中継点に戻ったセレスティアは、初めに自身の傷を治してから休憩所へと向かった。時間は普段の消灯時間を過ぎた頃であり、  
もうドワーフも寝ている時間だろう。  
一応、帰ってきたことを知らせるため、形式的にノックする。しかし、やはり中からの返事はなく、セレスティアは溜め息をついて  
外の窓に回り込もうとした。  
その瞬間、ガチャリと鍵の外れる音がし、セレスティアは驚いて振り返った。  
「あれ、ドワーフさん?起きていたのですか?」  
言いながら、ドアを開ける。しかし、いるはずのドワーフの姿が見えない。  
「……ドワーフさん?一体どこに…?」  
「そろそろ帰ってくると思ったから」  
突然後ろから声が聞こえ、セレスティアはまたもや驚いて振り返った。どうやらドアの後ろに立っていたらしく、その手には用心のためか  
いつものナイフが握られていた。  
「わざわざ、起きていてくれたんですか。ありがとうございます」  
「別に」  
セレスティアが鍵を掛けて中に入ると、その後につく形でドワーフもベッドに戻る。  
「あ、それとドワーフさん、いただいた神秘の水は使い切ってしまいました。もし必要であれば、後ほど…」  
「ちゃんと利子付けて返して」  
「……わ、わかりました」  
セレスティアもベッドに座ると、ペットに枕を譲ってやる。その上で丸くなったのを確認すると、ドワーフの方に視線を移し、  
その顔をじっと見つめた。  
「……何」  
「いえ、その……少し、言いたいことと言いますか……お伝えしたいことがありまして」  
「何?」  
急かされるように重ねて尋ねられ、セレスティアは少し焦った。しかし、ドワーフにしては珍しく黙って話を聞いてくれそうだったため、  
一度深呼吸をしてからゆっくりと口を開いた。  
「わたくしは……あなたが、あなたのことが、好きです」  
「………」  
ドワーフの表情は変わらず、ただじっとセレスティアの顔を見つめている。  
「もっと言うなら、愛しています」  
「ふぅん」  
とてつもなくそっけない返事だったが、少なくともドワーフが不快感を持っている様子はなかった。  
「……で、終わり?」  
「え?あ……え、ええ、まあ、はい」  
「ふぅん」  
再びそっけなく言って、ドワーフは視線を落とした。普段はしない仕草に、一体どうしたのかと思っていると、ドワーフは再び顔を上げて  
セレスティアを見つめた。  
 
「じゃあセックスするの嫌じゃないよね?」  
「え!?え、ええ、それはまあ…」  
「じゃあしよ。最近耳とか背中も気持ちよくなってきたし、これ好き」  
「あの、明日は大切な…」  
「いいから。セレスティアさんだって気持ちいいんでしょ?」  
そう言い、両手を前に出して抱くのをせがむように手招きする。もうこうなっては拒否などできるわけもなく、セレスティアはベッドから  
立ち上がるとドワーフの前に立ち、その腕を優しく撫でた。  
撫でる手が手元に来た瞬間、ドワーフはセレスティアの手を掴み、グッと引っ張って隣に座らせる。  
「え?あの、わたくしのベッドに来るのでは…?」  
「いいでしょ、別に」  
言いながら、ドワーフは制服をはだけると、セレスティアの手を取って自分の胸へと押し付けた。  
「ここ、して」  
ドワーフが腕から手を放すと、セレスティアはゆっくりと胸を揉みしだく。  
初めてした頃に比べると、胸はさらに硬くなった。しかし最近は少し大きくなった感じもあり、力を入れればしっかりと沈み込むような  
感触がある。円を描くようにゆっくりと手を動かすと、ドワーフは熱い吐息を漏らした。  
「はうんっ……く……あふっ…!」  
後ろに右手をついて体を支えながら、ドワーフは与えられる快感に身を任せている。普段と違い、セレスティアの手の動きに素直な反応を  
