二人は誰がどう見ても、とてもお似合いのカップルだった。  
「おーい、ドワーフー。モフらせてー」  
「わっ。も〜、みんなの前で何してるの〜」  
ドワーフに抱きつくクラッズ。口では嫌がりつつ、まんざらでもないドワーフ。種族的な気性も合っていて、二人の仲はとてもいい。  
「敵来てるよ、敵。二人とも、いちゃつくのはそこまでね」  
「え〜。今始めたばっかりなのに」  
「真面目にしなきゃダメだよ〜。それに、その……そんなに抱きつきたいなら、あとでいっぱいしていいからさ…」  
「ほんと!?よし、それならやる気でるなー!」  
比較的おっとりしたドワーフに、何とも軽いクラッズ。二人はとても、お似合いに見えた。もちろん、お互い何の不満も持っていない  
だろうと、みんなが思っていた。  
だが、たった一つ。ドワーフは、クラッズに対して不満を持っていた。それに対しては、何度か本人に言ったことがあった。しかし、  
その不満は一向に解消されない。無視できないほど、というわけではないのだが、無視するには大きすぎる。そのため、ドワーフは  
どうしても、もやもやした気分になってしまうのだった。  
現れた敵を殲滅すると、クラッズは再びドワーフに抱きついた。  
「それじゃ、約束通りモフらせてねー」  
「も〜……いいけどさ」  
「ほんと、君らって仲いいよねえ」  
そう言ってヒューマンが笑う。それに曖昧な笑顔を返していると、クラッズがそっと、ドワーフの耳に唇を寄せる。  
「ね、今日もいいよね?」  
「え、あ……うん…」  
恥ずかしさから、ドワーフの毛がもさっと逆立ち、ふかふか加減が増大する。  
「んー、最高ー。ずっとこうしてたいなー」  
「見てると、ほんと気持ちよさそうだよね。私もやっていい?」  
「だ、ダメだよぉ〜!ほんとは、だって、恥ずかしいし…」  
「あはは、そっかそっか!そこは、クラッズ君の特等席だもんね!」  
「そ、そんな、特等席なんて…!」  
ドワーフの毛がますます膨れ上がり、耳がへなっと垂れる。  
「あ、ヒューマン、もうちょっと何か言ってー。毛の中埋まるの気持ちいいー」  
「やめてよ〜、恥ずかしいんだから〜」  
そんな姿がまた、とても仲良しに見える。彼女が不満を持っているなどとは、ほとんどの者が知る由もなかった。  
 
その夜、クラッズはドワーフの部屋にいた。彼女は既に裸で、恥ずかしそうに身を縮こまらせ、腕で胸を、尻尾で大切な部分を隠している。  
そんな姿が、クラッズの目にはとても可愛らしく映る。  
「まだ、恥ずかしいの?」  
「だ、だってぇ……恥ずかしいのは、恥ずかしいよぉ…」  
「そういうところが可愛いんだけどねー。ふかふかだし、可愛いし、ほんと最高!」  
クラッズも、服などとっくに脱ぎ捨てており、無造作に椅子の背もたれへ引っ掛けてある。ドワーフとは対照的に、彼は裸であることを  
恥ずかしがる様子はない。ドワーフの方は、可愛いと言われたのが嬉しいのか、股間を隠した尻尾の先だけ微妙に振られている。  
「それじゃ、あんまり恥ずかしがらせるのもなんだし、しよっか」  
「う……うん。あ…」  
クラッズはドワーフの鼻に、いたずらっぽくキスをする。  
「も〜、いっつもそうやって子供扱い…」  
「っていうつもりじゃないんだけどね。可愛いからつい、さー。あはは、ごめんごめん。そう拗ねないでよ」  
反省とは無縁の笑顔を浮かべつつ、今度はちゃんと唇を重ねる。軽く唇を吸うと、僅かに唇を離し、お互いの舌を舐め合う。ドワーフの  
長い舌を、クラッズの舌がくすぐるように舐め、そんな彼の舌を、ドワーフはその舌全体を使って舐め上げる。まるで、獣同士が親睦を  
深め合うスキンシップのような、変わったキスだった。  
 
それをしばらく繰り返してから、再び唇を重ね、またすぐに舌と舌でじゃれあう。そうやっているうちに、最初は恥ずかしげに体を  
隠していたドワーフも、徐々に腕を下ろし、ただひたすらにキスの感触を楽しみ始めている。  
クラッズの手が、ドワーフの尻尾の根元を撫でた。  
「ひゃ!?」  
途端に、ドワーフはビクッとして身を引いた。  
「い、いきなり触らないでよぉ…」  
「いやね、その反応が好きでさあ。だからつい、ねー」  
「………」  
「ああもう、わかったから拗ねないでってば。その顔も可愛いけどさ」  
むくれるドワーフの頬にキスをし、クラッズはふかふかの体に抱きついた。両腕はしっかり腰に回しつつ、今度は背中から尻尾へと手を  
滑らせていく。  
「んあ……んん……う〜…」  
彼の手が尻尾を撫でる度、ドワーフの体と耳がピクンと跳ねる。尻尾はその手から逃れようとするように、せわしなく動いている。  
