「ひ・・・ひどい・・・」  
 
クルミは茫然自失と天井を眺めている。  
自分が姉の様に慕っている一番みられたくない人に自慰をみられるのだ。  
お姉様はそんな自分をみてなんて思うのだろう。今まで優しかったお姉様  
から軽蔑の眼差しを受けることはクルミにとっては耐え難い屈辱であった。  
 
ぶるるるる・・・・  
 
突如クルミの携帯が鳴り出した。  
 
「あれ?クルミちゃんの携帯鳴ってるよ?早くでなよ!」  
 
遥は楽しそうにクルミの携帯を取り手渡した。  
 
「きっと葵ちゃん、怒ってメールしてきたんだよ。  
 変態さんとは縁を切ります!ってね。」  
 
クルミは震える手で携帯を受け取った。指に力が入らない。  
もう何をするのも面倒くさい。お姉様に軽蔑されるくらいなら  
生きていてもしょうがない。と思ってしまう。  
 
「わっ!葵ちゃんどうしたの?帰ってきたの?!」  
 
突然大声で遥が言い放つ。  
 
びくっ   ・・・ジョジョジョ・・・  
 
クルミはあまりの恐怖から失禁してしまったのだ。  
この現場と先ほどの動画をみられたらもう言い訳ができない。  
クルミの廻りに液体が拡がっていく。止まらない・・・。  
 
「いや・・・いやだぁ。見ちゃらめ〜」  
 
「わっお宝画像も〜らいっ」  
 
遥は嬉しそうにクルミのお漏らし姿を携帯でとっている。  
 
「ほらほら、クルミちゃん、こっち向いて笑ってよー」  
 
バカ遥、嫌いっ!大っきらい!  
クルミは心の中でつぶやくが声にならない。  
 
「しょーがないなぁ。お漏らしするなんて。クルミちゃんは  
 まだまだ子供だから仕方ないか。葵ちゃんが来たなんて嘘だよっ  
 ちょっとビックリさせようと思っただけだったんだけどなぁ」  
 
遥は携帯のストラップに指を絡ませクルクル廻している。  
 
「ビックリさせたお詫びに白状するとね  
 さっき葵ちゃんにメールしたのも嘘だよっ。  
 記念に欲しいかなぁと思ってクルミちゃんに送っただけ。  
 こーんな美味しいネタ、まだまだ教える訳ないじゃん」  
 
遥は子猫がネズミをいたぶる様な目でクルミを見つめている。  
 
「ひ・・・ひっく。うええええぇぇぇぇぇぇん」  
 
それを聞いて安堵したのかクルミは大声で泣き出した。  
良かった。まだお姉様に知られていなかったんだ。  
よかった・・・  
 
「大丈夫だよぉ。葵ちゃんには'まだ'言わないでおいて上がるから」  
 
まだ?と言う事はいつかはバラすつもりなのだろうか?  
クルミは急に不安になり言ってはいけない台詞を言ってしまった。  
 
「お願い!なんでもするから葵お姉様には言わないで!」  
 
「え?クルミちゃん、なんでもしてくれるの?!  
 でもおしっこ漏らしてるおこちゃまに何ができるのかなー」  
 
しまった。クルミは言った言葉を後悔した。  
バカ遥を付けあがらせるだけだった。  
 
「でもなんかして貰う前におしっこ綺麗にしないとね。  
 雑巾あるかなー?あ、ティッシュでいっか。」  
 
遥は「フフフっ」と笑いながら近づいてくる。  
 
「い、いい、自分で拭くからっ・・・」  
 
自分の股間に手が伸びてくるのを制止しようと両手を前にだし  
遥を止めようとする。  
 
「いいから任せてっ。この手、邪魔!」  
 
どこから持ってきたのか浴衣の帯で器用にクルミの手を縛り上げる。  
 
「えっ?」  
 
クルミは何をされているのか咄嗟に理解できなかった。  
気がついたら両手が頭の上で縛り上げられ、自由が奪われていた。  
 
「な・・・なにやってんのよ。この変態!」  
 
そんな罵倒の言葉に全く動じず冷たく遥は言いはなった。  
 
「あれぇ?変態さんはどっちかなー。  
 いいから大人しく任せときなって。  
 こんな姿、葵ちゃんに見られたくないでしょ?」  
 
またしてもクルミがビクッっとする。  
そんな姿を見ながら遥は楽しそうにクルミの股間を拭きだした。  
 
「ちょ・・・バカ遥!なんで同じ所ばっかり拭いてるのよっ」  
 
「だーってぇ。クルミちゃんのここ  
 おしっこと愛液が混ざってグチャグチャなんだもん。  
 拭いても拭いてもドンドン溢れてくるよー。  
 なんでかなぁ?」  
 
びん。遥はクルミの一番敏感な部分を指で弾いた。  
 
「ひぐっ、や、やめ。。。。」  
 
先ほどイッたばかりで余韻が残っていたのかクルミのアソコは  
とても敏感になっていた。  
 
「あはは。おもしろーい」  
 
遥は指でピシピシと同じ部分を弾いている。  
 
「や・・・だめ・・・いっちゃうー」  
 
びくんっと体が仰け反りクルミは再度絶頂を迎えてしまった。  
 
「あっれー?クルミちゃん。またイッっちゃったの?  
 さっきは私のショーツで、今度は私の指で・・・・  
 クルミちゃんってエッチなんだね。  
 でも一人でイッてばっかりでズルイなぁ。」  
 
