アングラ学園物語 〜第八話〜
「ルリ…」
「…留美奈さん……」
留美奈は手を伸ばすと、ゆっくりとルリの小さな肩を抱き寄せていった…
緊張しているのか ルリの身体は小刻みに震えている
留美奈は少しづつ顔を寄せていく…
「(ようやく…ようやく、憧れのルリと…!)」
今の留美奈の心情を身体全体で表現するとしたら、そこら辺を飛び回り狂喜乱舞することになるだろう…
…この日、留美奈はチェルシーの目を盗んで、ルリとデートすることに成功した
デートと言っても遊園地に行ったり、簡単なショッピングをした程度である
外でのデートが終わった後は留美奈の家に行き、二人で協力して夕飯を作り、今日あった出来事を話しながら食事をした
そして、食事の片付けを済ませた後、留美奈は自分の部屋にルリを誘い…出来るだけ自然に…ルリに迫った…
ルリも最初は戸惑っていたが、固い決意を浮かべた留美奈の瞳に見つめられると目をそらすことは出来ない…
「…………」
留美奈も多少は緊張している
唇をゆっくりと近づけていくと、ルリの吐息すらも感じられる距離になった
留美奈はルリの瞳を見る…
…二人の唇が触れそうになる距離になっても、ルリの瞼は開いたままだ
「……?」
「あの…ルリ?」
「はい 留美奈さん」
「こういう時は目を…」
「あ、はい!」
ルリはそっと目を閉じた
「(素直なところがまた………可愛い…)」
ルリの瞳が完全に閉じられたのを見た留美奈は一気に唇を寄せた
「ん…………」
「…ぅ…………」
お互いの口から伝わる温もりが、唇からじんわりと胸の中に広がっていく
ルリの口からは先程、デザートに食べたケーキの甘い香りが伝わってきた
「……ん……」
「…んむ(う…スゲェ柔らけぇ…)」
留美奈はたまらなくなって、より強く唇を絡めた
「……ぅん…!」
ルリが少しだけ顔を歪める…
ルリの微かな反応に気付いた留美奈は咄嗟に唇を離した
「ご、ごめん!つい…」
「だ、大丈夫です」
謝る留美奈にルリは笑顔で答える
「(ああ…やっぱり可愛い…!)」
留美奈はルリの両肩に回していた手をルリの背中に回し、ルリを強く抱きしめた
「きゃっ!…る、留美奈さん…?……んむ!」
留美奈は再びルリに口付けをした
「…」
暫く軽い口付けを重ねた後、頭を動かして唇を頬にずらしてゆくと、ルリはくすぐったそうに鼻を鳴らしてわずかに身を震わせた
「ぁ…ん……留美奈さん…」
ルリは瞳を固く閉じ身体を震わせている
留美奈は慣れた動きで頬の上で唇を動かすと、尖らせた舌を首筋に向かって這わせていった
首に辿り着くと、そのスベスベした肌に口付けをした
「あ……ぁ!くすぐったいです…留美奈さん…」
「…あ…(つい、調子にのっちまった…)」
慌てて唇をルリから離し、少しだけ身を引く
改めてルリを眺める…
ルリの瞳は優しく潤んでおり、頬は薄く桃色に染まっている
視界に映った愛しいルリの表情に、留美奈は自分を抑えることが出来なかった…
「ルリ!」
「きゃッ!」
留美奈は抱きつくとそのまま体重を掛けて、ルリの後ろにあるベッドに向かって押し倒した
ドサッ!
