「おーい、あの特待生とか言う娘、どこ行ったんだ?」  
「あん?一人で地下道入ってっちまったよ。『他の奴なんか足手まといだ』なんて言ってさ。」  
「そうか、一人でなあ。………ちょっと地下道行ってくる。」  
「毎年数人はやるからな。頑張れよ。」  
 
類稀な才能を持ち、バルタクスに優秀な成績で入学したエルフの女の子。誰しもが羨む特待生という存在だったが、その称号は時に本人をも惑わせる。  
確かに素晴らしい才能はあった。しかし、一流の冒険者とは数多の経験に裏づけされた力を以って、初めてそう呼ばれる。  
才能が一流であっても、彼女は冒険者としては三流以下だった。それを、彼女はすぐに思い知ることとなる。  
「くっ!特待生と呼ばれたわたくしが、こんな雑魚相手に…!」  
たった一人で地下道に入ったエルフ。なまじ、出だしが快調であったため、過信に引きずられるまま奥へと入り込んだ彼女。その結果、よりにもよって地下道の真ん中でモンスターに囲まれてしまった。  
スラミル・バットン・イソギンボール。どれも個々の強さは大したことはないが、それらの群れとなると話は別だ。まして、たった一人では勝てる道理がなかった。  
イソギンボールが、エルフの体に絡み付こうとする。  
「触るな、汚らわしい!」  
素早くダガーを振るうが、イソギンボールはふわりとかわす。その隙に、後ろから別のイソギンボールが襲い掛かる。そちらに気を取られれば、今度はバットンが襲い掛かり、キリがない。  
特待生と持て囃され、これまで挫折の一つも味わったことのない彼女であったが、ここにきてようやく、この戦いの勝利が絶望的であることを感じ始めた。  
「くぅ…!このわたくしが、敵に背を向けねばならないとは…!」  
エルフらしい気位の高い顔を歪ませて、唇を噛み締める。しかし、ここでも彼女は失敗を犯した。  
一瞬の間を置いて逃げ出そうとした彼女の足に、何かが絡みついた。  
「あっ!?」  
たまらず、エルフは転倒する。見れば、いつのまに移動してきたのか、両足にスラミルが絡み付いている。これでは動くどころか、立ち上がることも出来ない。  
「このっ…!離せ!離せぇ!!」  
何度もダガーを突き刺すが、精霊に属するスラミルには通じない。その間にも、他のモンスターが徐々に自分に迫ってきている。  
「うわああぁぁ!!!離せっ!!離せぇぇぇっ!!!」  
初めて感じる恐怖。あの時すぐに逃げ出さなかったことを後悔したが、もう遅かった。  
 
イソギンボールが、ゆっくりと彼女の前に漂ってくる。そしてその長い触手から、何かの液体が制服に滴り落ちる。  
ジュウッ!という音と煙。その液体が触れた部分は、焼け焦げるように溶けていた。  
「ひぃっ!?」  
あまりの恐怖に、エルフの体が凍りつく。あんなのが、もし体に触れたら…そう思うだけで、エルフの体からは全ての力が失われていった。  
「い、いやああぁぁぁ!!!誰かっ…誰か、助けてええぇぇ!!!」  
特待生としての誇りやエルフとしてのプライドなど、死の恐怖の前には何の意味も持たなかった。恥も外聞もなく、エルフの少女は助けを求め、泣き叫ぶ。  
その間も、イソギンボールはどんどん液体を落とし続けている。見る間に溶けていく制服。やがて、それはもはや原型すらないほどに溶かされ、彼女の体にはいくつかのぼろ布がへばりついているだけだった。  
そこに、キイキイと高い鳴き声を出しながらバットンが近寄ってくる。肉体を溶かしにかかっていたイソギンボールは、それを受けてすっと下がった。  
「はぁ…はぁ……助……かった…?」  
あるいは、いっそここで全身を溶かされていた方が、幸せだったかもしれない。バットンは身動きの取れない彼女の上を飛び回りながら、何かの液体を彼女に落とした。  
「っっ!?あっ!!!熱っっつい!!!」  
絶叫するエルフ。だが、バットンはそんな声などお構いなしに、次々高温の液体を彼女に落とす。  
「熱い!!!やめてぇ!!あ゙あ゙っ!!!熱っつい!!!!!いやああ!!熱いぃーー!!!!」  
喉が裂けんばかりに絶叫し、のたうち回るエルフ。その動きを敵対行動ととったのか、新たなスラミルが彼女の腕を抑え込んだ。  
「助けて!!!誰か!!!熱い!!!あああやめて助けて!!!!熱い熱い熱いぃぃーーー!!!!」  
あまりの苦痛に失禁し、それでも叫び続けるエルフ。身動きすら出来ない体に高温の液体を浴びせられ、もはや息も絶え絶えになった頃、ようやくバットンはいずこともなく去っていった。  
 
