白絹の手にからみついた触手が、少女の両腕を頭の上まで持ち上げた。  
控えめな大きさながら、形のいい胸も、オルガスムスの余韻でヒクつく淫裂も、太い男根を根本までくわえこまされた肛門も、  
何もかもが正面から丸見えだ。  
「貧乳よ、貴様にはさらなる喜悦を与えてやる。ブラークキングよ来い。前後両方からこの娘を責めてやろう」  
ひざの下に手を入れて少女の体を支えながら宇宙人がそう言うと、怪獣は白絹の正面にやってきた。  
その股間では繭の入ったコアがギンギンに怒張している。  
そのいきりたったペニスが白絹の秘裂に押し当てられた。  
「ひっ…、ま、まさか……、いやぁっ!」  
肛門と膣、前後の穴を同時に貫かれると気が付いて白絹の顔が青ざめる。  
「や、やめなさい! その娘はさっきまで処女だったのよ。ひどすぎるわ!」  
怪獣のコアの中で繭が叫ぶが、当然抗議の声が受け入れられるはずもない。  
膣孔に押し入って来る剛直の矛先をそらそうとして白絹はもがいたが、  
宇宙人が腰を突き出して腸腔をえぐると、その衝撃で動けなくなってしまう。  
 
「くうっ、うあぁ……」  
怪獣のペニスが、何度も絶頂に押し上げられぐずぐずにとろけきった媚肉を押し開いて侵入して来た。  
膣道に入ってくる男根にスペースを明け渡すかのように菊門を犯していた宇宙人の陰茎が抜け出ていく。  
後退する異星人の剛直に腸壁の粘膜が引きずられる感覚が、白絹の裸身を震わせる。  
前門を犯す怪獣のペニスが、ずっぽりと根本まで入った所でようやく止まった。  
すると、とば口まで後退していた宇宙人の怒張が再び腸腔の奥までめり込んでくる。  
「う、あぁ…、ダメ…、キツいよぉ……」  
菊門をえぐられる刺激に触発されて、膣孔の肉ヒダが怪獣のペニスをキュウッと締め付ける。  
その心地よさに情欲をあおられたのか、怪獣は腰を前後に振り始めた。  
「ひっ、くぅ、ああ……」  
ズッ、ズプッ、ズズ……  
怪獣がリズミカルに腰を動かすたび、濡れた肉同士がこすれ合って卑猥な音をたてる  
激しく突き上げられる反動で白絹の足が跳ね、愛液のしずくが大地に散った。  
 
一方腸腔の奥深くに入り込んだまま、じっと動きを止めていた宇宙人のペニスも抜き差しを再開した。  
「ヒイッ、ぐぅ、イヤ…、や、やめてぇ……」  
「いいのか? そんな事を言って?  
何度も言っている様に我々の性的興奮が高まれば高まるほど、ペニスの中に精液が溜まっていく。  
おそらくはすでにコアの中、半分くらいは再び湧き出したザーメンで満ちてきているはずだ。  
早く射精させないと今度こそ二人は精液で溺れ死ぬぞ」  
「ああ……」  
「まったく惜しいものよ。おまえが私のテレパシーを受け入れられれば、  
尻の穴の中に入れられたあの男が何を考えているかテレパシーで思考を中継しておまえに送れたものを」  
「ううっ…、そんな事、言わないでぇ……」  
白絹が恋心を抱いている少年が、今自分の排泄器官の中にいる。  
その事をあらためて思い出させられて少女がつらそうな声をあげた。  
しかし男の言う通り、早く射精させないと繭と真の命が危ない。  
白絹はなんとか肛門と膣道の筋肉に力を入れて二本のペニスを締め付け、射精に導こうとする。  
ただ犯されるだけなら理性や恐怖、憎しみといったリミッターがかかっただろう。  
だが、「二人を助けるため」という目的が理性のブレーキを外した。  
さらなる快感を得ようとする本能と、真達を助けようとする理性、二つが同じ方向を向いた事により、  
白絹の腰使いにためらいという物がなくなる。  
少女は淫らに尻を振り、腰をくねらせて二本の男根の感触を味わった。  
 
