「ごめん、昨日から始まってん」
・・・は?何でやねん。
ロケで北海道まで行ってたから、彼女の理花と会うんは二週間ぶりやってん。
また三日後には北海道戻らなあかん。
だから、この三日間はしっかりエッチしとこうと思ってはりきって帰ってきた。
やのに。
帰ってすぐ理花を押し倒したら、いつもより少し元気ない声で言われた。
「生理やねん。ごめん、この三日はできひんわ」
なんで女の子は毎月そんなもんがあるねん。一週間も続くなんてありえへんわ。
よりによって、こんな時にならんでもええやん!
女の子の周期に関係なく、男はいつでもヤリたいねん!!
「血、出てんのか?」
「当たり前やん。まだ二日目やし・・・」
「汚れたら拭いたらええやん」
「可児くん、する気なん!?」
「ヤリたくてヤリたくて我慢できひん」
「ちょっと・・・やめてや」
男はなぁ、いつだって彼女とヤリたい生き物やねん。
生理ぐらい何やねん。
ヤると決めたら俺はヤる。
優しくキスしたら理花が応じたから、ええんやと思って服の中に手を入れたら頭を思いっきりしばかれた。
「何やねん!」
「・・・生理やって言ってるやん」
「ゴムつけるしええやろ!」
「・・・そういう問題ちゃうよ」
「なんで生理ん時にヤったらあかんねん!意味わからんわ!」
「可児くん・・・あんま怒鳴らんといて。お腹に響くねん」
気づいたら理花の顔がめっちゃ青かった。
「・・・大丈夫か?」
「なんか今回生理痛酷いねん」
「セイリツウ・・・」
「繰り返さんでいいから」
これはやばいんちゃう?ほんまに具合悪そうやし・・・
「お腹痛いんか?」
「痛い重いだるいしんどい・・・」
「薬は?」
「クセになるから飲まへん」
「俺、なんかする事ないか?」
理花は少し考えてから、顔を赤くして言った。
「・・・久しぶりやもん。腕枕して・・・(///)」
めっちゃかわいい・・・
理花は、お互いの仕事のせいで全然会われへんかっても、「寂しい」なんて言わへん。
正直、それが少し不満で不安やった。
理花は俺なんかどうでもいいんかもしれへん、とかアホな事思った時もあったけど・・・
やっぱり、理花も寂しかったんやな。
俺に気ぃ遣って、文句も言わへんかってんな・・・
「可児くん、めっちゃしたかったんやろ?久しぶりやのに・・・ごめんね・・・」
「ええって・・・」
ヤらんかっても、抱きしめてるだけで幸せや!(かなりやせ我慢してるけど・・・)
いつでも理花が待っててくれるから、俺はどこに行ってもがんばれるねん。
それにしても・・・
俺の腕枕で気持ちよさそうに寝てる理花の無防備な寝顔・・・
誘ってるようにしか見えへん!!
やばい。
襲いたい・・・
俺、朝まで我慢できるやろうか。。。。。