「もっとよく判らせて差し上げるぜ」そう言ってバリはファスアの両足を持ち上げた。  
未だに抵抗し閉じきった秘部に自らのものをあてがう。  
股間に熱いものが入ってこようとしているのを感じてファスアは目をつぶった。  
が、その熱くたぎったものは中に入ろうとはせず、桃色の秘部の割れ目に沿うようにヂュルッと音を立てて擦りあわせその上で往復を始めた。  
『!?ああっ!!』  
体の一番敏感な部分をまるでヌルヌルとは虫類が這いずる感覚にファスアの体はビクンと震わせた。  
一方バリはファスアの固い双丘を片方づつ丹念になめ回しもみほぐしていく。  
胸を、ましてや秘部を自らの手で慰めた事のないファスアにとって、意思とは関係なく起こる体の痙攣が何なのか判らなかった。  
ヂュルッヂュルッという音と共にやがて「…あぁ…」と吐息がファスアの口から漏れ、バリの摺り合わせる音の感覚が早まっていく事に、ファスアの体の痙攣と吐息の感覚がどんどん短くなっていく……  
やがてバリが獣のように叫び、白い白濁したものがファスアの腹と顔を汚した瞬間、  
「いやぁああ!!」自分の体に起こった異変を否定するような声が発せられ、ファスアは初めての絶頂を迎え、ガクンと全身から力がぬけた。  
ファスアの白い太股は自身の愛液でねっとりとぬれ、怪しく陽の光を反射していた。  
 
「…あぁ…はぁ…んっ…」初めての感覚と絶頂にファスアは目を潤ませて、卑しく自分をみるバリの顔を呆然として見ていた。  
「ククク…どうやら分かったようだな」ニタリと笑うバリに、口からは吐息がもれるばかりで、もはや抵抗する言葉さえでない。  
桃色に染め上がった双丘は、未だに片方づつをジンとドルに刺激を与えられ続け、ファスアの心は限界に達していた。  
「そろそろいいんじゃないのか?」ジンが胸から顔を離し、まるで蜘蛛の糸のように口から滴り落ちる唾をファスアに見せつけるように言った。  
「もうこの娘もお前の小さなモノもいいから欲しいってよ」ドルは未だにファスアの胸を舐め続け、右手をファスアの尻へ手を伸ばし胸と同じように揉みほぐしながら言った。  
「初めてなら、どんな風に自分に入って行くか、見てみたいよな?」  
そう言うとバリはファスアの足を自分の肩にまで引き上げた。  
「あ…やぁ…ん」何をされるか悟ったファスアだが、体に力が入らず、どうする事もできない。無駄と判っていても抵抗しようと口を動かしても、出てくる声は男達にはあえぎ声でしかない。  
閉じきっていたファスアの秘部は、男達の全身の愛撫の為に、自らの意思と関係なく綻びのように開かれ、  
秘壷からは愛液が溢れていた。  
その秘壷にバリの赤黒い一物の先端が当てられる。熱いぬめっとしたモノを、和毛が覆い隠している突起に当てられ、秘壷はまた愛液をあふれさせる。  
「期待しているのか」クククと笑い、一物の先端のみを秘壷にいれた。  
「!?ああっ!やっ!お願いやめてぇえ!!」  
バリはファスアの足を引き上げ、力強く腰をファスアの秘壷に打ち付ける。  
「!!!!いやぁああああああああああ!!!!」  
激しい痛みと突き上げてくる感覚がファスアを襲った。背中を仰け反らせ、逃れようとしたがどうする事もできない。  
『こんな…こんなやつらに…』  
絶望しきったファスアの目に写ったのは、自分の膣を激しく出入りする男の一物と、巫女族として清らかとされた物が壊された破瓜の血の証だった。  
「やめてえええぇ!!!」  
絶叫は悲しくも清冽な森の中に響き渡り、それが嬌声に変わっていくのは、しばらくとはかからない。  
 
「あぁ…あんっあっやぁ…やめ…てぇっ…ああ!」  
 
あの頃から大好きだったティラノのお嫁さんになって「愛してる」と優しくささやかれながら抱き締められて、そして…  
それがファスアの理想だった。  
しかしその理想はもろくも崩れ去り、野獣と言わんばかりの男達に、体を舐め回され処女を奪われた。  
バリはファスアの体をくの字に曲げたような格好で、結合部を見せつけるように犯し続け、  
ジンとドルは卑しい眼差しでファスアを見、我慢出来ないとばかり自身の一物を見せつけるように手でしごいていた。  
バリの一物が中に出入りするのと同調するようにファスアの喘ぎ声は森に響き渡って行く。  
「あっああっ…あぁ…んっ…んふっ」  
自分を襲う感覚からどうにか逃れようと体をくねらせたり仰け反っても、自らとバリへ刺激を与えるだけでどうにもならなかった。  
…逃れる為に体を動かしているはずなのに、その刺激を私が欲している…?  
「…くっ…そろそろ…注ぎ込んでやるっ」  
獣のような声で唸っていたバリがファスアに最終宣告をした。  
巫女として育てられてきたファスアだが、それがどういう事なのかすぐに理解出来た。  
「やっ!!いやぁあ!!お願いっ!中に出さないでえぇ!!!!」  
必死の形相でバリに言ったが、この状況で止めるような男達では無い事はすでにファスアは知っている。  
『…中に…出されたら……私、本当に…』ーーティラノにどんな顔をして会えばいいの?ーー  
ファスアの秘部にバリの一物の打ち付ける音が早くなっていき…そして…  
「う…うおぉおお!」バリがその動きを止め、声を荒げた。  
…どぷっ…どくっ…  
 
「いやぁああああっ!!ああっ…あっ……ああ……んっ!!!」  
 
バリの脈打つ一物から熱いものが膣に注ぎ込まれた瞬間、ファスアもまた絶頂を迎えた。  
二人の男達もまた、ファスアの声と共に、自身の精液をファスアの顔、胸を汚していった。  
「……あああ………っ」既に自由になっている手で顔を覆った。絶望で泣いている自分の顔を男達に見せたくなかった。  
『…これは夢…私は悪夢を見ているんだ』顔を覆っていた手を払い、呆然と涙を流しているファスアの目に映ったのは、男の精液に混ざった破瓜の血が夢ではない事を告げていた。  
 
『……ティラノ……私……』  
ーーあの時、あげとけば良かったーー  
 

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