一人のヒューマンの少女が、暗い廊下を歩いている。すでに夜も更けて、パーティの他のメンバーは学生寮で睡眠をとっていたし、廊下で誰かとすれ違うような事もない。  
 少女は高鳴る胸に右手を当て、微かに震えると、肩まで伸びるセミロングヘアを撫でつけ、保健室のドアを、コン、コン、と二度ノックした。  
 返事が帰ってくるまでの間、小脇に抱えて持ってきた酒瓶を見つめる。昼間購買部で買った“やさぐれ淑女”だ。  
 仲間たちは、普段酒の類いに全く興味を見せない彼女が、そんなものを買っている事にきょとんとしていたが、何て事はない。単なるプレゼントだ。  
 少女がそわそわしながらドアの前に控えていると、足音が近寄ってきて、ドアの前で止まる。  
 そして、ぎぃーっと音を立ててドアが開くと、ドワーフの中年が顔を出した。  
「待ってたの。珍しく本気を出して、昼間のうちに仕事は終わらせたし、今夜は邪魔も入らないのね」  
「あ、はい…、ジョルー先生。あの、これどうぞ……」  
 落ち着かない口調で、酒瓶を手渡そうとする少女に、ジョルーはタレ目を閉じて、ふふん、と笑った。  
 あまり喋るのが得意ではないと知っているが、こういう仕草はやはり微笑ましい。  
 彼はその酒瓶を受け取ると、少し大袈裟に嬉しがって見せ、保健室へ少女を招き入れる。やはり、彼女はまだ緊張した表情を浮かべていた。  
 ジョルーは、さっき貰った酒の栓を抜きながら、「そこに座って待ってるのね」とベッドを指差して見せた。それだけで、少女は頬を紅く染めながら、口をパクパクと動かす。  
 こういう初々しい反応は、中年に差し掛かる彼にとって、随分と好ましいものだ。酒をらっぱ飲みしながら、少女より先にベッドへ腰掛け、軽く手招きする。  
「手取り足取り教えてあげるから、安心するのね。  
こういうのも、大人の階段を上るための大切な経験なわけね」  
 奇妙な説得をされながら、少女はおずおずとジョルーの横に座った。ヒューマンの彼女は、ジョルーの横に座ると頭一つぐらい背が高い。  
 ぎこちなく首を動かして、隣を見ると、以前ここに運び込まれてきたとき、目を開けて最初に見たのと同じ顔が飛び込んでくる。  
 ジョルーから直接、自分がここに来たときの話を聞いたが、蘇生に失敗して灰になってしまった所を、同じパーティの僧侶が半泣きで運び込んできたらしい。  
「ほらほら、早く横になるのね。服は脱がしてあげるから、任せてくれていいの」  
「……は、はい」  
 言われるがまま、ベッドに横になると、毛むくじゃらの手が胸元を掴み、リボンの結び目を解いて、するすると外す。  
 その下の服も、器用にボタンを外して胸元を肌蹴させた。壁に掛けられたランプが、その胸のきめ細かな肌を照らしている。  
 少女は視線を伏せて、傍目にはあまり乗り気でないようにも見えるが、それが単に照れているだけだと、ジョルーは知っていた。  
 好きだと伝えてきたのは少女の方だ。患者と医者の縁が発展して、と言うのもそう珍しい話ではない。  
 若い娘からそんな風に思いを寄せられて、断るほど彼も枯れていなかったと言うことだ。  
 こうしてちょくちょく酒の差し入れもしてくれるし、照れ屋で口下手で引っ込み思案で、最初こそ扱いに苦労したが、それも慣れてきて、今回はとうとう夜に来てくれた。  
 ジョルーは達成感にニヤリと笑いながら、先ほど肌蹴させた胸元に、右手を突っ込んでみる。羞恥心に少女の肩がビクンと振るえ、顔が真っ赤になった。  
「そんなで大丈夫なの? 先行き不安なのね」  
「あ、……その、頑張ります…」  
