アングラ学園物語 〜第二話〜  
 
ある日の放課後、シエルは学校の廊下をてくてく走っていた  
本人は軽く走っているつもりなのだろうが、両手を大きく動かして走る様は元気一杯という言葉がよく似合っていた  
「こまったなぁ…忘れものしちゃうなんて……」  
階段を上り終え、教室の入り口が見えてきた  
走る速度を落とすと、そっと入り口のドアに手を掛けようとした…その時…  
「ああ!…んんっ!!…んっ!!!…」  
「?」  
教室の中から誰かの声がする  
女の人の声だとは分かったが、会話とは思えなかった  
「?なんだろ…?」  
教室のドアを少しだけ開き、片目を閉じて、そっと中を覗いてみた…  
「あっ…あっ…あっ…!」  
「ぁ!!」  
教室の中では、下半身を露わにしたチェルシーに留美奈が覆い被さり、激しく腰を動かしていた  
シエルの位置からでは二人の顔や結合部はよく見えなかったが部屋中に響く粘着質な音とチェルシーの喘ぎ声から何が行われているのかは明らかだった  
男女間で行われる性行為についてはシエルにも多少の知識はあった  
シエルは始めてみるその行為に驚きながらも数瞬遅れて気付いた  
「風使いのにーちゃん…チェルシー先生…」  
最初は呆気にとられて見ていただけのシエルだが、途中からは二人の行為から目が離せなくなっていた  
「ああっ!あ…ぁぁ…!…ん」  
「ふぅ〜〜〜……良かったぜ、金髪」  
留美奈がチェルシーの身体から離れ、服の乱れを直したことにより、シエルも二人のセックスが終わったことを悟った  
「(結局、最後まで見ちゃったよぉ…)」  
シエルは二人の行為に見とれていたこと最後になって気が付いた  
忘れ物を取りに来ただけなのに予想外の展開に巻き込まれ困っていたことは確かだったが、その信じられない光景に興奮していた事も確かだった…  
「(どうしよう……にーちゃん、何でこんなこと…)」  
シエルが頭の整理をしている最中…  
「じゃあ、さっさと帰るかな…今日はこの後、銀之助の家に寄る事になってるんだ、じゃ、そういうことで!また明日な」  
「!!」  
突然、留美奈が教室のドアを開け、飛び出して来た  
 
留美奈がシエルがいるドアとは反対のドアから出てきた出てきたのは、ある意味幸いだった  
シエルは反射的に駆け出すと、見付からないことを願って一生懸命走った  
「…ん?」  
表に飛び出した留美奈は人の気配に気付き、そちら側を向く  
そこには金髪をリボンで結んだ少女がせかせかと走っていた…  
「あれは…雷チビか…?」  
そこで留美奈はもう片方のドアがわずかに開いていることに気付いた  
「…はぁ〜〜ん…なるほどな…」  
そのままシエルは留美奈に見られていることに気付かず走り去った…  
 
…翌日  
教室には朝っぱらからチェルシーに怒られている留美奈がいた  
教室の誰もが注目する中、シエルだけは目をそらしていた  
「はい!じゃあ、もう席に戻っていいわよ!」  
「へいへい、わぁったよ…」  
自分の席に戻る途中、留美奈はニヤつきながらシエルの方を一瞥した…  
「!?」  
まさかとも思いながらもシエルの頭からは「覗いていたことがバレたのでは?」という不安が消えなかった  
その日、シエルはその不安を抱きながら一日を過ごした…  
留美奈も怠惰な一日を消化していった…  
 
…放課後  
一日中気まずい思いをしていたシエルは荷物を片付けると誰よりも早く教室を出ようとしていた…  
「お〜い 雷チビ〜!」  
突然前にふさがるように現れた留美奈が話し掛けてきた  
「な、なに?」  
「チョット話したいことがあるんだけどよ〜 このまま教室に残っててくれねぇかなぁ?」  
「え!?……や、やだよ、今日ははやくかえりたいのに…」  
「何で呼び止められたかわかってるだろ?」  
「!!ぅ…あ…」  
「じゃあ、残ってくれるよな?」  
「ぅ、うん…」  
小さく頷くとシエルはてくてくと自分の机に戻っていった…  
 
