え〜っと、それはその…。
「銀之助さ〜ん、一緒に遊びませんか〜♪」
「外に向かってボーッと立ってないで、メガネ君も水に入りなさいよーっ!!」
ルミナじゃないけど、ボクも水着姿の女の子に免疫がないのに〜!!
助けて〜、ルミナ〜っ!!
って女の子にあっさり腕を引っ張られるボク…。
はぁ、ルミナと一緒に少しは身体を鍛えておけば良かったかな〜?
「ほら、何グズグズしてますのっ?」
「いらっしゃいませ〜、銀之助さん♪」
・・・これって、二人ともナイスバディというヤツなのかな…?
胸も大きいし、腰も細くて、何よりアンダーグラウンドの女の子は肌が綺麗みたいだ…。
これはすごい発見だよ、ルミナ〜っ!!
『バシャッ』
「うわっ!!」
ジルハーツさん、プールに引きずり込むなりボクの顔に水を〜っ!!
「アンタねぇ、プールに入る時までメガネかけててどうしますの?」
「そ、そんな事言われても…。」
メガネを外したら二人の肉体を観察…じゃなくて、何も見えなく…。
『ヒョイッ』
メ、メガネが!!
「ワ〜ッ。銀之助さん、メガネを外した方が可愛いですね〜♪」
「ねっ、言った通りでしょ、エミリー?」
もしかして、ボクって遊ばれてるんじゃ…!?
それよりメガネがないと何も見えないよ〜っ!!
「エミリアさん、メガネを返し…うわっ!!」
『ツルッ…ポヨンッ♪』
うわっ、バランスを崩して顔面からエミリアさんの胸の谷間に〜っ!!
「ご、ごめんなさいっエミリアさんっ!!」
「銀之助さん、大丈夫ですか〜?」
あれ、怒ってないや…。
エミリアさんって優し…。
「エミリーに何やってんのよっ!!」
『ドボーンッ』
「モガモガッ!?」
ジ、ジルハーツさんって…厳しい…や…。
「あ、あら?メガネ君…?」
「プカーって浮かんだまま起きあがりませんけど…。大丈夫ですかぁ、銀之助さん!?」
ダメだ…意識が…。
「エ、エミリー、はやくメガネ君を!!」
「あぁっ、水を飲んでるみたいです!!えーっと…こういう時は…。」
―――あれ…何だか…唇に………ガクッ。(気絶)
「―――にかく、メガネ君がこのままだと大会本部に連絡を…。」
あれ…ここは、えーっと…?
「あら?メ、メガネ君が気がつきましたわ、エミリー!!」
「ホントですか〜っ!?」
ジルハーツさんとエミリアさんがボクの顔を覗き込んでるけど…。
「ど、どうかしたんですか…二人とも?」
えーっと、メガネメガネはと…。
「あっ、メガネはこれです。」
「どうも…。(カチャ)…えっ、エミリアさん泣いてます?」
それにボクは何でベッドに寝てるんだろ?
それも裸で…。
ってハダカじゃないかーっ!!
「わーっ、何でボク、裸なんですかーっ!?」
シーツを掛けられてたとは言え、二人に見られてたりしたら…。
「そ、それは…仕方ないでしょ!!アンタの部屋に着替えを取りに行く余裕なかったんだから。」
「えっ!?」
「覚えてないんですか?銀之助さん、プールで溺れちゃったんです…。」
そういえば…。
でも、あれって溺れたというより、溺れさせられたというか…。
「で、私たちの部屋で寝かせてたってワケですわ。濡れたままだといけないから水着は脱がせましたけど…。」
「それで裸だったワケですか…。」
「そういうコトですわ。」
「…見ました?」
「し、仕方ないでしょ!!ベッドを水浸しにするわけにもいかないんだし!!」
「脱がす時は苦労しましたよ〜。水分を含んでるから、なかなか脱げなくて。二人掛りで何とか…。」
「エ、エミリー!!そんなコト説明しなくて良いのっ!!」
つまり二人ともにボクのは見られちゃったワケね…。
もうお婿に行けないよ〜、ルミナ〜ッ!!
「…あれ?銀之助さんのココ、腫れてませんか?」
えっ?溺れただけで、ドコも打ったりはしてなかったと思うけど…ってソコは!?
「ほらココ、さっき水着を脱がした時はヘンなのが付いてただけなのに、今はこんなに腫れてます。」
「エミリーさん、そこは…。」
「エ、エミリーは知らなくても良いのよっ!!アンタも何大きくしてんのよっ!!」
「えっ、こ、これは寝て起きた時は…えっと…。」
ジルハーツさんは知ってて、エミリアは知らないみたいだけど、
どうせなら二人とも知ってた方がまだ空気的にマシだったような…。
じゃなくて、えーっと…ど、どうエミリアさんに説明すれば……。
「とにかく早く冷やさなきゃ。えいっ!!」
うわっ、エミリアさんがいきなりシーツを!!
「エ、エミリー!?」
…エミリアさん?
何だか、ジーッとボクのを見てるけど…。
「先輩、これって何ですか…?」
「ど、どう説明言えば良いのかしら…。エミリー、保健体育の授業がある日、アナタ学校を休んでたわよね?」
ジ、ジルハーツさん、一体何を言い出してるんだろ?
「保険体育ですか〜?そういえば風邪で何度かお休みしたような気が…。」
「その日にみんなは習ったコトなんだけど…。」
どうやらエミリアさんは保健体育での性教育の授業を風邪で休んでいたらしくって、
今でも性に関する知識が全然無いというコトのようだけど…。
ってジルハーツさんがエミリアさんに性教育の講義を始めちゃったよ〜!
「―――というワケですわ。」
「これがその、ペ○スなんですか〜っ!?」
うわ〜っ!!
「エ、エミリー、声が大きいですわっ!!女の子が大声で言う単語じゃなくってよ!!」
「すいません…。」
「って、アンタもいつまでも大きくしてるんじゃないわよっ!!」
『バシッ!!』
「イテッ!!そ、そんなコト言われてもジルハーツさんの説明を聞いてたら小さくなるモノも小さくならないよ〜。」
「先輩、コレって射精すれば役目を終えて小さくなるんですよね?」
「や、役目って…。まぁ、そういうコトらしいわね。」
「…銀之助さんに出させてあげませんか〜?」
イィッ!?
「エミリー!?ア、アナタ分かって言ってますの!?」
「でも大きくなったのは私たちが原因ですし…。このままじゃ銀之助さん、ズボンがはけません。」
萎えるのを待てば良いだけなのに…、ジルハーツさんがエミリアさんに中途半端な知識をあげるから…。
「まあ、確かに困りましたわね。ちょっと、それ元に戻りませんの?」
「えっと…。」
ま、まだ全然小さくなる気配がないけど…、いつもならとっくに小さくなってても良いはずなのに。
「ち、小さくなる気配がしないんだけど…。」
「それって、どういうコトですか?」
「最近、溜まってたし、抜いた方が早いかもしれません…。」
な、なにを言ってるんだボクは!!
これじゃ、ボクは二人にエッチなお願いをしているみたいじゃないか!!
ってジルハーツさんは熱っぽくボクのを見つめてくるし…。
助けて、ルミナ〜っ!!
〜続く〜