「やぁ〜……もう、尻尾触っちゃダメぇ…」  
「でも、尻尾好きでしょ?」  
「だって、私だけだもん……私も、クラッズ君のこと、気持ちよくさせてあげたいんだもん…」  
「あはは、それは嬉しいなー。じゃ、二人で気持ちよくなれるようにしよっか」  
クラッズが離れると、ドワーフは横向きに寝転がる。その逆方向に頭を向け、クラッズも同じように寝転がった。  
ドワーフの目の前に、彼のモノがある。全身の毛をふっくらさせつつも、彼女はそれに顔を近づける。  
「息かかるのも気持ちいいー」  
「もっと、気持ちよくさせてあげるんだからぁ」  
はむっと、クラッズのモノを咥える。咥えたまま頭を前後に動かし、長い舌を巻き付かせるようにして、丁寧に舐める。  
「うっく……ドワーフ、気持ちいいよ」  
そう言われると嬉しくなり、ドワーフはさらに丁寧に舐め始める。唾液をたっぷり絡め、喉の奥まで咥え込み、裏側の筋を舌先で突付く。  
その度に、クラッズは呻き声を上げ、同時にモノがピクンと跳ねる。  
「よーし、それじゃ僕もお返しっ!」  
ドワーフの腰を抱き寄せ、股間に顔を埋める。そして、もさもさの毛の中に隠れた割れ目を見つけ出すと、そこに舌を這わせた。  
「んっ!」  
声を出した拍子に噛みそうになり、ドワーフは口を離す。  
クラッズの舌が割れ目をなぞり、敏感な突起を舐め、突付く。その度に、ドワーフは鼻を鳴らし、快感に身を震わせる。  
「ふふっ、どう?気持ちいい?」  
「ん……きゃうぅ…!わ、私もするんだからぁ…!」  
口でする代わりに手で扱きつつ、ドワーフは彼のモノを、飴でも舐めるかのように舐め始めた。舌が長い分、単純ながら快感は強い。  
「うあっ!ドワーフ、それいい…!……ん、そろそろドワーフ、準備できたかな?ちゃんときれいにしたよね?」  
「う、うん……ちゃんと、してきたよ」  
「よしよし、いい子いい子」  
「また子供扱いするぅ…」  
秘裂からじんわりと滲み出した蜜を指に絡め、クラッズは笑みを浮かべた。そして、腰から尻尾へと手を滑らせ、その裏側を撫でるように  
伝わせると、根元にある小さな穴に触れた。  
「んあっ!」  
「まずはじっくりしてあげるね」  
穴の周囲を、揉み解すようにゆっくりと撫で、全体に愛液を塗りつける。そして、少しずつ中心へと指を動かすと、わずかに力を入れた。  
「んん……うあぁ!」  
 
大した抵抗もなく、指がドワーフの中に入り込む。途端にドワーフは体を震わせ、穴がぎゅっとクラッズの指を締め付ける。  
「んー、いい反応……んっく…!ドワーフ、ちょっと加減してね」  
腸内に突き入れた指を、じっくりと動かす。回し、折り曲げ、ゆっくり出し入れする。そうやって動かす度、ドワーフは鼻にかかった  
喘ぎ声を漏らし、クラッズの指を締め付ける。  
「少〜し解れてきたかな?ちょっと遊んであげる!」  
言うなり、クラッズはドワーフの腸内に指を入れつつ、秘部に舌を這わせた。秘裂を舌で開かせ、突起を吸い、後ろの穴に指を  
出し入れさせる。  
「きゃんっ!やぁっ、それダメぇ!強すぎるよぉー!」  
「あはは、すごく気持ちい……うあっ、ちょっ……ド、ドワーフ…!」  
自身の昂ぶりからか、一心不乱に舐めていたドワーフの奉仕は激しさを増し、クラッズを急激に追い込んだ。  
「や、やばっ…!ごめっ、ドワーフ、出るっ!」  
「え……きゃっ!?」  
モノがビクンと震え、ドワーフの顔に熱い精液がかけられる。咄嗟に目を瞑って直撃を免れると、素早くそれを咥えた。口の中でも、  
それは元気に暴れ、精液を吐き出していく。その動きが止まるまで待ち、出る気配がなくなってから、それを丁寧に舐めつつ口を離す。  
ドワーフは少し口をもごもごさせていたが、やがて軽く目を瞑り、こくんと口の中の精液を飲み下した。  
「もー、もうちょっと早く言ってよぉ。顔、ガビガビになっちゃうよ〜」  
「ごめんごめん。急に強くなったからさー。ほら、顔拭いてあげるから、ちょっと起きて」  
二人は一度行為を中断し、体を起こした。クラッズは彼女の顔にかかってしまった精液を、ハンカチで丁寧に拭き取ってやる。  
顔を拭き終えると、二人はどちらからともなくキスを交わした。直前に何をしていたかは、特に問題ではないらしい。  
「そういえば、今日は体、あんまり臭わないね?」  
クラッズが言うと、ドワーフは恥ずかしそうに目と耳を伏せた。  
「中、きれいにした後、体しっかり洗ったもん…」  
「あ、そこまでしてくれたんだー。それじゃさ、顔にかけちゃったお詫びと、そのご褒美、してあげるよ!」  