 ジョルーは「まあ、任せてればいいのね」と言って少女の頭を撫でた。真面目で教師の期待に応えようとしてくれる生徒と言うのは、褒めなければ。  
 教師が生徒の頭を撫でるのに、背伸びをしなければ届かないのは少々辛いところだが、そこは種族の差として仕方のないところだった。  
 突っ込んだtで、乳首をくりくりと弄ってやると、少女「うっ」と声をあげて、力なく震え、少しずつ息を荒くしていく。  
 瞳を覗き込むと、不安と興奮と期待と、色々な感情が入り混じった色をしていた。目は口以上に物を語るとは、よく言ったものだ。  
 彼女に限って言えば、恥ずかしがり屋で引っ込み思案な口よりも、遥かに雄弁に感情を語る。  
「乳首立っちゃってるの。気持ち良いわけね?」  
「……ッ」  
 
 ジョルーが笑いながらそんなことを言ってみると、ついに恥ずかしさも頂点まで達したのか、息を詰まらせて、瞳を潤ませながら視線を逸らした。  
 同時に、ただでさえ緊張によって硬くなっていた体が、さらに強張っていく。これは、本番までに時間が掛かりそうな雰囲気だ。  
「そんな緊張しても意味ないのね。性教育の授業だと思って、気楽にしとくのね」  
 そう言うと、ジョルーは少女の唇にそっとキスをして、舌を捩じ込む。キス程度なら、何度かした事があったので、緊張を解きほぐす意味は充分にあった。  
 酒臭い息がどっと流れ込んでくると同時に、少女の体から力が抜けていく。こういう前座をしてもらうと、いくらか安心感が湧いた。  
 上着のボタンを全て外し、ブラも取り去ると、その下の胸が重力に逆らったように、ぷるんと揺れる。  
 ジョルーはその胸を目で追いながら、「おーっ」と感嘆の声をあげ、舌なめずりした。  
「最近の娘は発育いいのね」  
 そんな事を言いながら、右胸を口に含み、乳首を軽く噛んだり、舌を押し付けたりしてみると、少女は体をビクビクさせ、ベッドのシーツを握り締めながら耐えている。  
 両胸の先端をぴちゃぴちゃと舐めて、唾液塗れにしながら、くんくんと鼻を鳴らすと、犬の鼻がさっきまでとは違う匂いを拾った。  
 その匂いを辿って、胸から下腹部、そしてスカートの中までを、濡れた鼻でなぞっていく。  
 流石にスカートの中に顔を突っ込もうとしたときは、頭を押さえられてしまったが、太股をぺろりと舐め上げてやると、その力も抜けた。  
「気持ちよかったのね。良い感じで濡れてるの」  
「い、言わないで、…くださいっ」  
 羞恥心に震えた声が帰ってくるが、そういう反応は男を燃え上がらせるものだ。なんだ、素で充分心得ているじゃないかと、ジョルーは一人頷いた。  
 恥部から愛液が染み出して、パンツを濡らしている。その女の香りに釣られて、その部分を布の上からペロペロと舐めると、  
 「ひゃっ」とか「う、あっ」とか、か細い悲鳴が上がり、同時に引き締まった太股が、顔を挟んで締め付けてくる。  
 第一線を退いてしまった彼とは違い、現役で冒険を続けている彼女の体は、細身の割りに引き締まっていて、胸や尻以外は余分な脂肪も少ない。  
 愛撫を続けると、ビクビク震えながら汗ばんできて、喘ぎ声にもだんだんと熱が篭って、かなり扇情的だ。  
 気がつけば、少女のパンツは唾液と愛液でべとべとになって、その二つの混ざった液体が、シーツにまで垂れている。  
 少女がひときわ大きく体を跳ねさせ、恐らく絶頂に達しただろうところで、ジョルーもある程度気が済んだようで、愛撫を中断した。  
 口を離すと、唾液と愛液の混合液がパンツと口の間に糸を引いた。  
 愛液の染み込んだ、口周りの毛皮をぺろりと舐めると、酸っぱいような甘いような、興奮させられる味がする。  
「イッちゃったのね。じゃ、次はそっちの番なの」  
