「ルーミーナーさんっ」  
 唐突にドアがガチャッと開かれ、パジャマ姿のエミリアが、彼女にしては珍  
しく、どこか含んだような笑みを浮かべて入ってきた。もっとも、ほぇ〜っと  
した雰囲気は変わらないのだが。  
「わっ、お、おどかすなよ」  
 同じく寝巻き姿で、ベッドの上にいた留美奈がドキッとする。今のは単純に、  
ノーノックでドアを開けられて驚いただけだ。  
「で、どうしたんだ?」  
 本当に何気なく、留美奈はエミリアに聞いた。  
 すると、エミリアは、「ふふふふふ」っ、と口元に手を当てて含んだような  
笑いをしてから、留美奈のベッドの縁に腰掛けた。  
「ルミナさん」  
「?」  
「セックス、したくありませんか?」  
「ぶっ」  
 平然と言ってのけたエミリアに、留美奈は目を剥いて驚愕した。  
「な、ななっ、せ、セックス、って、お前、何言ってっか。わかってんだろー  
な?」  
「はい」  
 さすがに顔を赤らめて、幾分恥ずかしそうにもじもじとしながら、エミリア  
は答える。  
「た、ただほら、先程お風呂で……だ、だったじゃないですか、だから……」  
 エミリアは、無理に明るい口調をつくって、そう言った。  
「る、ルミナさんも年頃なんですし、そういうこのも我慢できない時があるん  
じゃないかなーって……」  
 円い雰囲気は残しつつも、どこか真剣味を帯びた表情で、エミリアは留美奈  
に向かって言う。  
「って……ま、そ、それは……ひ、否定はできねーけどよ……だ、だからっつ  
って……それに、俺は……」  
 
 留美奈はろれつが回らなくなり、どもりながら言いかける。  
 するとエミリアは、どん、と留美奈の背中を強く付いた。  
「あははははははは、そんなにマジにならなくていいですよ〜」  
 声を抜けるように出して、言う。  
「深く考えなくて結構ですよ、愛とか恋とかそう言うのじゃなくて……そりゃ、  
まったく好きでもない相手には言いませんけど」  
 どこか苦笑気味の笑顔のまま、エミリアは言う。  
「じゃ、じゃあ……」  
 ――い、いいんだよ、な……うん、コイツがいいって言ってるんだし、1回  
ぐらい、は……いいよな?  
 心の中で自分に言って聞かせるようにしつつ、留美奈は深く頷いた。  
「じゃあ、早速」  
 言ってエミリアは立ち上がると、隠そうともせずに、パジャマの上着を脱い  
でいく。  
「って、うわ……」  
 留美奈はくぐもった声を上げてしまいつつ、視線をエミリアの方に向けてい  
る。喉がなる。そうしている間にも、エミリアはあっという間に上半身裸にな  
ってしまった。  
 パジャマのズボンも脱ぎ、エミリアはショーツを残しただけの姿になる。そ  
の肢体を見て、留美奈はほーっ、と浅く長いため息を付いてしまった。  
「どうしました? ルミナさん?」  
 軽く顔を紅潮させつつ、エミリアは自分を見つめる留美奈に向かって小首を  
かしげる。  
「い、いや、キレーだなーと思って」  
「や、やだ、お世辞言わないでくださいよ」  
 顔を紅くして苦笑するエミリアだが、どこか嬉しそうになってしまう。  
「お世辞じゃねーって」  
 留美奈は反射的に言うが、エミリアは微笑で留美奈を見る。  
 
