夏音の背中を見送り、海人の三人は夜の砂浜に佇む  
これからの成り行きをどうするか悩んでいる二人の姉妹を余所に、松本は一人怒りに震えていた  
「半身とは言え、セドナを解放してしまうとはなんと愚かな……罰を与えねばならん様じゃな」  
二人に聞こえない様にそう呟くと、松本はマリンだけを呼び、ウリンを残して海へと入って行った  
 
ウリンは独りぼっちになり、膝を抱えて座り込み、月の映る海を見つめていた  
「これからどうしよう…お姉ちゃんはきっと空に残んなきゃいけないだろうし……私は…」  
ウリンは後ろを見て、夜でも透通る海とは違い、黒く混沌とした森に少し怯える  
「やっぱり海がいいなぁ…海にいれば安全だもんね!  
よし、お姉ちゃんを説得して海に戻ろう!空のことは、あの空人がやればいいんだ!」  
そう決意し立上がろうとすると、海から何かが出て来てウリンの足に巻付く  
「ひゃぁっ!…な、何?」  
巻付く物体は更に増え両足…そして両手に巻付き、ついに海から全身が出て来て腰に本体が張り付く  
その正体は先程の蛸であったが、浄化して元に戻ったはずの体は三倍程度に大きくなっていた  
「ひっ…やだぁ!どうして…」  
張り付いた蛸はウリンの体の自由を奪い、余った残りの足で体中をヌルヌルと這いずり回る  
「や、やめてぇ…そんな…ひゃぅ、そんな所触っちゃだめぇ!…むぐぅっ」  
蛸の足は、ピタリと張り付く様な服と肌の僅かな間に入り込みウネウネと這いずり回る  
小さな膨みの胸をとぐろを巻く様に蠢き、乳首を締付ける  
そして口にもその足を入れ込む  
 
喋れず、身動きも取れないウリンの前にマリンは俯きながら近寄って来る  
「……っ!?んぅ〜!んんぅ〜!」  
必死に助けを求めるウリンだが、マリンは向き合おうとしない  
そしてついに最後の足がウリンの秘所を服の上からニュルニュルと刺激する  
「んぅ〜!んん〜ん!!」  
必死に助けを求めるウリンの声も、その姿もマリンは見ようとしない…  
「んん〜!!」  
蛸の足はとうとう服の中へ入り、直にウリンの性器を刺激する  
ウリンは涙を浮べ必死に足掻くが、全く身動きが取れない…  
「……っ!!ウリンっ!ごめんね…ごめんなさい!」  
マリンはウリンを抱き締め、堪えていた涙が一気に溢れる  
 
「長老がね…セドナの封印には破瓜の血が必要だって…  
本当は私が代わりたいけど、巫女はダメなんだって…  
ウリン…ごめんね、痛いよね辛いよね…  
私にはせめてウリンが痛くない様にって思う事しか出来ないけど…」  
そう言いマリンはウリンを思いっ切り抱き寄せる  
 
蛸の足は少しずつウリンの膣の中へと侵入していき、  
身が裂ける様な痛みと自分の罪の悔いからウリンは泣き叫ぶ…  
言葉にならない悲鳴を聞きマリンもまた涙を流す…  
 
 
ただ一人…松本だけはニヤリと笑う  
 
 

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