闇夜の中の草木も眠る丑三つ時。空に浮かぶ月は雲にその姿を隠され、城の周りの闇はいっとう濃くなり、静寂だけが濃厚な闇に漂っている。  
奇襲をかけるには絶好の機会である、この夜に。白鷺城の城主である少女の部屋は静寂を逃がし、卑猥な音が闇に溶けることなく響いていた。  
 
「黒…鋼っ!もう、お止めなさ…」  
 
「どの口がそんなことを言うんだ知世姫?こんなに感じてるくせに」  
 
言って男は執務をこなす机の上に押し倒し、着衣をはだけさせた少女のナカにとうに挿入していたで自身を動かす為に腰を進める。ぐちゅり、ぐちゅりと卑猥な音ばかりが耳に入り静寂に包まれた部屋に響く。  
 
 
 
胸を揉みしだかれ快感がより深くまで入ってきた刹那、少女は、日本国の姫である知世はその、自分の従者である男からもたらされた強い快感に背を弓なりにして高く喘いだ。  
 
「あ…っ…やぁっ…ん!あぁ…んぅ!」  
 
静寂を切り裂く声をもっと、もっととねだるかのように男は腰の動きをいっそう早めた。  
 
 
「どうせ、書類ばかり相手にしてんだ。たまには運動するのもいいだろうよ」  
 
 
く、と口許を釣り上げ笑い、自分を犯す男に知世は白濁する意識の中でどこまで優しさに満ちている人間なのだろうと思わずにはいられなかった。  
 
 

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