アングラ学園物語 〜第七話〜  
 
「なあ?ちょっとええか?」  
「ん?なんだよ?」  
穏やかな昼休み…昼食を終え、一眠りしようかと思っていた留美奈に同じクラスの女子が声をかけた  
声の主はシャルマ・ルフィス  
褐色の肌と青髪の渦巻きヘアー(通称ロールパン)、そして関西弁が特徴的な女の子だ  
綺麗な顔をしてはいるが入学式に体育館のガラス割って停学くらったこともある結構な問題児である  
「ちょっと頼みたいことがあるんや…」  
「だから、なんなんだよ?さっさと言えって」  
一呼吸おいてシャルマが話す  
「…ローレックがウチのライバルなのは知っとるな?」  
「ん?…ああ…ライバル(視)ね…」  
「ウチとしてはそこんとこ決着つけたいんや…」  
「…で?」  
「なのにローレックといったら、『仕事が忙しい』やら言ってまともに取り合ってくれんのや」  
「…だろうな」  
「そこでオマエにローレックを呼び出してもらいたいんや」  
「はぁぁ!?」  
「場所はドコでもええ、オマエが呼び出せばローレックは応じるやろ?」  
「な、なんでだよ!?」  
「……オマエらってそーゆー関係やろ?ウチが気付いてへんとでも思っとったんか?」  
留美奈は指摘されて一瞬ドキッとした  
誰かに聞かれてはいないかと思い、周りの視線を気にし始めた  
「あのなぁ…そっちはどない思とるんか知らんけど、ローレックのオマエに対する目つき…他の人間へのモノとは少し違うんや  
 長年ローレックを追ってきたウチにはわかる」  
 
「そ、そういうもんか…?」  
「そういうもんや  
 まあ、脅すのは気が引けるんやが…『バラされたくない』んやったら…」  
「………わかったよ!」  
「わかればええんや  
 ま、そっちもいつもローレックに怒られたりしとるんやから軽い仕返しと思えばエエ」  
「……」  
留美奈はふてくされた顔でシャルマを眺めている  
「じゃ、頼んだで」  
軽く微笑むとシャルマは留美奈から離れていった  
その後ろ姿を見ながら、留美奈は納得できないといった表情で考え込んでいる  
「くっそぉ…ロールパンのやつ…勝手なこと言いやがって……  
 ん……? けど、待てよ……もしかしたら……」  
何か思い出したのか、暫く考え込んだ後、留美奈の表情がみるみる明るくなっていき…終いにはイヤらしい顔つきになっている…  
「よし…!…あとは明日の放課後にでも…」  
ニヤニヤと笑いながら留美奈は机に突っ伏して暖かな眠りに落ちていった…  
 
翌日の放課後…  
「ホンマにここにローレックが来るんやな?」  
「さあな…?一応、ここに呼び出したぜ」  
二人は会話をしながら体育館に入っていった  
シャルマが浮かない顔をしているのは停学の原因となった場所だからだろうか…それとも単に留美奈を疑っているのか…  
「まあ、来るかどうかは知らねーけどな…」  
そう言って留美奈は体育用具室の扉の前に立ち、向かって右側の戸に手をかけた  
ガラガラガラ…  
古びた鉄の扉は見た目通り年季の入った音を立てて開いていく…  
「まだ、来とらんようやな…」  
首を伸ばして中を覗きこむシャルマを留美奈は妙な目つきで眺めている  
「とりあえず中に入ったらどうだ?」  
「ん?そうやな」  
二人はスタスタと薄暗い用具室に入っていく  
 
用具室の中には体育の授業で使用する、マットや跳び箱、バスケットやバレーのボールが無造作に配置され、それぞれが独特の臭いを放っていた…  
「さっさと来ぃひんかな…?こんなとこに長居しとうないわ…」  
シャルマはそんなことを呟きながら、棚に置かれた備品を弄っている  
「…」  
シャルマが完璧に用具室内に入ったことを見た留美奈は、制服のポケットから大きな錠前をゆっくりと取り出した  
ガラ……ガラ……ガラ……  
向こうを向いているシャルマに気付かれないよう静かに戸を閉めていく…  
扉がガタンという音と共に閉まると、留美奈は手にした錠前を両戸についた輪にくぐらせ手早く施錠した  
「ッ!?」  
扉の閉まる音に気付いたシャルマは咄嗟に振り向いた  
そこには鍵をかけ終わった留美奈が立っている  
「な、なんのつもりや!?」  
「悪いけど金髪は来ねぇよ 呼び出してないからな」  
「…は、はぁ?…どないなっとんねん!?」  
「わかり易く言うと、密室に二人っきりってことだな」  
「!!?」  
留美奈の真意に気が付いたシャルマは最初は狼狽していたものの、平静を取り戻すと強い口調で留美奈に言い放った  
「こないな事してタダで済むと思うとるんか?ええんやで、ローレックとの事バラしても…」  
「おっと、その前に……これ何だと思う?」  
身構えるシャルマを制する様に留美奈はポケットから小さな黒い物体を取り出した…  
それにはレンズらしき物と、2〜3本のコードが付いていた  
シャルマの脳内に最悪の予想が駆け巡る…  
「ま、ま、ま、まさか!?」  
「まあ、女子トイレに数日だけ仕掛けといたんだが、それで十分だったぜ」  
みるみる内にシャルマの顔が青ざめて行く  
「俺は金髪との事、バラされても別に構わないだけどよ…まあ、そっちも恥かしい姿をばら撒かれても良いんなら…」  
「ぐっ…!」  
シャルマは奥歯を噛み締めてこの屈辱を耐えていた  
 
