「金髪ーっ!!」  
俺は叫んだ。  
金髪のパンチが龍を砕くと同時に、龍の腕が金髪の身体を吹き飛ばしたからだ。  
「チェルシーっ!!」  
「チェシルーさーん!!」  
「ローレック様ーっ!!」  
みんなも口々に叫んだ。  
龍は塵へと還った。  
だが、金髪の身体は確実に自然の重力に引かれて地の底に落ちて行く。  
「金髪ーっ!!!」  
俺は金髪の後を追って、龍が作った亀裂に飛び込んだ。  
ルリを取り戻して、やっとの思いで龍を倒して…その引き換えに金髪を失うなんてことは…。  
「どこだ、金髪ーっ!!」  
神経を研ぎ澄まし、風読みで周囲200メートルを知覚する。  
金髪の気配は感じられない。  
・・・・・・・・・・・・・。  
結局、金髪は見つからなかった。  
それから1年が過ぎて、俺とルリの間に一人の女の子が出来た。  
機械を通してしてしか会えないまだ見ぬ娘に、俺たちはチェルシーと名づけることにした。  
 
ルリが死んだ。  
チェルシーが産まれた直後だった。  
龍を復活させた時に能力と共に相当の生命力を失っていたらしい。  
辛うじて子供を産めたことは奇跡だったのかもしれない…。  
逆を言えば、俺が子供を産ませたばかりにルリは死んだんだ。  
それから、俺は男手一つでチェルシーを育てた。  
「パパ?」  
やがてチェルシーは中学生になった。  
「ねぇ、パパ。ちょっと聞いてるの?」  
「あぁ…、何だ?」  
「髪、染めても良いかしら?」  
突然の事だった。  
近所でも、小さな子供の面倒見の良いお姉さんとして評判だったチェルシーが髪を染めると言い出したのだ。  
髪の色は俺の遺伝子を濃く受け継いだのが、チェルシーは長く綺麗な黒髪だったのだが…。  
「別に不良やるわじゃないから。」  
俺はチェルシーを信じて許可した。  
「じゃーん、どう?」  
「金髪…!?」  
チェルシーは茶髪などではなく、髪を金髪に染めていた。  
ルリから受け継いだ顔立ちもあってか、全く違和感のないブロンドの髪。  
だが、それ以上に俺を驚かせたのは、チェルシーが"あのチェルシー"に瓜二つだった事だ。  
 
小さい頃、休みの日にパパは、ほとんどお出かけに連れてってくれなかった。  
パパの友達のメガネのおじさんは、パパは昔は活発で明るかったと言っていた。  
ママが死んでから変わってしまったって…。  
中学生になってから、私は全く同じ不思議な夢を繰り返し見るようになった。  
黒髪の…ハチマキをした少年との旅の夢…。  
夢の中で、私は"金髪"と呼ばれていた。  
「金髪…、俺、もしかしたらお前の事・・・。」  
私はその男の子に夢の中で告白された。  
でも夢の中の私は、とても晴やかな気持ちにはなっていなかった。  
旅が終わりに近付いた頃、夢の中の私は、その少年と夜を共にした。  
どんなドラマよりもロマンチックで、可笑しくて、でもとっても切ないラブシーン・・・。  
少年にはもう一人、好きな女の子がいたから・・・。  
その女の子は私にとっても大切な人で、私は自分から身を引いて、二人の前から消える。  
そこで旅の夢はいつも終わった・・・。  
私は思い切って、この髪を金髪に染めることを思いついた。  
そうすれば、その男の子に現実でも会える気がしたから・・・。  
 
