修学旅行
「ううっ……もう限界…」
遥、葵と共に露天風呂に入っていたクルミはすっかりのぼせていた。
「ごめん、私先に出る」
「あれっ? もう出ちゃうのクルミちゃん?」
「私たちはもう少しゆっくりしていきますね」
脱衣所で着替え始めるクルミ
大きめのお子様ぱんつと女児用スポーツブラを付けたところで
あるモノに視線が釘付けになる
すぐ隣にある脱衣カゴの中身……綺麗に折り畳まれた葵の下着……
その下着は下ろしたての綺麗な下着であった
「ゴクッ……」
クルミは知っていた。
その未使用の下着の下に、さっきまで葵が身に着けていた着用済みの下着が
隠されている事を。
ゆっくりとその脱衣カゴに手を伸ばすクルミ……
『馬鹿っ! なにしてるの私! 2人が出てきたらどうするの?
他に人が入ってきたらどうするのっ!?』
心の中でそう叫ぶクルミ。しかし、彼女の手が止まることはなかった。
カゴの一番底に埋もれていた白いレースのショーツ。
それを引きずり出し、目の前で広げる。
クロッチの中央部分に、黄色い乾いたオリモノの跡を見つける。
『や……ダメ……もう……止まらない……』
ゆっくりとその汚れた部分を自分の顔に近づけていく
「な…なにしてるのクルミちゃん…?」
振り向くと、そこには風呂から出たばかりの遥の姿があった。
「あ……あ……」
その場で立ち尽くすクルミ。やがて顔から血の気が引き、
ガクガクと体が小刻みに震えだす。
「ち……違うの……こっ、これは……」
その尋常ではない様子から、遥は全てを悟った。
「それ、早くもとの場所に戻さないと。葵ちゃんもすぐ出てくるよ」
「うっ、うん」
素早く手にしていた葵の下着を元の位置に押し込む。
と同時に脱衣所へ姿を現す葵。
「? …どうかしました?」
周囲に張り詰めた不穏な空気を感じ取った葵が、キョトンとした顔で問う。
「えっ? なんでもないよ。ねっ、クルミちゃん?」
「うっ……うん……」
「そうですか……ならいいんですが」
そう言うと、葵はバスタオルで体を拭き始めた。
「私も早く体拭こっと」
そう言ってクルミの横を通り過ぎようとする遥。
すれ違いざまに彼女の耳元で囁く。
『さっきのは内緒にしてあげるね』
そして何もなかったように着替え始める遥。
しかし、その口元には怪しい笑みが浮かんでいた
次の日の朝
「大丈夫ですか…クルミさん?」
宿泊しているホテルの部屋
蒲団の中で横になっているクルミを心配そうに見守る葵。
「ちょっと気分が悪くなっただけだから…心配しないでお姉様」
「けれど…」
「大丈夫だよ葵ちゃん。クルミちゃんには私がついてるから」
蒲団を挟んで正面にいた遥がドンと自分の胸を叩く。
「お姉様、今日の観光、楽しみにしてたんですよね。だったら私なんかに構わ
ないで……」
「……けど………」
「ほらほら、早く行って、バスがもう出ちゃうよ!」
遥に急かされ部屋を出て行く葵。
彼女がエレベーターで下へ降りていくのを確認すると
ガチャン!、
遥はドアを閉めカギをかけた。
「やっと二人っきりになれたねクルミちゃん」
「………」
無言のまま遥を睨みつけるクルミ。
暫くして蒲団から這い出すと、ゆっくり口を開いた。。
「どういう……つもり? 人に仮病までさせて……」
「いや〜今日はクルミちゃんにいっぱい聞きたいことがあってね〜」
「聞きたい…こと?」
「昨日、葵ちゃんのパンツ、どうするつもりだったの?」
「!?」
忘れたい、消し去りたい過去を穿り返され動揺するクルミ。
「ど……どうって…そ、その……む、虫! 虫が付いてたの! 虫が付いてたか
ら取ってあげようと…思って……」
「ふーん、かごの奥にあったぱんつに虫が付いてるのが判ったんだ。へ〜ぇす
っごーい(w)」
いやらしく鼻でせせら笑う遥。
「なっ、なによっ! なんか文句でもあるのっ!?」
「葵ちゃんに言っちゃおうかな〜 昨日クルミちゃんがナゼかかごの奥のほうに
