一度性交で絶頂させたとは言え、可能な限り快楽を与えて幸せな初体験にさせてやりたい。
俺は雫の両脚を抱えて駅弁の体位にすると、濡れた身体で繋がったまま移動し、自室のベッドで正常位となって二回戦目を開始した。
執拗に子宮を責め、身体中に触れ、舌の届く範囲を舐め上げてやると、雫は拒むことなく快感を受け入れ、俺の射精を待たずして果てた。
それでも俺は容赦なく余韻に震える身体に悦楽を叩き込み、再び射精すると同時に三回戦目へと突入した。
三度目の射精を迎えようとしていた時には、雫はもう痛みに顔や身体を引きつらせることなく、射精と同時に本日六回目の絶頂を存分に味わいながら喜びの声を上げた。
血と愛液と三回分の精液にまみれた膣に萎えかけた陰茎をいれたまま小休止し、互いの身体に触れて穏やかに笑い合っていると、不意に雫が甘えた口調で囁いてきた。
「あの、私の身体、変じゃなかったですか? その、なんて言うか、気持ちよかったですか?」
「当たり前だろ、凄く気持ちよかったよ。ありがとな。俺、すげえ幸せだ」
「わ、私も、その、幸せです。それに、き、気持ちよかったです。こんなに凄いなんて、思ってもいませんでした。まだ、信じられないくらいです」
「俺とのセックス、気に入ってくれたか?」
「そ、そんな言い方、その、気に入るとか、気に入らないとかじゃなくて、私は凪君がしたいなら、あの、いつでも……」
「じゃあ、本当はセックス、嫌だったのか?」
「……もう、意地悪です。その、き、気に入りました」
「気持ちよさそうに俺にしがみ付いて、大声出してたもんな。可愛かった」
「ちょっ、わ、忘れてくださいいっ、意地悪ですうっ」
顔を赤らめ、雫は拗ねたように唇をツンと突き出した。合わせて乳房が揺れるのを見て、俺は堪らずにその先端を唇で甘噛みしてやった。
「んあっ、それ、んんっ、気持ちいいです、ふあっ、え? ええっ?」
「ん? どうした?」
その口調に疑問を感じ、俺は唇を離して問い掛けた。雫は答えずに身を竦め、恥ずかしそうに視線を左右にさ迷わせている。
「おい? 雫?」
もう一度尋ねると、雫は俺の目を上目遣いで覗き込みながら、小さな声で呟いた。
「……凪君の、また大きくなってきてます」
俺は苦笑しながら雫の唇にキスをし、そのまま腰を動かし始めた。
四度目の射精を終えてから再び一緒に風呂に入り、服を着てリビングで遅い昼食を取り始めた時には十五時を過ぎていた。
雫は陰部に違和感が残っているようで、少しだけ蟹股になってしまう自分を恥じていたが、そんな素振りも可愛らしかった。何しろ島での初めての性交相手だ。
白いワンピースの中の肉体を思うがままに味わったのだという思いが、俺に深い満足感を与えてくれていた。
雫が食事当番の日ではあったが、当人は体力的にも限界間近な様子で、料理は俺が作ることにした。
椅子を並べ、食べさせてやると告げると、雫は嬉しそうに口を開けて料理が運び込まれるのを待ち、咀嚼する度に幸せそうに笑った。
「次は何が食べたい?」
「あの、えっと、御浸しがいいです」
雫は俺のTシャツの裾をぎゅっと握り締めたまま、幼子のように甘えてくる。その仕草は再び性交したくなってしまうほどに可愛らしい。
が、残念なことに俺に余力があっても雫にはないだろう。それに食事を与えているだけでも愛しさは募っていく。
こんな触れ合いも悪くはないと思いながら、俺は春キャベツとちりめんじゃこの御浸しを箸に取った。
「ん、ほら、口開けて」
「はい、あ〜ん」
「ちょっとおっ、なにやってんのよおおおおおおっ!」
そう叫びながらリビングに入ってきたのは火凛だった。農作業の手伝いは終わったらしく、頭にタオルを巻き、頬には微かに泥がついていた。
汗を吸ったのか白いTシャツは所々濡れていて、桃色のブラジャーが透けている。
「あ、火凛、おかえり」
「おい、火凛。お前、その格好で帰ってきたのか? 下着が透けてるぞ?」