「金髪…。」  
俺はもう一度同じ言葉を発していた。  
紛れもなく、目の前にいるのは"あの金髪"にしか見えなかった。  
「ちょっ…パパッ!?」  
俺は思わず"金髪"を力いっぱい抱きしめた。  
あの頃の感情が蘇り、自然と涙が溢れて来る…。  
「も、もう止めてね!! 娘に手を出すなんて、変態のすることでしょ?」  
"チェルシー"に突き放され、俺は現実に戻った。  
ロングヘアーでブロンドなら誰でも"金髪"に似るのは当然なのかもしれない。  
「すまない…。」  
「パパ、泣いてるの…? もう、娘に欲情するくらいだったら、さっさと再婚しなさいよね。」  
そうやって俺を叱ってくれる姿もまた、俺は金髪にダブらせて見ていた。  
「ちょっと…何とか言ってよ…。」  
「いや、何でもない。再婚かぁ…。チェルシーはどんな母さんが良いんだ?」  
「別に新しい母親なんて今更いらないわよ。パパの良い人を見つけなさいってこと。」  
髪を染めたチェルシーの姿を見て、改めて理解した。  
俺にとっての良い人は"金髪"だったのだという事を…。  
 
「金髪…。」  
そうパパに言われて、私はドキリとした。  
パパは髪の色の事を言ったはずなのに、夢の中の男の子みたいに私を呼んだように聞こえたから。  
それにしてもパパ、私を懐かしむような目で見たりして…。  
それからも、私とパパは無事平穏に暮らして行った。  
クラスの男の子や先輩から告白されることもあったけど、誰とも付き合ったりしなかった。  
私が誰かと付き合ったりしたら、パパを一人ぼっちにしてしまう気がしたから・・・。  
そして高校受験。  
私は地元の公立のトップ校に何とか滑りこんだ。  
パパはものすごく喜んでくれて、近所のメガネのおじさんも合格祝いを持って来てくれた。  
高校に入ってから、ある日、私はパパに黙って一人で夜の高校に来ていた。  
最近はずっと、あの旅の夢を見なくなっていた。  
でも内容は今も、はっきりと覚えている。  
「始めの頃、こうやって夜の学校に来てたのよね。」  
屋上でこうして夜空を見ていて…確か…っ!!  
いきなり後ろから私の口は塞がれ、腕は羽交い締めされた。  
「あれ〜、ひょっとして1年の浅葱さんぢゃね〜の?」  
「学園のマドンナちゃんと、んなトコでお知り合いになれるなんてよぉ。」  
トップ校にも一応はいるウチの不良グループだった…。  
 
「こんな時間に一人で何してたわけよ?へへっ。」  
相手はたった三人。  
こんなのを懲らしめるのなんて、準備運動にも…。  
「んっ…んんっ…!!」  
羽交い締めから抜け出せなかった。  
夢の中の私なら、こんなのの相手は1分もかからないのに…。  
「よっと、ちょっとくらい抵抗された方が犯りがいあるしな。」  
「おぃおぃ、犯っちまうのかよっ!!」  
「こっち抑えてっから、下いけ、下!!」  
じょ、冗談じゃない!!  
何でこんなところで、こんな下衆に私が…。  
「可愛いパンティ〜ちゃん。今下ろしますからねぇ〜。」  
「はやくしろ、はやく。」  
くっ…、私はこのままこんな奴らに…。  
あの時は華秦が助けてくれた…でも今は誰も…。  
それならば、いっその事・・・。  
「浅葱流剣術・烈風ーーーーっ!!!」  
突如、私の身体を温かい…優しい風が包み込んだ。  
気付けば私を取り囲んでいた暴漢たちは、フェンスに叩き付けられて気を失っていた。  
「大丈夫か、金髪!?」  
力が抜け、膝から崩れた私は声の主の方を振り返った。  
 
「ルミナ…。」  
「大丈夫か、"金髪"!?」  
俺は"金髪"に駆け寄った。  
「"ルミナ"…。だ、大丈夫よ。この私がこのくらい・・・。」  
「"金髪"!?」  
「あっ…。」  
俺はチェルシーと"父"と"娘"ではなく、"ルミナ"と"金髪"として接していた事に驚いた。  
それも、ごく自然な形で…。  
「ちょっと…コレ、どういう事…!?」  
チェルシーの様子もどこかおかしい。  
自分の姿を再確認し、そして何かを思い出そうとしているようだが…。  
「あんた…ちょっと老けたんじゃないの?」  
そして俺を見て"金髪"はそう言った。  
「きん…ぱつ…?」  
「な、何よ、さっきから金髪、金髪って…。」  
これは夢なのだろうか?  
「…とにかく家に帰ろう。」  
二人とも頭が混乱していて、頭の中を整理するためにも  
俺たちは一度、帰宅することにした。  
 
