私とルリ様が地上に戻ってから半年が経った。
半年も経てば色々変わる訳で…
「なぁ金髪…お前ルリとヤってんだろ?」
「Σはぁ!?アンタ何かを妄想しすぎて頭イカれたんじゃないの!?」
突然訳のわからない事を聞かれて私は思わず洗っていた皿を落としてしまった。
奇跡的にも皿は割れてなかったからそれを拾ってまた洗ったわ。
「いや、だってよ…昨日夜トイレに行こうとしてお前等の部屋の前通ったんだよ。
そしたらさ、何かイヤらしい声が……ぐはっ!?」
アイツの顔を思い切りぶん殴ってやったわ。
何故ですって?それは……ホントにあの事の事がよりにもよって留美奈に聞かれていたからよ。
ルリ様に体を求められたら断れる筈が無いじゃない?
だから昨日はルリ様とヤッたのよ。
ルリ様ったらレズに目覚めたらしくて色々な意味で大変よ。
皿を洗い終わって私がソファに腰掛けてテレビ見てたらアイツが戻ってきたわ。
アイツはさりげなく私の隣に座ってまたさっきの話に戻ったわ。
「…で、結局お前はルリとヤッちまったんだな?」
真剣な顔でこんな事言う男はどうかと思うけど事実なので頷く事しか出来ないわ。
「そっか…じゃあルリの事が好きなんだな?」
「…?当たり前でしょ。だってルリ様は私の守るべき人なんだもの」
「だぁー!!!そうじゃなくてだな…」
そう言うなりアイツは私に顔を近づけてきて軽いキスをしてきた。