「う〜ん…」  
 「ん?どうした?ヒュム男」  
 悩んでいる戦士ヒュム男に精霊使いエル男が話しかける。  
 本来、ヒューマンとエルフはバハムーン程ではないにしろ、相性は少々悪い。  
 「エル男か…いや〜、どうしようか迷っててな」  
 「迷ってる?いつも迷わない君が珍しいな…何を迷ってるんだ?」  
 「俺と同期のフェア子と同期だけど学校がブルスケッタのフェア子、どっちにしようかと迷っててな〜」  
 ちなみに、ヒュム男の同期のフェア子はレンジャーで、ブルスケッタのフェア子は賢者である。  
 「…それって、つまり恋かい?」  
 「そうだけど?」  
 ヒュム男が言った事にエル男は質問したが、ヒュム男はあっさりと答えた。  
 「そうか…それなら僕から言える事はただひとつだけだ」  
 「お?そりゃなんだ?」  
 エル男に対してヒュム男は期待するような感じでいる。しかし…  
 「とりあえず…滅びろ!ビックバム!!」  
 「ええっ!?なんでーーーっ!?」  
 エル男が放ったビックバムがヒュム男は避け切れず直撃してしまう。  
 煙が巻いた後にはヒュム男らしき物体があるだけだった。  
 「贅沢だ…君の悩みは贅沢なんだよ…僕は…僕はまだ…1人の女性をも導けてないというのに…」  
 彼は写真を見ながら嘆くように言っていた。移っていたのはガンナーのヒューマンの女の子であった。  
 
 

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