楽しそうに言うと、クラッズはドワーフをうつ伏せに寝かせ、腰を持ち上げた。  
「な、何するの?やだ、恥ずかしいよぉ…」  
「いいからいいから。ん、もうちょっとお尻上げて……そうそう、それぐらい。楽にしてね」  
隠そうとする尻尾を掴んで上げさせ、そこに顔を近づける。クラッズはいたずらっぽく息を吹きかけると、主人と同じように  
縮こまっている小さな窄まりに、そっと舌を這わせた。  
「きゃあっ!?何、何!?だ、ダメだよぅ!そんなところ汚……うあっ、あああ!!」  
「ちゃんと洗ったんでしょ?それなら汚くないって」  
舌先で、皺を伸ばすようにじっくりと周囲を刺激し、かと思えば全体を広く優しく舐め上げる。今まで感じたこともない刺激に、  
ドワーフはビクビクと体を震わせ、何度も尻尾を下げようとする。  
「やぁっ!ダメぇ!お、お尻がぁ……お尻が、こんなのぉ…!きゃあぁっ!?やだやだっ、ベロ入れちゃダメぇ!!!」  
舌先がドワーフの腸内に入り込む。温かく、柔らかく、湿った舌の感触は、指とは比べ物にならないほどの快感を与えてくる。  
体の中まで舐められ、敏感な部分を舌で刺激される感覚は、ドワーフに激しい快感と羞恥心をもたらす。  
シーツをぎゅっと握り締め、何とかその快感から逃れようと、尻尾を動かし、腰を下げようとする。しかし、クラッズは片手で尻尾を掴み、  
もう片方の手で腰を抱きこんでいるため、逃げようがない。  
「や……だぁ…!クラッズくぅん…!お、お願い……だから…!あっ、うああぁぁっ!!や、やめてぇっ!もうダメっ!やめてぇっ!!」  
だんだん切羽詰ってくる声に、クラッズはにんまりと笑う。  
舌を引き抜き、穴の周囲を丁寧に舐め、キスをするように唇を付ける。そして、今までよりさらに深く、小さな穴に舌を突き入れた。  
直後、ドワーフの体が大きく跳ね上がった。  
「やっ……だぁ…!も、もうダメぇ!ダメ!!わたっ、もっ、イっ、あああぁぁぁ!!!」  
背中を仰け反らせ、激しく体を震わせるドワーフ。同時に、秘裂から透明な液体が噴き出し、クラッズの体を汚していく。  
 
少しずつ痙攣が治まり、ドワーフはそのままベッドに突っ伏す。秘裂からは愛液が糸を引き、まだヒクヒクと収縮を繰り返している。  
「……ふぅ。あはは、これでお相子だね。そんなに気持ちよかった?」  
クラッズの言葉にも、ドワーフはまだ反応できないらしく、ベッドに倒れたまま荒い息をついていた。ややあってから、その言葉に  
答えるように、尻尾がパタンと動く。  
「あは、返事もできないくらいよかったんだ。ほんとに可愛いなあ、もう」  
その背中に乗りかかり、頬にキスをする。ドワーフはまだ荒い息をつきつつも、尻尾をクラッズの足に絡ませてそれに応える。  
彼女の呼吸が整うまで、クラッズはそのまま背中に乗っていた。やがて、ドワーフが体を持ち上げると、素早く離れる。  
「もう大丈夫?」  
「う、うん」  
「それじゃ、そろそろ本番いこっか」  
いかにも、待ってましたといった感じで、クラッズが笑う。が、ドワーフは目を伏せ、何か言いたそうにしている。  
「……ん?どうかしたの?」  
「あの……えと…」  
何かを言いかけ、しかし声に出すのは恥ずかしいらしく、ドワーフはそうやって、しばらくもじもじしていた。  
「あの……さ?やっぱり、その……いつも、みたいに、だよ、ね?」  
「うん」  
「あのぅ…」  
何か意を決したように、ドワーフはクラッズの顔を見つめた。  
「あの、さ……前で、し、して欲しいんだけど……な…」  
「ん〜」  
何も考えていないような表情で、クラッズは何か考えるような仕草をした。  
「お尻でするの、嫌い?」  
「え、や、その……嫌いってわけじゃ、ないんだけど…」  
「じゃあいいじゃない。それに、僕だとそっちの方がサイズ合ってそうだしー。それにさ、痛い思いさせたくないもん」  
「むぅ〜……わ、私は別にいいのにぃ…」  
「ま、いいじゃない。ドワーフのお尻、気持ちいいしさ。僕はお尻の方が好きだしねー」  
そう言われてしまうと、ドワーフは何も言えなくなってしまう。ちょっと不満そうにクラッズの顔を見てから、諦めの溜め息をつく。  
「……いいけどさ…」  
「そうむくれないでよ。ちゃーんと、気持ちよくしてあげるからさ!ほら、するときはどうするんだっけ〜?」  
「う……や、やっぱり、やらなきゃダメぇ…?」  
「ダーメ」  
ニヤニヤと楽しそうなクラッズに対し、ドワーフは今にも泣きそうな顔をしていた。が、やがておずおずと、自分から腰を持ち上げ、  
可愛らしく尻を突き出してみせる。  