「え、…あ……?」  
 絶頂の余韻に浸っていた少女は、その言葉を上手く聞き取れず、疑問符を浮かべながらそう返した。  
 ジョルーは苦笑しながら、自分の服を脱ぎ始める。服と言っても、毛皮の上に直接羽織った白衣と、ズボンだけだ。  
 少女の目の前でトランクス一枚になりながら、彼は自分の腹の肉を摘んでみる。彼女と違い、随分たるんできていた。毛皮のお陰でそれが目立たないのは幸いだ。  
「ほら、今度は君が舐める番なのね」  
 トランクスをずらして、勃起したペニスを見せ付ける。体格と同じように、ヒューマンの物に比べればやや小振りだが、相手は比べる対象をマトモに見た事はない。  
 ぼんやりした瞳でそれを捉え、「ひっ」と声を漏らし、口をパクパクさせて、中々美味しいリアクションをしてくれた。  
「え…あの、な、舐めるんですか……?」  
「人と付き合う上で、奉仕の気持ちは大切なのね。下手でも良いから頑張るのね」  
 
妙な説得をしながら、少女を抱き寄せると、もふもふした胸に顔を埋めさせる。ドワーフの毛皮は肌触りが良く、彼女は躊躇いがちに、その毛皮に頬擦りをした。  
 ジョルーはその頭を撫でながら、少しずつ下の方へずらしていき、自分の股間まで持って行く。反り立ったペニスが、頬にぺちぺちと当たり、少女の肌が一気に赤みを帯びた。  
「まぁ、まずは慣れるところからなのね」  
「は、はい……」  
 少女は、恐る恐ると言った様子で、チロチロとそれに舌を這わせ、やがて全体を口に含む。  
 勝手などまるで分からず、闇雲に舌を動かすだけだが、ジョルーにしてみればフェラチオをしてもらうのなど久しぶりで、充分過ぎるほどの快感を感じていた。  
 「凄く上手いのね…っ」と呟きながら、少女の頭を何度も撫でる。褒めて育てるのは、教育の基本だ。  
 最初は何処か遠慮がちで、戸惑いの感じられた舌の動きも、時間をかけるにつれて、徐々に大胆な物へ変わっていく。  
 同時に、鈴口からは先走りが漏れ出て、塩辛い味が少女の口内に広がる。正直、不味かったが、だからと言って中断する理由には足らなかった。  
 頭上から聞こえてくる、ジョルーからの賞賛の声や、快感の印である荒い息遣い、可愛らしく振られる尻尾の動き、  
それらは少々不快な思いをしようが、関係ないほどの達成感を与えてくれる。 それを続けていると、ついにジョルーも限界に近づいたか、少女の肩をぽんぽんと叩き、「もう充分なのね」と次げた。  
 彼とてもう若くはないのだし、一晩にそう何回も出来るなどと、自分の精力を過信してはいない。イくのは本番でと決めていた。  
 少女の口からペニスを抜くと、先走りがつーっと糸を引いて、ぷつんと切れる。彼女の瞳を覗き込んでみると、何処となくとろんとしていた。  
 顔を上げさせて唇を塞ぐと、今度はあちらから舌を入れてくる。やはり、さっきみたいに恥ずかしい行動をさせると、こういうところで大胆になってくれるのだ。  
 その舌に応えて、絡ませたりしながら、少女のスカートの中に右手を入れて、パンツをずり下ろす。  
 片手での作業だったので、ニーソックスに引っ掛かったりと、多少手間は掛かったが、すぐに彼女のパンツを投げ捨てることが出来た。  
 そのままスカートをめくり上げようとするが、そこは流石に抵抗された。ジョルーは仕方なく立ち上がると、壁に掛けられたランプの灯をを吹き消して、戻ってくる。  
 明るい中で恥部を丸見えにさせるのは、少々配慮に欠いた行動だったらしい。  
「もう暗くなったから大丈夫なのね」  
「は、はい。…い、いつ…でも…」  
 問いに答える、その震えた声色に、ジョルーは再度苦笑した。さっきまでの前座で、少しぐらい慣れが出てきたと思いきや、本番が近づくと直ぐにこれだ。  