する彼女の姿は、見ていて可愛らしく映る。  
やんわりと全体を揉みつつ、指の間で乳首を挟む。  
「んんっ!?そ、それっ……好きぃ…!」  
ドワーフの体がビクッと震え、同時に大きく息を吐く。挟んだまま手を大きく動かし、刺激に慣れたところで手を離し、乳首を摘む。  
「あんっ!やはぁ……気持ち、いい…」  
初めてしたときはほとんど無反応だったドワーフだが、体を重ねるごとに未知の刺激を快感として感じるようになっていた。  
尻尾が無意識に揺れ始め、表情は快感にうっとりと蕩けている。そんな彼女を眺めながら、セレスティアは完全にベッドの上に乗り、  
その体を軽く抱き寄せる。  
一瞬、ドワーフの手がナイフに伸びかかる。しかしすぐに思い直したらしく、その手を下げた。  
毛を掻き分け、小さな乳首を口に含む。ドワーフの呼吸が震え、同時に小さな嬌声が上がる。  
「んくっ……セレスティアさん……それ、いい……も、もうちょっと強くぅ…!」  
強く吸ったまま、ゆっくりと顔を離す。チュッと音を立てて乳首が解放されると、ドワーフの体がビクンと震える。  
「あうっ!そ、それも好き……でも、もっと舐めたりして…」  
「ええ、わかりました」  
優しく答え、今度は反対側の乳首を口に含む。それは予想していなかったようで、ドワーフは驚いたように体を震わせた。  
「んあっ!?い、いきなり……や、やめないで…!やめちゃダメ…!」  
甘えるようなドワーフの声に、セレスティアは子供のように吸いついて応える。強く吸ったまま舌先で転がすように乳首をつつくと、  
ドワーフは再び甘い嬌声をあげる。  
「いいよっ……気持ちいいっ……もっと、もっとしてぇ…!」  
周囲をなぞるように舌を動かし、時折先端をつつく。素直な反応をするドワーフを観察しつつ、セレスティアは動きを変えていく。  
 
焦らすように同じ動きを続け、ドワーフが不満げに鼻を鳴らすと、舌全体を使って舐め上げる。思わずドワーフが体を引こうとすると、  
セレスティアはすぐに抱き寄せ、それをさせない。  
「ちょ、ちょっ……あんっ!お、押さえないでよ……くっ……気持ちいいけど、手は放してっ…!」  
「ん……ああ、すみません。つい夢中に…」  
怒らせるとどうなるかわからないため、セレスティアは大人しく手を放す。しかし自由を奪われるのが嫌だっただけらしく、ドワーフは  
解放されるとむしろ自分から胸を押し付けるように突き出した。  
それに応えるように、思いっきり吸い上げる。途端に、ドワーフは大きな嬌声をあげた。  
「んあう!そ、それ強いっ…!」  
吸ったせいもあり、すっかり尖りきった乳首を、軽く噛んでみる。小さな悲鳴と共に、ドワーフは僅かに顔をしかめた。  
「あくっ……い、痛いのはっ……あ、でもそれっ……それ、気持ちいい…!」  
乳首を噛んだまま、舌の腹で舐め上げる。どうやらそれは気に入ったらしく、頭を押しやろうとしていた手から力が抜けていき、  
止まっていた尻尾も再びパタパタと動き始めた。  
空いている手を、もう片方の膨らみに伸ばす。そちらの手が触れると、ドワーフはビクッとして体を引いた。それでも口と手は離さず、  
舌での刺激を続けながら大きくゆっくりと手を動かす。尻尾の動きがが止まり、代わりにピクン、ピクンと震えるように動き、そこで  
ドワーフがセレスティアの頭を押しのけた。  
「も、もういいっ!それ以上はっ……ふあっ……それ以上は、危ないから…!」  
「そうですか?では、胸はこのぐらいにしておきましょうか」  
言いながら、胸に触れていた手を耳へと動かす。そこに触れると、ドワーフは耳をパタッと動かす。  
「んっ…!」  
軽く背中を反らせるようにして、ドワーフは小さく喘ぐ。根元から先端へと指を滑らせ、全体を優しく撫でつけ、不意に耳孔へと動かす。  