「こ、これでいいでしょぉ…?」  
「まだ、完全じゃないよね〜?」  
既に、ドワーフの全身の毛は、普段の倍ほどに膨らんでいる。その毛が、さらにぶわりと膨らんだ。  
「まだ、隠しちゃってるよね〜?」  
「ク、クラッズ君がしてよぉ…!そんな、自分からなんてぇ…!」  
「だぁって、無理矢理する気はないもんねー。君がしたくないんなら、無理にはしないよ」  
「い、いじわるぅ〜!」  
もはや、ドワーフは恥ずかしさに全身を震わせていた。しかし、下に垂れていた尻尾が、震えながら少しずつ上がっていく。先に秘裂が  
露わになり、そこからはさらに遅くなりつつも、じきに尻尾の付け根と、そこにある小さな窄まりが晒される。  
 
そこまで上げた瞬間、クラッズはドワーフの腰を抱え込んだ。  
「あっ!?」  
「はい、よく出来ましたー。ちゃーんと、ご褒美あげるからね!」  
一度、自身のモノで秘裂を擦り、溢れ出る愛液を絡める。そして、改めて尻尾の付け根の小さな穴にあてがった。  
「んっ、あ…!」  
恥ずかしがるように、穴がぎゅっと縮こまる。そんな彼女に、クラッズは笑って尻尾を撫でてやる。  
「ほらほら、そんなに締めちゃ入らないって。はい、力抜いて〜」  
その言葉に、ドワーフは大人しく従った。彼女の体から力が抜けたのを見計らい、クラッズはグッと腰を突き出した。  
固く閉じられた蕾を押し分け、クラッズのモノがずぶずぶとめり込んでいく。  
「うっ……あああぁぁっ!!」  
一気に根元まで突き入れられ、ドワーフは体を仰け反らせ、ビクビクと体を震わせた。  
「あはは、今軽くイッちゃったでしょ?ほんと、ドワーフって敏感だよね〜」  
「あ……くぅ…」  
少しだけ彼女の中から引き抜き、そしてまた奥まで突き入れる。そうしてから、クラッズはドワーフの背中に抱きついた。  
「ドワーフの中、すっごく温かくて気持ちいいよ。……動いても、大丈夫?」  
「ん……うん…」  
ゆっくりと、クラッズが腰を動かし始める。途端に、ドワーフは彼のモノをぎゅっと締め付けてくる。  
ぐぷ、ぐぷ、とやや篭った音が響く。ドワーフの腸内は、根元をきつく締めつけ、しかし中の方は、そっと触れているように柔らかく、  
温かい。恥ずかしさからか、常に締め上げられているため、突き入れるにも引き抜くにもかなりの抵抗を感じるが、それがクラッズに  
とっては、大きな快感になる。  
「んあぁ……あっ!?あうぅ……ああぁぁ…!」  
「気持ちいいよ、ドワーフ。きつくて、熱くて……うくっ、すごい締まる…!」  
彼女の方も、既に軽く達した直後から、再び刺激を受けているため、その快感はもはや苦痛に近い。それでも、クラッズに  
抱かれているという事実が、それを快感のままに留めている。  
少しずつ、クラッズの動きが乱暴になっていく。腰は焦らすようなゆっくりとした動きから、叩きつけるような激しい動きとなり、  
一般的な種族とは違って、ぼふぼふという柔らかい音が部屋に響く。  
腸内を激しく犯され、腹の奥にひどい疼痛を感じる。だが、その痛みもまた、彼が夢中になっているためであり、その事が痛みを快感に  
変えていく。  
「はっ……くっ…!ドワーフ、もう出そう!」  
「うぁ…!い、いいよ……中に、いっぱい……う、うあっ、ああぁぁ!!」  
彼より一瞬早く、ドワーフは再び達してしまう。同時に、肛門が激しく収縮し、彼のモノを思い切り締め付ける。  
「んぐっ……す、すご…!うぅ、もう……うっ、あぁっ!!」  
最後にありったけの力で腰を叩きつけ、クラッズはドワーフの背中に体を預けた。彼女の腸内で、モノがビクンビクンと跳ね、その度に  
精液を注ぎ込んでいく。彼女の方は、あまり感覚はないが、彼の仕草で射精したことはすぐにわかる。  
「ふぅ〜〜〜……すごく、気持ちよかったよ」  
一滴残らず彼女の腸内に注ぎ込むと、クラッズは少し間延びした声で言った。  
「でもさ、まだ足りないんだよねー。このままもう一回、していい?」  
「………」  
返事の代わりに、ドワーフの尻尾がパタンとクラッズの腹を打つ。これは彼女の肯定の合図だった。  
 
それを受けて、クラッズはモノをドワーフの腸内に埋め込んだまま、再び腰を動かし始めた。  
中の精液が掻き混ぜられ、ガポ、ガポ、とくぐもった音が響く。それが潤滑剤の役目も果たし、さっきまでより動きやすいが、その分  
きつい締め付けの気持ちよさは少ない。  
少し考えて、クラッズはモノを一気に引き抜く。  
「うあぁっ!?」  
ドワーフの体がビクンと震え、締め付けが一気にきつくなった。クラッズは辛うじて先端が中に留まる程度まで引き抜くと、  
