こんにちは。  
前回は紹介だけで、実際には出てこなかったレンジャーのヒュム子です。  
あ、ちなみに今は忍者やってます。  
え?前忍者だったクラッズの子と被るって?  
……非常に悲しいことなんですけれど、彼女この前大きな怪我を負ってしまって  
学校を止めてを離脱してしまったんです。  
まぁ、忍者の頃に鍛えた話術でカウンセラーにでもなるんだとか笑っていましたけれど……。  
で、私はバハムートさんの提案でレンジャーから魔法も使える忍者に転科しました。  
ただ、彼にはもう一つ思惑があるみたいですけど。  
 
さて、今日は再び久々の休暇です。  
私が忍者に慣れるためとクラッズさんが抜けた穴を埋めるために入ってきたメンバーとの連携を鍛えるために、  
再び潜りっぱなしだったので、この休暇は非常にありがたいです。  
あぁ、そう言えばバハムートさんですが、フェルパーさんととてもいい関係を続けているみたいですよ?  
でも、セレスティアとディアボロスの二人は……  
 
『先は越されたが既成事実作っちまえばこっちのもんよ!』  
 
とか言いながらあきらめてない様子です。  
よくやると思います。  
バハムートさんは最初からフェルパーさんしか見てなかったっていうのに。  
と、  
 
「やっほー、元気ー?」  
「っ!」  
「そんな驚くことないじゃない」  
「学科の癖みたいなものです……」  
「そう」  
 
急に話しかけられて思わず驚いてしまいました。  
学科が忍者になってからというもの、こう言った現象にすぐに反応してしまうようになってしまいました……。  
レンジャーの頃が懐かしい……。  
まあいいや、今私に突然話しかけてきた人物が、クラッズさんの代わりに入ってきたバハ姉さんです。  
私たちより一つ学年が上で、戦士さんをやっています。  
バハムートらしい豊富なパワーを使って大きな斧を振るう姿はかっこいいです。  
性格もサバサバしてて付き合いやすいですし。  
 
「で、今日はどうされたんですか?こんなところにまで来て」  
 
私がいる場所は、学園の片隅に作られた物好きな学生が、  
ダンジョンで集めた家具を使ってやっている簡易喫茶店だ。  
色々至らない部分は多いが、雰囲気と立地がいいので結構客入りはいい様子。  
今後は部活動にするとも言っていましたね。  
 
「いや、バハムートの奴はどこ行ったかなって思って」  
「バハムートさんですか?今日はフェルパーさんとデートですよ。ちなみに帰りは明日の朝」  
「ほほう、朝帰りか……」  
 
とたんハバ姉さんの顔が怖くなりました。  
背中からは何かオーラが浮かんでいるような気もします。  
 
「で?場所は?」  
「街です。この前行った交易所に可愛いペンダントがあったそうで」  
「わかった、ちょっと行ってくる」  
「暴れないでくださいよー。せっかくダンジョンで稼いだ資金パーにしたら困るんですからー」  
 
ズダッと忍者の私も驚きの速度で駆けだしたバハ姉さんの背中に一応警告しておく。  
で、それに対して彼女も一応手をあげて返してくれたが……。  
まぁ、明日にゃ資金も空っぽか……。後で一人で潜って皆のご飯代ぐらいは稼いでおこう……。  
 
ふかーくため息をついたのち、私は代金をおいてテーブルを立った。  
ちなみに今回合流したバハ姉さんはバハムートさんの従妹ということで、  
昔からバハムートさんの面倒を何かとよく見ていたそうだ。  
おかげで、まぁ言わずとも分かるだろう。  
ますますバハムートさんを取り囲む状況が悪化した。  
あの人も大変だなぁ。  
 
そんなことも考えながら私は武器や防具、道具を整えて、クロスティーニ学園に隣接している始まりの森と呼ばれる場所へ向かった。  
ここでならとりあえずご飯代ぐらいは稼げるだろう、無理なら剣士の道ぐらいに足を延ばせばいいし。  
 
 
 
ところ変わってどこかの交易所。  
そこではあのフェルパーとバハムートが仲睦まじく買い物をしていた。  
 
「主よ、これなどどうじゃ?手になじまぬか?」  
「うーん、すこしごわついてるかな……」  
「そうか……。主は拳じゃからなぁ、合っておらぬと壊しかねんしな」  
 
手にもったグラブを棚に戻し、フェルパーはしょんぼりと耳を垂らした。  
その頭にポンと手をおいて俺は笑ってやる。  
 
「まぁ、今のやつでも十分さ。確かに守るにゃ不安があるが攻めるのは何とかなるし」  
「むぅ……我ばかり良い物を持っているのも気が引けるのじゃが……」  
「まぁ鬼切りのかなり質のいい奴だもんなお前のは」  
「まぁダンジョンでの拾いものじゃがな」  
 