「そんな言葉で騙されないんだからああっ! なに二人でやってたのよおおおっ!」
火凛はテーブルを挟んで俺と雫の前に立ち、眉間に皺を寄せて睨みつけてきた。食事を取らせていただけだと俺が説明する前に、雫が口を開いた。
「なにやってたって、その、寵愛を……。すごかった、もう、ほにゃ〜んって感じ」
雫は言わなくてもいいことを口走った挙句、俺に抱きついて胸に頬擦りを始めた。案の定、火凛は恐ろしい形相になり、視線を俺だけに向けてきた。
「ねえ、ナギ? どういうこと? なんで雫だけなの? 私は?」
まさか雫が勝手に挿入したので勢いで続けてしまったとも言えず、俺は必死に言い訳を考えたのだが、狼狽している為に頭が回らない。
その間に雫は身体を起こすと、火凛を無視して俺の唇にキスをしてきた。
「んちゅっ、凪君大好き、んっ、んむっ」
「ちょっ、雫、待てっ、今は駄目だろっ」
俺は唇を触れ合わせながらも言ったのだが、雫はうっとりとした顔で口付けを浴びせ続けてくる。
「……今はダメってなによっ、ちょっと雫っ、説明しなさいよっ!」
火凛の叫び声を聞きながら、後の展開を考えて俺は僅かに身を凍らせた。
程なくして帰ってきたそよぎと凛音も交え、その日の夕刻、リビングで臨時会議が行なわれることになった。
誰がどこから用意してきたのか、壁には『大反省会』と大きく書かれた紙まで貼られていた。
皆が自席に座ると、俺と雫は三人から質問を受け、全ての行為について説明させられた。が、雫が自分から強引に交わったと言い出した時には、俺はそれを否定した。
元から性交するつもりで風呂場に誘い、雫が自分から迫ってくるように計っただけだと話し、強行にその言葉を繰り返して四人に認めさせた。
雫の身勝手な行為を庇うというよりも、俺が望んで抱いたのだと当人に信じさせてやりたかったからだ。今では身体を交えて本当によかったと思っている。
その気持ちを雫にも理解して貰いたかった。雫は恥じ入るように肩を竦めながらも真剣な眼差しで俺を見つめ、やがて思いが伝わったのか、嬉しそうに微笑んだ。
「はい、そこ、デレデレしない」
会議の進行役である火凛が雫の態度を見て注意した。そよぎは腕を組んで思案顔、凛音は困ったように笑いながら、両手に持った湯飲み茶碗に時々口を付けている。
「……つまり、龍神は雫を相手として選んだということか?」
そよぎの言葉に一同全員が押し黙った。言われてみればその通りで、誰か一人を選んで性交を重ねた以上、これで共同生活は終了となってしまうのかもしれない。
全員に等しく愛情を与えることが可能と思っていたのは、俺の考えが足りなかったせいだ。
「……じゃあ、ナギは、私たちのこと、もういらないの?」
一頻り沈黙した後、火凛が真顔で問い掛けてきた。以前からそうだが、火凛には気兼ねなく何でも打ち明けてしまいたくなるような雰囲気がある。
可能であれば一人を選ばずに全員と一緒にいたいとも話してあるので、その点を再確認したいとでも思っているのだろう。
しかし、今さら全員を相手にしたいなどと言っても失笑を買うだけかもしれない。俺が言葉を詰まらせていると、雫が不意に椅子から立ち上がった。
「自分勝手だとは思うけど、私は今まで通り全員で暮らしていきたい。寵愛は頂いたけど、これで全部決まってしまうなんてことないと思う。だから、その、出来ればそうして欲しい」
「……ふむ、寵愛は龍神が相手を選ぶための、一つの方法であるというわけだな」
「……そっか、まだ相手を選んでる最中ってことか。うーん、でもなぁ、まずは本人の意思を聞かせてもらわないと。ねえ、ナギは全員に寵愛を与える気があるの? 全員と最後までする気はほんとにあるの?」
見れば、そよぎや火凛だけでなく、凛音までもが俺をじっと見つめている。この状況下では隠し事をせず、笑われようが怒られようが構わずに本心を告げてしまうべきだろう。
俺もまた雫の隣で椅子を立ち、全員を見回しながら語ることにした。