「あ、ああ…、こんな……」  
ナクール星人の手が後ろからのびてきて、上下に揺れている二つの乳房を鷲掴みにした。  
触手の体液でぬるぬるになった柔らかい肉丘が、男が揉みしだくままに形を変える。  
少女の体を前後からえぐる宇宙人と怪獣の腰使いは絶妙のコンビネーションを見せていた。  
前が押せば、後ろが引く。  
前が下がれば、後ろが入ってくる。  
そんな動きを見せたかと思うと、  
時に前と後ろで同時に奥深くへ押し入って来ては、二本同時に引き下がっていったりもした。  
バリエーション豊かな二人がかりの性技に白絹は翻弄され、涙に濡れた顔を左右に振って快感の激しさを訴える。  
「ああ、もう…、ダメ…、お尻も、アソコも……、すごいの。おかしくなる。あたし、おかしくなっちゃう……、あ、ああっ!」  
精神が錯乱し、意味のない言葉をうわごとの様に口にしながら、白絹は昇りつめた。  
しかし宇宙人も怪獣も白絹が絶頂を極めたことを知りながら、わずかな休憩さえ与えずに二穴を犯し続ける。  
「あ、あうっ……、もう、許して…、ああ、また…、イ、イクうぅ〜!」  
二人の凌辱者の間でサンドイッチ状態のまま、嬲られる少女は止まることのない律動の中で、立て続けに二度、三度と昇りつめた。  
頭の中は真っ白になり、まともな思考をつむぐ事ができない。  
さらに背中からまわった男の手が、粘液でぬめる乳肉を揉みしだき、固く充血している乳首を転がす。  
 
手錠につながれた少女の手にからみついている触手。  
その触手が今まで頭上に固定していた両腕を引っ張って、白絹の腹の上に移動させた。  
そして触手の先端がブワッと広がり、元のスライム状に戻ったかと思うと、今度は白絹の手のすみずみまで伸びていく。  
まるで透明のゴム手袋をしたように、手首から指先までをスライム触手はすっぽりと包んでしまった。  
薄い手袋状になった不定形生命体は白絹の意志とは関わりなく勝手に手を動かしていく。  
「え? えっ……!」  
手袋触手にあやつられた白絹の手が下腹部に移動し、  
根元にロープをくくりつけられた剥き出しのクリトリスを指がなでさすった。  
「ひっ、あっ、ああん……」  
指先で小さく円を描くように陰核をなでまわす。  
人差し指と親指ではさんで、みがくようにこする。  
押し当てた指の腹を小刻みに震わせてバイブレーションを加える。  
クリトリスを愛撫する指はさまざまなテクニックを駆使して白絹を悶えさせた。  
実際には触手によって強制的に手を動かされているのだが、  
はた目には手袋をはめた手でオナニーにふけっている様にしか見えない。  
「ああぁ、いやぁ、指、止めてぇ……」  
 
乳房を揉みしだかれ、乳首をもてあそばれる快感。  
これ以上は広げる事ができないくらい拡張された膣と肛門を同時に激しくえぐられる愉悦。  
そこに新たにクリトリスを責める強制自慰が加わった。  
それらが一体となった快感は、性に奥手な少女の精神のキャパシティを完全に越えていた。  
「も…、もうダメェ…、死ぬ。死んじゃうぅ〜っ」  
汗と精液にまみれた裸身を震わせながら白絹はうわごとの様に限界を訴える言葉をつぶやく。  
前後の穴をえぐる男達の凶器がググッと膨らんだ。  
「くっ、よし、出るぞ。尻の穴でも精液を受け止めろ!」  
宇宙人は射精を宣言すると、白絹の奥底に男根を叩き込む。  
そして尻穴の最深部で欲望の粘液を爆発させた。  
それと呼応する様に膣孔を貫いていた獣も、とろけきった肉ヒダの中にザーメンを発射した。  
「ヒッ、ヒイイーーッ、ああぁっ、出てる、中で出てるぅっ!」  
過敏な粘膜に大量の熱い精液を放出された感覚が白絹の官能を一気に絶頂へと押し上げた。  
「くっ! ダメッ! イクうっ、あぁ… ああああ――――ッ!」  
少女は激しく腰をバウンドさせて昇りつめた。  
エクスタシーの波が次々と襲いかかり、しゃくりあげるように下腹部が上下する。  
そのたびに、膣孔が収縮し、男根の中身を搾り取るように締め付けた。  
「あ、ああ…、ぁぁ……」  
理性の光が消えた虚ろな目で宙空を見つめ、喜悦の表情を浮かべながら、  
白絹は硬直した体をビクッ、ビクッと痙攣させる。  
男達が注ぎ込んだ精液は大量すぎて少女の小さな性器には収まりきらず、ペニスと肉壁の間からあふれ出し、  
太ももの内側を糸を引きながら垂れ落ちていく。  
白絹の女性器は経験が浅いにもかかわらず、最高の性能を発揮し、男達の体内に蓄えられた精液を  
最後の一滴まで搾り取った。  
 