隠すように置いてあった着用済みのぱんつに虫が付いてるのを見つけて、カゴ
からぱんつ引きずり出したって♪」
「なっ! 昨日のことはお姉様には内緒にするって言ったじゃない!」
「えへへ、気が変わっちゃった」
ぺろっと舌を出しながら一指し指を顎にあて悪戯っぽく笑う遥。これが男だっ
たら殴り倒したくなる仕草である。
「けどクルミちゃんが素直に、本当はあのぱんつをどうするか話してくれたら、
また気が変わるかもね〜」
「……約束して……正直に話したら……お姉様には言わないって…」
「ん〜しょうがないなぁ……わかった、約束してあげる。その代わりちゃんとホントの事言うんだよ」
「うん…」
「で、葵ちゃんのぱんつ、どうするつもりだったの?」
期待に溢れた顔ででクルミににじり寄る遥。
躊躇いの表情浮かべを暫し沈黙を保ったクルミだったが、ついに観念し口を開く。
「おっ…お姉様の下着を……その……嗅いでみたり……な……舐めてみたり……とか……」
これ以上ないぐらい頬を朱に染め、たどたどしく答える。
その言葉を聞いた瞬間、
「うわ……信じられない……そんな事しようと考えてたなんてぇ(笑)」
そう言って意地悪く笑う遥。
「せいぜい、ぎゅっと抱きしめるとか頬擦りするとか、その辺だと思ってたのに」
「え……」
「知らなかったよ、クルミちゃんがそんなヘンタイさんだったなんて。正直引いちゃったよ(笑)」
「あ……あ……」
クルミの両目の端に涙が浮かび上がる。
遥はそんな彼女の追い討ちをかけた。
「葵ちゃんが知ったらどんな顔するかなぁ〜? クルミちゃんが女の子のぱんつの臭いを嗅いだり舐めたりする変態だって。ところでぱんつ
のどの部分を舐めるの? ねぇねぇ教えてよっ? ふふふっ」
「…………」
「やっぱり葵ちゃんに言っちゃおうかな〜」
「なんで……そんな意地悪……するの……」
携えていた涙が決壊し、少女の目から次々と零れ落ち始めた−
「ほらほら泣かないの。いいものあげるからさ」
そう言いながら、ポケットから取り出した物をクルミの目の前で広げてみせる。
「え……これって……」
見覚えのある白いレースの上品な下着−それは昨日温泉の脱衣所で見た
葵が着替え用に用意していたショーツだった。
「葵ちゃんのぱんつだよ。お風呂でた後から今朝まで履いてたぱんつ♪」
ごくっ……
思わず唾を飲み込むクルミ
「なっ、なんでそんなモノ……」
「朝、葵ちゃんが着替えたのをみて、しまったバッグからちょっと拝借しちゃったんだ」
「あ…あんたそれ下着ドロボーじゃない! 人のこと変態だのなんだの言っておいて、あんたのほうがよっぽど−」
「まあまあまあ」
えらい剣幕でまくし立てるクルミの言葉を遮る遥
「クルミちゃんのために持って来てあげたんだよ。欲しかったんだよね、これ」
「べっ、別にほしかったわけじゃ…」
「いいんだよ、この葵ちゃんのぱんつ、クルミちゃんの好きにして」
「…………」
「ほら、見てよここ。汚れてるの判る? それにちょっと湿ってるよ。昨日の夜は蒸し暑かったからね。汗とか一杯吸ったんじゃないかな?」
クロッチ部分を人差し指と親指で広げてみせる。そこには、黄色い染みがうっすらと浮かび上がっていた。
「汗以外のいろんなものも吸収しちゃってるみたいだよ。ほら」
そう言いながらクルミの目前にぐいっと突きつける
少しすえた匂いがクルミの鼻孔を付いた。
『葵お姉さまが一晩履いた下着……ハァ……ハァ……』
クルミの理性は崩壊寸前だった。
「クンクンとか、ペロペロとかしたかったんでしょ?」
その問いにコクンと小さく頷く。
「け…けど……遥の目の前で……そんなこと……」
「じゃあ、後ろ向いててあげるから。その間に……ね?」
遥はそう言うとショーツをクルミに手渡し、くるっとその場で回れ右した。
「………」
クルミは無言のまま遥に背を向け、手渡された小さな白い布を暫くの間、凝視し続ける。 そして−
ぱふっ!