「全員に寵愛を与える気は、ある。これこそ自分勝手で傲慢な言い草だろうが、可能な限り平等に接して、共同生活が成り立つようにしたいと思ってる。
そんなのは許せないと言うなら、おばぁには俺から話しておくから、気兼ねせずに同居を止めてくれて構わない。でも、許してもらえるのならば、俺は全員を幸せにしたい」
俺の言葉を聞くと、全員が再度押し黙った。其々が思いを巡らせているのだろうが、俺にとっては判決を待つような気分だ。
「……私は構いません。ずっと傍にいますから、凪君の好きなようにしてください」
然程長い沈黙にもならずに、雫が立ったまま言った。
「……いいだろう。龍神の気持ちを聞かせて貰った以上、私もそれに応えたい」
相変わらず腕を組みながら言って、そよぎは口元を綻ばせた。
「私は、兄ぃ兄ぃが決めたことなら何でも……」
凛音は小声で言い、真っ赤になった顔を隠すかのように俯いた。
「んじゃ、私もいいよ。じゃあ、次の寵愛は私だよね、ナギ?」
火凛はそう言って首を傾げ、俺の返答を待ち切れないかのように、テーブルの向かいから身を乗り出してきた。
その肩に隣席から手を伸ばして強引に椅子に座り直させると、そよぎは俺に視線を向けた。
「順番からすると次は私だろう? 龍神?」
結局、次の寵愛の順番はじゃんけんで決めることになり、そよぎと火凛に混じって凛音も参加し、困ったことに凛音が勝った。
次がそよぎ、その後が火凛というのはいいが、凛音はまだ小学生だ。いずれは交わるつもりでいたものの、どう考えてもまだ早い。
俺は異論を申し立てたのだが、凛音は悲しそうに目を伏せ、決まったことだからと巫女三人には突き放された。つまり、凛音に対しても一人の女性として対等に接して欲しいということらしい。
どんなことでも辛くはない、と当の凛音も言うので、取り敢えず俺は一緒に風呂に入ることにした。
一昨日と同じように身体を洗ってやってから浴槽に入り、脱衣所でパジャマを来た後、凛音を連れて自室に行こうとすると雫が話し掛けてきた。
どうも風呂から上がるのを脱衣所の前で待っていたらしい。聞けば、凛音のことが心配なので自分も同席させて欲しいと言う。
俺は構わないが凛音が嫌がるかと思って尋ねてみると、それでもいいとのことで、俺は雫も連れて行くことにした。が、今度は階段の前でそよぎに捕まり、雫と同じことを言われた
。この分だと火凛もどこかで待ち伏せしているかもしれない。凛音は火凛の妹だが、雫やそよぎにとっても大切な存在で、それだけに初体験の行く末が心配なのだろう。
案の定、自室のドアの前で待ち受けていた火凛も連れて、俺は一先ずリビングで話し合うことにした。
たいした時間も取らずに決めたことはといえば、昨日準備の整った性交用の大部屋で凛音の初体験を行なうこと。その準備の間に他の三人は風呂に入ってくるということの二点だ。
雫たちを風呂に入らせたのは、凛音が不要に怯えないよう、以前四人を相手にした時と同じく裸で同席させるためだ。全員が裸の状態ならば、不必要に恥ずかしがることもないだろう。
当初は入浴の必要はないと言ったのだが、裸を見せるなら綺麗にしてからにして欲しいと言われ、そういうものかと思って俺も了承した。当然、凛音も事の成り行きには頷いている。
むしろ実姉を含めた三人が自分の身を案じてくれていることが嬉しいといった素振りだ。
大部屋に飲み物などを運び入れてからは凛音と他愛もない話に興じ、数十分後、三人が手早く風呂を済ませて客間に来ると、俺を含めて全員が裸になった。
俺はまず並べたベットの上に凛音を横たえて口付けを交わし、首やうなじを舐め、乳首を口に含めながら乳房と陰核に手を回した。
火凛は切ない声を上げ始めた凛音の右手に、そよぎは左手に、そして雫は枕元に座って見守り続けている。次いで俺は凛音の脚を大きく開かせると、その間に座って陰核を舌で責め上げてやることにした。
どうやらそこが凛音の一番の性感帯のようだったからだ。なるべく多くの快楽を与え、陰茎を受け入れる準備をしてやらねばならない。