欲望を吐き出し、力を失った二本の男根がズルリと少女の体から抜け出る。  
それと同時にこわばっていた白絹の体はまるで芯が抜かれた様に力が抜けていった。  
もう自分の体を支える事もできず、全身に触手をからみつかせたまま巨体が地面に崩れ落ちた。  
「あ、ああ……」  
大地に横たわる巨大な少女の精神は完全にトび、ぼんやりと見開かれた目はもう何も映してはいない。  
オルガスムスの余韻で荒い息をはき続ける口からは、ザーメンと唾液の混ざった粘液が流れ落ち、  
それが地面に六畳間くらいある大きな水たまりを作っていた。  
弛緩した体に時折揺り返しの様に痙攣が走り、そのたびに膣孔と尻穴から白濁液が押し出されている。  
 
「?」  
自分の体の中で何かがモゾモゾ動いている。  
奇妙な感覚にとらわれ、白絹は気だるそうに疲れ切った体を起こした。  
そして生気を失ったうつろな瞳を自分の下半身に向ける。  
「え?」  
するとあふれ出た精液をしたたらせている陰部から小さな細い足が二本、にょっきり突き出ていた。  
「な、何?」  
あわててその足を指でつまんで引っ張ると、筋肉が弛緩した膣孔から繭がズルリ……と抜け出てきた。  
苦しそうにあえぎながら繭はアルティメットガールに話しかける。  
「う…、ひ、貧乳……、もう、だい…じょう、ぶ…よ……。  
宇宙人が、しゃ、せい…する、瞬間を、ねらって……外へ、飛び出したの…。真君、は……?」  
繭の言葉に急いで双臀の間に手をやると後ろの穴からも二本の足がはえている。  
窒息する前に助けなければ、と白絹はあわててその足を指でつまみ、注意深く引っ張った。  
繭の時と同じように真が白絹の体内から出てくる。  
 
白絹は手の中の二人をそっと地面の上に置いた。  
「真さん! しっかりして!」  
「う、うぅ……」  
白絹の必死の呼びかけに真がうっすらと目を開けた。  
少年が呆然としている白絹に声をかける。  
「もう、足手まといは…、いない……た、たかって…、くれ……貧乳」  
「真さん…」  
その瞬間、少女の人一倍強い羞恥心が一気に膨れ上がった。  
「真さんがあたしの中に、あ、あ、あ、あたしのお尻に入って…、出て、入って、  
お尻、お尻の、あ、穴、あたしが、入って……、出て……、ま、真、まこ、まこ、ま、ままま……、  
い、いやあああぁぁぁ――――――っ!」  
羞恥心がピークに達した白絹の全身からビームがほとばしった。  
狙いもつけずに最大パワーのビームが四方八方に飛び散る。  
怪獣は頭に一発、胴体に三発、そしてコアにもビームの直撃を受けて一瞬にして光の粒になって分解した。  
触手の生えた液体生物となった部下達も蒸発した。  
だがさすがにナクール星人のボスは怪獣たちよりも反応が早い。  
テレポーテーションで白絹のビームから逃れようとする。  
ところが足を何かにとられて精神の集中が一瞬途切れた。  
「な、なにい?」  
彼の足をすくったのは白絹の首輪から伸びた鎖だった。  
「バ、バカな!」  
この一瞬の遅れが命取りとなった。  
怪獣同様にコアを含めた全身をビームで貫かれる。  
「こんな、この私が…、私が、ぐわぁぁぁ―――っ!」  
ナクール星人のボスは断末魔の叫びを残して、怪獣の後を追うように消滅した。  
 
テレビカメラの前では興奮が頂点に達した岡村が絶叫している。  
『やりました! 貧乳! 奇跡の逆転勝利です!   
むっ? おいっ、何をしている、手すきのスタッフはすぐに繭君たちの救出に向かわんかぁッ!』  
呆然としていたテレビクルーたちが岡村の一喝に我に返る。  
そして放送に最低限必要なスタッフだけを残して、あとは繭たちを迎えに出ていった。  
 