少しくすぐったかったらしく、耳がパタパタと動き、ドワーフは首を傾げるようにして肩と頬でその手を押さえる。  
「くぅんっ……そっちはダメ」  
「くすぐったいですか?」  
「うん、中の方はちょっと……ふぅ、んっ…!」  
胸より反応が薄いとはいえ、刺激としてはちょうどいい強さらしく、ドワーフの尻尾はパタパタと動き続けている。  
耳の裏を撫で、そのまま根元の表側へと指を動かす。うっとりと目を細めるドワーフに、セレスティアはついつい抱きしめたい衝動に  
駆られる。が、ナイフがものを言う可能性があるため、辛うじてそれを思いとどまる。  
代わりに、耳朶を軽く持ち上げ、それを唇で咥えるように挟む。  
「んんっ!?ん、口……それ、結構好き……んくっ!」  
そのまま唇で挟みつつ、耳朶に舌を這わせる。ドワーフは熱い息を吐き、耳がピクリと動く。軽く歯を立ててみると、ドワーフは僅かに  
唇を尖らせてセレスティアを見つめる。  
「ちょっ、セレスティアさっ……んっ!痛いのは……噛むのはダメだって…!」  
「や、すみません。少し強い刺激でも気持ちいいかと思ったので」  
口に入った抜け毛をさりげなく出しつつ、セレスティアは弁解する。ドワーフは特に怒っていたわけではないらしく、そんなに表情は  
変わっていない。  
噛んだことを詫びるように、セレスティアはその部分を丁寧に舐める。再びドワーフは目を細め、うっとりとその快感に浸る。  
 
体を寄せ、肩に手を置く。ドワーフが何もしないのを確認すると、セレスティアはそのまま背中へと滑らせ、そして尻尾に触れた。  
「あうっ!ちょっ……尻尾?」  
「ダメですか?」  
「ん〜……そこはあんまり、よくわからない」  
「ではせっかくです、試してみましょう」  
そっと、毛並みに沿って尻尾を撫でる。プルプルと微かな震えが手を伝わり、尻尾の裏側を撫でた瞬間、尻尾が逃げるようにばさりと  
動いた。  
「んああ!う、裏側ダメっ!根元の裏は、つ、強すぎる…!」  
「上側は平気ですか?」  
「ん……そっちは好き。あ、耳もやめないで……んっ!」  
片手で尻尾を撫で、口では耳を愛撫する。その刺激一つ一つに、ドワーフは小さな鳴き声のような喘ぎで応え、時折体がピクンと震える。  
ダメとは言われたものの、反応が良かったこともあり、セレスティアはたまに尻尾の付け根を撫でる。ドワーフが嫌がるように体を  
よじると、すぐに耳を優しく舐めてごまかす。  
「ふぅ、んっ……はうっ…!ちょ、ちょっとセレスティアさん…!尻尾っ……尻尾、根元、わざとやってない…?」  
「気持ちよさそうだったのでつい……どうしてもダメですか?」  
「ん……それぐらいなら、んっ…!いい、かも…」  
快感には貪欲であり、自分に正直でもあるため、何だかんだでドワーフは色々とされるのが好きである。セレスティアとしても、自身の  
手で快感を与えられるというのは楽しいものであり、また嬉しくもある。  
「ドワーフさん、もう少しこっちに…」  
「ん、わかった」  
いつまでも端っこに座られていると、何かとやりにくい。ドワーフがベッドの中央に座ると、セレスティアは彼女を抱き寄せるようにして  
尻尾を撫でた。  
「あっ、くっ!や、やっぱり裏側っ……ふあうぅ!!」  
不意打ちで、逆の手をぴったりと閉じた秘裂に伸ばす。触れればそこは既にべっとりと濡れており、褐色の体毛の間で白く糸を引いている。  
愛液を指に絡め、表面を撫でる。ドワーフの体がビクビクと震え、表情は一見苦しげなものに変わる。  
「あうっ!う、くうっ!そこっ……そこ、気持ちいいよぉ…!」  
さらなる快感を求め、ドワーフは前後に腰を振り始める。セレスティアは割れ目に指を挟みこませるようにし、軽く曲げてやると、  