その間、火凛とそよぎには凛音の乳首への愛撫を、雫には舌を挿し入れて口腔への愛撫を指示した。
四人がかりの愛撫を受けた凛音は小学生とは思えないほどに乱れて愛液を漏らし、何度も軽い絶頂を迎えているようだった。
それでも執拗に行為を続けていると、一際大きく身体を震わせて果てた。
ここまで来ればいいだろうと思い、俺は勃起した陰茎に手を添えて、凛音の膣口へ亀頭を押し当てた。
巫女三人には愛撫を止めて元の位置に座るように言い、小さな身体に覆い被さりながら、凛音の虚ろな目を見て囁いた。
「凛音、入れるぞ?」
「ふはあぁ……兄ぃ兄ぃ……はふはぁ……嬉しい……んくはぁ……兄ぃ兄ぃ……」
硬くきつい膣の中にゆっくりと陰茎を進めていくと、処女膜の抵抗感がある。少しずつ押し広げるようにすると、凛音は目を閉じて歯を食い縛った。
それでも俺を拒絶することなく、必死に痛みに耐えようとしている。俺はキスをして舌を入れ、労わるようにそっと唾液を絡ませ合った。
そうしている内に陰茎を根元まで呑み込むことなく亀頭の先が行き止まりとなり、俺は口を離して凛音に笑いかけてやった。
「ちゃんと入ったぞ、凛音」
凛音は顔を歪ませながらも笑い返し、唇を突き出して俺の鼻の頭にキスをしてきた。
雫たちに愛撫を再開させ、凛音の反応を見ながら少しずつ少しずつ腰の動きを速め、数十分の時間をかけて俺は幼い膣内に精液を放った。
流石に一緒に絶頂することはなかったものの、凛音も身体中に愛撫を受けて気持ちよさそうな表情を浮かべていた。
俺は繋がったまま身体を起こし、雫に凛音の顔を跨いで陰核を舐めてやるように言うと、そのまま二回戦目に突入することにした。
両の乳房をそよぎと火凛に弄られ、陰核と膣内を犯された凛音は辛そうな顔をしながらも身悶えし、目の前の雫の陰部を舐め始めた。
俺もまた空いている手をそよぎと火凛の秘所に当てて陰核を擦ってやり、完全に乱交の様相となった。
途中でそよぎと火凛もこのまま処女を奪って欲しいと言い出し、念の為に風呂上りに三人揃って避妊薬を呑んでおいたと聞くに及んで、俺はそうすることにした。
だが、まずは凛音だ。他の三人を一旦退かせてから俺は凛音を抱きかかえ、膝の上で座位から背面座位と身体の向きを変えさせ、改めて雫には陰核を、そよぎと火凛には乳首を責めさせた。
腰を動かしながら下腹部を擦ってやると、凛音は俺の胸へと背中を預け、切なそうに身体を捩らせてきた。
単に快楽が勝っているだけのようだが、それでも多少は痛みが引いてきているようだ。俺は再び様子を見ながら腰を加速させていった。
「大丈夫か? 我慢できなくなったら言えよ?」
「んくうっ……平気だよ兄ぃ兄ぃっ……はふあっ……おっぱいもお豆も気持ちいいっ……ふくあっ……おちんちんもどんどん気持ちよくなってきてるうっ……」
お豆とはクリトリスのことらしい。そんな言葉は教えていないが、ヤエにでも聞いたのかもしれない。それはともかく、快感に浸っているのは確かなようで、秘所からは愛液が絶え間なく溢れてきている。
雫と同じく、どうも子宮を擦られるのに弱いらしい。俺は抽送運動の向きを修正し、亀頭にゴツゴツと当たる子宮を撫で上げるような動きに変えた。
「はひゃあっ……兄ぃ兄ぃそれすごいっ……ふくひあっ……それすごい気持ちいいっ……んくひいっ……イっちゃうイっちゃうっ……ふはひあっ……おまんこイっちゃううっ……」
プルプルと全身を引きつらせているところを見ると、軽く何度も達しているらしい。これなら今度は一緒に悦楽の極みへと昇ることが可能かもしれない。
俺は自分の射精限界に合わせて膣を貫く速度を調整し、努めて優しい口調で凛音に話し掛けた。
「もうちょっと我慢出来るか? 出来るなら一所にイこう」
「ふくひあっ……我慢するうっ……はうくあっ……兄ぃ兄ぃと一緒がいいから我慢するうっ……くはふうっ……兄ぃ兄ぃ大好きいっ……んはひあっ……だから早く私の中にいっ……」