「こんな大柄な女はモテませんよ〜。ルミナさんだって私のこと、デカいのと  
か言ってましたでしょう?」  
「う…………そ、それはほら、なんつーか、俺、男にしちゃ小さいしよ」  
 おたおたとどもりながら留美奈がいいわけする。  
「くすくす、ルミナさんって、可愛いんですね♪」  
 妙に嬉しそうに、エミリアが言った。  
「か、可愛い?」  
「はい、可愛いですよ〜。くすくす」  
 悪戯っぽく笑うエミリア。  
 留美奈が呆気に取られてしまっている間に、エミリアは最後のショーツも脱  
いでしまった。  
「ほら、ルミナさんも脱ぎましょうよ〜」  
「え? いやその……」  
 戸惑う留美奈の腕を引っ張って立ち上がらせ、エミリアは妙に小器用にその  
衣服を脱がせてしまう。  
「って、わぁ!? お、お前、い、いつもこんなことしてんのか!?」  
「はい、してますよ〜?」  
「へ?」  
 あっけらかんと言うエミリアに、留美奈は呆気に取られてしまう。  
「ジルハ先輩が酔っぱらって帰ってきた時はー、放っとくとそのまま潰れちゃ  
いますから〜」  
「あ、なるほど、そう言うことか」  
 妙に納得させられて、留美奈は片手で自分の前頭部を押さえた。  
「ルミナさん♪」  
「おわっ」  
 留美奈がぼっとしていると、頭半分高いエミリアに抱きつかれ、ベッドに押  
し倒される。  
「ちゅ……」  
 
「ん……っ」  
 そのまま、エミリアの方から唇を重ねられる。  
 ――なんか、ペース握られてるぞ、俺……  
 唇を重ねられたまま、妙に歯がゆい気分になる。肘を引いた姿勢のまま、さ  
わ、と手を動かすと、柔らかい感触があった。  
「んふ…………」  
 エミリアが鼻から甘い息を漏らす。留美奈はそのまま、エミリアの豊かな乳  
房を撫で回すようにしながら、揉んで行く。  
「ん……ルミナさん……」  
 唇を離し、エミリアは悩まし気に声をあげる。  
 留美奈は乳房に優しく力をくわえつつ、親指と人さし指でエミリアの乳首を  
きゅっと摘まみ上げた。  
「あっ……」  
 ぴくっ、とエミリアが反応する。  
「エミリア、下になってくれよ」  
「あ、は、はい……」  
 留美奈が手を放しながら言うと、エミリアはへんに真顔になってしまって、  
返事をする。  
 2人はもつれあったまま、ベッドの真ん中に移動するようにしてお互いの上  
下を入れ替えた。  
「へへ、エミリアも可愛いぜ……」  
「そう、ですか? ありがとうございます」  
 留美奈が言うと、エミリアは妙に嬉しそうににこっと笑った。  
「ん……」  
「ちゅ……」  
 今度は留美奈の方から口付ける。  
 唇を離してから、留美奈の手がまずエミリアの乳房に伸びた。  
 先程の続きと言う感じで、くにくにと優しく乳房を変型させ、乳首を指で扱  
く。  
 
「んん……」  
 エミリアが目を細める。  
 留美奈の右手が乳房を離れ、エミリアのお腹を指先で伝いながら下腹部から  
股間へとのびる。  
「あ……っ」  
 触られて、エミリアは改めて恥ずかしそうに顔を紅潮させる。  
「ここ……かな?」  
 留美奈は下の方からエミリアの割れ目をなぞり上げ、そのまま指の腹でクリ  
トリスを擦りあげる。  
「ふぁぁっ、あっあっあっ」  
 エミリアが身体をびく……とさせて、上ずったように声を上げた。  
「気持ちいいのか?」  
 留美奈が聞くと、エミリアはこくん、と頷く。  
 留美奈はそれを待ってから、人さし指の腹でエミリアのクリトリスをこねま  
わす。エミリアの身体が、何度もびく……びくと反応する。その間も、留美奈  
の左手はエミリアの乳房を揉みしだいている。  
 やがて、とろ……っとした感触が、留美奈の人さし指に絡み付いた。  
「エミリア、そろそろ……いいよな?」  
 左手も乳房から離し、両手の指でくにくにとエミリアの花びらを開くように  
してしまいながら、留美奈は尋ねる。  
「は、はい……ん……ぅ……」  
 割れ目を押し広げられて羞恥に顔を染めながら、エミリアは頷いた。  
「じゃ、じゃあ……」  
 もう我慢できないと言った感じで、留美奈はエミリアの股間にいきりたった  
自分のモノをあてがった。  
 じゅぷ……水音を立てながら、留美奈はエミリアの中に侵入して行く。  
「ふぁ……ぁ……」  
 挿入に背筋をゾクゾクとさせるエミリア。処女でこそなかったが、まだきつ  
く固いソコを留美奈に半ば強引に貫かれ、一瞬顔をしかめる。  
 