そして俺達は交易所から出る。  
すると、そこには俺にとっては……忘れられない顔があった。  
 
「ふ、ふ、ふ。私を差し置いてデートとは、いつからそんな身分になったのかしら?」  
「げぇ、バハ姉」  
「む」  
 
ダンジョンの中でボスクラスといわれるモンスターに出会ったとき以上の恐怖を思い起こさせる、  
どす黒いオーラを纏ったバハ姉だ……。  
彼女は俺の従妹。最近パーティーメンバーが抜けてしまったのを聞きつけてパーティーに入ってくれた。  
かなり古い付き合いで、まぁ本当の兄弟のように相手のことは知りつくしているといってもいいのかもしれない。  
 
と、オーラを纏う彼女にフェルパーも闘志をみなぎらせ、その愛刀へと手をかけて臨戦態勢を取る。  
どう見ても同じパーティーを組んでいるとは思えない様子だった。  
 
「フェルパー……怪我をしたくなかったらそこをどきなさい。そこは私の場所よ?」  
「ふん、吠えおってからに。主は我を認めたのだ、そばに居るものとしてな」  
「へぇ……、そうなの?バハムート」  
「え?まぁ……そうだけど」  
 
ジト目で見てくる彼女に俺はどうこたえるべきか考える……までもないんだよなぁ。  
 
「ちょっとは考えろこのアホ!」  
 
バハ姉が吠えると同時に地面を蹴った。  
その手にはこの前購入したばかりの大斧が握られており、そんな重たいものを持っているとは思えないほどの速度で俺に迫ってくる。  
 
「ちょっ、まっ……!」  
「一回死ね!灰になれ!!」  
 
振り下ろされる斧、俺はそれを捉えることは出来た、しかし素手でそれを防ぐすべはない。  
まさか……ここで死ぬとは……。まぁ診療所あるし……平気か?  
ゆっくりと近づいてくる斧。  
 
「させぬ!!」  
 
だが、それを銀色の輝きがそれを防いだ。  
甲高く響き渡る強烈な衝突音。  
 
「まだ食い下がるかこの泥棒猫が!!」  
「いつから主が物になったか?駄竜が!」  
 
互いにバックステップ、しかし身のこなしはフェルパーのほうが上のようだ。  
着地と同時に再度踏み込む。  
風しか残さず一瞬にしてバハ姉へ。  
そのまま袈裟掛けに容赦なく切り込んだ。  
だが、大斧でそれを受け流し体制を立て直したバハ姉が叫ぶ。  
 
「あいつと私は、あんたより付き合いは長いのよ……!それを……!」  
「誰を好きになるかは……主の自由じゃろうが!!」  
「だからよ!怒りの矛先は本当ならあいつに向けたいっていうか向けさせなさいこのバカ猫!」  
「嫌じゃ!何があろうが主が傷つくのは見たくないのでな!」  
 
うわー、またしても俺の責任か。  
っていうか確かに、俺が悪いんだがな……。  
フェルパーには言ってないが俺は昔バハ姉に守られてばっかりだった。  
まぁ俺自身もそこそこは強かったが、どうしても勝てない奴とかがいたもんだ。  
そう言った連中からバハ姉は俺を守ってくれた。  
だからさ……ありがちなセリフなんだが言っちゃたんだよ……。  
「いつかお前を守る」ってやつを。  
あぁ……軽率だった。  
それが子供の頃とかじゃなくて結構最近なんだよなぁこれが。  
んで、入学してみたら俺の好みのど真ん中のフェルパーがいたもんだ……。  
そりゃ悪いよ?俺も……。  
けどさー……。  
…………あぁ、もう、どうしてこうなった!!  
 
「せい!!」  
 
と、俺が頭を抱えて悶えてる間に勝負が決した。  
勝ったのはフェルパーだった。  
やはり魔法を使える分攻め方が一辺倒じゃないのは大きいか。  
 
「私が……負けた?」  
「ギリギリじゃったがのう……」  
 
流れるような動作で刃をしまいフェルパーはバハ姉に背を向け俺の元へと歩いてくると……。  
そのまま腕を回してしきた。  
 
「というわけじゃ、主は我のものということじゃな」  
「ぐぬぬぬぬ……」  
「悔しかったら勝ってみなされ。いつでも相手してやるぞ?」  
 
そんなことを言いながら、フェルパーは俺に目配せをする。  
さっさと行こうと言いたいらしい。  
まぁ……バハ姉には悪いが、やっぱこいつが一番なんだよな……。  
 
そしてその晩……。  
 
「にゃふぅ……」  
「あー……死ねる、つーか死んでもいい」  
 
大満足。  
アレからというもの毎日フェルパーに求められ、床を共にするたびにあいつの腕前は上がって行っている。  
おかげで今日はもう出ないといえるほど搾り取られた……。  
あ、ちなみに避妊はしてるぞ?いろいろまだ早いからなー。  
 
「ふふ……死んでもらっては困るの……愛する主がな」  
「まぁなー。でも本当に上手くなったな、いろいろと」  
「主のためじゃからな……それに、我も……な」  
「そうか。ほれ」  
「うむ」  
 