ドワーフの体が驚いたようにビクンと跳ねる。  
「ふあっ!そ、それいいっ……それ、好きぃ…!」  
中に入れたいのか、ドワーフは指の曲がった部分に腰を動かしてくる。するとセレスティアは指を伸ばし、代わりに秘裂全体を  
押し上げるように力を入れた。細い部分に強い力がかかり、下腹部の奥に響くような刺激に、ドワーフは甘い声をあげる。  
「あぅ、んんっ!いい、いいよぉ!んう……ふぁ、あっ……気持ちいいよぉ…!」  
「どうです?もう少し続けますか?」  
セレスティアが尋ねると、ドワーフは首を振った。  
「ううん……あふっ……も、もうセレスティアさんの入れて…!」  
「ですが、これでも随分気持ちよさそうですよ?」  
そう言い、セレスティアは焦らすように指での愛撫を続け、さらに尻尾の裏を優しく撫でた。途端にドワーフは悲鳴じみた声をあげ、  
直後にセレスティアを少し不機嫌そうに睨んだ。  
「も、もういいって……ひゃうんっ!ちょ、セレスティアさっ……あぅん!」  
何とか睨みつつも快感に翻弄されるドワーフを、セレスティアは微笑ましいような気持ちで見つめていた。しかしだんだんとその顔が  
不機嫌そうになってきたため、慌てて両手を放す。  
 
「もういいって言ってるのに、さっきから」  
「すみません、つい夢中に……あまりお気に召しませんか?」  
「だから、もう入れたいって言ってるの」  
言いながら、ドワーフはセレスティアを押し倒し、制服を剥ぎ取りにかかる。しかし彼女に任せていては翼をもぎ取られかねないため、  
セレスティアは自分から上着を脱ぎ、ズボンを下ろした。  
そこに、ドワーフがのしかかる。その顔は期待に笑みすら浮かび、呼吸はひどく荒くなっている。  
ドワーフは自分の秘裂に手をやり、両手で広げる。くちゅっと小さな音が鳴り、広げられた隙間に愛液が糸を引いた。すっかり硬くなった  
セレスティアのモノに狙いを定めると、ドワーフはゆっくりと腰を下ろす。  
広げた秘裂が亀頭に被さり、小さな水音が鳴る。さらに腰を落とすと、湿った音を立てながら割れ目が押し広げられ、同時にセレスティアの  
モノが飲み込まれていく。そこから伝わる快感に、二人は同時に呻き声を漏らした。  
「くっ…!」  
「んあっ!は、入ってくるぅ…!入ってるよぉ…!」  
膣内が押し広げられ、セレスティアのモノが粘液に包まれていく。体格がかなり違うため、三分の二ほど入ったところで奥に当たるような  
感覚が伝わるが、ドワーフはさらに体重を掛け、無理矢理彼のモノを根元まで飲みこんだ。自重で内臓を押し上げられるような圧迫感に、  
ドワーフは若干の苦しさと、大きな快感を覚える。  
「あは、あっ……中、いっぱい…!」  
「ド、ドワーフ、さん…!」  
「んっ……セレスティアさん、動くからね…!」  
ゆっくりと腰を持ち上げる。雁首が肉壁を擦り、愛液を擦り取っていく。抜ける直前まで腰を上げると、それはセレスティアのモノを伝って  
流れ落ちる。  
直後、一気に腰を落とす。ぐちゅっと大きな水音が響き、同時に二人の声が聞こえる。  
「あううっ!」  
「うあっ!」  
不快ではない不思議な鈍痛と、背筋がぞくぞくするような快感。それを求め、ドワーフは根元まで受け入れたまま、前後に腰を  
動かし始めた。  
「んっ!あっ!これぇ……これも好きぃ…!」  
結合部に溢れた愛液が水音を響かせ、二人の太股に糸を引く。ドワーフの体はすっかり汗ばみ、体毛が数本ずつまとまってしまっている。  
彼女の中もひどく熱く、それは大きな快感となってセレスティアに伝わっていた。その快感に突き動かされ、セレスティアが時折腰を  
突き上げると、ドワーフは小さく可愛らしい悲鳴を上げる。  
「きゃうっ!あっ!セレスっ……ティア、さんっ…!あっ!そ、そんなに動かしちゃ……あんっ!」  
