「…ん?」  
ルミナは目を覚ました。  
「…ててっ…そうか…オレあのまま……ここは…?」  
見慣れぬ部屋だ。ベッドの足元ではチェルシーが静かな寝息を立てていた。  
「………」  
ルミナは顔を赤らめて指でかいた。  
「暴れなきゃ可愛い顔なんだよな」  
そう言うとルミナは毛布をそっとチェルシーにかけ、立ち去ろうとした。  
「わかってんじゃない。だったらこんな美人を置いて何処へ行くつもり?」  
チェルシーが言った。  
「…狸寝入りとはイイ趣味してんな!!」  
「誤解よ。あんたを心配して一晩中連れ添ってあげたんだから」  
チェルシーがあくびをしながら言うと、不意にルミナが笑った。  
「…何よ…」  
「アンタ…か。記憶が戻った今となってはちょっと惜しい気もするよな」  
「ハァ?」  
「ルミナさんって呼んで子供みたいに無邪気で可愛かったのに」  
「な…子供か…そうね…まさに目も耳も塞いで怯えた子供…  
 …自分が傷つくのが怖いから殻の中閉じこもって…」  
「でも帰ってきただろ。…おかえり。やっと逢えたな」  
「…私も…逢えてよかった…」  
二人は握手した。  
 
「へっ…昔なら金髪は俺と握手すらしてくれなかったのにな…」  
「何が言いたいのよ?」  
「要するに丸くなったってこった!!何でかは知らねぇけど」  
「…アンタのおかげよ…」  
「何でだよ?オレはオマエと口げんかばっかしてたじゃねーか!」  
「ふん!アンタにはどーせわかんないわよッ!」  
「…へっ…よそーぜ。こんな事でケンカしてどーすんだよ?」  
ルミナが微笑んだ。  
「…ふーん。少しは大人になったのね」  
「少しで悪かったな」  
―――しばしの沈黙。いつの間にかチェルシーはルミナの隣に座っていた。  
「…ありがとよ…戻ってきてくれて…」  
「…アンタの声が聞こえてきたの…」  
「?」  
「耳を塞いで何も聞きたくないのに…アンタの声が…」  
「…何でだよ?何でオレなんかのうざってェ声がするんだよ?」  
チェルシーはうつむいた。  
もどかしいような表情をしてチェルシーは言った。  
「私がアンタを好きってコトよッ!…ったく…女からこんなコト言わせないでよね…」  
ルミナは目が点になっていた。  
 
「…何よ?その目は?」  
「…いや…それをお前から言われるとは思いもしなかったからよ…」  
「ハァ?」  
「…両想いって気付いたときって…ホントにうれしいもんだな…」  
「なっ…」  
「…オレは…金髪を見つけるためにここへ来た…  
 …何故すぐに公司に行かなかったのか…  
 …約束があったけど…それだけじゃない…  
 …オレは…いつもそばにいたお前が…好きに…なってたんだ…  
 …オレの中でルリよりもオマエの存在が大きくなってきちまって…」  
ルミナはチェルシーの目を見た。  
「…付き合って…くれねェか…?」  
「なっ!!?つ、付き合うって…私たちにそんなヨユウは無いでしょ!?」  
「…いや…いつもどおり…そばにいてくれるだけで…いいんだ…」  
ルミナはそういうとチェルシーと手を重ねた。  
「あっ!そ、その…えーっと…」  
チェルシーは急におどおどする。  
 
(何でコイツはこんなに落ち着いてるの!?ドキドキしてトーゼンでしょ!?  
…でも…私はルミナが好きなのよね…ルミナにも…もっと私を好きになって欲しい…)  
「…ル…ミナ…」  
(うぉっ!!?)  
チェルシーが目を閉じてルミナに顔を向けている。いくら鈍感でもわかるだろう。  
(コイツ…まさか…アレか?キ、キキキキ、キスか!!!?  
そりゃぁ…そうだよな…そうだよ…ムダなコトは考えなくていい…  
オレは…金髪が…好きだから…)  
そして二人の唇が重なる。  
「…ねぇ…そ、その…しない…?」  
 