今度は雁首までを浅く突き入れ、そしてまた抜け切る直前まで引き抜く。  
「やあ……ぁ…!お、お尻がぁ……ダメぇ…!」  
雁首で結合部を擦られ、ドワーフは新たな快感に身を震わせる。しかし、浅い部分を突かれているため、微かに物足りなさもある。  
自然と、腰が動き始める。より深く突き入れてもらおうと、より強く突いてもらおうと、クラッズの動きに合わせて腰を振る。  
引き抜かれるときは思い切り締め付け、少しでも抜けないように。  
突き入れられるときは力を抜き、少しでも奥に入るように。  
腹の奥を突き上げられ、精液の残る腸内を掻き回される重い痛み。だが、その痛みこそが彼との行為の証だった。  
「くぅっ……ドワーフ、すごくいい…!もう、また出ちゃいそうだよ…!」  
クラッズが言った瞬間、ふとドワーフの表情が変わり、腰の動きが止まった。それに気付き、彼も一度動きを止める。  
「ん、どうかした?」  
「え……えっと、その……で、出そう、なんだよね…?」  
ドワーフは恥ずかしげな顔で、肩越しに彼の顔を見つめた。  
「それなら、その……ま、前から、して欲しいな…」  
「え?別にいいけど……恥ずかしいから嫌って言ってなかったっけ?」  
「……して欲しいの…」  
「そっか、わかったわかった。それもたまにはいいかもねー、あはは」  
クラッズが一度、彼女の中から自身のモノを引き抜く。ドワーフは一度尻尾をブルッと震わせ、恥ずかしそうに、ゆっくりと仰向けに  
寝転がった。尻尾を内股に巻き込み、恥ずかしげな、それでいて何かを期待するような目で見つめてくる彼女は、とても可愛らしく映る。  
「尻尾、どかしてね」  
クラッズが言うと、ドワーフはおずおずと尻尾をベッドに垂らす。それを受けて、クラッズは彼女の体にのしかかった。  
胸と胸を合わせ、モノを尻尾の付け根に沿って移動させる。そして再び、彼女の腸内に押し入っていく。  
「んあ……ああぁぁ…!」  
体重がかかる体位になったことで、今までよりも中の密着感は増している。すっかり解れた彼女の腸内は、クラッズのモノをやんわりと  
包み込み、愛液と腸液と精液でグチャグチャになった中は熱くぬめり、時折震えるように全体を締め付ける。  
それに加え、ドワーフはクラッズの腰に足を絡め、ぐいぐいと腰を押し付けてきている。既に限界の近かったクラッズは、たちまち  
追い込まれていく。  
と、ドワーフがクラッズの顔を見つめてきた。快感と若干の息苦しさから、どこか呆けたような表情のまま、正面からじっと見据える。  
 
やがて、その口が僅かに開いた。  
「クラッズ……くぅん…」  
表情と同じように、蕩けるような声だった。  
ドワーフの手と足が、しっかりとクラッズを抱き締めた。  
「好き……好き、大好きぃ…!クラッズ君、大好きだよぉ…!」  
自分を抱き締めたまま、うわごとのように、何度も何度も好きだと呟くドワーフ。クラッズの胸に、たまらないほどの愛おしさと、  
締め付けるような痛みが走る。  
「僕も……大好きだよ、ドワーフ…」  
「クラッズ君、好きだよぉ……ほんとに、大好き……む、ぅぅ…!」  
その言葉を聞くのも心地良かったが、クラッズはあえてその口を唇で塞いだ。喋れなくなった代わりに、ドワーフは積極的に舌を絡め、  
貪るように激しいキスをしてくる。  
腸内を突き上げ、唇を吸い、舌を絡める。ドワーフの鼻息が頬をくすぐり、時折くぐもった嬌声が響く。  
クラッズの動きがだんだんと性急になり、結合部から響く湿った音も、激しく、大きくなってくる。  
「むぐぅ……んうぅ〜っ…!」  
目をぎゅっと瞑り、ドワーフは必死に快感を堪える。より強く体を押さえつけられ、クラッズは根元まで彼女の腸内に埋め込んだモノを、  
さらに奥まで突き入れるように、強く腰を突き上げる。やがて、その力がさらに強くなったと思った瞬間、クラッズはドワーフの体を  
全力で抱き締め、思い切り腰を突き上げた。  
「んんっ……うっ、ぐっ…!」  
「んぁう……ん、ううぅぅぅっ…!!」  
ほぼ同時に、二人は唇を重ねたままで、くぐもった声をあげた。クラッズのモノが腸内で跳ね、彼女の中にさらに精液を注ぎこんでいく。  
ドワーフの体もビクビクと震え、精液で満たされた腸内も、さらに搾り取ろうとするかのように蠢動する。  
唇を重ねたまま、二人はしばらくその余韻に浸っていた。互いを労うように、唇を啄ばみ、舌先をいたずらに絡める。  
彼のモノが硬さを失い、小さく萎んでくると、腸内から押し出されるように抜け出た。同時に、荒々しく犯されてまだ開いたままの  