 こればっかりは、恥ずかしがりやな性格が原因なので、ゆっくり慣らしていくしかない。  
 ジョルーは彼女の上に覆いかぶさると、外すのが面倒そうなニーソックス以外、衣服を全て剥がし、ドワーフの獣の目が、薄暗い中で捉えた恥部に、指を這わせる。  
 舌での愛撫で、ある程度入り口は広がっていたが、まだ一度も使っていないそこに、ペニスを突き入れるには、もう少し慣らしておく必要がありそうだった。  
「指一本から始めるのね。慣れてきたら本番ってわけね」  
 言いながら、割れ目に人差し指を這わせ、小刻みに動かしながら、少しずつ埋没させていく。指一本でも締め付けてきて、ああやはり処女なのかと実感が湧く。  
 少しずつ指の本数を増やしながら、奥へ奥へと突き入れ、指先で膣内を掻き回す。こちらにきつく抱きつきながら、ぶるぶると震える姿は、かなり可愛い。  
 毛皮に指を絡めて抱きついているため、引っ張られて痛い感じもするが、まあ黙殺できる程度だった。  
 胸の谷間に顔を埋めて、思う様嘗め回したり、太股に勃起したペニスを擦り付けて見たり、様々なことを試しながら、ついに少女の膣を掻き回す指は、3本になっていた。  
 その指を引き抜き、絡みついた愛液を舐めとると、「そろそろ頃合なのね」と呟いて、少女の両太股を掴んで、股を開かせる。  
 さながらM字開脚のような体勢にさせると、これまでの愛撫によって、愛液を垂れ流し、物欲しそうにヒクつく恥部に、ペニスをあてがった。  
「なるだけ優しくしてあげるから、安心するのね」  
「あ、はい……ッ」  
 それだけで、少女の体が小刻みに震え、声が熱っぽくつっかえる。ジョルーは満足そうに笑うと、期待に尻尾をぶんぶんと振りながら、挿入を開始した。  
「あっ…く…ッ」  
 
 やはり、指よりも太い物の挿入は、ある程度の抵抗があったが、無理ではない。ジョルーのペニスは、少しずつ少女の中に進入していき、ついには根元までが膣内に収まった。  
 当然ながら、かなり痛い様子で歯を食いしばっていたので、彼は一旦動きを止めると、さっきのように、もふもふの胸に少女の顔を埋めるように抱きしめる。  
 体格差のため、少女が猫背になっていて、少々無理のある体勢だったが、  
彼女はある程度の安心感を得る事は出来たようで、いくらか落ち着いて、深呼吸するように息を吐いた。  
「よく頑張ったのね。教師として鼻が高いのね」  
「…ッ、ありがとう、ごがいます……」  
 ジョルーは「礼儀正しい娘なのね」と苦笑しながら、ゆるいピストンを開始した。突き上げに反応して、膣はビクビク脈動して締め上げてくる。  
 やはり処女なだけあって、よく締まった。これまで、あくまで教師らしく少女をリードしてきたが、  
そろそろ余裕もなくなり、こころなしか、眠そうなタレ目がキリリとなっているようにも見えた。  
 腰を抱えてズンズンと突き上げながら、痛みに引き攣る頬を、ぺろぺろと舐める。こういう柔肌も、触り心地が良くて中々気持ち良い。  
 最初のうちは、突き上げのたびに苦しそうな声が上がっていたが、慣れると共に、それもなくなっていく。  
 腰にまわした腕を解いて、今度は両太股に腕をまわす体勢で突き上げてみると、違った角度からの挿入に、少女の反応もまた変わる。  
「う…胸、物凄い、揺れてるのね…ッ  
 ピストンのたび、ぶるんと揺れる少女の胸を目で追いながら、そんな風に話しかけると、返事は帰ってこなかったが、代わりにビクビクと膣が締め付けてきた。  
 この手の言葉攻めに弱いようだ。性行為の高揚感もあって、ジョルーは少々調子に乗ったようで、その胸を舌や指で弄りながら、似たような言葉攻めを繰り返す。  