不意の、自身で制御できない刺激を多少は不快に思いつつも、予測できないが故の快感が強いらしく、口調こそ不満げではあったものの  
ドワーフはますます激しく腰を動かす。  
前後左右に腰を動かし、気紛れに締めつけ、入っているモノの形を確かめる。そのまま腰を持ち上げ、雁首が膣内を引っ掻きながら  
抜けていくのを感じ、完全に抜けてしまう前に再び腰を落とす。ギシ、とベッドが軋み、腹の中が押し上げられる。その感覚を楽しみつつ、  
ドワーフはだんだんと動きを強めていく。  
「くっ、う……ドワーフ、さん…!」  
「いいよっ……セレスティアさん、いいよぉ!」  
限界が近くなってきたのか、ドワーフの吐息は荒く熱くなり、結合部から愛液がじわりと滲む。それこそ盛りの付いた犬のように激しく  
腰を振り、ハアハアと息を吐くドワーフの腰に、突然セレスティアが腕を回した。  
 
「んんっ……ん…?セ、セレスティアさん、何…?」  
「……ドワーフさん」  
セレスティアは体を起こし、反対に体重をかける。ドワーフは慌てて抵抗しようとしたものの、まったく予想もしていなかったため、  
あっさりと押し倒されてしまった。  
「ちょっ……な、何のつもり?押さえな…」  
「ドワーフさん、好きです」  
ドワーフの小さな体を抱き締め、その目を正面から見つめつつ、セレスティアがはっきりと言う。  
「すみません、ドワーフさんにとっては気に入らないかもしれませんが……ドワーフさん、わたくしは、あなたを思い切り愛したいんです」  
「な、何が?どうやっ…」  
言い切る前に、セレスティアが腰を動かした。途端に、ドワーフはビクッと体を震わせた。  
「うあっ!?ちょ、ちょっと!勝手に動かなっ…!」  
「すみません、ドワーフさん……今回だけ、許して下さい」  
「やっ、ちょっ……あああっ!」  
しっかりと腰を抱え込み、セレスティアが腰を打ち付ける。自身の意思と関係なく打ち込まれるモノの感覚は、ドワーフに若干の不快感と  
大きな快感をもたらす。  
「あっ、あっ、あっ!や、やめっ……んあっ!ま、待って!待ってぇ!」  
ナイフを取ろうとしているのか、ドワーフの手がベッドを引っ掻く。しかし目的の物は手の届かないところにあり、すぐに探し出すことを  
諦め、代わりに快感を堪えるようにシーツを強く握った。  
「はあ、はあ…!ドワーフさん、好きですっ…!」  
セレスティアが打ち付ける度、腰と腰がぶつかりあう音と、濡れそぼった秘裂に突き入れる水音が響く。腰を引けば結合部から愛液が  
伝い落ち、突き入れれば溢れかかっていた愛液が飛び散る。その合間に、セレスティアの荒い息遣いとドワーフの悲鳴じみた嬌声が  
辺りに響く。  
「うっ!あっ!やあっ!セレっ、ス、ティアっ……さんっ!や、やめっ…!もうダメぇ!」  
「ドワーフさん……ドワーフさんっ…!」  
自身の意思に反して受ける刺激。粘膜を強く擦られ、子宮を叩かれるように突き上げられる感覚。それは意のままにならない不快感と、  
今までに感じたこともないような充足感があった。  
「や、やだぁ!セレスティアさん、もうやめてぇ!ふわって、ふわってなるよぉ!」  
必死に腕を突っ張るも、体格が違いすぎるせいで完全に押し返すことができず、セレスティアは構わず腰を振る。  
また彼としても、すっかり熱くぬめったドワーフの膣内は気持ちよく、また初めて自分の意のままに動き、快感を貪る感覚は  
中断することなど考えられなかった。  
「ドワーフさん…!」  
「やぁ!セレっ……んんんっ!」  
セレスティアは突っ張ってくる腕の間に体を滑り込ませ、右手で背中を、左手で首を掻き抱き、強引に唇を重ねた。  
初めての行為に、ドワーフはどうしていいかわからず、目を見開いて固まっている。そんな彼女に構わず、口内に舌をねじ込む。  