遥は指でクルミのアソコを弄びながらクルミの目を見つめる。  
 
「クルミちゃんのお口って可愛いね。キスしよっか?」  
 
突如、遥はクルミの口に舌をねじ込みクルミの口を味わい出す。  
だんだんと遥の顔が赤く染まって行くのがわかる。  
遥は無我夢中でクルミの唾液を吸い取り舌に舌を絡め出す。  
 
「クルミちゃんの舌って美味しいね。体中電気が走っちゃったよ。  
 そのお口で舐められたらどうなるのかな・・・。」  
 
クルミは えっ? とした顔で遥を見つめる。  
 
「さっき何でもしてくれるって言ったよね?」  
 
気がつくと遥のしましまパンツが目の前にみえる。  
うっすらと濡れているのが分かる。  
 
「ちゅってキスしてみて」  
 
クルミは言われるがまま股間のシミの辺りにキスをした。  
 
「ひゃん」  
 
遥はビクッとし、目がとろんとなっている。  
先ほど自分がオナニーしたショーツと同じ匂いがする。  
クルミの股間がジワッと濡れてくる。  
 
「同じ・・・匂いだ・・・」  
 
クルミの頭の中で何かが切れた音がした。  
 
「やだ・・バカ遥のクセに・・・美味しい・・・」  
 
無我夢中で遥のアソコを舐め回す。両手が縛られているので  
パンツを下ろすことができない。でも直接舐めてみたい・・・。  
 
遥の膝がガクガクと震えだし へたっ と座り込む。  
その瞬間、クルミはパンツを咥えズッっと下に下ろした。  
 
「駄目ダメだめ!クルミちゃん、ちょっとタンマ!!!」  
 
遥はM字開脚の状態でへたり込んでいる。  
腰に力が入らないらしい。  
クルミの頭を押さえているが力が入っていない。  
 
「ふんっ、バカ遥。この私が舐めてあげるんだから感謝しなさいよね!」  
 
クルミは遥の濡れた花弁に下をねじ込んだ。  
 
「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」  
 
遥の絶叫が聞こえる。みんな出かけてるとは言えこんな大声だして  
大丈夫なのだろうか?誰かにみられたらどうしよう。ああ、でも・・・  
 
遥の拳に力が入り、口元を押さえている。体が大きく仰け反った。  
その瞬間、体の力が抜けダランと倒れこんでしまった。  
 
「ちょ・・・帯を外してから気絶しなさいよ!」  
 
相変わらずの憎まれ口を叩きながら心配そうな顔で  
仰向けに倒れこんでしまった遥を覗く。  
 
「うわぁクルミちゃんの舌、凄く気持ち良かったよぉ」  
 
良かった。気絶してなかった。でも目の焦点が合っていないのか  
差し出した手がクルミに届かない。  
空を切る手を縛られた両手で掴みそっと自分の頬に寄せ  
 
「ばか・・・」  
 
と呟く。えへへと舌を出しながら遥が嬉しそうに  
 
「今度は私が舐めてあげるね」  
 
と体を起こそうとする。そこにクルミが覆い被さり  
遥の口を自分の口でふさぐ。  
ねっとりとしたキス。恋人同士が互いを求めるように  
舌と舌を絡ませあいむさぼりまくる。  
クチュクチュと音だけが部屋にこだまする。  
 
時間にしては数分なのだろうが、お互いにもう何時間もキスをして  
いたような感覚だ。「ふぅ」っとクルミが体を起こし  
 
「今回だけ特別なんだから・・・」と呟く。  
「でもクルミちゃん、凄く濡れてるよ?このままじゃ辛いでしょ?」  
 
寝転がっている遥のフトモモに馬乗りになっている為、  
とめどなく濡れているのが分かってしまう。  
ちょっと困った顔をしながら恥ずかしそうに  
 
「舐めて欲しいけど・・・その前に洗いたい・・・」  
「あ、おもらしなら気にしな・・・もがっ」  
「ばかぁ。やっぱり遥なんて大っきらい!!!」  
 
クルミに両手で口をふさがれるが身長差があるため半ば  
ズッこけた格好になってしまう。ありゃりゃ・・・と  
なりながらもお互いに目を合わせ、笑みが浮かぶ。  
 
「じゃあお風呂いこっか?」  
「うん!」  
 
元気に返事をするクルミを愛おしく思いながら縛を解き  
しっかりと手を繋ぎながら温泉へと向かった。  
 
 
「やっぱり遥さんがいないと楽しくありませんね」  
 
一緒の班になれて凄く楽しみにしていた旅行だったのに・・・  
他の子達と仲が悪い訳ではないのだが遥と一緒にいられないだけで  
世界がもの凄くつまらないものに思えてしまう。  
 
うん。やっぱり心配だから戻ろう。  
観光は今度の休みに長月にヘリでも出させて  
2人、、、あ、クルミさんも入れて3人で  
修学旅行のやり直しをすればいい。  
 
そもそもツインエンジェルは二人じゃなきゃ・・・。  
離ればなれになっちゃいけないんです!  
朝、強引に私も残ると言えなかった事を後悔、、、しても仕方ない。  
これからどうするかが問題なのだ。  
 
「いたたたた。。。お腹が痛いので宿に戻って安静にしてます!」  
 
葵にしてみれば初めての仮病。なんか嘘くさいかな?と  
思いながらも心配そうにしてくれるガイドをみてちょっと罪悪感。  
でも今はそれどころではない。  
 
「いえ、救急車は大仰なのでタクシーで戻ります。」  
 
半ば強引にタクシーに乗り込み遥さん達のいる宿へと急いだ。  
 
 

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