夜。小狼は、サクラの部屋に居た。別に、そういう事をしたわけではない。
只、また酒を飲んで、酔ってしまったサクラを部屋に連れ戻しにきたのだ。
「はぁ…やっと部屋に入れられた。」
小狼は、眠り込んでいるサクラの顔を見つめて、軽く微笑むと、部屋をでようとした。と、その時。
きゅっ、と何かが自分の体にまとわりつき、声が聞こえた。
「…小にゃん君行っちゃいにゃ…」
声をあげたのも、まとわりついたのも、サクラだったのだ。
で、当の小狼はというと、…真っ赤になって、硬直していた。
まぁ、しょうがないと言えるだろう。それはさて置き、小狼が、ようやく口を開いて、第一声を発した。
「!!ひ…姫!!!一体、どうなさったんですか!」 勘のいい皆様なら、お分り頂けるだろう。そう、お察しの通り、サクラはまだ、存分に酔っ払っていたのだ。
「小にゃん君…熱いよぉ」…そう言って、サクラは、事もあろうに、服を、はだけさせ始めたのだ。
「姫ーっ!や、やめっ」
小狼は、もうこれ以上無い程に、顔を真っ赤に染めて服を戻そうとした。が。
「小にゃん君、にゃっこして〜…(抱っこして)」
と、逆に、抱きついてきたのだった…。
小狼は、必死に考えていた。この事態を、どう切り抜けるか。
え?服を脱いだサクラはどうなったか、ですって?
上だけ脱いだのですが、小狼が服を戻せなかったのでそのまんま。
…つまり、今、サクラのこぶりで形のいい胸は、露になっている、と言うわけです。
お分り頂けましたか?では話を戻す。
「小にゃん君、抱っこしてくれにゃいの…?」
サクラが言う。でも、既にサクラは、小狼の胸に顔を埋めていた。
上半身裸で、自分の好きな娘が自分の胸に顔を埋めている。誰だって理性くらい吹っ飛んでしまうだろう。
そして、小狼も、本能が勝ってしまったのか、サクラをベッドに押し倒していた。 「…サクラ…」
一言そう呟くと、サクラの胸に手を這わせはじめる。
「んにゃうっ!?し、小にゃん君…?」
さすがに、びっくりしたのか、サクラが叫んだ。
「痛くはありませんから。」
言うと、小狼は、サクラの胸をゆっくりだが、揉み始める。
「や…やめっあ…っんんっ」
意外に感じ始めているのか、サクラの抵抗が弱くなっていく。
小狼の方は、サクラが感じているらしい事に何を思ったのか、次はサクラの胸の頂点のつんと立ったピンクの物を摘み、いじり始めた。
「…感じてるんですか?サクラ姫…いや、サクラ?」
「そ…そんにゃこと…」
まだ酔っている。だが、はじめとは攻守逆転だった。 今や、理性を失っている小狼は、ついにサクラのキスの初めてを奪う。
「ひぅ…んむぐ!?」
軽いキスではない。大人の、深い、深いキス。小狼の舌が、サクラの唇を割って入り、サクラの舌に絡み付く。
長い長い、抱き締めるようなキスの後、小狼が口を離すと、サクラは、息をついて言った。
「小狼君…どうしちゃったの…?」
だが、その質問に答える事無く、小狼は、サクラの体を舐めた。
「姫…もう大分濡れてきているんじゃないですか?」
そう言い、小狼は、指をサクラの太股へのばす。だが、触ったのは、太股ではなかった。
「そっ…そこは、駄目ぇ…っ」
声を上げるサクラ。小狼は、サクラの一番大事な所へ触れていたのだ。
「ほら、やっぱり、姫、もう濡れてますよ。」
あからさまにいうと、その中に、指を入れた。
「ひゃああ!」
悲鳴をあげるサクラ。それもそのはず、サクラはハジメテだったのだ。
くちゅ…くちゃ…卑猥な音が部屋に響く。
「ぅん…っ!も、もぉいやぁ…ひぁうん!」
サクラは、喘ぎながら言った。
「おれは嫌じゃありません。大切なサクラ姫と、こうして居られるから」
理性を失っている時でさえ、こういう事が言えるのは、きっと小狼の性格からだろう。
作者にはそんな勇気はな…いや、そんな事は置いといて、話を戻そう。
「え…?今、何て…んっあっひあぅっ!?」
重要なことを聞き返そうとして、突然サクラは悲鳴の様な喘ぎ声を上げる。
それはそうだろう。
何故なら、小狼が攻めた場所は、肉壁に囲まれた、充血した肉芽だったから。
「姫、ココが一番感じるんですね…」
噛んで含む様に小狼が言う。そして、執拗にソコを、舐め、時には摘んで攻め続けた。
「ん…はぁっふぁう…んあっあぁぁぁっ!!!」
サクラは、これ以上無い快感に襲われ続ける。
「姫、おれ、もう我慢できない。姫のなかに…」
そう呟いて、自らのものを出した。
サクラは、自分の処女は、ココまでだと思った。
そして同時に、小狼になら、処女を差し出してもいいとも思い始めていた。
「小狼君、小狼君になら、私…」
入れられても良いよ、と言おうとした。その瞬間。 「姫、いいんですか…?」小狼の方から聞いてきた。 サクラは、酔いが残っていたらしく、頭を押さえながら言った。
「うん…。」
小狼は、サクラを抱き起こすと、自分のものを、サクラの膣に合わせた。
「い…いいですか?」
やっと少しづつ理性を取り戻してきたらしく、顔を朱に染めてサクラに問うた。何しろ、小狼も、初めてなのだ。
じゃあ何でそんな手慣れてんだ、と言われると、それは、理性を失っていたから、である。←ジツハ、カンガエテナカッタ
サクラは、初めての事に小々戸惑いながらも、頷いた。
ズッ、ズズッ、と、小狼のそれは、サクラのなかに入っていく。
「サ…サクラ姫ッ大丈夫ですか…っ」
小狼がサクラに聞いた。
サクラは、激しい苦痛に顔を歪める。
「いっ…痛…っいよぉ、小狼君…」
小狼は、黙ってサクラの唇に、自分の唇をついばむ様に重ねた。
「これなら…痛くないですよね?サクラ姫。」
そして、二人は、やはり本能からか、腰をゆっくりと振りはじめた。
言い様の無い快感が、小狼とサクラ、両方を襲った。
小狼のものがサクラの肉壁をこすり、肉芽を刺激する。そしてとうとう奥を掻き回した。
「ひっ姫、おれ…もう我慢できな…っ」
腰を振りながら、サクラが答える。
「あっんぁっはぁう…ん 小狼…君わ…私もっあんっ限…界はぁうんっ」
「…っ姫もう…だ…」
「あっああっ…がっ我慢…できなイク…っ小狼君っイっちゃう…っあああああああーーっ!!!」
サクラと小狼は、同時に、達した。小狼の精液が、サクラの子宮に入っていった。
サクラは、イった後、意識を手放していた。
サクラの足の間から、ピンクに色付いた小狼の精液が出てきていた。
それを拭いながら、は、初めて我に返り、考える。
(おれが、サクラの処女を貰ったのか…。明日、サクラとまともに話せるだろうか)でも、何故か後悔は無かった。
そして、小狼は、自分の服とサクラの服を整え、部屋を出た。
またする機会が来るかも知れない、そんな事を考えながら。
〜END〜