 
…とは言ったものの実際は留美奈はトイレにカメラなどを仕掛けてはいなかった  
昨日、シャルマに頼まれた後、銀之助に家に行き、無理矢理作らせたのだ  
勿論、形をそれっぽく作っただけで中には何も入っていない、真っ赤な偽者である  
 
…数分後  
「……」  
留美奈はニヤついた表情で積み重ねられたマットの上に座っている  
「…くっ!」  
シャルマはゆっくりと……いや、戸惑った手付きで服に手を掛けている  
ボタンを外して、上着を脱ぐと、先に脱がれたスカートの上に重ねていった  
…留美奈は先ず衣服を脱ぐ事を強制したのだった  
「……っ」  
最後の上着に手を掛けたが、これを外せば上下ともに後は下着のみになってしまう…  
そう思い、躊躇ったシャルマの手が身を庇うように止まった  
「お〜い…」  
「わ…わかっとるわ!!」  
留美奈に催促されたシャルマは恥辱で顔を赤く染めながらも上着を脱いでいく  
終いには下着のみになった…  
シャルマの褐色の肌に身に付けられた淡い色の下着が妙に際立っている  
「お、結構可愛い下着付けてるんじゃん」  
「な、ナニ言うとんねん……おわっ!」  
座っている留美奈がシャルマの腕を引っ張った  
堪らずシャルマの身体が崩れ落ちる  
ドサッ…  
バランスを崩したシャルマは不恰好な体勢で留美奈の側に座り込んだ  
留美奈は素早くシャルマの身体に手を回し、自分の元に引き寄せる…  
「っ…!」  
触れられた瞬間、シャルマは嫌悪の声を発した  
「…覚えとき!後で絶対シバイたるからな!」  
留美奈の手はその声に怯む事無く、スルスルとシャルマの身体をまさぐっている  
 
…シャルマの背後から回された手がブラジャーの表面をなぞったかと思うと、続けて数本の指がその中に潜り込んできた  
「(…ぅ!)」  
一々反応しては留美奈の思う壺なので、シャルマは声を飲み込んで恥辱に耐えようとしている  
そうしている内にも留美奈の指が乳房を弄ぶ…  
最初は軽く揉んでいただけだったが、それだけで終わるはずが無かった…  
パチッ…  
空いた手でブラジャーのホックを外す………それは随分と手馴れているようにも感じられた…  
留め金を失ったブラジャーはその役目を果たす事が出来ず、留美奈の乱暴な手付きで身体から剥ぎ取られた  
それと同時にシャルマの健康的な姿態が露わになった  
「………!」  
顔を赤くし、目と唇を固く閉じ、シャルマは必死に耐えている…  
下から持上げるように乳房揉みながら親指の先でぴんと屹立した乳首を転がすと、固い弾力が返って来た  
形の良い、褐色の乳房には独特の揉み応えがあり、まるで柔らかいゴムボールを揉んでいるようであった  
とは言え、伝わってくる体温とこの征服感はそんなものとは比べられない  
「すげぇな…たまんねぇぜ…」  
「なにアホなこと言うとるんや!!」  
留美奈はシャルマの反応を鼻で笑うと、いきなり乳房から手を離した…次いでシャルマの身体から留美奈の両腕が遠ざかった  
「な、なんやもう終いかいな!!」  
シャルマが精一杯の強がりを見せる  
「こっち見てみろよ…」  
本心で言えばシャルマは留美奈の顔を見たくは無かった  
それは留美奈が嫌い…というよりも、恥辱に歪む自分の顔を直視されたくなかったのだ  
極めてゆっくりと、シャルマが後ろを振り返る…  
「…!?な、こ、これ」  
いつの間に準備したのか、ズボンのファスナーは開放され、半分勃起した男根が露出していた  
「う……」  
初めて見る男性の性器にシャルマは戸惑う  
 
