「よっ、ナーノカ!」  
 久し振りの平穏にあったプロスペロ発明工房ネオスフィア支店の扉を、フォーリィは勢いよく開けた。  
「ナノカなら居らんよ」  
「そ、即答って・・・そんなスッパリ言わなくても」  
「滅多に無い平和な時間を邪魔されたら、機嫌も悪くなるさ」  
「居ないんじゃ仕方ないか・・・ん?」  
 何気なく机に目を向けると、謎の球体が無造作に置かれていた。  
(なんだろ・・・そうだ♪)  
 スツーカが見て居ない隙に、フォーリィは勝負師もびっくりの速さで球体を懐に忍ばせた。  
「起こして悪かったわね。それじゃぁね」  
(まっ、後で返せばいいよね)  
 
 数分後・・・  
 
「ただいまー」  
「おかえり。はぁ、楽しい時間はあっと言う間か」  
 スツーカの嘆きを気に止める事も無く、ナノカは机に向かった。  
「あれ?ココにあった物何処にいったんだろ」  
「グラマーな嬢ちゃんが持ってったんじゃないのか?」  
「えっ、フォーリィ来てたの?」  
「ついさっきな。えらく怒っていたぞ。これは絶交モノだな」  
「む、ひどい事言うなー・・・ん?」  
「どうした?」  
「今誰か居たような・・・」  
 
「それにしても何だろうコレ?」  
 大通りを歩きながら、先程工房から拝借した物体を眺めていた。何処から見ても何の変哲もない球体だった。  
「何か面白いモノだと思ったんだけど・・・」  
 興味も無くなり、フォーリィはそれを再び懐にしまった。  
「フォーリィさん」  
 振り返った先に、こちらに歩み寄ってくるネネがいた。  
「どちらに行かれるんですか?」  
「ついさっきナノカんとこから帰ってきた所」  
「え・・・(まさか、まだナノカさんの事を諦めて・・・。やっぱりあの時・・・)」  
「アンタの考えてる事なんてアタシは・・・!?」  
 突然フォーリィの秘所に、ひんやりとした得体の知れない感触が伝わってきた。  
「どうしました?汗が・・・「な、なんでもない。それじゃ!」  
「あっ」  
 声をかけるより早く、フォーリィはネネの視界から消えた。  
 
「マッサージ機?」  
「うん。ネネちゃんに頼まれてね。」  
「ほぅ・・・」  
 スツーカは設計書を手に取り、目を通した。  
「・・・なんだ?この液体金属ってのは。一体何作ったんだ?」  
「コンパクトで身体のありとあらゆる部位の対応させる為に自然とそうなったの」  
「自然とねぇ・・・君の頭は一般的に見たら不自然だらけだからなぁ・・・」  
 
「はぁ、はぁ・・・んっ」  
 路地裏にダッシュで逃げ込んだフォーリィは、壁に寄り掛からなければ立てない程ふらついていた。  
(な、何なのよコレ・・・)  
 依然として何かが股間にへばり付き、自身の性感体を撫で回していた。  
「い、いい加減離れ・・・ひんっ!」  
 何度も引き剥がそうとするが、どれだけ力を加えても全く離れる気配がなく、それどころか  
一層激しく秘所を攻め立て、脚まで濡れ始めていた。  
(もしかしてさっきの・・・アイツ何作ってんのよ!)  
 自分の事を棚に上げ、壁にしがみ付いていると、  
「・・・何見てんのよ」  
「!!・・・よく見破ったわね。私のE光学迷彩を」  
 目の前の景色が布のようになびき、帝都ジュニアアカデミーの制服を来た少女が現れた。  
「そんなでかい棒切れ浮いてたら誰でも疑うっての!あれ?取れた・・・」  
「あ・・・」  
 初歩どころではないミスにパナビアは頬を赤らめた。  
「とととと、とにかく!さっきナノカの所から持っていった物、渡してもらうわ!」  
「や、やれるならとっくにこんなの上げてるわよ、類似品!」  
「初めて言われたわよそんな事!それに私は天才工房士パナ・・・ひっ!?」  
 突然全身に高電圧の電流のような衝撃が走り、工具を地面に落とし、そのままへたり込んだ。  
「何!?一体何なの・・・んぁっ!」  
 
 パナビアが身悶えする姿を見て、フォーリィの中の黒い部分が表に出てきた。  
「ふふ・・・どうしたのかしら?そんなトコに座っちゃって」  
 パナビアが顔を上げた時、目の前に居たのは、顔を真っ赤に高潮させたフォーリィだった。  
「こっちの方は元気みたいだけど」  
 フォーリィはパナビアの服の中に手を入れ、指で乳首をピンと弾いた。  
「ひゃうっ!ちょっと、一体どこ触って・・・あっ!」  
「ちょっと摘んだくらいで随分いやらしい声出すじゃない・・・もしかして初めて?」  
「そんなこと・・・んあっ!もういい加減に・・・!」  
「そう?じゃあ地面を濡らしてるコレは何なの?」  
「そんなの知らな・・・いやっ!ダメっ、そんな所触るな!」  
 路地裏に異質な空気を作る二人に、影が近づいてきた。二人が見上げると、見知らぬ男が立っていた。  
「君達の身体、俺が買おう」  
「「は?」」  
 