「エミリア……すげ……」  
 留美奈はエミリアの中の感覚に、込み上げてくる欲求をもはやかくせず、ず  
ちゅ、ずちゅ、と音を立ててストロークをはじめた。  
「ん、……んっ」  
 エミリアは背筋をゾクゾクとさせながら上体を逸らせる  
 ずちゅ……ずちゅ……ずちゅ……ずっ、ずっ、徐々に留美奈のストロークの  
速度が上がって行く。  
「ん……ルミナさん……ルミナさん……」  
 悩まし気に震えながら、エミリアが留美奈の名前をくり返す。  
「ちゅ……」  
 留美奈はエミリアを抱き締めてキスをする。唇を離すと、ひときわ強く突き  
込みはじめた。  
「あ、はっ、ぁぁ……」  
 ずぐ!……ずぐ!……ずぐ!……、エミリアは奥まで激しく、留美奈のモノ  
に犯され、声を上げて良がる。  
 留美奈は構わないと言った感じで、過激なストロークを続けた。  
「ルミナさん、そんなに、したら、私、も、もぉ……っ」  
 突き込まれる度に息を切らせながら、エミリアがうったえる。  
「お、俺も、もう、出る…………っ」  
 留美奈が悲鳴をあげるように言うと、エミリアははっとしたような表情にな  
った。  
「いい、ですよ、中、中で…………っ」  
 エミリアの返事が早いか、留美奈のモノがエミリアの中で憤った。  
 どくっ、どくっ、どくっ、と激しく精をエミリアの中に放つ。  
「ふあ、熱い、はぁ、あぁ……っ」  
 留美奈の射精の脈動に反応し、エミリアもびくっ、びくっと背を跳ねさせ、  
絶頂に登り詰める。ぎゅっと膣が収縮して、留美奈のモノから精を絞る。  
「ふぁ……ぁ……ぁ」  
 余韻にとろん……としてしまうエミリアを、荒い息づかいの留美奈がぎゅっ  
と抱いた。  
 
「エミリア、……変な言い方かもしんねーけど、その、本気で遊びってワケじ  
ゃない、だろ?」  
 お互い下着だけの姿で、ベッドに座っている状態。  
 留美奈が問いただすように声をかけると、エミリアはびくっ、と気まずいよ  
うな苦笑になった。  
「えっ……あ、それは、え……と……」  
 留美奈がヤブニラミで、じーっとエミリアを見る。やがて、エミリアは困っ  
たように顔を俯けたまま、話しはじめた。  
「その……以前、私……のせいで、ルミナさんが大怪我したことあったじゃな  
いですか……」  
「ん、あ、ああ……そんなこともあったよな……」  
 留美奈は後頭部を書きつつ、思い出しながら答える。  
「私……だから……あの時のお返ししなきゃ……って……」  
「ぶっ」  
 エミリアの言葉に、留美奈は思わず面喰らった。  
「おいおい、だからってこりゃーねーだろ」  
「わかってます! ただ……私もルミナさんとならセックスしてもイイかな…  
…って……」  
 留美奈の言葉に反応して声を上げてから、エミリアはいいながら、妙に嬉し  
そうな顔になってしまう。  
 その表情を見て、留美奈はエミリアを抱き寄せた。  
「…………ルミナさん?」  
「その……俺……、お前のこと、可愛すぎて……」  
 留美奈がいいわけするように言う。  
「ルミナさん……けど、ルミナさんは……」  
 エミリアが上目遣いで、訴えるように留美奈を見る。すると留美奈は、おど  
けたような顔で言う。  
 
「別に、ルリとそう言う関係になってるわけじゃねーしよ」  
 そこまで言ってから、急に真剣な表情になる。  
「多分後悔するとは思う……けど、今ここでお前を離したら、もっと後悔する  
ような気がするから……」  
「ルミナさん……」  
 エミリアは、ぎゅ、と留美奈の腕に抱きついた。留美奈が妙に気恥ずかしそ  
うに顔を紅くする。  
 ――結局、私っていつも弱いですね、ごめんなさい、ルミナさん……  
 心の中でそう言いながら、エミリアは自分を抱き締める留美奈にその身を任  
せていた。  
 

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