「あ…」
留美奈はルリの視線に気が付いた…
ルリは不安な――脅えたと言っても過言ではない眼差しを留美奈に向けている
「ごめん…ルリ…俺…」
留美奈はすぐに反省した…
…困り顔の留美奈を見たルリは恥じらいながらも声を掛けた
「留美奈さん……その、私…留美奈さんに全て任せます……」
「…ルリ」
「ですから…」
「わかった…!俺も出来るだけ優しくするよ……」
留美奈の力強い答えに、ルリは静かに小さく頷いた…
ルリは寝転んだまま、自分の服に手をかけ、少しづつ脱いでいった
その様子をじっと見つめながら、留美奈も自分を脱いでいく
…暫くすると白いブラジャーとパンティだけを身に付けたルリの姿が現れた
白く美しい肌…細く可憐な手足…小さな乳房とそれが収まった可愛らしいブラジャー…秘部を覆い隠す純白のパンティ…
なんとも扇情的な光景だ
「ルリ…綺麗だ…」
留美奈は率直な感想を口にした
「え…?これ、チェルシーに選んでもらった物なんです…」
「いや、そうじゃなくて……(どうも、伝わらないな…)」
留美奈は頭の中に浮かんできたチェルシーに軽く謝ると…
「それじゃ…行くぜ…ルリ」
「はい!留美奈さん…」
知らぬ間に口の中に溜まった唾を飲み下し、留美奈は恐る恐るルリの身体に手を伸ばしていった
「………………」
留美奈の指先が左右のブラジャーの表面に触れ、少しづつそれをずらしていく
「ぁ……」
ゆっくりと乳房が露わになり、暫くすると可愛らしい突起が空気に触れた
ルリは顔を赤らめる…
留美奈は更に前かがみになると、両手を左右の乳房に添えた
そのまま力は込めずに指先を揺らし、滑らかな肌の感触を味わった後、留美奈は指を開き、手の中に乳房を包み込んでいく
柔らかく頼りない感覚が手の中に広がった
「あ…留美奈さん…」
「あ…!……優しく…優しく」
自分に言い聞かせるように留美奈は呟く…
手に感覚を集中させると、心臓の鼓動が小さな膨らみを通して手の平にまで届いてくる
「こうしてるとルリがどれだけドキドキしてるのか伝わってくるよ」
「留美奈さん…」
優しい声を掛けながらも、手には力を込めた
波立たせるように一本一本の指先に順に力を込め、乳房を軽く歪ませてゆく
「…ぅん…あ」
ルリの口から小さく喘ぎ声がこぼれた
留美奈は不意に顔を近づけると、乳房の中心にある乳首に口付けをした
「ふぁッ……留美奈さん!そんな…!」
ルリは留美奈の愛撫に声を上げて身悶えする
「(そろそろ…かな?)」
両手をルリの胸から離すと、留美奈は視線を下へと向けた
「ルリ…」
ルリもその視線に気が付いたのか、今まで開かれていた両腕を胸の上で揃え、留美奈の動きをじっと見つめた
純白のパンティの両側に手が添えられたかと思うとスルスルとずらされてゆく…
太股の間の淡い茂みが露わになった瞬間からルリは顔を上気させ、目を逸らしてしまった…
「ルリ…大丈夫…俺を信じてくれ」
「…」
「…な?」
「はい…」
少しの間を置いた後ルリは、小さく頷いた
パンティをルリの両脚を通して脱がせた後、留美奈の右手はすぐに脚間の茂みへと辿り着いた
軽く表面をなぞる様に触ると、更にその下へと潜り込ませてゆく
「んっ…」
今まで誰も触れたことの無い敏感な部分を触られ恥かしかったのか、ルリは赤面し、喘ぎ声が口から漏れる
留美奈は更に手を進めた…
ふわりとした感触に続き、柔らかな秘肉の感触が指先に伝わってきた
「ルリ…」
そう呟くと留美奈は秘所への愛撫を開始した…
人差し指と中指を突き出し、淫裂に沿ってなぞる様に動かす
「あ…ふ……」
2つの指を優しく上下に動かし、時々、淫裂の中に軽く沈ませてやる
じっくりと時間をかけ淫裂の表面をほぐしてゆく…
愛撫する留美奈の指の腹にじとりと濡れた感触が滲んできた
「…よし」
「…え?」
濡れ具合を確認した留美奈は、指を『く』の字に曲げる様にしながらルリの中に進めていく
ぐ…ぐちゅ…
静かな音を立てながら少しづつ進入していった…
「あぁ…!…留美奈さん!!」
自分の中に進入してくる初めての感触にルリは上半身をくねらせた
指先が熱いぬかるみに包まれる
淫裂を押し広げ進んでゆく指を周りの柔肉がきゅっと締め付けた
「(もう一本くらいイけるかな?)」
留美奈は中指も曲げていき、最後には二本の指を揃えて、ルリの中に入れた
愛撫する指が二本に増えたことにより、動きは更に多彩になる
交互に動かしたり、指の間隔を広げてみたり、二本の指を使い大きく掻きまわしてみたり、柔肉をかき出すように動かしたり…
「あッ……ぅく…ん……!…っ!」
指を潜らせ、動かす度、ルリの唇からこぼれる声が徐々に増して行く
「…大丈夫か?ルリ」
「だい…じょうぶ…です…留美奈さん…」
一旦、手を止め、尋ねた留美奈に対してルリは潤んだ瞳で答えた
留美奈は微笑むと、再び指を動かす
繰り返すうちに緊張が解れてきたのか、指への締め付けが少しだけ緩くなってきた
それでも指二本ですら少しキツい…