「あぁ……たす…けて……だれ…か…。」  
朦朧とした表情で、もはや呪文のように呟く彼女。しかし、助けてくれる者など居はしない。  
ぼんやりした視界の隅で、足元のスラミルが形を変えるのが見えた。ぐにゃりとした不定形だったものが、何か棒状の形に変わる。  
―――ああ、殺されるんだ  
もう、いっそその方が楽だとすら思い始めていた。しかし、現実はより残酷だった。  
槍状になるものだとばかり思っていたそれは、何やら太く先端が丸みを帯びた形状に変わっていく。それは例えるなら、男性器といった方が近かった。そしてそれが、エルフの股間に向かって伸びていく。  
「い…いやだぁ!!!いや!!!!お願いそれだけはやめてえぇぇ!!!そんなのやだぁ!!!」  
残った力を振り絞り、エルフは暴れ、泣き喚く。だが、そんな哀願が聞き入れられるわけもなかった。  
「やめてやめてやめてええぇぇ!!!!やめっ…!」  
ずぶりと、スラミルの体が体内に侵入した。  
「痛いぃぃーーーー!!!!やめて!!!もうやめて!!!痛い!痛い!痛い!!!」  
モンスターに犯された。そのあまりに受け入れがたい現実に、エルフはただ頭を振って泣き喚くしかなかった。スラミルはそんな彼女のことなどお構いなしに、激しく出入りを繰り返す。  
「やめて!!抜いて!!!痛いっ痛いよ!!!助けて…誰かぁ!!!」  
不意に、ぞっとする気配を感じて目を落とすエルフ。見れば、もう一匹のスラミルも同じように変形し、それは彼女の肛門に向かって伸びる。  
「やだ…嘘でしょ!?やめて!!もうやめて!!!!そんなとこ入るわけない!!!ダメやめて!!!死んじゃっ…!」  
必死に暴れるエルフ。そんな彼女をいたぶる様に、スラミルはゆっくりとそこに近づいた。そして軽くあてがうと、一気に侵入した。  
「あがっ…!?ぎゃあぁーーーー!!!!」  
もはや女の子とは思えないような絶叫を上げるエルフ。その姿からは、もうその娘が特待生だったことなど想像もつかない。性器と肛門をスラミルに蹂躙され、白目をむいて泡を吹く姿は、ただの哀れな犠牲者だった。  
だが、それで終わったわけではなかった。腕を押さえていたスラミル達も、そこに向けて移動を開始していたのだ。そして、それまでと同じように変形していく。  
「も…もう、やめ…!やだ…こんな……死に方…!あ…あ…あが…ひっ…ぎゃあああああああああ!!!!!」  
地下道中に、哀れなエルフの悲鳴が響き渡った。  
 
「おい、あのエルフどうなったんだ?」  
「さあねえ。お前も助け…つっていいのか知らねえけど、行くのか?」  
「相手次第だな。お前、何か知らねえ?」  
「もう7人ぐらい行ってる。」  
「それならまだまだ楽しめるな。お前も行かねえ?」  
「俺はいいって。モンスターと他の男に犯られた奴とやるなんて、俺は遠慮しとくよ。」  
 

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