「じゃ〜ね〜留美奈 また明日」  
「おう、じゃあな」  
留美奈とシエル以外で教室に残っていた最後の人間…銀之助も教室から出て行った…  
銀之助が出て行って十数秒後に留美奈は椅子から立ち上がると教室のドアに向かい、しっかり閉まっているかを確認した  
「また、覗かれちゃぁ たまんねぇからな…」  
「!?」  
驚いた表情のシエルに留美奈は続けた…  
「昨日、俺と金髪がヤってたの見てたんだろ?」  
「そ、そんな…の……知らないよっ……」  
「俺が出てきたとき、走って逃げてくお前が見えたんだよ」  
「…!!」  
言葉に詰まったシエルだったが、数秒の間をおくと逆に留美奈に尋ねた  
「に、にーちゃん…なんであんなこと……」  
「ん?…ああ、昨日は結構溜まってたからな…金髪も同意してくれたんで、教室で…」  
「そういうことじゃなくて…!ルリのねーちゃんのことはキライになっちゃたの!?」  
「……ん!?(そーいう事か……まあ、今は金髪が本命なんだけどなぁ…)」  
「どうなの!?」  
二人の間に妙な間が空いた…  
真面目な顔で尋ねるシエルの前で留美奈はどーやって誤魔化そうかを考えていた…  
 
「も、勿論、ルリにもしてやってんだよ…けど昨日は金髪の番だったから…」  
「…ぇ?…え?」  
「アレは…まあ、スポーツみたいなモンなんだよ…実際、キモチいいし…」  
「え…そ、そうなの?」  
「お…おう!大人なら誰でもヤってる事なんだぜ!」  
「…へぇぇ……」  
「まあ、今日はソレをお前にも教えてやろうと思ってな…」  
「ぇ?…ちょッ!…やっ!」  
そう言うと留美奈はシエルの後ろに回り、両手を伸ばしてシエルの身体を弄り始めた  
「…や、やだよぉ!」  
シエルは軽く反抗したが…  
「ルリだってヤってるんだぞ?」  
「え?」  
『ルリ』という言葉に反応したのか、動きが一瞬止まった  
「どうせ、大人になったら誰でもヤることなんだし、今の内に少しくらい知っといてもイイと思うけどなぁ…」  
留美奈は自分でも「無茶苦茶な事を言っているな」と思っていた  
しかし、シエルはその言葉に興味を持ったのか、行為そのものに興味を持ったのか、反抗する事を止め…  
「す、少しだけ?」  
「…おう!」  
「なら、ちょっとだけだよ…ちょっとだけ…」  
「わかってるって!」  
シエルの了承を得たことで調子に乗った留美奈は背後から胸元を触り始めた  
「やぁっ…!…ぁん」  
「(おっと、相手は子供だからな…できるだけ優しくしねぇとな…)」  
とは思いつつも、留美奈の手は止まらない  
しばらくシエルの身体を弄っていたが、服の上からでは物足りなくなったのか服の隙間から手を忍び込ませると直に身体を触り始めた  
 
「ぅぅ…ん…」  
くすぐったい様な声を上げて、シエルは身をよじらせる  
暫くすると留美奈の指先がシエルの乳首に触れた  
「あっ……」  
心配そうな声を上げたシエルを無視して留美奈は乳首を中心に胸を絞るように揉んだ  
「んん…!」  
如何に子供と言えど、声の調子から感じていることは明白だった…  
シエルの幼い乳房の感触と滑らかな肌の感触を楽しみながら留美奈は手を休み無く動かしていた  
「ん!…はぁ……ん……ふぅ…!」  
声が荒くなってきたシエルを見下ろして  
「(そろそろ、アッチの方だな…)」  
そう思うと、服の中から手を抜くとシエルを後ろから抱え上げると机の上に座らせた  
「ひゃぁぁ!……な、なに?」  
「大人ってのはココがキモチいいんだぜ 知ってんだろ?」  
喋ると同時に留美奈はシエルのスカートの中に手を入れ、パンティの上から股間部を軽く触った  
「そんなぁ…すこしだけって……」  
「いいから、下着降ろせって」  
半分泣き顔になったシエルから潤んだ瞳が向けられるが、留美奈はそんなことはお構い無しに厳しい催促をする  
「ぇ…ぇ……ん」  
留美奈の勢いに気圧されたのかシエルは震える手付きでパンティに手を掛ける  
…が、降ろされたのは僅かで、残された部分でも十分に性器は隠れていた…  
「何だよ〜しょうが無ェな〜」  
留美奈はシエルのスカートの中に両手を突っ込み、パンティの端を掴むと一気に引っ張り降ろした  
「ひゃんっ…!!」  
普段は人前に晒される事の無い箇所に男の指が触れ、涼しい空気が掠めていく  
そのまま留美奈はパンティを引っ張り、一息に膝の所まで降ろした  
「やぁ…! 返してよぉ!」  
留美奈はニヤけた表情をしながらの無言のままだ  
両手を伸ばして抵抗してきたシエルを左手で制すると、右手でそのままパンティを引っ張り、終いには完全に脱がせてしまった  
 