 初めての割りに感度が良いだの、こんなエッチな生徒は他にいないだの、このお○んこはお○んちん大好きなのね、だの。  
 そうやって恥情を煽るほど、少女の感度が増しているようだった。涙目でこちらを見上げながら、感じまくって喘いでいる姿は、もう堪らない。  
 ジョルーは軽く舌なめずりをすると、そろそろ限界も迫っていた事もあって、最後のスパートにと、ピストンの動きを早める。  
 事前に生理周期も聞き出していたから、今夜は中出しも問題ない筈だ。まだ卒業してもいない生徒を、孕ませるようなドジを踏むつもりはない。  
「こっちは、そろそろイきそうなのね……ッ。そっちは…ッ?」  
「う…くぅ……ッ」  
 少女も何か言おうと、口をパクパクさせていたが、突き上げと快感に邪魔されて、呂律が回らないようだった。  
 だがそんな調子なら、あちらだって直ぐにでも絶頂に達してしまいそうなのだろう。そう考えながら、  
最後の仕上げに、ピストンに合わせて揺れる胸にかぶりつき、乳首を吸い上げてやると、ついに少女も絶頂に達したようで、  
その体がビクンと跳ね、膣は痙攣を起こしてペニスを締め付ける。  
「ひゃっ、あぁあ……ッ!」  
「イっちゃったのね…ッ、じゃあ、次はこっちの番なわけね……!」  
 ジョルーは、少女の胸から口を離して言うと、ひときわ大きく突き上げ、根元までを彼女の膣へ挿入し、一気に絶頂に達する。  
――どぴゅっ、ぴゅるっ!  
「くぅ……ッ、凄いのね…!」  
「あっ…ぁ…せんせ……」  
 
 絶頂の余韻に浸る体に、大量の精液を流し込まれ、少女はか細い嬌声を上げ、荒い呼吸に胸を弾ませる。  
 その息が整っていくのと同時に、強張ったように締め付けていた膣から力が抜け、にゅぽんっ、と萎え始めたジョルーのペニスが抜ける。  
 初めての行為で拡張され、半開きになった膣口からは、先ほどの精液が流れ出て、シーツに垂れている。そのシーツをよく見てみると、小さな紅い染みが出来ていた。  
 ジョルーはそれが血だと気付いて、思い出したように自分の股間を見る。  
思ったとおり、少量の血が毛皮に染み込んでいた。まあ、初めてで随分激しくしたのだから、しょうがない。  
 このまま乾いてしまったら、血の染みを落とすのに時間が掛かりそうだ。しかし、今から体を洗うのも面倒臭い。  
 ジョルーは少し考え込んだが、直ぐに少女の隣に寝転がり、一緒になって布団を被ると、胸の谷間に顔を埋めて目をつぶった。  
 今のところ、見せる相手は彼女くらいの物だから、悩む必要も無いだろうと思ってのことだ。  
 彼はリラックスした様子で、緩やかに尻尾を振りながら、少女に話しかける。  
「今日は疲れた筈だから、明日は思いっきり寝坊するといいの。  
パーティのみんなには、ダンジョンで採った食べ物に当たったとでも伝えておくのね」  
「……明日までに、もうちょっと良い言い訳を考えてます」  
 少女はくすりと笑いながら答えると、未だに熱を持った自分の下腹部を撫でる。まだ残留感が残っていた。  
 ジョルーの体を抱き返すと、もふもふの毛並みがとても気持ち良くて、犬のような外見は、歳不相応に可愛らしい。  
「先生、おやすみなさい」  
「おやすみなのね。また明日」  
 どちらともなくそう言って、眠りに就く。もっとも、直ぐにジョルーがいびきをかいて寝始め、その煩さの所為で、少女が眠れたのは明け方になってからだった。  
 
 
 
終  
 

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