肛門から、激しく掻き回されて泡立った精液がどろりと溢れた。  
二人は荒い息をつきながら、しばらくキスをしつつ抱き合っていた。やがて、どちらからともなくキスを中断し、互いの顔を見つめあう。  
「……好きだよ、ドワーフ」  
「私も……だよぉ…」  
最後にもう一度キスを交わし、二人は目を瞑った。そして、お互いの温もりを全身で感じながら、気だるい眠りへと落ちていった。  
 
翌日。ドワーフは仲間であるヒューマンの部屋にお邪魔していた。  
「ふーん。で、ドワちゃんは初めてをあげたいわけだ?」  
「う、うん……でも、何回か言ったんだけど、全然相手にしてくれなくってぇ…」  
ヒューマンは、ドワーフにとっていい相談相手だった。種族柄なのか、非常に好奇心と性欲旺盛な彼女は、恋愛経験も豊富だった。  
彼女自身は恋愛をゲームのように見ているし、色々な種族と体を重ねるのが楽しくて仕方ないらしい。『あとバハムーンと寝れば  
全種族制覇』と語る彼女は、現在パーティの一員であるバハムーンに熱烈なアタックを仕掛けている。が、本人からは迷惑がられている。  
「でもさ、別に嫌じゃないんでしょ?」  
「そ、それはそうだけど…」  
「それに、あいつはアナル好きってんだから、別にそのままでいいんじゃないの?気持ちよくないってわけでもないんでしょ?」  
「……そうだけどぉ……ヒュムちゃんもクラッズ君みたいなこと言う〜…」  
ドワーフがむくれて見せると、ヒューマンは呆れたように頭を掻いた。  
「そりゃねえ。私だってアナル経験はあるけど、あれだけじゃ私イケないんだよね。でも、ドワちゃんはイケるわけだし、そもそも  
考えてみなよ。処女のまんまでお尻の初めてあげる方が、よっぽど度胸いるっての」  
「だ、だからぁ、それはそうなんだけどぉ……ま、前の方の初めては、少し違うんだよぉ…」  
「……いや、わからなくはないんだけどね。私だって、こう見えて乙女だった頃はあるし。でもさ、本人が嫌がってたりするんなら、  
それを強制するのってどうよ?実際に、本人には何度も言ってるんでしょ?それで断られてるんだから、あんまりしつこくするのは  
どうかと思うよ」  
「……そうかもしれないけどぉ……私のこと、ほんとは好きじゃないのかなぁ……くすん…」  
とうとう涙ぐんでしまったドワーフを見て、ヒューマンは気まずそうな表情を浮かべた。  
「はぁ……ま、いいよ。そこまで思い詰めてるんなら、それがわからない男にも責任があるわ。あとで、あいつと話してみる」  
「ほんと!?ヒュムちゃん、ありがとう〜!」  
本当に嬉しそうな、純真な笑顔を浮かべるドワーフ。その顔を見ていると、ヒューマンの中に何とか話をつけてやろうという決意が、  
人知れず結ばれていた。  
 
その夜。今度はクラッズがヒューマンの部屋にお邪魔していた。もちろん、彼女が昼のうちに彼を呼んだのである。  
「それで?話って何?」  
「微妙に警戒してない?別にドワちゃんの彼氏を寝取ろうとは思わないから安心して」  
「そりゃ、ねえ?色々と噂聞いてるしー」  
「いや、ちょっとね。女の子同士で話してると、どうしても色々知るわけよ」  
軽い口調で言うと、ヒューマンは真っ直ぐにクラッズの目を見つめた。  
「君、あの子の処女もらってないんだってね」  
「うん」  
「どうして?」  
「だって、お尻の方が好きだしー。それにさ、すごく興奮するじゃない!?処女のままで、お尻だけしっかり開発されて、しかもそっちは  
処女じゃないとかさ!それにあの、独特の根元はぎゅっときつくて中はふんわり柔らかくて、温かいって言うより熱いのが…!」  
「熱弁振るってるとこ悪いけど、別に君の趣味はどうでもいいから」  
「……そっか…」  
「あからさまに残念そうな顔しないでよ、変態」  
一瞬笑顔を浮かべ、ヒューマンはまたすぐに真面目な顔に戻った。  
「でもね、それはわかったけど、あの子のことはちゃんと考えてる?」  
「え…?」  
思いもよらない言葉を投げかけられ、クラッズは目に見えて動揺した。  
 
「そりゃあ、お尻でイケる子で、君にベタ惚れしてるっていうのはわかるよ。でも、ヤッて気持ちいいっていうのと、愛情確認ってのは  
別だよね?」  
「そ、それはねー。でも、好きじゃなかったら気持ちよくしてあげようなんて、思わないでしょ?」  
「それは当然ね。だけど、君あの子が『初めてもらってー』って言ってるのに、断ってるでしょ?」  
「う……それは、その…」  
「据え膳どころじゃないよ?おいしそうな女の子が、自分から『私を食べて〜』って、調味料から何から全部揃えて言ってきてるんだよ?  