「(う〜ん…ちゃんと入るのか?)」
留美奈は今から、挿入の際の心配をしている
「留美奈さん?」
「…あ、ああ!」
考え事をしている間、動きが止まっていたのか、それを気にしたルリから声がかけられた
「大丈夫…俺に任せてくれ…」
意を決した留美奈はゆっくりと淫裂から指を引き抜いた
引き抜かれた指は留美奈の股間部に運ばれて行った
そこには、天を突くほどに膨張した男根が露わになっている
愛撫していた指先にルリの体温を感じて、留美奈の胸の鼓動と下腹の疼きは最高潮になっていた
「…あ………きゃ!」
少しだけ引いた腰の中心に目を止め、ルリは驚いた声を出し、目を逸らす
「あ…ルリ…」
「…留美奈さんの…」
「え…?」
「おおきくなってます…」
「あ、ああ…まあな……」
「…」
「……」
二人の間に妙な沈黙が訪れた
…こうしている間にも留美奈の怒張はルリの中に入りたくてビクビク脈打っている
「わたし…」
「…」
「わたし…留美奈さんに…その……お任せします…」
「…ルリ……(くぅ〜〜生きてて良かった…)」
その言葉と共に、緊張していたルリの四肢から少しだけ力が抜けていった
留美奈は腰を動かし、立派に勃起した男根を僅かに濡れる淫裂の中心に合わせた…
「それじゃ…いくよルリ…」
「はい…!」
指で位置を確かめ、男根の先端を入り口にあてがった
ちゅ…
ルリの太股を下からすくい上げる様の抱え上げ、腰にゆっくりと体重をかけてゆく
きつく閉じた淫裂だったが、留美奈の愛撫のせいか亀頭全体がずるりと中に飲み込まれていった
ぐぐ…ぐ…ぐぐ…
熱く脹れあがった肉棒が肉の道を押し広げている
「あぁッ!!っつ!!」
ルリが苦痛の声を上げた
「あ…」
留美奈は慌てて挿入を止める
「痛いなら止めた方が…」
「…わたしなら大丈夫です…」
「けど…」
「我慢できます…だから…留美奈さん…」
ルリは手を伸ばし、留美奈の腕を強く握った
「…わかった」
一旦止めた腰に再び体重をかけ、前へと沈めていく
「…うぅっ!」
先端部は入ったけれども、そこから先が中々入らないので留美名は強引に体重を乗せてゆく
ルリは苦しそうな声を上げるが、留美奈の腕を力一杯掴み、痛みに耐えている
ぐッ!!
留美奈が思い切り腰を突き出すと、ようやく根元までがルリの中に収まった
柔肉を突き破って侵入したルリの中はとてもキツく狭かった…
「…っ!」
「……ルリ」
留美奈はゆっくりと前後に腰を動かし始める
出来るだけ優しく挿入しようと思っていても、キツく温かい柔肉の中の感触を味わう度に徐々に動きは勢いを増してしまう
「うぉ…くっ!!」
「…はぁ…ぁ…」
ルリは両手で留美奈の身体にしがみ付き、挿入の痛みを堪えようとしている
体が強張る度、結合部の秘肉が窄まり、留美奈の肉棒を締め付けた
「ルリの中…うっ……スゲ…ェ」
「あ!んん!…留美奈さん!」
必死に耐えて留美奈の挿入を受け入れているルリに向かって、留美奈は無我夢中で肉棒を叩きつける
最初はゆっくり動いていた腰も次第に速さを増していた…
「はっ…ぁっ…う…うう…!」
「…つっ!」
「ル、ルリ…俺…もう…」
「…え!?」
留美奈の股下には既に絶頂の予感がこみ上げてきていた
それに対してルリは痛みと快感が混ざり合った奇妙な感覚を感じていた
「もう……駄目だ!」
はっきりとした射精の衝動を感じた留美奈は慌てて腰を引いた…
ドピュ…ピュ…
ぶるりと素早く引き抜かれた肉棒が反り返ると同時に亀頭の割れ目から勢い良く精液が飛び散った
その精液はルリの秘部、下腹部を越えて、胸の近くまで至っている
「ふぅ……」
「あっ…あ………ぇ?」
ルリは呼吸を整えながら、自分の身体に飛び散った白い液を不思議な眼差しで見つめた
「…これ…何ですか?」
「え…え〜と…」
答えようとした留美奈の目に赤く染まったシーツと血が滲み出てくる痛々しい淫裂が飛び込んできた
「ごめん…ルリ…痛かっただろ?」
「え?あ…大丈夫です……相手が留美奈さんだったから…」
「…ルリ……」
二人は優しく微笑んだ…
…20分後
二人は仲良く留美奈のベッドで寝ている
留美奈は横で静かな寝息をたてているルリを見つめた
昼間からのデートもあって流石に疲れたのか、ルリはぐっすりと眠っている…
「ルリは素直で、大人しくて…本当に可愛いぜ…」
留美奈はニヤけた目つきでルリをじっくりと眺めている
「金髪のヤツとは大違いだな…ホント…」
頭の中に様々な表情をしたチェルシーが浮かんできた…
「金髪か…アイツはアイツで可愛いトコあるんだけどな………って何言ってんだ…俺?」
留美奈のルリに向けられる想いとチェルシーに向けられる想いは違うものなのかもしれない…
「ま、とりあえず寝るか…」
横になって目を閉じる
「(明日はまず、ルリを家まで送って…それで…そうか、明後日はまた学校か……)」
留美奈も静かに眠りに落ちていった…
彼の言った通り、すぐにも学校が…何気ない日常がまた始まるのだ…
〜終〜