俺の上で息を整えていたフェルパーは体を転がして俺の横へ収まる。  
丁度腕枕をする形だ。  
体を横にする彼女は尻尾を嬉しそうに動かしている。  
 
「はぁ……落ち着くのぅ。一人で寝るより圧倒的じゃ……」  
 
そう言いながら彼女は純粋な笑みを浮かべた。  
あぁそういう表情されるとたまらんじゃないか。  
もう少し彼女と楽しんでいたいのだがなぁ……。  
 
「むぅ……」  
 
流石にフェルパーのほうが限界だ。  
体力はあるとはいえ、あの細い体で何度も達したのだ、さすがに無理だろう。  
 
「主?」  
「ん?」  
「朝まで隣にいてくれる?」  
「当り前だろうが」  
「ふふ……それは……よか…った」  
 
とたん彼女は眠りの中へと落ちて行った。  
 
 
さて、俺も寝るか……と思った矢先。  
 
「これで終わりと思うなよ……」  
「な、なに!?」  
 
宿屋の天井、そこに四角い小さな切れ目が入りそして音もなく誰かが部屋の中へと飛び降りてきた。  
 
「おま、ヒュム子!」  
「バハムートさんには恨みはないんですが……この方がどうしても入れろとおっしゃるので」  
「やっほー」  
 
バハ姉……。  
そこまでするかお前は。  
 
「というわけで夜這いに来たわ」  
「……いや隣にいるし」  
「気にしたら負けだと思うわよ?」  
 
素敵な笑顔ありがとうございます……。  
 
「じゃ、私ご飯代稼いでこないといけないので」  
「ありがとー。またよろしくねー」  
 
そしてヒュム子は入ってきた穴へと姿を消した。  
って、いうかご飯代って何の話だ?  
 
「では、いただきます」  
「ま、待って……くぅっ……!」  
 
素早く俺のモノを取り出したバハ姉はそれを躊躇なく咥えた。  
 
「ぐ……!」  
 
フェルパーとの連戦で流石に力尽きていると思われたそれは、俺の意思に反してどんどんと固くなっていく。  
いや……バハ姉のテクがやばい……。  
舐めたり吸い上げたりするのは当然として、軽く噛んだりすることで適度な刺激を俺に与えてくれる。  
 
「ほーれ、出しちゃいなさい……弱点は知りつくしてるんだから」  
「むむむ……」  
 
俺は横で傍で寝息を立てるフェルパーを見る。  
こいつのためにもここで屈するわけにはいかない……!  
その決意とは裏腹に次第に込みあがってくる感覚を我慢できる自信は正直なかった。  
 
「その子のためにも出せないって?」  
「あったりまえだろ……が……!」  
「気に食わない……」  
 
バハ姉は俺の物に強くかみついた。  
 
「ぐあっ!?」  
「本当に気に食わない。私がどれだけ貴方のことを思ってきたと?」  
「……っ」  
 
口から離し、バハ姉は俺に跨り、己の秘所へと唾液を塗りつける。  
そして、聳え立つ俺のモノを半ば無理やり己の中へとねじ込んだ。  
 
「く……ぅう」  
「ちょっ……無茶……」  
「黙ってなさい……!」  
 
痛みを感じているのは間違いない。  
こう見えてバハ姉はほかの男とは一切付き合ってなかった。  
もちろん美人ではあるためラブレターの類はいつももらっていたほどだ。  
けど……それをすべて蹴り続けているということは、当然……男女の交わりなど初めてだ。  
ちなみに弱点を知りつくされているのは、未遂に何度も終わっておりその間にばれただけ。  
 
「はっ……はっ……」  
 
貫かれた痛みから涙を浮かべるバハ姉。  
けれど、その涙はどうも痛みだけじゃないみたいだ。  
 
「本当に……ずっとずっと想ってきたんだから……それなのに……」  
「……」  
「貴方が銀色の髪が好きだって言ったから、こうして銀色に染めて……。貴方が静かな方がいいっていうから……しゃべり方も変えて」  
「そりゃ……そうだけどさ」  
「だからって……今更私以外だなんて……」  
 
バハ姉は思いっきり泣いていた。  
声は出さない、けれど……彼女の涙が俺の胸に落ちるほど泣いていた。  
だけど……。  
 
「謝らない……からな?」  
「……わかってる。けど……諦めてないからね?」  
 
そして俺はバハ姉を抱いた。  
できるだけ優しく、そして彼女が少しでも気持ちよくなるように。  
一番好きな人が隣にいるにも関わらずだ……。  
そして目が覚めたとき、バハ姉はいなかった。  
ただ隣にフェルパーが寝ているだけで。  
罪悪感とはこのことを言うのだろうか?  
けど、理不尽この上ないのは確かだ。  
俺はもう、こいつを一生の伴侶と決めている。  
一番理解してくれていて、理解してやれている相手だからだ。  
どうするべきなんだろうか?俺は……。  
 

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