「なぁ…フェラチオって知ってっか?」  
「…な!?」  
「なんだ…知らねェのか…?金髪でも知ってたのによ…」  
「ば、バカにするんやない!そんなモン知っとるわ!」  
「…じゃ、分かってるよな?」  
「うぅ…く…くぅ……」  
留美奈の不条理な要求に、シャルマは下を向いて悔しがった…  
 
…留美奈に促されたシャルマはマットに寝そべる留美奈の身体に垂直になるように膝を付いた…  
眼前に晒された猛った肉棒…シャルマにすれば醜悪極まりない…  
しかし、留美奈はそれを咥えるように催促する  
「やればええんやろ!やれば…」  
意を決したシャルマは、おずおずと勃起の根元部分に指を絡めてきた  
少しづつシャルマの唇が近づいてくる…  
「…お」  
自分の肉棒が咥え込まれた瞬間、留美奈はなんとも言えない声を発した  
瞼を固く瞑ったシャルマは口内に嫌悪すべき肉の味を感じながらも、ゆっくりと顔を沈めていく  
「そうそう…ぅ…」  
半勃ち状態だった留美奈の肉棒が次第に固さと大きさを増し、シャルマの口内を埋め始めた  
「(な、なんや!?これ?)」  
驚いたシャルマは、中ほどまで飲み込んだ時点で一旦動きを止める  
「…まあ、それくらいでもイイんだけど…もう少し工夫してもらわないとな…」  
そう言いながら、シャルマの下半身に手を伸ばす…  
「!!?」  
伸ばされた手はシャルマの身体に残された唯一の衣服…秘部を隠すパンティの中に潜り込んだ  
留美奈の手はそのまま迷い無く秘裂へと向かう  
「…く!ぅ!」  
「流石にお前だけにさせるのは不公平だからな…」  
留美奈の肉棒を咥えたままシャルマは呻き声を上げた  
そのせいで唇がもごもごと蠢いき、口内の動きに合わせ亀頭が圧迫される  
 
留美奈はその動きに感じながらも、手を休める事はしない  
シャルマの淡い茂みに息づく、薄く敏感な花弁を指の先端で刺激した…  
「……ぅ!」  
擦るように動くイヤらしい手付きに連動して、シャルマの口から熱い吐息が洩れてくる  
その慣れた愛撫に対し、シャルマのフェラはあまりにもぎこちなかった  
舌を使うことも知らないし、顔を前後させ激しく男根を擦りたてることも出来ない  
「(…仕方ねぇな……ま、無理なのもしょうがないか…)」  
そう考えている内にも留美奈の手はシャルマの秘部へと潜りこんでいった  
指を折り曲げ、徐々に指先が淫裂に埋没する…  
ズズ…ズ…  
「うぁ…!」  
堪らなくなって、シャルマが咥えた肉棒から口を離した  
「な、なあ!もう堪忍してや…」  
「何言ってんだよ これからだろ」  
会話をしながらも、留美奈の指は挿入され、前後左右に動き、シャルマの敏感な箇所を激しく愛撫する  
「ぁぁ…んん!」  
「う〜ん…どっちも対して濡れてないんだけどな……時間かかりそうだし、もういいかな?」  
留美奈はガバッと立ち上がると、蹲るシャルマの腰を抱え上げた  
「あ?な、なんや?一体…」  
「ほら、そっち言ってくれねぇか?」  
留美奈の挿す方向には跳び箱があった…丁度、留美奈の腰の高さ程まで積み上げられている  
フラフラと歩いたシャルマは留美奈に命じられるまま、その上に上体を預けた  
丁度良い高さに腰が突き出され、僅かに汗ばんだ性器がくっきりと見える  
「ぅ…!ホ、ホンマに犯るんか…?」  
自分の体勢が後ろからの挿入に適していることを悟ったシャルマは最後の懇願をする  
「ここまできて…それはねぇだろ…」  
留美奈は自分のモノを湿り気を帯びた、花弁の中心にあてがった  
何度か亀頭の先端で、割れ目を上下に擦る  
シャルマが何と言おうとも、その淫裂は男を誘う淫らな雰囲気を醸し出していた  
 
