『翡翠。後で私の部屋に来てちょうだい』
『かしこまりました』
時間は既に深夜この家に起きているのは秋葉と翡翠だけとなっていた。
翡翠は秋葉に言われた通り一通りの事を終えて秋葉の部屋にやって来た。
〈コンコン〉とドアを叩く音が聞こえ秋葉はちらっと目線をその方向に向けて言った。
『どうぞ』
『失礼致します』
ドアが開くと翡翠は軽く頭を下げて部屋に入って来た。
『翡翠、あなた今日は何故呼ばれたかわかる?』
秋葉の声色は明らかに殺気じみていた。
『・・・・いえ』
表情を変えぬまま翡翠は答えた。
『そう・・・・。あなたと兄さんの事なのだけれど・・・・』
秋葉は翡翠の瞳を真っ直ぐ見ながら話した。
『・・・・・・・・』
翡翠は秋葉の兄つまり志貴の事が話題に触れた瞬間、顔を俯けた。
『最近、あなたは兄さんと何をしていたの?』
秋葉は〈カツカツ〉と翡翠に近付き翡翠の顎を片手で持ち上げ、俯いていた顔を上げさせた。
『・・・・私は何も知りません』
視線を外したまま翡翠は答えた。
『しらばっくれる気!?私が何も知らないとでも思っていたの!?』
秋葉は突如声を荒げて翡翠に言った。
『・・・・私は何も・・・・』
翡翠は目線を合わそうともせずに秋葉に言ったが秋葉はその態度にさらに怒った。
『そう』
さっきとは打って変わってため息をつくように言った。
『ならば仕方ないわね。あなたにはお仕置きを受けてもらうわ』
翡翠は一瞬怯えた表情を表に出したがすぐに普段と何ら変わらぬ表情に戻った。
『まず、そうねぇ・・・・服を脱いで下着も全部ね』
『・・・・かしこまりました』
表情は変わらないが少し赤面しながら翡翠は服を全て脱ぎ捨てた。
裸になった翡翠を見つめながら秋葉は次の命令をくだした。
『四つん這いになって、こっちにお尻を突き出しなさい』
『・・・・』
翡翠は無言のまま秋葉に従った。
秋葉は自分の隣に置いてあった何かが大量に入ったビニール袋から何かを取り出した。
『ねぇ、翡翠。これ何だかわかる?』
悪戯っぽい笑みを浮かべながら秋葉は手に持っているものを翡翠に見せた。
その物体を見た瞬間翡翠の表情が暗くなるのがわかった。
『それは、私が買ってきたいちぢく浣腸です・・・・』
『そうね。これは私があなたに大量に買ってきてもらった物ね。これをどうするか翡翠はわかる?』
『・・・・・・・・』
秋葉の質問に対して翡翠の無言のままだったが翡翠の予想は正しかった。
〈ぬぷ〉っと突然翡翠の肛門に何かが侵入してくるのがわかった。
『・・・・っひ』
翡翠は小さく悲鳴をあげるが秋葉の手は動きを止めずに浣腸の中身を翡翠の中にいれていった。