ついにその下着に、思いっきり顔を埋めてしまった。
スーハースーハー
『これが葵お姉様の匂い……ちょっと酸っぱいけど……けど……』
彼女にとっては最高の香水といったところだろうか。
スーハースーハースーハースーハースーハースーハースーハースーハー
うっとりした顔で、一心不乱に鼻孔をフル稼働させ続けた。
そして数分経った後、ゆっくりと鼻から小さく丸まったショーツを離す。
「はあっ…はあっ…はあっ…………………」
息が整ったところでショーツを広げ、葵の大事な部分が直接触れていたクロッチ部分を捜す。
そして、その少し汚れている部分を両手の人差し指と親指でグッと広げ、自分かの目前にかざした。
「この黄色いの……葵お姉様の……おしっこ…かな……」
クルミはその染みに躊躇なく舌を伸ばした。
ぺろっ
味はしなかったが、味覚以上のモノが舌先に伝わってくる。
「私……舐めてるんだ……お姉様の下着……お姉様の……汚れた下着……」
ぺろっぺろっぺろっ−
口の端からだらしなく涎を垂らしながら、汚れた布地に舌を這わす。
すでに葵のショーツは、クルミの唾液でかなり湿りを帯びていた。
そしてクルミ自身のショーツも、いつの間にか漏れ出していた分泌液で濡れ濡れの状態に。
『だめっ……もう我慢できないっ……お姉様の下着舐めながら……オナニーしたい……』
振り向いて遥の様子を伺う。
下に伸ばした掌を後ろに組んで、こちらに背を向けている。
それを確認すると、おずおずと自分の下半身に右手を伸ばす。
くちゅっ…
大きな染みが出来た白い大きな女児用ショーツの上から、一番敏感な突起部分をまさぐる。
左手に添えた葵の下着を舐めながら……
『後ろに遥がいるのに…こんなこと……でも……でももう止められないっ!』
股の付け根部分からショーツの中に指を潜り込ませ、直接、幼いクリトリスを刺激する。
中指で転がしたり、人差し指と親指で摘んでみたり−
それがクルミのいつものオナニースタイルだった。
『はぁ……はぁ……葵お姉様…ごめんなさい……こんな事して……ごめんなさい』
心の中で何度も謝罪しながら、激しく自慰行為を続けるクルミ。
そして……
『あ……いくっ……ごめんなさい、お姉様っ! ごめんなさいっ! ごめ……アッ……』
絶頂に達したクルミは、葵のショーツを口に咥えたままその場にへたり込んだ。
「はあっ……はあっ……はあっ………………」
ぱんつを口から離し息を整える
『イっちゃった……お姉様の下着を舐めながら……私…………はっ!』
視線を感じ素早く後ろを振り向く。
そこにはいやらしい笑みを浮かべて、自分の顔を覗き込んでいる遥の姿があった。
「満足した、くるみちゃん?」
「えっ………あの……その………」
そのまま俯いて口篭る。
そんな彼女の様子をを見ていた遥が突然−
「……ぷっ、あははっ! あはははははははっ!」
腹を抱えて笑い始めた。
「は、遥……もしかして……わ、私が……その……一人えっちしてるの……見てたの?」
「もちろん見てたよ。けど、おかしいのはそんな事じゃなくてさ」
クルミが持っていたショーツを指差す遥。
「それ、葵ちゃんのぱんつじゃなくて、実は私が履いてたぱんつなんだよね。あはははっw」
「え…………」
クルミの思考が停止した。
「だって……これ……確かに昨日、葵お姉様の脱衣カゴに……」
「私と葵ちゃん、一緒に住んでるって知ってるよね? 下着は水無月家が
用意してくれるから、私と葵ちゃんの替えのぱんつが同じだって全然不
思議じゃないでしょ?」
「…………」
「それにしてもいいもの見ちゃったな〜。一心不乱にオナニーするクルミ
ちゃん。凄かったな〜。私が写メ撮ってるのに全然気付かないんだもん」
「!!」
「ほら見てよ」
遥が差し出した携帯には、切なげな表情で下着を咥え、秘部に指を滑
らせている自分のあられもない姿が映し出されていた。
「動画も撮っちゃったんだよ。ほら」
携帯のボタンを押しファイルを切り替える。
『あ……いくっ……ごめんなさい、お姉様っ!』
恥かしいその行為が音声と共に生々しく再生された。
自分の痴態が録画されていた事、そして最中の心の叫びが口から漏れ
ていた事に愕然とする。
「何……それ………け……消して……消してよ………」
「やーだよー♪ こんなお宝映像消すなんて出来ないよ。もったい
なくて。そうだ、折角だから葵ちゃんに送ってあげよう!」
「!!」
「ええっと……葵ちゃんのメアドはと…」
「やっ、やめてっ!」
震える体を起こして立ち上がり、遥の携帯に手を伸ばすクルミ。
それを払いのけながら、軽快にボタン操作を行う遥。
「画像と動画を添付して……ちょっと重いけど高速回線だから大丈夫だよね?」
「やめてっ! バカっ! やめてッ!」
「送信っと」
ピッ……
「やめてええええぇぇぇぇ!!!!!!」
狂ったように叫び声を上げ、遥の手から強引に携帯を奪い取る。
しかし、画面にはすでに"送信完了"の文字が−
ガチャン……
力の抜けきったクルミの手から、遥の携帯が滑り落ちた。