天井を見上げて深い吐息を漏らしているところを見ると、そんなに長い時間は持たないらしい。凛音の膣内はきつく締まって心地いいのだが、まだ射精には間がある。
ここは先に果てさせてしまった方がいいかもしれない。そう考えていると、急に雫が俺と凛音との接合部を舐め始めた。火凛とそよぎも陰嚢を優しく揉んでくる。
同時に達するように気を回してくれたのだろう。新たに加えられた奉仕は確かに気持ちよく、陰茎の限界が加速して近付いてきた。
「くっ、出すぞ凛音っ、受け取れっ」
呻きながらそう言って、俺は凛音の子宮に向けて二度目の精液を放った。
「んはくひいっ……また熱いのがいっぱい入ってくるうっ……はひくふあっ……兄ぃ兄ぃイっちゃうイっちゃううっ……かはっ……くうはっ……ひっ……おまんこイくうううううっ!」
凛音の中に二度目の射精をし終えた後、俺はそよぎを四つん這いにさせ、雫と火凛と共に丹念な愛撫を与えることにした。
二人は羨ましそうな顔をしてそよぎの豊満な乳房を片方ずつ弄び、特に火凛は悔しさもあるのか、雫以上に激しく乳首を責め立てた。
流石に嬲るというレベルまでには達していなかったが、以前から少しは感じていたように、火凛には加虐的資質があるようだ。
無論、被虐的な資質もあるのは間違いないが、雫は被虐奴隷、火凛は加虐奴隷と特化して育ててみるのも面白そうではある。
二人が胸を愛撫している間、俺は二度の射精で萎えてしまった陰茎を扱きながら、そよぎの背後に回って亀頭で膣を撫でてやっていた。
凛音との性交時から興奮していたのだろう。既に秘所は白く濁った愛液に溢れており、陰茎を揺り動かす度に淫靡な糸を引いてきた。これだけ濡れていれば痛みも然程感じないかもしれない。
陰茎の準備も万端となり、俺は膣口に亀頭を当てると、そよぎに向かって言葉を掛けた。
「そよぎ、そろそろ入れるぞ」
「くうあっ……構わないから早く入れてえっ……ふはうっ……雫はもう少し加減してえっ……あひあっ……火凛そんなに強く噛むなあっ……はふあっ……龍神早くううっ……
ひはうっ……この二人にイかされるのは困るからあっ……んくあっ……早くオチンポ入れてえっ……」
それはそれで楽しく眺めていたい光景だが、この先にも機会はあるだろう。俺は希望通りに腰を突き進め、処女膜に当たったところで一旦動きを止めた。
「我慢出来なかったら言えよ?」
そう言ってからゆっくりと陰茎を差し込んでいくと、そよぎは微かに身を震わせた。
「大丈夫か? 抜いた方がいいか?」
「んひあっ……違うっ……ふはあっ……痛みはあるけど気持ちいいっ……はふうっ……これなら大丈夫だから早くうっ……あくうっ……早く私も龍神のものになりたいいっ……」
その言葉に安堵し、俺は更に腰を前へと進め、やがてそよぎの膣は陰茎を根元まで咥え込んだ。
「そよぎ、全部入ったぞ。お前もこれで俺の女だ」
「ふくあっ……嬉しいっ……はうあっ……濡れ濡れオマンコがジンジンするうっ……あふうっ……好きなように動いてえっ……私のことも勃起オチンポで可愛がってえっ……」
俺は腰を動かし始め、徐々に速度を上げていった。
「はひうあっ……こんなこんなあっ……ふくひあっ……勃起オチンポ凄いいっ……あはひうっ……私初めてなのにいっ……んひはあっ……龍神のオチンポ凄く気持ちいいっ……」
矢張りそよぎは雫以上に感度がいいらしく、苦痛よりも快感が大きく勝っているようだ。継続して乳房を責めている二人の働きもあるが、そっと背中に触れてやるだけでも大きく喘いでくる。
膣内も素晴らしく、何ヶ所かで陰茎をぎゅっと締め上げたまま不規則に蠢いている。一見無愛想なそよぎを後背位で犯しているという征服感も心地よく、俺は手加減せずに膣肉の感触を楽しむことに決めた。
「おらおらっ、そよぎっ、気持ちよかったら何度でもそう言ってみろっ」
「あはひあっ……勃起オチンポ気持ちいいっ……んくはあっ……濡れ濡れオマンコ気持ちいいっ……くひふあっ……何でこんなどうしてえっ……