「んんっ!?んふっ……んん、んううーっ!!」  
驚いたドワーフは必死に舌で押し返そうとするが、セレスティアはそれに舌を絡めるようにし、彼女の抵抗を封じてしまう。  
 
唇を吸い、舌を絡め、子宮を強く突き上げる。その度にドワーフは彼のモノをぎゅっと締めつけ、重ねた口から熱い吐息が漏れる。  
抱き寄せた体から体温が伝わり、絡めた舌には互いの唾液が混じる。荒い息遣いとベッドの軋む音が部屋に響き、汗の匂いが強く感じられる。  
「んんっ!んっ!んうぅ!!んっ!んんんーっ!!」  
全身で繋がり、全身で相手を感じる感覚は、二人にとって大きな快感となっていた。既に限界の近かったドワーフはくぐもった声をあげ、  
必死にセレスティアの動きを止めようとするが、もはや無駄な抵抗だった。  
「んっ!!んぐっ!!んっ、んんんんんんっ!!!」  
そして、ドワーフの中がいっそう熱くなり、同時にじわりと愛液が滲み出すのを感じた。直後、抱きしめたドワーフの体が弓なりに反り、  
腕と膣内とがセレスティアを強く締め付けた。  
震えるように膣内が蠢動し、先端と根元が特に強く締め付けられる。それが大きな快感となり、セレスティアはよりそれを感じようと  
腰を叩きつける。途端に、ドワーフはたまらず唇を離した。  
「ぶはっ!!も、もうやめてぇぇぇ!!ふわって、まっしろになってるのぉ!!わかんないっ!!やだっ、わかんないっ、やめてっ、  
もうとめてぇぇ!!」  
「ぐうぅ…!ドワーフさん、もう少しっ……もう少し、我慢してくださいっ…!」  
とめどなく愛液が溢れるほどになって、なお強く締め付ける膣内の感覚に、セレスティアもかなり追い込まれていた。  
「はっ、はやくぅ!!はやくだしてっ!!おねがいだから、はやくだしてぇぇ!!」  
悲鳴と共に、膣内が震えながら締めつけてくる。射精をねだる彼女の言葉とその動きに、とうとうセレスティアも限界が来た。  
「くうっ……ドワーフさん、もう出ます!」  
一際強く打ちつけ、先端を子宮口に擦り付けるようにして精を放つ。その刺激に、責められ続けていたドワーフの体がガクガクと震えた。  
「あっ……あ、がっ……あっ……あぐっ…」  
全身を強張らせ、微かに痙攣するドワーフ。セレスティアはその体を抱き締め、何度か子宮口を擦りつつ、彼女の中に一滴残らず  
精液を注ぎ込んだ。  
そこで一息つき、ようやく冷静さを取り戻すと、セレスティアは焦点の合わないドワーフに気付き、慌てて自身のモノを引き抜いた。  
「あぐっ!?」  
「す、すみませんドワーフさん!大丈夫ですか!?」  
勢いよく抜かれたため、それがまた強い刺激となってドワーフを襲う。それが消えると、奥からどろりと精液が溢れだし、ドワーフの太股を  
伝って流れ落ちていく。  
しばらくの間、ドワーフはただただ荒い息をつき、時折足を震わせるだけだった。やがて、少しずつ呼吸が落ち着いてくると、いつもからは  
想像もできないような弱々しい声を出した。  
「はぁ……はぁ……はぁ…………い……いまの、なにぃ…?」  
達したのが初めてだったドワーフは、それが理解できないらしく、間延びした声でセレスティアに尋ねた。  
「達してしまったようでしたね……その、気持ちよかったですか?」  
「ん……も、あたままっしろで……あっ、も、もういいからね!?もういい!今日はもう十分だからね!?」  
ハッとしたように、ドワーフはやや怯えた調子でまくしたてた。そんな彼女に、セレスティアは少し疲れた笑みを返す。  
「わたくしも、もう一度する元気はありませんよ。それに、明日のこともありますし、今日はもう寝ましょうか」  
言いながらハンカチを渡してやると、ドワーフは溢れた精液と愛液の入り混じったものをのろのろと拭う。どうやらまだ敏感に  