それを、そこまで頑なに拒む理由って何よ?」  
「………」  
「言っとくけどね、女の子がそこまでするってのは相当なことだよ。特に、ドワちゃんみたいなタイプなら尚更ね。わかる?君はね、  
あの子のそういった勇気とか誠意とか、全部踏みにじってるんだよ?そんなに、ドワちゃんが嫌い?」  
「き、嫌いなもんかっ!」  
珍しく、クラッズは声を荒らげた。普段温厚な彼が、ここまで声を荒らげるのも珍しい。  
「嫌いなわけない!大好きだよ!愛してるよ!」  
「じゃあどうして、あの子のお願いをそこまで断るの?」  
「それは…」  
そう言われた途端に、クラッズの声は力を失い、表情も暗く沈んだ。  
「……好きだから、だよ…。だって、僕もドワーフも、いつかここを卒業したら、きっと離れ離れになる。そのうち、同じ種族で僕より、  
もっとずっといい人見つけてさ、結婚して子供産んだりすると思うんだ。だから、初めてはその人にあげるべきだと思うんだよ。  
僕なんかが、気安くもらっちゃっていいものじゃないと思うし……お尻の方が好きだし」  
「つまり、ドワちゃんとは遊びってわけ?」  
再び、ダガーのように鋭い言葉がクラッズの胸を突く。  
「違うっ!本気で好きだよ!できることなら、ずっと一緒にいたいよ!でも……種族も違うし、そんな僕が…」  
「……は〜〜〜〜ぁ…………あの子もそうだけど、君も大概、純情童貞君みたいねぇ…」  
ヒューマンが心の底からの、大きな大きな溜め息をついた。  
「あのね、君はそれであの子のためになってると思ってるかもしれないけど、あの子はそれでも君に初めてをもらってほしいって  
言ってるの。わかる?」  
「で、でも…」  
「それにね、やっと好きな人に初めてあげられると思ったら、いきなり『アナルでやらせてくれ』だよ?普通だったら、思いっきり  
ぶん殴ってさようならだよ、そんな男。そんな無茶苦茶な要求を黙って呑んでくれて、君のわがままに散々付き合ってきてるんだよ。  
だから君も一つくらい、あの子のお願い聞いてあげなさいよ。それが、男ってもんでしょ?違う?」  
もはや、反論の余地はなかった。クラッズは力なくうなだれ、ヒューマンの言葉に黙って耳を傾けている。  
「あの子ね、本当は好きじゃないんじゃないかって、本気で悩んでるんだよ。安心させてあげるためにも、それぐらい聞いてあげなさい」  
「ほ、ほんとに!?……そっか、そうだったんだ。うん、わかった。ヒューマン、ありがとね」  
クラッズはベッドから立ち上がり、ドアへと歩き出した。  
「頑張ってよ〜。早く会って、ドワちゃん安心させてあげなさい」  
「うんうん、わかってる。それじゃヒューマン、またね」  
いつものように人懐っこい笑みを浮かべ、手を振るクラッズ。それに手を振り返しながら、彼女は一仕事終えた達成感を味わっていた。  
 
それから数分後。ドワーフの部屋には、クラッズとドワーフの二人がいた。二人とも例によって、既に服は脱いでいる。  
「ドワーフ、ごめんね。君の気持ちに気付いてあげられなくって」  
「ううん、いいよ〜。だって、こうして来てくれたんだもん」  
胸と秘部を隠しつつ、恥ずかしそうに微笑むドワーフ。やはり、その顔は可愛らしい。  
「じゃ、その……ほんとに、いいんだよね?」  
「うん……クラッズ君に、あげたいの…」  
それ以上の言葉は必要なかった。二人は強く抱き合い、口付けを交わす。  
クラッズが右手を離し、彼女の秘所に触れる。途端に、ドワーフは身を引いた。  
「ごめん、大丈夫?びっくりさせちゃった?」  
「あ、その……ご、ごめんね……なんか、緊張する…」  
「ん〜、そうだ!濡れるまではさ、慣れてる方でしよっか」  
「ま、またお尻〜?……でも、濡れるまでなら、いいかな…」  
許可が出たことで、クラッズは右手を彼女の腰に回し、肉付きのいい尻を撫でてからゆっくりと尻尾の裏側に滑り込ませる。そして、  
その付け根にある小さな穴に、グッと指を突き入れた。  
「んっ……あっ!」  
「う〜ん、前でするためにお尻いじるとか、普通逆だよねえ?こういうところが、興奮するんだけどねー」  
勝手な感想を述べつつ、クラッズはドワーフの腸内を指で掻き回し、抉り、周辺を指で撫でる。さすがに慣れたもので、ドワーフの秘裂は  
既にじっとりと濡れていた。  
「ん、これぐらい濡れてればいいかな?勝手わからないから、自信ないけど…」  
「うん……たぶん、大丈夫…」  