「なんか見た事無い化学式があるんだが・・・」  
「ああ、それね。それネネちゃんから渡されたのだから私もよく解らないんだ」  
「調べなかったのか?君らしくない」  
「うーん、『詮索しないでください!』って凄い勢いで言われちゃってねぇ」  
「・・・あの娘一体何作らせる気だったんだ?」  
 
「ぐ・・・」  
 
 二人は、突然現れた男に四つん這いで尻を突き出した格好になっていた。  
「あっ、んっ、はんっ!」  
(ちょっと、何情け無い声出してんのよ!)  
(そんなこと言われても・・・ひうっ!)  
 穢されたことの無い場所に指を入れられ、パナビアは普段からは想像のつかない  
情けない声を出していた。  
(くっ、こんな奴なんかに・・・)  
 何とかして反撃したいフォーリィ。ふと、ある事を思いついた。  
(あのさ、アンタ。ごにょごにょ・・・)  
(なっ・・・そんな事できるわけないわよ!)  
(アンタ、こんな奴にいいようにされて黙ってる気!?)  
(ぬ、それは・・・)  
 二人がうなずくと、すばやく起き上がり、振り向いて男を押し倒した。  
「!?」  
 男が反応するより早く、フォーリィは男の下半身を暴き、男根を晒した。  
「何よ・・・コレ」  
 それは、隆々としてあまりにも大きく、パナビアは絶句した。  
「いつまで見てんの、ほらっ!」  
 物を目の前にして、二人は服を肌蹴させ、年齢には不相応な程の胸を露出した。  
そして、胸で男根を挟み込んだ。  
「む・・・」  
 
(こうなったらこいつの足腰立たせなくさせてやるわ!)  
(うわ・・・)  
(ほら、アンタもやるの!)  
(ううう、何で私がこんな事・・・しかも何か大きくなってる・・・)  
 更に隆起しつつある物を胸で擦り、フォーリィは舌も使い責め立てた。  
「チロ・・・くちゅ、んっ」  
「はぁ、なんか・・・変な気分になってきた・・・」  
「よし・・・そろそろいくぞ」  
「「はい?」」  
 
「・・・おい、何だこの中枢制御オリハルコンってのは」  
「何ってそのままだよ」  
「そういうことじゃない。マッサージ機じゃなかったのか?」  
「ふふふ・・・」  
 
「んくっ、くちゅ・・・」  
「はぁんっ、んぁ!はぁ・・・っ!」  
 フォーリィは後ろ向きで男に巨根で膣を突かれていた。  
(あーもう・・・私なんでこんな事してるんだろ・・・)  
 理性を取り戻しつつあったものの、目の前のパナビアの秘所に顔を埋めていた。  
 
自分の喘ぎ声を押し殺せることが唯一の救いで、代わりに喘ぐパナビアは、  
羞恥心と違う、感じた事の無い感覚で顔を真っ赤にし、目は虚ろになっていた。  
「あぐっ、いぃぃ・・・んあぁ!」  
(やばっ・・・アタシもそろそろ限界かも・・・)  
 そして、男に異変が起きた。  
「く・・・イクな、中に出すぞ」  
(へ?)  
 考える間も無く、男は突く運動を一層激しくさせた。  
「うぁぁあっ、ダメっ、ぃいいぐっ、ああああっ!!」  
「んぐっ?んんんん!」  
 快感が大波のように押し寄せ、二人共に身体を硬直させた。そして、  
フォーリィの中に濃い液体が大量に注ぎこまれた。男が男根を抜くと、膣から白く濁った物がドロドロと滴り落ちた。  
「ふぅ・・・代金はフルクラム帝国海軍に「ぬおおぉぉらあぁぁぁ!!!」  
 怒りを全身行き渡らせ、フォーリィは男の顎に渾身の拳を突き刺した。  
人知を超えた勢いで吹き飛び、男は視界から消え去った。  
「はぁ、はぁ、はぁー・・・」  
 我に返って辺りを見渡した。パナビアは安らかな顔をして気を失っていた。  
「ったく・・・ん?アレはどこいったんだろ・・・」  
 
「ほー、オリハルコンの小型化ねぇ」  
「永遠の刻に刻まれた人類の英知と、舞い降りた発明の神様によって、ついに実現しました!  
人体のあらゆる筋肉や関節の痛みを自ら判断、形状を自由に変えてどんな場所でもバッチリフィット、  
全てのコリを一発解消。名付けて、自立マッサージEユニット『グレイ・グー』です!」  
「なんとも不吉な名前だな・・・それに」  
「ナ、ナノカさん・・・た、助けて・・・」  
 扉が開き、そこにはネネが脚をガタガタと震わせながら立っていた。  
「・・・やっぱりロクな物じゃ無かったか」  
 

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