なっているらしく、時々ビクッと体を震わせているのが可愛らしかった。  
 
それを終えると、ドワーフは少し楽しげな表情で声を掛けてきた。  
「ね、セレスティアさん。羽根布団」  
それに対し、セレスティアは心底困った表情を向けた。  
「そ、それは……すみませんが、ご容赦願います」  
「いいからしてよ」  
「その、それをやると羽根が滅茶苦茶になってしまうので……明日の探索に差し支えが出てしまうので、どうかご容赦を」  
すると、ドワーフの顔が見る間に不機嫌そうになっていった。これはまずいと思った瞬間、ドワーフはプイッと背中を向けた。  
「じゃあいい!」  
ここに来て機嫌を損ねてしまったと、セレスティアが重い気分でベッドに戻ろうとすると、ドワーフが肩越しに振り向いた。  
「……枕」  
「え?枕……ですか?」  
枕が欲しいのかと、セレスティアは彼女の枕を渡してやった。しかしドワーフは、渡された枕を即座に放り投げた。  
「違う!」  
「ち、違うのですか?では、何を…?」  
「……後ろ寝て!で、腕!」  
「腕…?」  
言われたとおり後ろに寝転び右腕を出すと、ドワーフはそれを強引に引っ張り、自分の頭を乗せた。  
「……左手!」  
「こ……こうですか?」  
「違う!」  
肩に触れた手を払い落し、ドワーフは代わりに自分の脇腹を抱かせるように乗せ直した。  
「あと足、お尻の方に……うん、そう、そこ」  
太股をドワーフの尻にぴったりとくっつけると、ドワーフは尻尾をセレスティアの腰にぱさっと乗せた。  
背中から全身で包みこまれるような体勢になると、ようやくドワーフは満足したらしく、大きく息をついた。  
「じゃあセレスティアさん、おやすみ」  
「え?あ、ええ、おやすみなさい…」  
そう言って目を瞑り、一分と経たぬうちに、ドワーフの寝息が部屋に響く。それを見ながら、セレスティアは内心ひどく驚いていた。  
まず、一緒のベッドで眠るのは今回が初であり、しかもドワーフのベッドに来たのも初めてだった。その上、ドワーフは背中を完全に  
セレスティアに預け、その腕の中で寝ているのだ。  
「……おやすみなさい、ドワーフさん」  
優しく声を掛け、セレスティアも目を瞑る。ようやく手に入れた絶対の信頼と、腕の中の小さな温もり。それを永遠に守っていこうと  
心に決めながら、静かな気持ちで眠りにつくのだった。  
 
翌日、一行は最後の迷宮の前に集まっていた。その傍らには、ヒューマン達のパーティが立っている。  
「それじゃ、最後は君達に任せるからね。言っとくけど、負けたら承知しないよ?」  
「大丈夫さ、お嬢さん。お嬢さんにも、そこの鉄塊にも、手間は掛けさせねえよ」  
本来は、ヒューマン達もラプシヌ討伐に向かおうとしていた。しかしディアボロスの、自分達は後詰として動くべきだという意見に、  
方針を変えることとなったのだ。  
そのディアボロスは、セレスティアをぼんやりと眺めていた。やがて、彼等がいよいよ迷宮に入ろうとしたとき、彼女は意を決したように  
口を開いた。  
「あ、あのっ……セレスティアさん!」  
「はい、何でしょう?」  
昨夜のことが嘘のように、まったくいつも通りのセレスティア。そこに様々な感情を覚えつつ、ディアボロスは彼に駆け寄ると頭を下げた。  
「昨日は……本当に、ごめんなさい」  
セレスティアはしばらくそれを眺めていたが、やがて優しげな笑みを浮かべた。  
「……神があなたをお許しになったのは、まさしくそのドがつく素直さ故でしょうね。わたくしは、怒ってなどいませんよ」  
そんな彼を見て、ディアボロスはようやくかねてからの疑問の答えを見出した。  
なぜ、堕天使でありながらも彼の翼が純白を保っているのか。  