「そっか。それじゃ、その、する?」  
「う……うん…」  
ドワーフを優しく仰向けに寝かせ、その体にのしかかるクラッズ。彼女は不安そうに耳をパタパタと動かし、クラッズの顔をじっと  
見つめている。そんな彼女の頭を、クラッズは優しく撫でてやる。  
「痛かったら、すぐに言って。無理はしないから」  
「う、うん……でも、大丈夫だよ…。クラッズ君がしてくれるんだもん……我慢、できるよ…」  
「そっか。でも、無理はしちゃダメだよ。……じゃ、いい?」  
そっと、自身のモノを秘裂にあてがう。ドワーフはいよいよ不安そうに、ぎゅっと目を瞑った。  
「う、うん……クラッズ君……来て…」  
「うん……いくよ?」  
優しい声をかけられ、ドワーフは少しだけ落ち着いた。しかし、さすがに初めて経験するという恐怖は、そう簡単には拭えない。  
しっかりと目を閉じ、来るべき痛みに備える。しかし、まだ何の感覚も襲っては来ない。  
「……クラッズ君……私、大丈夫だから……入れて、大丈夫だよ…」  
ドワーフの言葉に、一瞬返事がなかった。やや間を置いて、クラッズの声が聞こえた。  
「……入れてるよ…」  
「え…」  
慌てて目を開ける。確かに、しっかりと彼のモノが入っているのが見えた。  
クラッズの顔が、暗く沈んでいく。自分の失言にドワーフが気付く直前。自分の中で彼のモノが萎えていくのだけは、なぜかはっきりと  
感じ取れた。  
 
「うっ……うぅっ…………ぐすっ……ヒック…!」  
それから数分。ドワーフは必死に、泣き続けるクラッズを宥めていた。  
「だ、だからごめんってばぁ…!そんなに泣かないで…!」  
「うっく……えっく…!そ、そりゃ、僕のは小さいけどさぁ……ぐすっ…!だ、だからって、あんなこと言わなくたってっ……ヒック…!」  
「い、いじわるじゃないんだよぉ…!その、だって、小さすぎて、ほんとに入ってるの気づかなくて…!」  
しまったと口を塞いだが、もう遅かった。  
「う、う……うわああぁぁーーーーーーんっ!!!!」  
「あ、あのっあのっ、違うんだよぅ〜……そうじゃなくって、その……えっとぉ…!」  
結局、慰めることなどできはせず、気の利いた言い訳も思いつかず、彼は泣き疲れて眠るまで、ずっと泣き続けていた。  
 
翌日、ドワーフから相談を受けたヒューマンは、顛末を聞くなり笑い転げた。  
「ぶぁっはっはっはっは!!!!あーっはっはっはっはっは!!!あは、あははははは!!!ひぃ〜、お、お腹が苦しぃ〜!!」  
「もぉ〜、笑い事じゃないよぉ〜」  
「だ……だって、だって……ち、小さすぎて気付かないとか……ど、どんな粗チン……フェアリーかっての!!あははははは!!  
し、死ぬ!!!笑い死ぬ!!!」  
実際、ヒューマンの目には涙が浮かび、顔は真っ赤になっている。あと少し頑張れば、彼女は窒息するかもしれない。  
「あは、あはは…!!!ゲホッゲホッ!!んっ……ゴホッ!!あ〜〜〜〜……死ぬ…」  
必死の思いで笑いを収めると、ヒューマンはドワーフに同情的な視線を向けた。  
「まあ、もういいじゃない。処女膜は残念ながら無事みたいだけど、形的にはヤッたわけだしさ」  
「でもぉ…」  
「それに……ぶっ……くくくっ……そ、それにね、私がアナルでイケないみたいに、性感帯って言っても敏感な人と鈍感な人がいるのよ。  
だからたぶん、ドワちゃんは前が鈍感なんでしょ」  
「そ、そうなのかなぁ…?」  
「ちょうどいいじゃない。クラッズ君はアナル好きで、君はアナルが敏感で、そもそもサイズもぴったりなんだし、前は二人とも、  
諸事情で向いてないみたいだし……ぶはっ!!ははははははっ!!!でも、気付かないとかさいこー!!!あーっはははははは!!!  
そ、そりゃ、男としては泣きたくもなるわ!あっははははははは!!!」  
「もぉ〜、そんなに笑わないでよぉ〜!真剣なんだよぉ〜!」  
怒ってみせるドワーフ。あれから部屋に篭りっきりらしいクラッズ。それがまた、ヒューマンのさらなる爆笑を誘う。  
真剣だからこそ、おかしすぎる。二人が純粋すぎて、余計笑える。本当に、このカップルはお似合いだと、ヒューマンは心の底から思う。  
腹筋が攣りそうになり、頭が酸欠でふらつくほどに笑いながら、変に溝の出来た二人の仲をどうやって取り持ってやろうかと、  
そう考えるヒューマンであった。  
 

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