「あっ!」  
留美奈はすぐさまそのパンティを教室の隅の方に向かって放り投げた  
「…もぉ〜!!」  
シエルは机の上に座りながらスカートを押さえつけて、見られたくない部分を必死に隠そうとしている  
「もう少しで気持ち良くなるんだからよ 大人しくしてろよ…」  
シエルの秘所を庇っている手をどけると、留美奈は再び、スカートの中に手を入れる  
素早くシエルの秘裂まで辿り着くと、手馴れた動きで愛撫を始める  
割れ目に沿って指を動かすだけでなく、秘裂に微かに指先を潜らせたり、細かく指を震わせたり、多彩な動きで愛撫した  
「やぁぁ……あぁ…んん!……ん…ぅぅん……!」  
咽に絡まるような声はシエルが留美奈の愛撫に感じている証拠だったが、先細りに消えていった  
「別に耐えなくてもいいんだぜ キモチいいんなら素直になれよ」  
「ぅ…うん…」  
子供ながらに快楽に身を任せようとでも思ったのか、今まで秘所を庇っていた両手を離し、留美奈に身体を開放した  
「よしよし、イイ子だな シエル」  
そう言って屈み込むと、机の上に座ったシエルの両足を掴むとスカートの中に頭を潜らせた  
「あ…え?…な、なにする…!ひぁっ!」  
留美奈は目の前に露わになった淫裂に躊躇無く口をつける  
濃厚で淫靡なニオイがする…  
「…!」  
シエルが言葉にならない声を上げ、ビクンと腰を浮かせた  
留美奈の舌がシエルの淫裂を舐め上げ、未発達の淫核を舌で優しく突いていた  
「いやぁ…やぁ…… あぁ、んん…ん」  
しかし、留美奈の動きは止まらず、執拗に舌先でクルクルと舐め回した  
シエルは口を強く閉じ、快感に耐えられないかのように自然と腰を細かく動かしている  
快楽を逃すまいとピンと伸びた足のうらをギュッっと収縮させる…  
「(そろそろイイよな?)」  
そう思った留美奈はスカートから頭を出すと、右手でスカートを捲くり上げた  
 
さっきまでのシエルならば急いで秘所を隠そうとしていたはずだが、今はぐったりとした体を両手で支えているだけだ  
露わになった濡れた淫裂が窓から差し込む夕日の光を浴びて、輝いている  
その濡れ方は明らかに留美奈の唾液だけのものではない  
「子供だと思ってたけど、かな〜り濡れてるな 金髪でも中々こうはいかないぜ」  
ぬちゅ  
「あ…!」  
濡れ具合の確認のように留美奈が左手の人差し指を淫裂に押し付ける  
それと同時に右手でズボンのベルトを外し、パンツごと脱ぎ捨てると、痛いほどそそり立つ肉棒を剥き出しにした  
赤黒く充血したその先からは半透明な液がこぼれている  
「ここまで来たら最後まで行かないとな!」  
「え…!?」  
潤んだ瞳が熱っぽく留美奈を見つめたが、留美奈は硬くたくましく勃起した肉棒を右手で握り、シエルの淫裂に押し当てるとそのままシエルの秘部を貫いた  
「!!…あっ!!…つっ!!!」  
「うぅっ…!スゲェ…!スゲェキツイぜ!」  
シエルは眉間に皺を寄せ、破瓜の痛みに耐えていた  
「ぅぅ…!!…痛いよぉ…!」  
「もうちょっと我慢してくれよ そしたらお前も良くなるからさぁ」  
留美奈はさらに力を込め、激しく締め付けてくる秘穴に一気に挿入した  
「んんん!!!」  
一度、男根を根元まで沈ませた後、ゆっくりと抜いていき  
先端が抜けそうなギリギリまでくると、再びシエルの幼い秘穴を赤黒い肉棒で埋めていく  
初めて男のモノを受け入れた膣肉は激しい収縮を繰り返し、留美奈にこの上ない快楽を与える  
「あ あ…んん……んぁ…」  
最初は本気で痛がって、涙すら浮かべていたシエルの瞳にも喜色が浮かび始めた  
 