セレスティアの心が悪に染まる時、その翼が黒く染まる。カーチャ先生という例外もいるにはいるが、性的なものを軽々しく扱うのが  
『悪』だと思うのであれば、彼女とて例外ではない。  
それに対し、この堕天使は牧師というサブ学科を見てもわかる通り、自身を正義だと信じ込んでいる。たとえどんな悪行を為そうと、  
彼がそれを悪だと思うことはない。そして、翼は純白を保ち続ける。  
去って行く彼の背中が、ディアボロスにはひどく遠く見えた。思わず涙が溢れかけたが、ディアボロスはすぐにそれを腕で拭った。  
「……おい、どうした?大丈夫か?」  
「え?あ、うん……別に、何でもないよ、お兄ちゃん」  
「あいあい、お兄ちゃんはデリカシーがないですねー。恩人とのお別れぐらい、水差さずにいられないんですかねー」  
「う、うるせーなー!オ、オレはただ、こいつが心配でだな…!」  
そんな背後の喧騒を聞きつつ、ドワーフがぼそりと尋ねた。  
「セレスティアさん、あの女殺さなくていいの?」  
「ええ、いいのですよ。神がお許しになった者を、わたくしが殺せる道理はありません」  
「ふーん。でもセレスティアさんが殺せなくても、私なら殺せると思うけど」  
「いえ、いいんです。それに、今は戦力が欲しいところです。貴重な戦力を、欠かすわけにはいきませんよ」  
仲良く、穏やかに、物騒な会話を繰り広げるドワーフとセレスティア。それを見ながら、エルフがバハムーンに耳打ちした。  
「そういえばさ……ドワーフって、だんだんセレスティアに対して他人行儀になってないかい?」  
「ん、そうか?どの辺がだ?」  
「だってさ、初めの頃は呼び捨てだったのに、今はなんでかずっと『さん』付けで呼んでるし…」  
 
それを聞くと、バハムーンはニヤリと笑った。  
「あ〜、それは違う。あいつはな、セレスティアを『さん』って付けたいほど大切だと思ってんだよ」  
「そ、そうなんだ。ぼくからすると、逆に距離感じるけどねえ…」  
「思うに、あいつはこれまで大切だって思える奴なんていなかったんだろ。それが急に出てきたから、扱いに困って、とりあえず敬称を  
付けて『お前は大切だ』って意思表示してるんだろうよ。人間関係に関しちゃ、不器用の極みだからなあ」  
「君は逆に、よく見てるよねえ」  
緊張感というもののまったくない一行。しかし言い換えれば、それは世界の命運のかかった戦いを前にして平常心を失っていないと  
いうことであり、それも彼等の強さの一つであると言えた。  
「また濃厚魔獣背脂ラーメン食べてくればよかった」  
「でしたら、この戦いを終えたら、存分に食べに行きましょう」  
「お、うまそうな話してんじゃねえか。俺も食いたくなってきたぜ」  
「え〜、フェアあれ嫌〜い。こってりしすぎなんだもーん」  
「ぼくも、ちょっと苦手だなあ。君達、よく食べられるよねえ」  
「おいしいにはおいしいけど、僕も一杯で十分だ」  
共に学ぶ友のため、世界のため、未来のため、自分のため。  
そして何より、モンスターの屍の山を築こうと、他人の願いを犠牲にしようと、自身の命を賭けようと、それでも叶えたい夢がある。  
それぞれの思いを胸に、彼等は最後の戦いへと身を投じていった。  
 
いつしか、モーディアルの新入生六人を、そう呼ぶ者達が出てきていた。そしてここから少し後、彼等は世界からそう呼ばれるようになる。  
性格に問題があろうと、素行が悪かろうと、それでも事実が消えることはない。  
類い稀な力を持ち、世界を救った者達。その功績を記憶に留め、また称えるため、人々は彼等をこう呼ぶ。  
邪悪なるものの野望を打ち砕き、世界を救った者達、すなわち『英雄』と。  
 

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