「…なるべく優しくするからよ…」  
「…ぁ」  
シャルマは頬を赤らめ、目を閉じた  
ぐっと腰を引き寄せると、留美奈はゆっくりと腰を突き出した…  
ググ…ズズズ…  
「…ッ!!!!」  
指とは違った異物の侵入にシャルマは顔を激しく歪める  
肉棒全体に柔らかく湿った媚肉の感触を受け止めながら、猛りの先端が膣肉をこじ開けていった  
「あ…あああ!…こないなことって…」  
シャルマが辛そうにうめく  
「…」  
留美奈はその反応を確認しながら、出来るだけ優しく挿入していった…  
「うっ!…くっ!」  
シャルマは一生懸命跳び箱にしがみついている  
押し付けられた乳房が緩やかに変形し、褐色の肌の上に汗が滲んできた  
…ようやく留美奈の肉棒全てが膣内に受け入れられた…と思ったのも束の間、次の瞬間には侵入して来たのよりも多少早いスピードで腰を引いた  
留美奈は緩やかなピストン運動を開始したのだ…  
「…うっ…うっ…ぁうっ…んッ!」  
肉棒が熱い肉を押し広げ最奥を刺激する度、目尻に涙を浮かべたシャルマは声を上げる  
グチュ…チュ…  
いつの間にか二人の結合部からは徐々に淫らな音が零れ始めた  
「う…キツ…」  
膣肉の心地良い収縮感と常に奥に誘う様な膣の蠢き…  
その感覚に翻弄された留美奈のピストン運動は次第に早くなっていった  
留美奈は五感全てで、貪るようにシャルマの身体を求めている  
「んく…うぁ…なあ、もっとゆっくり…してくれへんか…?」  
「…お…そ、そんなこと言っても…」  
留美奈の動きは変わらず、二人の肉は忙しくぶつかりあい、パンパンと大きな音を立てる  
快楽のためか、苦痛のためか…シャルマは腰をくねらせ、身悶えする  
更なる快楽を得ようと、留美奈は何度も腰を振り続けた…  
 
「…う…うぉ」  
次第に上り詰めてくる絶頂の予感が男根の根元からじわじわと感じられた  
両手でしっかりとシャルマの腰を掴むと、留美奈は更に速度を上げ、膣肉のあらゆる場所を擦るように貫いた  
微かな光しか差し込まない用具室の中には、男女の性臭が立ち込めと淫らな音が響き渡っている  
「うぉッ…もう…」  
最後とばかりに深く肉棒を叩きつけようとした留美奈だったが…  
「あ!な、中は…」  
留美奈の絶頂に気付いたシャルマは、肉棒が引かれたのに合わせて自分の腰をくねらせた  
「うっ……あ…」  
ズルリと抜け出た肉棒は再び淫裂に侵入することなく、尻肉にぶつかり、尻の谷間を滑って跳ね上がった…  
その時、留美奈の股間の奥から鈍い痺れが走りぬける  
ドクン…ドピュ…ドク…  
欲望の全てがシャルマの背中に向かって解き放たれた…  
大量の白濁の液が零れ落ち、褐色の肌に対して妙に映えている  
「……」  
留美奈は少しだけ不満そうな顔をしながらも、自分で肉棒をしごき、尿道に残った精液をシャルマの柔肌の上に垂らした  
 
「…ふぅ〜…」  
留美奈が余韻に浸っていると…  
「な、なぁ…ウチ…まだ…」  
身体を起こし振り返ったシャルマが徐に留美奈の男根を掴んだ  
「お…おい」  
へろへろと力無く座り込む留美奈だったが、顔は既にニヤけている…  
 
「!!今や!!氷結陣!!!」  
「な…!てめぇ…!ロールパ…ン………」  
「フフフ…どや?こんな美人を相手に出来て幸せやったろ?」  
あっという間に留美奈の全身が凍りついた  
「ま、多少寒いかもしれへんが、当然の報いっちゅうやつやな」  
「(テメー!!!)」  
シャルマはテキパキと自分の服に着替えると、留美奈の服をまとめて持上げた  
「じゃ、ほなな」  
入り口の錠前を留美奈の服から見つけた鍵で外すと、ガラガラと勢いよく鉄の扉を開けた  
「ああ、安心せぇ ちゃんと助けたるわ  
 そやな…ローレックがまだ学校内におるんやったら知らせといたるわ」  
「(何ィィィー!!?)」  
「あと、このカメラ?これも没収や」  
「(やべぇ!!もし、偽者だって気付かれたら………)」  
「じゃあ、今度こそ…ほなな」  
ニカっと笑うと、シャルマは両手で扉を閉めた  
再び暗くなった室内には、遠ざかるシャルマの足音だけが聞こえてくる…  
 
…20分後、幸運にも(?)学内に残っていたチェルシーに発見されたが、凍えていた留美奈にチェルシーのお仕置が待っていたのは言うまでも無い…  
 
 

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