留美奈が腰を動かす度に今まで感じた事のない快感がシエルの奥からジワジワとせり上がってきた  
「どうだ?大人になるってのもイイだろ?」  
「……んん…ぁん…よく…わかんない…よぉ…」  
あまりの気持ちよさに我慢できなくなったのか、さっきまでリズミカルに動いていた留美奈の腰が急に加速した  
「あぁ…ん」  
「くっ!!もう…イっちまう!」  
留美奈の身体の奥底から熱いものが沸きあがる  
腰の動きが最高潮に達したと思われた瞬間、留美奈は勢い良く腰を叩きつけた  
「く、くぅっ!」  
腰を叩き付けると同時に大量の白濁の精液がシエルの膣内に注ぎ込まれた…  
ドクン…ドクン…ドクドク…  
「あぁ!…ど、どーしたのにーちゃん?…んん!」  
精液が膣内の柔肉を刺激した快感がシエルに到達する  
「お前のココがあまりにイイもんだから、もうイっちまったんだよ…ふぅ〜」  
「あ…!」  
既にイったはずなのに留美奈は腰を動かしている  
キツキツに締まったシエルの膣口が留美奈の肉棒をいまだ捕まえているため、腰を動かす度に絞られるような感覚で尿道に残った精液をもシエルの中に垂らしていく  
「…あ  ……あぁ!   …んん!」  
その動きに感じたシエルが留美奈に2分ほど遅れて絶頂に達した  
セックスに慣れていないシエルには比較的軽い絶頂ではあったがイったことには変わりが無く、更に膣口を収縮させる  
「お…おぅ…」  
ズルリと肉棒を抜いた留美奈だったが収縮した膣口に又しても精液を搾り取られ、その感覚にだらしない声を上げた  
「…」  
「…はぁはぁ」  
「どうだ?キモチ良かっただろ?」  
「…はぁ…はぁ…ぅ…」  
呼吸を整えることに精一杯のシエルにした質問は返っては来なかった  
「(…まあ、いいか これで誰かに余計なこということも無くなるだろ…)」  
 
一息ついた留美奈はティッシュを探して自分のカバンを漁った  
「あれ?どこいったんだ?今日は持って来なかったんだっけ?まいったな…じゃあ、別の物で…」  
「はい、これ探してるんでしょ…?」  
「おう!サンキュ……」  
振り返った先にはポケットティッシュを持ったチェルシーが立っていた  
説明するまでもなくかなり不機嫌そうな表情である  
「お前!いつからそこに!!?」  
「『お前のココがあまりにイイもんだから、もうイっちまったんだよ…ふぅ〜』のあたりからよ!」  
「……!」  
留美奈の顔が見る見る内に青ざめていく…  
「全く…!忘れ物ついでに見回りしてから帰ろうかと思ったら…アンタは!!こんなところで!」  
「ちょっと待てって!」  
「説得力ないわね!その格好じゃぁ!!」  
留美奈の下半身は何も付けていない上に愛液と精液で濡れた萎びれた男根をぶら下げている  
「……」  
「覚悟はいいわね!?」  
「だ、だから待てって!何に怒ってるんだ!?教室でヤってたことにか!?それとも他の女とヤってたことにか?」  
「…両方よ!!」  
ドカッ!!バキッ!!  
「ギャ――――!!」  
 
結局、全身打撲で留美奈は翌日の学校は休まざるを得なかった…  
 
一方、忘れられたシエルは…  
「大人はうそつきだね…」という感想を残したとさ  
 
 
 

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