「なっ!!?…で、でもよ…」  
「もっとルミナに…私を好きになって欲しいから…」  
そう言ったチェルシーはルミナのズボンのベルトを外し、ファスナーを下ろして  
ルミナの肉棒を取り出した。  
「なっ!?オ、オイ!キ、金髪!な、何を…おぁっ…」  
チェルシーはルミナの肉棒を口に咥える。  
「んっ…むぅっ…んむっ…」  
(…大きいし…太いわね…でも…コレで気持ちいいのかしら?  
もう少し…根元まで…)  
ルミナの肉棒がチェルシーの口の奥深くまで咥えられる。  
「オ、オイ…そんなに深くまでやったら…」  
「ん゛っ!!ん…んんぅ…」  
チェルシーは苦しくなったようなうめき声を出し、  
チェルシーの頬を涙が伝った。  
(金髪…そんなに苦しい思いをしてまで…オレを気持ちよくさせようとしてんだな…)  
ルミナはその健気なチェルシーの姿を見て、なおのこと気持ちが高ぶる。  
「オ、オイ…金髪…そろそろ出ちまいそうだから…やめてくれ…」  
しかしチェルシーは首を横に振ってピストンを続ける。  
「オイ!!金髪ッ!!そろそろやめねェと…もう…出ちまうッ!!!…くッ!!!」  
ドクッ…ドクン…ドクン…ドクン…ドクン………  
 
ルミナの精液がチェルシーののどに流れ込む。  
「んっ…ゴ、ゴメン…全部飲みきれなかったわ…」  
チェルシーの口の端からルミナの精液がこぼれ落ちた。  
「…金髪…」  
「えっ?」  
ルミナはチェルシーを抱き寄せて静かにベッドに寝かせた。  
「…………」  
チェルシーは何も言わず、ルミナに身を委ねる。  
「あっ…う…んぅ…」  
ルミナはチェルシーの胸を弄りながら服と下着を取り払った。  
「あっ…あぅっ…はぁっ…」  
ルミナはチェルシーの胸に顔をうずめ、乳頭と乳輪を舌で刺激する。  
「あぁっ…あんっ…んぅ…こ、擦れてるぅ…ぅんっ…あっ…」  
チェルシーの太ももにルミナの硬いモノが擦れている。  
「…にしても…すげェな…」  
ルミナの指は、チェルシーの胸に沈み込み、力を抜くと程よい弾力で戻されてくる。  
「こっちは…どーだ…?」  
「いいっ!?」  
ルミナの指がチェルシーの秘部をパンティの上から軽く愛撫する。  
 
「ンだよその声?…ぉっ…?」  
ルミナに指に微かだが湿り気がした。  
「…今度は…こっちだな…」  
「えっ!?ちょっと!まっ…」  
チェルシーは羞恥心からか少しだけパンティを脱がされることに抵抗した。  
が、ルミナはすばやくパンティを足首まで下ろしてしまった。  
「あっ…」  
しかしチェルシーはそこをスカートで隠してしまった。  
「…オイ…今さら何を恥ずかしがるんだよ?」  
少しあきれたようにルミナは言った。  
…心なしか声が上ずっている。  
「う、うるさいわねッ!!わ、私だって一応女なんだから…恥ずかしがってトーゼンでしょ!!?  
 まして…好きな人の…前ならなおさら…」  
チェルシーは頬を赤く染めて横を向いた。  
(や…やベェ…カ、カワイイ…カワイすぎる……ルリなんて…メじゃねぇぜ…  
オレは今までこんなにカワイイヤツと一緒だったのか!!?)  
「…オイオイ…ンなコト言ったら…オレはどーすんだよ?」  
ルミナはズボンのベルトが外され、ファスナーが下げられ、  
怒張した肉棒が天井を仰いでいる。  
「あっ…そうね…もう…いい…わよ…?」  
 
「お、おう…」  
ルミナは急かしはしたもののやはり少々ためらいつつもゆっくりとスカートをたくし上げる。  
艶やかなピンク色の秘部が露になった。  
「…すげェ…綺麗だ…」  
ルミナはそう言うと、その目の前の美しい秘部を指でそっと愛撫する。  
「あぅっ…んぅ…あぁぁぁっ…」  
愛撫の指が動く度にチェルシーの口から熱い吐息と艶かしい声が漏れる。  
(…ホントはもう入れてェトコだけど…もう少しこうしてやんねェとな…)  
 
「…どうだ?イタく…ねェか…?」  
ルミナが心配そうに聞く。  
「んぅっ…だ、大丈夫だから…心配…しないでっ…ああっ…」  
「そ、そっか…じゃぁ…もっと深く…」  
ルミナの指が少しずつ奥に挿入されていく。  
「あぁぁぁぁぁっ…あぁっ…やっ…んぁぁっ…」  
ルミナの指は不規則な動きでチェルシーのナカをかき回す。  
次第に加速した指に湿り気がする。  
「ああっ!んっ…ふぁぁぁぁぁっ!!!」  
ルミナが指を引き抜くと、勢いよくチェルシーの愛液が溢れ出る。  
「おおっ!!?…すげェ出てくるぜ…?」  
「バッ、バカッ!!そんなコト言うんじゃないわよッ!!!」  
息を切らしつつもチェルシーが怒鳴った。  
「…オイ…そろそろ怒鳴ってないで準備しろよ…」  
「えっ!?…やっぱり…その…えっと……するの…?」  
「そーだよ!!わかったら早く準備しろよ!!」  
「う、うるさいわねっ!!ど…どう準備したらいいのかわかんないのよッ!!」  
(そうか…コイツ…体位ってモンを知らねェのか…)  
「あー…そーだな…うーん…じゃぁ…四つん這いになれ」  
 