今、白絹はナクール星人が現れた時にまとっていたマントをはおっている。  
すでにさんざん裸身を見られてはいるが、さすがに裸のままでは落ち着かないのだ。  
首輪と手錠がついたままなのが痛々しい。  
そして両方の手の平を合わせて、その上に真を乗せていた。  
手を胸の高さまで上げて、真を見下ろす。  
「ふぅ、ひどい目に会った。でも助かったよ。ありがとう貧乳」  
「そんな…、だって元々はあたしのためにこんな目に会って……」  
全身宇宙人の体液まみれになった真の姿を白絹はじっと見つめた。  
(きっと、気持ち悪いだろうな……)  
「じっとしていて、今きれいにするから」  
そう言うと白絹は舌を伸ばして真の体を舐め始めた。  
今は宇宙人の精液を口にすることへの抵抗感よりも、真の体を清めたいという気持ちの方が上回っている。  
「ん…、んむ、れろ……」  
ていねいに注意深く舌を動かす。  
「アハハッ、くすぐったいよ、貧乳」  
アルティメットガールの舌から逃げようと真が体をよじったのと、白絹が舌を引っ込めたタイミングとが偶然、一致した。  
その瞬間、真の唇と白絹の唇が重なる。  
(えっ……?)  
白絹の目が大きく見開かれる。  
少女の唇に顔を半分うずめていた真が頭を起こした。  
「ぷはっ! ああ、驚いた。でも貧乳の唇って柔らかいんだね」  
邪念のない笑顔を見せる真に対して、白絹の方は驚いた顔のまま硬直していた。  
(これって、キス? 真さんと…、ファースト・キス?)  
たちまち白絹の顔がゆでた様に真っ赤に染まり、頭のてっぺんから湯気が噴きだした。  
今時、珍しいくらい古典的な表現だ。  
(あ、あ、あ、あげちゃった。真さんに、あたしのファーストキス……)  
白絹の体が酔ったようにフラフラする。  
「ハ〜ラ、ホレ、ハラ〜ホ〜」  
もっとも真の方で今の接触を「異性とのキス」と認識しているかは疑問だが……  
 
疲れ切った体で地面の上に座り込んでいた繭が、じゃれ合う白絹と真を見てつぶやいた。  
「私、忘れられている……?」  
ぼんやりとそんな事を考えていた繭の所の近くに何台かの車が走ってきて止まった。  
ZATVの車、そして救急車だ。  
車のドアがあき、毛布と衣類、大量のバスタオル、ポリタンクに入った湯などを持ったテレビ局のスタッフと  
救急隊員が降りて、彼女の方へ走ってくる。  
その光景を見て繭はようやく悪夢が終わったことを実感した。  
「とりあえず…、お風呂、入りたいなぁ……」  
 
一方、こちらはつぼみとヴィヴィアン。  
「良かった。良かった…、白絹……」  
「帰ったら三人にはゆっくり休んでもらうッス。ヴィヴィ、しばらくはロリと巨乳で地球の平和を守るッスよ」  
「ああ。それにしても、オマエの兄貴、タフだな。私が男であんな目にあったら絶対、女性恐怖症になってる。  
女の私が言うのも変だけど女性のあの部分なんかグロく見えて、一生直視できなくなるかも……」  
「まー、それがアニキのいい所であり、悪い所でありッスね」  
 
そして再び、白絹と真。  
「こうして助けられるのは二回目だね。ありがとう」  
「そんな、さっきも言ったけど、こんなひどい目に合ったのは私のせいだし……」  
少しためらった後、白絹は言葉を続けた。  
「真さん、もう、あたしの事なんて嫌いになったんじゃないの?   
だって、あの…、あ、あたしの…、ア、アレとか、お、お尻の…とか、間近で見て気持ち悪いって思ったんじゃ……?」  
「そんな事ないよ、アルティメットガールに気持ち悪い部分なんてない。綺麗だったよ」  
「真さん……」  
「オレは光栄なんだ。アルティメットガールのすべてを見た初めての人間だって事が。  
ようし! 今回の事は詳細なレポートにまとめて大々的にテレビで発表するぞ!   
写真だって何十枚と撮ったし、事細かに描写してすべてを明らかにする!   
がんばるから放送を楽しみにしていてくれ!」  
「そ、そんなぁ〜、それは、それは…、イヤァァァァ――――ッ!」  
 
【END】  
 

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