はひくあっ……初めてなのにイっちゃいそうっ……んひふあっ……龍神イっちゃうもうイっちゃううっ……」
「一緒にイきたくねえのかよっ? 俺がイくまで堪えてろっ」
「ひゃはうっ……もう無理もうダメもう無理いっ……ふくひあっ……イくイくイくうっ……あひふあっ……濡れ濡れオマンコイっちゃうっ……くはひあっ……イっ……くうううううっ!」
そよぎは尻を跳ねさせながら歓喜の叫びを上げたが、だからといって途中で止めてやるつもりはない。
「なら、俺が出すまでイき続けてろっ」
そう言って、俺は抽送の速度をそれまで以上に速めてやった。
「んくはひああっ……またイくイくううっ……濡れ濡れオマンコイっ……くうううううっ!」
俺が精液をぶち撒けてやると、そよぎは初の膣内射精を受けて歓喜の声をあげ、何度目かの絶頂を迎えて前屈みの姿勢から動かなくなった。
陰茎を引き抜いて確認すると、瞳が白目がちになっている。まあ、無理もない。ざっと数えていただけでも五回は達していた筈で、精液を放つ前から全身をガクガクと痙攣させていたのだ。
取り敢えずは呼吸もしており、身体に力の入らない状態で長い余韻を楽しんでいるだけだろう。横を見ると、凛音も未だ虚ろな目をして脚を開いたまま血と愛液と精液を垂れ流している。
記念写真でも撮っておきたいところだが、まだ相手が一人残っている。俺はシーツの上に仰向けになると、手招きして火凛を呼んだ。
「火凛、来い。上に乗ってチンポをマンコで扱け」
「うんっ」
嫌がるかとも思ったのだが、火凛は嬉しそうに笑いながら俺の腰を跨いで項垂れた陰茎を手にし、指示通りに亀頭で淫裂をなぞり始めた。
火凛もまた既に愛液を溢れさせており、その滑る感触が堪らなく心地いい。雫も寄ってきて火凛の両乳房を背後から揉み始め、俺の膝に陰部を押し当てて気持ちよさそうに喘ぎだした。
「うはあっ……やっとナギのものにして貰えるうっ……ふうあっ……おちんちん少しずつ硬くなってきて気持ちいいっ……あくうっ……ほらナギ判るうっ……んはあっ……
私のオマンコもうトロトロだよおっ……くふあっ……ナギに抱かれたくてこんな濡れてるのおっ……」
「はくうっ……凪君お膝もっと曲げてくださいっ……んんあっ……凪君の身体どこも気持ちいいっ……ふうあっ……私のオマンコもトロトロになってますうっ……」
二人の痴態を見せられて陰茎は勃起し続け、程なくして完全に準備が整った。
「火凛、いいぞ、入れてみろ。但し、痛かったら途中で止めておけよ?」
火凛は頷き、挿入を楽しむかのようにゆっくりとゆっくりと陰茎を膣内に取り込み始めた。だが、その表情は僅かに辛そうだ。
「雫、胸じゃなくて、火凛の尻穴を触ってやれ」
その言葉に火凛は驚いた顔をしたが、雫は素早く片手を乳房から離して俺の指示に従った。
「ふくあっ……火凛はここが気持ちいいのっ? はふうっ……お尻の穴が気持ちいいのっ?」
「ひくはあっ……そんな一度になんてダメえっ……ふくひあっ……おちんちんと指が入ってくるうっ……あひくあっ……ナギも雫もダメ許してえっ……」
そう言いながらも火凛はうっとりと目を細め、顔を歪ませることなく陰茎を根元まで咥え込んだ。雫が具体的に何をしているのかは見えないが、火凛の言葉通りなら指を尻穴に挿し込んで腸壁でも擽っているのだろう。
「火凛、動くからな」
そう言って俺が腰を動かし始めても、火凛は身悶えるばかりで素振りに痛みの陰はない。
「はあんっ……火凛のお尻の中、暖かくてヒクヒクしてるうっ……んはあっ……もう凪君にここも触ってもらったんだぁ……うふあっ……凪君いつかは私のも触ってくださいいっ……」
意外な加虐性を見せながら雫は火凛を責め、同時に俺の膝頭を体液で濡らしていく。いつの間にか乳房を揉む手は乳首へと移され、数本の指を使って執拗に擦り上げてもいる。
「んくひあっ……おちんちんが動いてるうっ……ふひはあっ……オマンコ痛いのに何なのこれえっ……はくひうっ……雫もっと優しくしてえっ……
