私が最初に凌辱を受けてから二ヶ月が経過した…
その間も毎日でないにしろ、あのしまパンの
着用を義務付けられ、決まってその日は
先生に荷物運びを依頼される…
その度にスイッチを入れられ、
私はいつもの通りおもらししてしまう…
こんな日常がいつまで続くのだろうか…
し〜まし〜ま しましましまパン♪(変態っ)
ニャンの携帯の着信音だ。
いつだったか、ニャンに指令メールの着信は
これにしろと犯人から連絡があった。
(この着信、恥ずかしいったら…)
(人前で鳴らされた時に「パン」の前で止めるの
大変なんだから…)
溜息をつきつつ、ニャンは携帯を手に取る。
『今日はお楽しみのシマパンデーだ♪』
(今日は体育がある…注意しなきゃ…)
ニャンは痴漢に会わないように最近は、
父親に車で送ってもらうようにしていた。
「じゃあ、頑張るんだぞ」
「うん♪パパ、いってきます♪」
玄関に向かうとテスラとナインの姿が見える。
だが心なしか動きがおかしい。
互いにもたれかかっては歩きだすといった
不思議な動きをしている。
顔も苦悶の表情を見せていた…
(二人とも寝不足なのかな…?)
体育は一限目なので、HRが終わると女子は
更衣室に向かう。
ニャンは更衣室の角に移動し、こそこそと
着替えることにした。
(ばれません…ように…)
ニャンが、こっそりブルマをはこうとした
その時、背後に怪しい影が忍び寄る。
「み〜〜た〜〜よ〜〜♪」
後ろを振り向くと目をギラギラさせた遥が
今にも獲物を狙っている。
水無月遥はしまパンに目がなく、
その執着は狂気ともいえる
「は…遥ちゃん…!」
「それ!ちょうだいっ!」
ニャンのパンツに遥の手がかかる
「いやっ!」
ニャンは腰をひねって逃げようとするが、
はきかけのブルマが災いし前のめりに倒れてしまう。
それでも遥の手は止まらない!
チャンスとばかりにパンツをおろしていく
もうニャンのツルンとした桃尻はほとんど
見えてしまっている。
(駄目…ばれちゃう…)
「しまパン…頂戴…しまパン…えへへ♪」
「いやぁあぁぁぁあ…」
ボンッ!
突然、遥の目の前で爆発音がなり響き
思わず両手を放してしまう。
ニャンはその隙に逃げ出すことが出来た。
「いい加減にしなさいよね!ばか遥!」
「ひどいよ…クルミちゃん…」
「ふんっ…殺傷能力なしの爆弾にしただけでも、
ありがたいと思いなさいよね…」
「ありがとう、クルミちゃん!」
「このばかは、ほっといて早くいきましょ」
ニャン達は運動場へと向かっていく
運動場に着くと何故か如月先輩がいる。
突然のサプライズに辺りはざわつきがおさまらない。
「はい静かに!
今日は特別講師として如月生徒会長に来てもらった。
マラソンで日本代表候補にもなった如月君の申し出で、
特別に今日の長距離走のコーチをしてくれることになった。
みんな感謝するように!
」
周りからは黄色い声援があがる。
(如月先輩にぶざまな姿は見せられないよ)
(お願い…今日は…犯人さん…スイッチ入れないで…)
ニャンは祈りながら、スタート位置につく
「位置について…よーい…スタート!」
一斉に走り出し、ニャンはトップ集団の
後ろという好位置をキープした。
しかし800Mを過ぎたところで、ニャンの
身体に異変が出始める。
(な…んか、おかしい。頭ふらふらする…)
ニャンは、ふらつきながらだんだん
集団から遅れていった。
(もう…駄目…意識が…)
バタンッ!
ニャンはグラウンドで突然倒れ込んだ。
…
「ん…」
ニャンは意識を取り戻すと誰かに
抱えられていることに気付く。
「あれ…?如月先輩…あたし…どうして…」
ニャンは事態が飲み込めない様子で問いかける。
「君は途中で倒れたんだよ。多分熱中症だね
今、保健室に向かっているとこだよ」
ニャンは、おもらしの量を出来るだけ減らす為に
出来るだけ水分を取らないようにしていた。
それもあってか熱中症にかかってしまったのだ。
(あっ…今…如月先輩に…抱っこされてる…)
お姫様抱っこの状態に気付き、ニャンは急に
恥ずかしくなり、赤面してしまう。
グラウンドに残された生徒は羨望の眼差しで
二人の姿を見つめていた。
「遥さん…戸持さん大丈夫でしょうか…」
葵が遥に声をかけるが返答がない。
視線はずっとニャンと如月の方を向いている。遥の表情は冷たい眼差しに変わっている。
「……チッ!」
遥の突然の舌打ちに葵は動揺を隠せない。
「あ、あの…遥さん…?ど、どうかなさいましたか…?」
遥は急に我に返った様にいつもの明るい表情に戻る。
「いやぁ〜なんでもないよ♪葵ちゃん。
ほらっ、走ろ♪」
(私の何か勘違いですよね…きっと)
元気で明るい遥をみて、さっきのは、
きっと勘違いだったと葵は納得することにした。
…
ニャンと如月の二人は校内に入っていた。
精神的に安心したニャンは下半身に何か違和感を感じる。
(あ…如月先輩の…手が…お尻に…)
お嬢様抱っこの状態で憧れの先輩の手が
お尻に触れている。
そう考えただけでニャンは下半身が熱くなるのを感じる。
「ひゃあっ…!」
突然、ニャンの腰が跳ね上がる。
(先輩の…指が…あたしの…あそこに…)
抱っこしている状態の為、歩く度に如月の指が
強弱をつけてニャンのあそこを刺激する
「んっ…いゃぁ……」
ニャンは無意識の内に如月の首に手を回し、
快感に耐える。
(わざと…じゃないよね?…先輩がそんなことするわけない…)
(でも…気持ちいいよぉ…はぁ)
「どうかした?大丈夫?」
心配した顔で如月がニャンに話し掛ける。
「だ…大丈夫…です…」
(絶対、言える訳無い。先輩の指で感じてるだなんて…)
そうこうしている内に保健室につき、
如月はニャンをベッドに優しく寝かせる。
「汗がひどいね…拭いてあげるよ」
そういうと如月は、ハンカチを出そうと
ポケットに手を入れ、取り出そうとする。
ガシャンッ!
如月のポケットからスイッチのようなものが落ちた。
それと同時にニャンの身体に異変が起こる。
「あぁぁ……ぁ…あぁぁああっ…」
如月は急いでスイッチのようなものを
拾い上げポケットにしまう。
それと同時にニャンの振動が止まる。
「はぁ…はぁ……」
「だ…大丈夫?ちょっと先生呼んでくるよ…」
如月は駆け足で保健室を出ていった。
(もし…かして…先輩が…?)
そう思いながらニャンは再び意識を失った。