「は、ハァ!?……わ、わかったわ…」  
チェルシーはおずおずとベッドの上に手と膝をつき、四つん這いになった。  
(おおっ!!?ホントに言うとおりにしやがる!!コイツぁすげェぜ!!)  
「…よし…じゃぁ…入れるぜ…」  
ルミナはチェルシの後ろに立ち膝になり、後背位から挿入する体勢になった。  
そして、チェルシーの秘裂にルミナの脈打つ肉棒が挿入されていく。  
「あぁぁぁぁっ!!!は…入って…来るッ!!」  
「…っ!…おっ…コレは…」  
「んくっ!!はぁっ…どう…したの…?」  
「…いや…何でもねェ…よ!!」  
「あぁぁぁっ!!!!」  
チェルシーの膣内の違和感が消え、そこから赤い液が流れ出てきた。  
「あくっ!…っ…あぁっ!!あんっ!!んくっ…!!あぁっ!!!  
 はぁ…あぅっ!!…す、すごいッ!!ああっ!!ルミナっ!ルミナぁっ!!」  
チェルシーが今までに聞いたことも無い、達してしまったかのように激しく淫らな声をあげる。  
(すげェ声…ナカも…キツイ…!!!)  
「な…なァ…金髪…」  
「あぁん!!!…な、何…よぉ…?」  
「…顔…見せてくれ…」  
 
「うぁっ…ど、どうやって!?」  
「横になれ」  
「う…あぅっ…つながった…ままで…なんて…」  
チェルシーは浅く挿入されながら横になった。  
「こ…こんなカッコ…」  
「よし…次はそのまま仰向けになる…」  
「う…ん」  
体位は変わり、正乗位となった。  
「…そろそろ…いくぜ…」  
「えっ…あぁぅっ!!!ああっ!!んっ…ふぁぁん!!いっ!!あくっ…  
 んぁぁっ!!!そ、そんな…いきなりっ!!!ああっ!!!お、奥に…  
 奥に当たってるぅぅッ!!!!」  
ルミナの激しい突きに、チェルシーは有り得ないほど大きく淫らな声で喘ぐ。  
「キ、金髪ッ!!オレ…もう…」  
「ああっ!!ルミナっ!ルミナっ!!ナカにっ!ナカに来てぇッ!!  
 ナカに…出してぇぇッ!!」  
「なっ!?何ィ!!?オマエ…今何て…」  
「ふぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」  
チェルシーの膣内が極限まで収縮した。  
「くぉッ…!やべっ!!」  
 
ブシュッ…ドクッ…ドクン…ドクン…  
その締め付けに耐えられなくなった肉棒は、精液を大量に放出する。  
―――…まだ放出は止まらない。しばらく経ってようやく欲望の鼓動が止まった。  
ズルゥゥッ…  
「あぁぁ…んっ…」  
ルミナの肉棒がチェルシーの秘裂から引き抜かれた。  
それと同時に大量の精液が流れ出てくる。  
「…オイ…よかったのか?こんなに…出しちまって…」  
「はぁ…はぁ…んっ…いいのよ…」  
「………にしても…オマエ…すげェ喘いでたよな!?」  
「!!!う、うるさいわねッ!!しょうがないでしょ!?  
 …気持ち…良かったんだから…」  
「でも処女だと思えねェくらい喘いでたぜ!?オマエ淫乱に見えたぜ!?」  
「あ〜っ!!もうッ!うるさいっていってるでしょッ!!!?  
 多分…アンタとだから…そうなったのよ…好きな相手とだから…」  
「…金髪…」  
「…ふぅっ!少し休んだら外に出るわよ」  
「…そうだな…ウカウカしてらんねェよな…」  
 
―――…俺たちはこの後はいつも通りに接した。  
…ただ一つ違うのは…心の中では愛し合っている。誰にも悟られず…密かに…  
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この後ルミナが空腹に襲われたのは…おそらくこんな事しちゃってたからであろう…  
 
 
――――――――――――――――――了――――――――――――――――――  
 

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