あふうあっ……お尻の穴が拡がっちゃうよおっ……くひはあっ……もうダメどっちも痛いのに気持ちいいよおっ……」
肩を竦めながら大きく喘ぎ、火凛は全身をくねらせてきた、二穴責めの感覚は衝撃的だったようで、抽送を始めて間もないというのに絶頂が近いらしい。
その膣内は蕩けるように熱く滑り、柔肉の奥は小刻みに蠢いている。
「火凛、まだイくなよ? 俺と一緒にイこうな?」
「ふくひはあっ……もうイっちゃってるよおっ……はひくふうっ……さっきからずっとイっちゃってるのおっ……くひはふあっ……でも大っきいのがきちゃううっ……
ひはくうあっ……ナギ早くおちんちん汁出しちゃってえっ……あふくはうっ……大っきいのがきちゃううっ……」
「ふくひあっ……凪君私もイっちゃいそうですうっ……んくはあっ……凪君のお膝にオマンコ当ててイっちゃいそうですうっ……くふあっ……オマンコ凄く気持ちいいっ……」
火凛だけでなく雫も淫欲に捕らわれているらしい。感度のいいことが巫女の条件にあるとは思えなかったが、俺としては面倒がなくて有り難い。
俺は片手を伸ばして火凛の陰核を指先で弾いてやりながら、更に腰の速度を上げた。
「もう少しだからな、二人とも我慢しろっ」
「んかはひあっ……もう我慢できないよおっ……あひくはあっ……お願いナギ早くうっ……」「ひふうあっ……凪君私も私もおっ……あひはあっ……もう我慢が出来ませぇんっ……」
俺は反復運動を自分本位の動きに変えて火凛の膣奥を何度も亀頭で打ち付けてやり、そうしている内にやっと陰茎に臨界点がやってきた。
「火凛、出すぞっ。お前の分だっ」
そう告げて膣壁に精液を浴びせてやると、火凛は俺に覆い被さって強くしがみ付き、身体を小刻みに揺らしてきた。
「はくひはあっ……こんなに熱くて染みるなんてえっ……あひくふあっ……でもでも気持ちいいっ……くるくるくるくるうっ……くひはへあっ……大っきいのがくるうっ
……はへくひふああっ……イくイくイくイくうっ……かはあっ………おちんちん汁でイくうううううっ!」
極限に達して呆けたままの火凛の膣から陰茎を引き抜き、その身体をベッドの上に横たえてやると、俺は雫に向かって手招きをした。
雫も火凛と同時に果てていたようで、体力の限界なのか身体をよろめかせている。それでも這うようにして傍まで来ると、雫は指示も待たずに胡座をかいた俺の膝の上にそっと座り込んだ。
「はぁ……凪くぅん……はぁ……私にもしてくれるんですかぁ?」
「悪いけど、すぐには無理だな、もうチンポ痺れてるし。復活するまで少し抱っこしててもいいか?」
「はぁ……もちろんですぅ……はぁ……凪君好き大好きぃ……」
雫はそう言って抱き付き、俺の肩に頭を乗せてきた。その背中を撫でながら視線を移すと、凛音もそよぎも既に安らかな寝息を立てている。
恐らくは火凛も体力的に限界だろう。当然、八回目の射精を終えた俺もだ。陰茎には混じり合った体液と血がこびり付いているが、風呂に入る気力もない。
とは言え、この場で雫を放置するのも可哀想だ。もう一回くらいは何とかなるだろう。
「雫は体力まだあんのか?」
「はぁ……凪君がしてくれるならぁ……はぁ……もう少しくらいは平気ですぅ……はぁ……凪君こそ大丈夫ですかぁ? はぁ……もしお疲れなら今度でもいいですよぉ?」
だが、雫の目蓋は徐々に閉じてきている。もう眠いのだろう。壁時計を見ると午前三時半近く、既に真夜中だ。
「少しだけ待ってくれれば平気だから。でも、横になってもいいか?」
「はぁ……はいぃ……はぁ……ほんとは私も少しだけ横になりたいですぅ……はぁ……凪君の隣でそうしてもいいですかぁ?」
俺は頷き、雫の身体を抱えたまま身体を横たえた。見ると、シーツの彼方此方に血や体液の染みがついている。
通販で買っておいた予備のシーツに替えなくちゃな、と思いながら、俺は睡魔に抗い切れずに目を閉じて眠りへと落ちた。
(今回分、終わり)