「で、何でアンタはタイミング良く学校に来てたわけ?」  
「テメェが一人で黙って行きそうなとこを当たってみたら一発で見つけたんだよ!!」  
「ふーん、私のことが信用できないわけだ?」  
「実際、襲われてたじゃねーかっ!!」  
「あんなの能力が使えたら、一発で倒せるわ。」  
「使えてねーだろが!!」  
私は全部を思い出していた。  
コイツとこうやって言い合いしてるのが、酷く懐かしくて嬉しかった。  
「おい、何泣いてんだよ!?」  
「もう…分かってんでしょ!?」  
私はルミナの目をじっと見つめた。  
「金髪…か?」  
そう、私はチェルシー・ローレック。  
そしてアンタは浅葱ルミナ。  
「そのようね…。」  
「でも何で…!?」  
「分からないわよ。でも、ルリ様なら…。」  
ルリ様は龍の復活ですべての能力を失っていたはず。  
でも10ヶ月のも間、生命を削ってまで反魂の能力を練っていたのだどしたら…。  
 
「反魂の能力の応用で金髪は生まれ変わったってことか…。」  
「そういうことみたいね。」  
ルリ様は私が身を引いたことを、多分気付いたのだろう。  
だから私を…。  
「金髪!!」  
「ちょ、ちょっと…。」  
思い出すまでは、反抗期っぽいトコもあって抱きつかれるのに抵抗あったけど…。  
まぁ、良いか…。  
よーし、ちょっとだけ、からかってやれ。  
「よしよし、アンタはまだまだ甘えんぼの子供でちゅねぇ♪」  
「…。」  
ちょっと、何とか言いなさいよ。  
やってる私がバカみたいじゃない!!  
「金髪…。」  
「何?」  
「もっと甘えて良いか?」  
甘えてって…、今の私たちは仮にも実の親子なんだし、度を超えたことは…ンムッ!?  
 
「ンムッ!!」  
俺は金髪にキスをした。  
金髪は驚いて固まっているのか、抵抗する素振りは見せなかった。  
「んっ…、アンタ、何考えてなのよ!!」  
俺から唇を離してから、ようやく金髪は俺に抗議を訴えた。  
「好きなんだ…。」  
娘のチェルシーとしてではなく、金髪として…。  
「好きって…。わ、分かって言ってるの!? 私たち親子…。」  
「そんなコト関係ねぇ。俺は金髪が好きなんだ!!」  
この16年間の俺の心の穴を埋められるのは…。  
「金髪しか…いねぇんだ…。」  
金髪を抱きてぇ!!  
金髪と一つになりてぇ!!  
金髪と、金髪と…!!  
 
「待って!! 確かに私はあの時アンタに抱かれたけど…。」  
今の私はアンタの実の娘なのに…。  
「私には、この15年分のアンタの娘としての記憶があるのよ?」  
今、抱きたいって言われても…。  
「…娘に手を出すのに、抵抗ないわけ?」  
私だってホントは…。  
「俺が抱きたいのは金髪なんだ…。娘のチェルシーじゃねぇ。」  
「でも…。」  
「それに、将来このままお前が他の男のモノになるなんて考えたくもねぇしな。」  
「わ、私だって…、思い出したからには、今更他の男なんて…。」  
「じゃあ、抱かせてくれ。」  
良いの…?  
私、このままコイツともう一度…。  
ルリ様はどういう考えで私を生まれ変わらせたんだろう。  
ルリ様は私を許してくれるの…?  
 
「わかった…。」  
金髪は深呼吸したあと、落ち付いた声でそう言った。  
「金髪!!」  
「ただし、メガネ君や近所の人には言わないこと…。良いわね?」  
そりゃ、親子でヤッただなんて誰にも言えるはずねぇよ…。  
「ホントに良いんだな?」  
「ちょっと、アンタがしたいって言ったんでしょ!?」  
「あぁ、いや…。さすがに久しぶりなんで、ちょっと緊張して…。」  
マジで、ルリが死んでから、女を抱いたことは一度だって無かった。  
そして、まだ制服姿だった金髪は制服を脱ぎ、ベッドに腰をかけた。  
「制服でヤるのもアリだったかな…。」  
「殴るわよ?」  
これだよ、これ。  
この金髪との会話のテンポ…。  
そして俺は、いつの間にか下着も脱ぎ終えた金髪の身体をじっと見た。  
「何だよ、下着まで勝手に脱ぎやがって。」  
「アンタ、あの時も同じこと言って、中途半端に脱がすから汚れちゃったの忘れたんじゃないでしょうね?」  
それにしてもコイツ、何で裸で堂々としてんだよ…。  
「おい、金髪。ちょっとは隠すなり恥ずかしがるなりしろよな。」  
 
「えっ?」  
不覚だった。  
余りにも和みすぎていて自分でも気付かなかった。  
くそっ、タダ見させてしまったじゃないのよ…。  
「今頃シーツで隠しても遅いっての。」  
「ウッサイわねぇ!! ほら、アンタもちゃっちゃと服脱いで来なさいよ。」  
ホント、前と同じでムードなんて全然感じさせてくれないんたから・・・。  
それでなくても、こっちは生まれ変わってから初めてだって言うのに。  
…そうか、初めてなんだ…。  
「ん、金髪?」  
服を脱ぎ終えたルミナが私に声をかけてきた。  
い、いけない…つい目が下に行っちゃう…。  
「ほら…。」  
私はシーツの端を開いて、ルミナをベッドの横に招き入れる。  
「何考えてたんだよ?」  
「今度こそ、アンタに初めてをあげられると思ってね…。」  
ホントは前も、コイツにあげたかった。  
でもコイツと出会う前に、私は華秦と…。  
「んなコトより、さっさとヤらせろよ、金髪!!」  
…コイツ、ホントぶん殴ってやろうかしら?  
 
「うりゃ!!」  
「あっ…。」  
俺はしのごの言ってる金髪を押し倒した。  
「やっ、ちょっと…。」  
邪魔なシーツはベッドの下に放りなげる。  
金髪の裸を、俺はマジマジと観察した。  
「…こっちの毛の色が違うだけど、サイズとかも金髪まんまじゃねぇか?」  
と俺は、金髪の秘裂に指をやった。  
「バ、バカッ!!」  
どうも既に金髪は濡れていたようだった。  
だが金髪は初めてなんだから、優しくしねぇとな…。  
「…アンタ、少しオッサン臭くない!?」  
んなっ!?  
「そりゃテメェ、こっちだって30超えてんだから仕方ねぇだろ!!」  
「ふーん、あっそう。それじゃ、優しくしてね、オ・ジ・サ・ン♪」  
コイツ、ふざけてやがんのか!?  
こうなったら、徹底的に全身から責めて焦らしてヒィヒィ言わせてやる!!  
 
「や、やだっ…。あぁっ!!」  
コイツ、ホントに16年ぶりなわけ…?  
童貞君の時とは…全然違うじゃないのよ…。  
「何だ、ちょっとした愛撫だけでもう感じて来たのか?」  
馬鹿にされてるみたいで悔しい…。  
こうなったら、こっちだって!!  
「おおっと!!」  
「きゃっ!!」  
しまった、うつ伏せにひっくり反された!!  
これじや、こっちからは…。  
「そろそろ入れても大丈夫かなぁ…と。」  
も、もう入れるの!?  
それにコイツ、嫌らしい手付きで人のお尻を撫でまわして…。  
「待って!! ちゃんと顔見ながら…。」  
「んっ、顔を見ながらなんだよ?」  
コイツ、分かってるクセして…。  
「顔見ながらが良い…。」  
「何が?」  
「アンタの顔見ながらしたいって言ってんのよ、この馬鹿!!」  
と私は、振り返りざまにコイツの頭に一発ゲンコツを入れてやった。  
 
「イッテー!!」  
この暴力女、こんな時までンなことするかよ…。  
もう痛がろうが何しようが入れてやる!!  
「覚悟決めろよ…?」  
俺は言い聞かせるように言って、金髪の目を見た。  
「…な、何だよ?」  
何か今、金髪…。  
「何でもないわよ…。ほら、もう大丈夫なんだから来なさいよ。」  
俺は金髪に宛がった。  
「…行くぞ。」  
そして金髪の腰を抱え、そこに俺の腰を突き進めた。  
「くぅっ!!」  
先端が入っただけで金髪は苦痛で顔を歪める。  
だが途中で止める意味はねぇ。  
二人とも黙ったままで、最後までちゃんと一つにならなきゃ…。  
「うおっ…。」  
抵抗を超えると、一気にズルリと奥まで収まっちまった。  
今ので確実にカウパーは出たな・・・。  
それにしても金髪の中…気持ち良い!!  
 
「入ったの…?」  
やだ、初めてってこんなに痛かったけ?  
ジンジンして感覚がマヒしてる…。  
「あぁ…。動いても良いか?」  
「ちょっとは待ちなさいよ…。まだ痛いんだから…。」  
まったく…。  
「じゃあ、金髪のおっぱいで遊ばせてもらうか。」  
そう言ってルミナは私の胸を弄りはじめた。  
「何でこんなに柔らかいんだ、これは?」  
コイツ、完全にオッサン化しゃってるような・・・。  
「よーし、パパ吸っちゃうぞぉ!!」  
「ちょ、ちょっと!! 親子ってこと、思い出させないでよ…。」  
「わ、わりぃ…。フザケすぎたか。」  
そう言えば、前もこんな感じだっけ?  
あの時はコイツが緊張しまくって、それを誤魔化すためだったみたいだけど…。  
「もう…。ふふふっ♪」  
自然と私は声を出して笑っていた。  
「へっ、どうやら緊張は解れたみたいだな?」  
「えっ!?」  
緊張…私が!?  
 
「身体、硬くなってたぜ。」  
そう言って俺は金髪の肩に手をおいた。  
「モミモミっと。」  
「い、痛いわよ、もう…。」  
どうやら金髪はリラックスできたみたいだな。  
俺もそろそろ我慢の限界だ。  
「じゃあ、動くぜ?」  
「あ…、うん…。」  
俺は金髪の返事を確認してから腰を動かし始めた。  
以外とスムーズに動けるものの、金髪の締め付けはとんでもなかった。  
「くっ…、ふんっ…んぁっ…。」  
痛みが快楽かは分からねぇが、金髪は鼻にかかった甘い声で喘ぎがる。  
こりゃあ、声だけでイケそうだぜ…。  
「やべぇ、もう…。」  
「ルミナッ!!」  
わっ、馬鹿!!  
そんなに締め付けたらテメェ…くっ、うおぉ……………。  
俺は金髪と一緒にイッてしまった…。  
 
「よぉ、お前ら久しぶりだな?」  
「あれぇ、ルミナさん!?」  
「今頃、何しにきましたの?」  
私たちは再びアンダーグラウンドへやってきた。  
「あれ、そちらの方は…?」  
「ロ、ローレック様!?」  
「ハロー、髪の付け根が黒くなっちゃってるけど分かってくれた?」  
地上にはいられない、そう判断したからだ。  
「でも、どうしてローレック様が…。」  
「確かあの時、ローレック様は…。でも生きてらして良かったですわ!!」  
「んで、わりぃんだけどよ。アンダーグラウンドの戸籍って改変とかって出来るか?」  
「えぇ、そりゃあもう。私たち、今や公司の重役ですからぁ♪」  
「そこまでは行ってないわよ、エミリー…。」  
「それじゃあ、新しい戸籍を二つ用意してもらえない?」  
私は二人にウインクして依頼した。  
「もうすぐ、もう一つ必要になるかもしれないけどね♪」  
〜おわり〜  
 

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル