何となく火凛に気後れして一人でシャワーを浴び、自室に戻るとシーツが取り替えられていた。恐らく替えてくれたのは火凛だろう。  
見ると、ゴミ箱の中のティッシュなども綺麗に片付けられていた。  
 布団に潜り込んではみたものの、充分に睡眠を取ったせいか寝付けず、俺は諦めて起きていることにした。  
折角なのでシーツの交換や諸々のお礼がてらに話でもしようと思い、ついノックするのを忘れて火凛の部屋のドアを開けると、部屋の主は慌ててベッドの布団の中で上半身を起こしたところだった。  
「ちょっ、ちょっとっ、ノックぐらいしてよねっ!」  
 火凛は布団から顔だけを出し、不躾な俺の訪問に対して怒鳴ってきたが、僅かに息が乱れ、顔も赤い。  
他人の心配をしている間に風邪でも引いたのかと思い、俺は熱の有無を確認しようとベッドに近付いた。  
「ダメっ、近寄んないでっ!」  
「火凛? どうかしたのか?」  
 明らかに平素と違う態度だ。何か焦っているようにも見える。  
「別にどうもしてないから出てって! い、今、き、着替え中なんだからっ!」  
 それは悪いことをしたと思い、部屋を出て行こうとして何かが頭に引っかかった。他に誰もいなかったのにベッドの中で着替え?   
俺は踵を返してベッドに近付き、喚く火凛を無視して強引に掛け布団を剥いでみた。案の定、火凛は全裸で、その素振りから察するに自慰をしていたらしい。  
驚いたことには、捨てたのだとばかり思っていたティッシュの山と、俺が先刻まではいていたパンツまでもが布団の中に隠されていた。  
「……お前なあ。隠れてオナニーしてたのかよ?」  
 俺はそう言って苦笑いしつつ、溜息を吐いた。火凛は掛け布団を取り返して隠れるように頭から被り、不機嫌そうな口調で囁いてきた。  
「……だって、ナギたちがした後の片付けしてたら、我慢できなくなっちゃったんだもん」  
「いつもこんなことしてたのか?」  
「い、いつもじゃないもん。一昨日、ナギと最後までした次の日に初めてしてみて、今日で二回目。でも、パンツとかの臭い嗅いだのは今日が初めて。ほんとだからね?」  
 言いながら火凛は被った布団を少しだけ持ち上げ、俺の様子を窺ってきた。恥ずかしさ以上に、俺の動向を気にしているらしい。俺は並んで座ると、布団の上から火凛を抱き締めた。  
「バカだな、お前は。したかったら言えよ。体力がある時なら相手してやるから」  
「……だって、無理させたくないし。でも、我慢できなかったし。嫌いになった?」  
「いや、可愛いなって思っただけだ。嫌いになるどころか余計に好きになった」  
「ほんとに? だって私……」  
「それだけ俺としたいと思ってくれたんだろ? でもな、パンツはともかくティッシュは止めとけ。そよぎに見つかったら怒られるぞ。あいつの臭いも付いてんだし」  
「……判った。今度からはパンツだけにする」  
 真剣な口調の火凛の言葉に俺は笑った。  
 
 聞けば自慰でまだ達してはいなかったとのことで、俺はそのまま火凛を抱くことにした。火凛は俺に負担を掛けさせたくないと言ったが、強引に唇を奪ってやると、拒むことなく俺の身体を抱き締めてきた。  
仰向けに寝かせて舌を絡ま合い、乳房を揉みながら乳首を口に含み、足を開かせて陰核だけを丹念に舐め上げてやると、俺の口に自ら秘所を押し付けてもきた。  
合間に俺も服を脱いで裸になり、膣内に舌を挿し入れて甘酸っぱい愛液を心ゆくまで味わった後、淫語を教え込みながら膣口を亀頭で何度も擦り上げた。  
既に薄紅色の乳首は勃起し、無毛に近い陰部は唾液と愛液に溢れていたが、頃合を見て陰茎を挿入した途端、火凛は顔を歪めた。どうやらまだ痛みがかなり残っているらしい。  
「止めとくか?」  
「くふぁ……いいからしてっ……はふぁ……もっとナギのおちんちんに慣れたいのっ……」  
 俺は火凛を抱え上げ、正常位から座位へと体位を変えるとゆっくりと腰を動かし始めた。同時に尻穴を指で擽ってやると、火凛の顔から徐々に苦痛の陰が消えていく。  
「はふあっ……ナギ気持ちいいよおっ……ふうあっ……おちんちんも気持ちよくなってきたあっ……んくうっ……もっとお尻触ってみてえっ……あはあっ……どっちも気持ちいいっ……」  
「お前は本当に尻が好きだな」  
「あふうっ……だって気持ちいいんだもぉんっ……くはあっ……自分でも恥ずかしいけど気持ちいいんだもぉんっ……んふあっ……こうなったのはナギのせいなんだからねえっ……」  
 俺は苦笑いしながら火凛の菊門に左手の中指を呑み込ませていった。  
「じゃあ、その内、ここにもチンポ入れてみるか?」  
「んくひあっ……お尻に入ってくるうっ……ふはあっ……どっちも気持ちいいっ……あはふうっ……ナギがしたいなら入れてもいいよおっ……  
はくひいっ……お尻におちんちん入れてもいいよおっ……くふあっ……私の身体全部ナギのものだもぉんっ……」  
 火凛は目を虚ろにしながら俺に強くしがみ付いてきた。絶頂前の特有の仕草だ。そこに俺がいるのを確かめるように腕に力を込め、甘く鼻を鳴らしながら悦楽に酔った表情を浮かべている。  
熱く滑る膣内ときつく締め上げてくる腸内の感触に俺もどんどん昂ぶり始めた。  
「可愛いぞ、火凛。お前の身体全部、俺のチンポの臭いにしてやるからな」  
「はふうあっ……してしてえっ……くふひあっ……ナギのおちんちんの臭い大好きなのおっ……ふひくあっ……もう病み付きになっちゃってるんだからあっ……  
んふはあっ……もっともっとナギのものにしてえっ……あふくうっ……私にたくさん臭い付けてえっ……」  
 小振りな乳房を震わせて喘ぐ火凛は本当に可愛い。その性格もあって、生意気な幼なじみが素直に甘えてきたような錯覚に陥りそうになる。  
そう感じると同時に背筋に震えが走り、俺は陶酔しながら火凛に囁いた。  
「火凛、出すぞ。お前のマンコに臭い付けだ」  
 言って膣奥へと精液を放ってやると、火凛は俺に身体を密着させたまま小刻みに四肢を引きつらせてきた。  
「あひくひはあっ……熱いの出されてるうっ……んくひはふあっ……イっちゃうかもイっちゃううっ……かはひふはあっ……私イっ……くっ……イくイくっ……イくうううううううっ!」  
 
 充分に余韻を楽しませてやった後、俺は膣から陰茎を抜いて火凛に自慰を命じた。火凛は渋ったが、俺も自分で陰茎を扱くので見せ合おうと言うと、少しだけ拗ねた顔をしながら両手で乳房を揉み始めた。  
その行為は次第に激しくなり、やがて火凛はM字に足を開いて淫裂を指でなぞり始め、俺は褒美に汚れたままの陰茎を鼻先に近づけてやった。  
「ちゃんと俺のチンポの臭い、覚えろよ?」  
「んくっ……もう覚えたよぉ……はあっ……すごい臭いのぉ……あふっ……けど好きになっちゃったぁ……ふあっ……ナギのおちんちぃん……うはぁ……臭いおちんちん好きぃ……」  
 呆けた瞳で一物を眺めながら、火凛は犬のように小鼻をひくつかせている。その倒錯的な様子に俺も興奮し、亀頭の先走り汁を火凛の鼻の下へと何度も塗り付けてやった。  
「んはあっ……おちんちん凄い臭いがするうっ……ふくあっ……私どんどん変な子になってちゃうよおっ……はうあっ……この臭いだけでイっちゃいそうだよおっ……」  
「こういう時は変になったっていいんだぞ。お互いがよければそれでいいんだ。それに、どこまで変になったって、俺は絶対にお前のこと嫌いになったりしねえから。  
ほら、ちゃんと臭い嗅いで、自分が何してるのか言ってみろよ」  
「はふあっ……今はクリトリス撫でながらぁ……くふうっ……オマンコに指入れてんのぉ……あはあっ……ナギから貰ったおちんちん汁をぉ……  
ふはあっ……オマンコの中に塗りたくってんのぉ……んくうっ……ナギに見られながらオナニーするの気持ちいいっ……」  
「大好きな尻の穴は触んなくていいのかよ?」  
「はふうあっ……お尻はナギ専用だもぉん……あはふあっ……この前は雫に指入れられちゃったけどおっ……ひはああっ……自分でする時は我慢してぇ……  
んふはあっ……後でいっぱいナギに触ってもらうのぉ……ふはああっ……だから今は我慢すんのぉ……」  
 一応は火凛なりに節制しているらしい。その甘えた口調と言葉に俺は嬉しくなり、顔や身体の彼方此方に我慢汁を塗りまくってやることにした。  
「はふひああっ……おちんちん擦り付けられるの気持ちいいっ……ふはひくあっ……どんどん臭いが濃くなってくるうっ……ふひはああっ……  
ナギもうイっちゃうよおっ……んひはああっ……ナギも一緒にイこうよおっ……あふひはあっ……ナギと一緒にイきたいよおっ……」  
「そろそろ俺もイきそうだ。火凛の顔にかけてもいいか?」  
 俺がそう言うと、火凛は恍惚として頷いた。  
「んんくはあっ……うんかけてえっ……あはひはあっ……ナギになら何されてもいいよぉ……はうくああっ……早く早くうっ……ふはうはあっ……  
ああっもうダメかもぉ……あひはふあっ……イくイっちゃううっ……はふあひあっ……先にイくから見ててえっ……んくひはあっ……ナギ見て見てええっ……あひゃはあっ……オマンコイっ……くっ……くうううううう!」  
 一本の指を根元まで膣内に取り入れながら、火凛はだらしなく口を開けて身体を震わせた。その弛緩した顔や口中へと、俺は白濁液をぶち撒けてやった。  
 
 
 その翌日、俺は学校から帰宅するとすぐに雫を部屋に呼んだ。このところ性行為ばかりしていたので、自らの欲望を抑えることが出来なくなっている。  
ベッドの上で四つん這いにさせて愛撫した後、ショーツの隙間から怒張した陰茎を膣に突き立ててやると、制服姿の雫は気持ちよさそうに尻をくねらせた。  
「はふあっ……凪君のオチンポ気持ちいいっ……くはあっ……オマンコ溶けちゃうっ……」  
「もう全然痛くねえのか?」  
「あふうっ……はい大丈夫ですうっ……くふうっ……気持ちいいだけですうっ……ふはうっ……だってずっとして欲しかったんですうっ……んくあっ……だってこの前は私だけえっ……」  
 雫の言いたいことは判る。他の三人の少女を奪った場で、雫だけ抱いてやらなかったのが矢張り寂しかったらしい。もちろん、その分も含めて相手をしてやるつもりだ。  
「じゃあ今日は限界まで付き合えよ? 雫のマンコを使いまくってやるからな?」  
「ふはあっ……嬉しいですうっ……はんあっ……いっぱい私のオマンコ使ってくださいいっ……くはあっ……凪君にセックスしてもらうの大好きいっ……」  
 ショーツの股布に染みを作りながら、雫は背を反らして快楽に震えている。捲り上げたスカートから覗く臀部は十六歳とは思えないほどに艶めかしく、何とも眺めがいい。  
と、俺は不意に先日言われたことを思い出し、下着を少しだけ下ろして雫の尻穴を指先で擽ってやった。  
「んくひあっ……凪君そこお尻ですうっ……あひふはっ……そこはお尻の穴ですうっ……」  
「この前、雫が言ったんじゃねえか。いつかは私のも触ってくださいって」  
「はくひいっ……でもまだお風呂にも入ってないのにいっ……くはふあっ……お尻の穴を弄られるなんてえっ……かはひあっ……せめて洗って綺麗にしてからあっ……」  
「何だよ、お前もここ、気持ちいいんじゃねえのか?」  
「あひふはっ……気持ちはいいですけどおっ……ふひはあっ……でもお尻なんてえっ……」  
 反応を見ていると単に恥ずかしいだけで、快楽を得てはいるようだ。試しに小指をゆっくりと挿し込んでやると、雫は腰を跳ね上げてきた。  
「ひくはふあっ……ダメ凪君止めてえっ……はひくふあっ……指入れちゃダメですうっ……」  
「お前だって火凛の尻に指を突っ込んだんだろ? ほれ、もうすぐ全部入るぞ」  
「んひかはあっ……ダメ今はダメですうっ……くふはうあっ……お風呂の後なら何してもいいですからあっ……はふんくあっ……お願いですから今は許してくださいいっ……」  
 もちろん、俺に許す気はない。根元まで呑み込ませた指で腸壁を擦り、同時に陰茎の抽送速度も速めてやると、雫は下半身をうねらせて大量の愛液を漏らしてきた。  
膣内も陰茎を強く締め上げて蠢き、その感触に射精を我慢し切れそうにない。  
「もうちょっと耐えろ。もう出すから」  
「ひはくふうっ……ダメ凪君待ってえっ……あくはひあっ……今出されたら変になっちゃううっ……かひくはあっ……お願いせめて指を抜いてからにしてえっ……」  
「無理だな、ほれ、受け取れ」  
 淡々とした口調で言葉を返してやり、俺は雫の膣内へと射精した。併せて腸内の小指の動きも激しくしてやると、雫は何度も尻を上下に振り上げ、そのまま硬直した。  
「はうっ……あひっ……かはっ……んんあっ……あっ……ああっ……く……ふ……」  
「おい、雫?」  
 不審な素振りに俺が言葉を掛けた瞬間、雫は大きく口を開いた。  
「んかひくふはあっ……オマッ……オマンコおっ……イっ……イくうううううううっ!」  
 雫は叫びながら改めて腰を淫らに振り回し続け、やがて全身を弛緩させてシーツの上へとうつ伏せに倒れ込んだ。  
 
 正気に戻るのを待ってから、俺は雫を連れて風呂へ入った。  
購入しておいたソープマットを洗い場に広げ、その上に仰向けに寝かせてマットプレイ用のローションを全身に塗り付けてやると、雫は自分から大きく脚を拡げて局部を晒しながら昇天した。  
当然、次は俺の番だ。マットの上で同じく仰向けになると、俺は雫に陰茎を入れさせ、次いで騎乗位で腰を振るように指示を与えた。  
物欲しそうな目で勃起した一物を見つめていた雫は二つ返事で言葉に従い、とても先日まで処女だったとは思えないほど淫らに腰を動かし始めた。  
「あふうっ……凪君のオチンポ素敵ですうっ……はあんっ……オマンコ気持ちいいっ……ふはあっ……凪君はどうですかあっ……んはうっ……私のオマンコ気持ちいいですかあっ……」  
「当たり前だろ、いい気分だ」  
「はうあっ……嬉しいですうっ……かはあっ……凪君の前だとおかしくなっちゃいますうっ……あはあっ……どんどんエッチな女の子になっちゃううっ……」  
「もっとスケベになってくれていいんだぞ? 俺もその方が嬉しい」  
「んくあっ……じゃあなりますうっ……ふはあっ……凪君好みのスケベになりますうっ……」  
 雫はそう言って俺の胸に両手を付け、腰の動きを速めてきた。自ら亀頭を子宮に打ち付け、股間から水音を響かせてくる。  
「あふうっ……奥に当たるの気持ちいいっ……くふあっ……硬いオチンポ気持ちいいっ……はひあっ……凪君私なってますうっ……んかはっ……もうスケベになってますうっ……」  
「じゃあ、両手をマットの上に付けて立ち膝になれ。お前のスケベマンコ見せてみろよ?」  
そんな言葉にも嫌がることなく、雫は上体を後ろに反らしてM字に脚を開き、膣で陰茎を扱く様を見せつけてきた。  
粘液に塗れた陰核から妖しい光を放ちながら、何度も何度も一物をカリ首まで抜いては一気に根元まで取り込んでいく。  
「いい眺めだぞ、雫。お前のマンコがチンポしゃぶってんの、丸見えだ」  
「ふくはあっ……見られてるうっ……うくふあっ……こんなの恥ずかしいのにいっ……」  
 確かに羞恥心はあるのだろう。雫の全身は真っ赤だ。だが、それを喜んでいるようにも見える。被虐的資質の持ち主だけに、露出狂の気もあるのかもしれない。  
「お前、スケベマンコ見られんの嬉しいんじゃねえのか? 正直に言ってみろよ?」  
「はんうあっ……恥ずかしいけど気持ちいいですうっ……んくひあっ……大好きな凪君に見られてると思うとおっ……あひはあっ……ドキドキしちゃうんですうっ……  
ふひうあっ……凪君が望むならどんな姿でもお見せしますうっ……くふはうっ……凪君大好きいっ……」  
 俺と出会うまで性欲を抑え込んでいた為か、性行為を受け始めて短期間でありながら既に快楽に抗えなくなっているようだ。  
そよぎも火凛も含め、未だに初々しさは残しているものの、確実に俺に性的従属してきている。ならば近日中にでも育成方針を決め、段階を踏んで立派な性奴隷に仕上げてやるのも面白い。  
しっかりと愛情を示してやりながら日常的に性交を繰り返し、女として生まれてきたことの喜びを味合わせてやろう。俺は腕を伸ばして陰核を指先で弾き、わざと意地悪な口調で囁いてやった。  
「見て欲しかったら言え、私は専用のチンポ穴ですって。言えたらじっと見ててやるぞ?」  
「はひふあっ……私は凪君専用のオチンポ穴ですうっ……くはひあっ……だから見ていてくださいいっ……んくあひっ……私のスケベオマンコがオチンポしゃぶるの見ててえっ……」  
「偉いぞ、雫。じっと見ててやるからな。もっとスケベらしく腰振ってみろ」  
 俺の言葉に雫は妖艶な笑みを浮かべて頷き、上半身を更に反らして大きく脚を開いた。爪先立ちになって腰を突き出し、内腿を震わせ続けている。  
「んはひあっ……凪君もっと見てえっ……あふはうっ……スケベオマンコ見ていてえっ……」  
 
 ソープマットの上で膣内射精をしてやってから、雫は以前にも増して甘えてくるようになった。一緒に浴槽に入っている間も俺に正面から抱き付き、再び勃起し始めた陰茎に尻を押し付けて擽ったそうに笑っている。  
風呂場に来てから四回は果てているはずだが、まだ余力があるらしい。  
「初めて会った時は雫と風呂に入るなんて考えられなかったけど、船着き場で出会ったのも偶然じゃねえのかもな」  
「はいっ、きっと先代の龍神様が凪君と私を会わせてくれたんです」  
「でもよ、もし俺が龍神じゃなかったら、雫は別の奴とこうしてたかもしんねえんだろ? 今さらだけど本当に龍神でよかったよ。他の誰かに雫たちを渡すなんて、もう考えられねえ」  
 冗談交じりにそう言うと、雫は顔を曇らせて少しだけ俯いた。  
「ほんとは、巫女になった時から怖かったんです。いつか出会う龍神様が自分勝手で乱暴な人だったらって。そんな人だったら、私、巫女を途中で辞めていたと思います」  
 雫の言葉に俺は相槌を打った。確かにそういう逃げ道もある。  
「でも凪君は優しいし、この前、全員を幸せにしたいとも言ってくれましたし。私も巫女の役目とは言え、そよぎや火凛たちと喧嘩するのは嫌でしたから、あの時は凄く嬉しかったです。  
もちろん、その前から凪君のこと、好きになってましたけど」  
「けどよ、俺だって自分勝手で乱暴だぞ。それに、お前ら全員を都合よく性処理に使ってるだけかもしんねえだろ? そういう疑問とかねえのか?」  
「疑問なんてないです。もしあったとしても、凪君は私たちを巫女としてではなく、女の子として扱ってくれるじゃないですか?   
私も、多分、他のみんなも、それがとっても嬉しいんです。そんな凪君の、その、性処理なら、喜んでお引き受けします」  
 雫はそう言って俺の唇に短いキスをし、自分の発言に照れたように笑った。  
「そんなこと言ってると、本当に俺専用の性奴隷にしちまうぞ?」  
 再び冗談めかしてそう言うと、雫はぶるっと身体を震わせて深く息を吐いた。  
「おい、どした?」  
「す、すみません。凪君が性奴隷って言うのを聞いたら、急に背筋が震えちゃって……」  
 自分の資質が判っていないのか、雫は困惑した顔をしている。この先のことを考えると、はっきり言ってやった方がいいのかもしれない。  
「なあ、マゾって言葉、知ってっか?」  
「えっ? あの、エッチの時とかに、虐められて喜ぶ趣味の人のことですよね? マンガの台詞とかで見たことはあります。どんなことをするのかまでは判りませんけど……」  
「俺、雫はマゾだと思うんだよな。ちょっと目を閉じてみろ」  
「は、はいっ。でも私、そんな趣味なんか……」  
 拗ねた顔をしながらも、指示通りに雫は目蓋を閉じた。  
「ちょっと想像してみろ。縛られて身動きできない状態で俺に無理矢理犯される場面とか、首輪付けられて裸で外に散歩に行くとことか、後はそうだな、俺の前で小便垂れ流したりとか」  
「んっ、そんなっ、くっ、はぁ、酷いです、んんっ、ふあっ、そっ、そのっ、他にはっ?」  
 徐々に身体をくねらせながら、雫は息を荒げ始めた。どうも真性らしい。  
「他に? 後ろからチンポ入れられて尻を打っ叩かれたり、マンコの中に小便されたり、尻穴に火の付いた蝋燭入れられたりとか。どうだ? 聞いてて、どんな気分だ?」  
「んはぁ、なんだか凄くエッチな気分になっちゃいましたぁ、はうぁ、私ぃ、変ですぅ」  
「それはな、雫が心の奥底でそういうことを望んでるからなんだよ。俺にそういうことして欲しくないか? たっぷりといやらしいことされて、マゾの性奴隷になりたくはないか?」  
「あはぁ、でも私そんなのおっ、くはぁ、そんな変な趣味になったら凪君に嫌われちゃうぅ」  
 雫はうっすらと目を開け、嫌々をするように首を振った。とは言え、自分でも気付いていないのか、陰茎に何度も強く腰を押し付けて来ている。  
「嫌ったりする訳ねえだろ。雫がそうなってくれたら嬉しいくらいなんだから」  
 その言葉に雫は安堵したような顔になり、俺に強くしがみ付いてきた。  
「はぁん、だったらなりますぅ、んんぁ、凪君専用のマゾの性奴隷にぃ、くふぁ、私なりますぅ、んれっ、凪くぅん、れろっ、大好きですぅ、  
ぺおっ、凪君が龍神様でほんとによかったですぅ、んちゅっ、いっぱい私に酷いことしてくださぁいっ、んろれっ」  
 雫はそう言いながら何度も俺の唇を舐め上げてきた。お返しに薄色の乳首をそっと指で撫でてやると、うっとりと頬を擦り寄せながら陰茎に局部を押し当て、切なそうに息を漏らした。  
 
 風呂から出て皆と一緒に夕食を取った後、俺は雫と共に調教部屋に入った。  
雫は並べられた器具に目を丸くしていたが、裸に剥いて後ろ手に模造毛皮の付いた赤い手錠を掛け、足枷を付けてM字のまま両脚を閉じられないようにしてやると、ベッドの上で秘所を晒したまま発情しきった顔になった。  
その状態で両乳首と陰核にクリップ式のローターを付け、膣にバイブ、尻穴にはローションを塗ってから細身のアナルバイブを挿入しやって準備は完了だ。  
各淫具のスイッチを入れると雫はのたうち回って淫声を上げ、俺はその様を楽しみながら自慰を始めた。  
 俺が顔や身体に精液を放ってやった頃には雫は十数回目の絶頂を迎え、焦点の合っていない瞳で天井を見上げ、口から涎を垂らしていた。  
マゾとして目覚めさせる前に快楽漬けにしてやるのが俺の狙いだったのだが、目論見は見事に当たったようで、そんな状態でも陰茎の臭いを嗅がせてやると雫は条件反射のように舌を出し、亀頭や茎部に纏わり付いた体液を丁寧に舐め取り始めた。  
「んぺおれっ……あむれおっ……ぷはあっ……オチンポ美味しいれすぅ……むろれもっ……」  
「チンポ綺麗にしたら、またスイッチ入れてやるから。どうだ、奴隷って気持ちいいだろ?」  
「あむれおっ……んぱぁ……はい幸せれすぅ……ふはぁ……淫乱オマンコとお尻マンコと勃起乳首でイかされまくってへぇ……  
んふぁ……オチンポ掃除もさせてもらえてぇ……はひぁ……とっても幸せぇ……あふぁ……凪君専用のオチンポ奴隷にしてもらえて嬉しいれすぅ……」  
 部屋に来てから教え込んだ新たな淫語を躊躇いもなく口にし、雫は身体を弛緩させたまま微笑んだ。少しだけ呂律が回っていないのは未だ余韻が続いている為だろう。  
このまま徹底的に堕としてやるのも悪くない。とは言っても明日は学校があり、俺の都合で欠席させる訳にもいかない。睡眠時間を考慮すると、雫を調教できるのは残り二時間程度というところか。  
「次はどこに出して欲しい? また顔や乳首に掛けてやろうか?」  
「んぺろれっ……はふぅ……だったら今度はオマンコの中に欲しいれすぅ……くはぁ……オチンポ汁を一番奥に掛けて欲しいれすぅ……んふぁ……でも、お尻マンコでもいいれすよぉ?」  
「準備もあるし、尻はまた別の機会だな。後で浣腸器渡して使い方教えてやるから、今度からは自分で尻の中掃除して、いつでも使えるようにしとけよ?」  
「かはぁ……はい判りまひたぁ……あはぁ……お尻マンコにオチンポ入れられるの楽しみれすうっ……はうぁ……想像したら淫乱オマンコが濡れてきちゃいましたぁ……」  
 雫は改めて陰茎に舌を這わせながら腰を前後に揺らし始めた。二本のバイブのスイッチを入れられるのが待ち遠しいといった素振りだ。  
抜け落ちないようにゴムバンドで留めてある二本のバイブは、どちらも雫の体液で濡れ光っている。俺は手早くそのスイッチ入れ、動きを最大にしてやった。  
ついでに三つのローターのスイッチも入れてやると、雫は舌を出したまま全身を大きく震わせ始めた。  
「んひはくあっ……きたきた凄い気持ちいいっ……あひくはへっ……身体が全部溶けちゃいまふうっ……かはくひあっ……イくイくイくすぐイっちゃううっ……  
ふへあひうっ……どこがイくのか判んないけどイっくううううっ! ひきはへえっ……またイくイく止まんないいっ!」  
 淫悦に酔い痴れる雫の痴態を見ながら、俺は硬度を上げるべく再び陰茎を扱き始めた。  
 
 膣内に二度射精した後に体液を拭き取ると、俺は裸のまま調教部屋のベッドで雫と一緒に眠ることにした。  
雫は息も絶え絶えだったが、それでも並んだ俺の項垂れた一物を延々と触り続けて勃起させ、耳元で甘く囁いてきた。  
「はぁ……カリ太オチンポまた元気になりましたよぉ? はぁ……凪君もっと犯してくださいぃ……はぁ……オチンポ欲しくて淫乱オマンコずぶ濡れになってるんですぅ……」  
 その態度と言葉はまるで痴女で、どうも一気に開花させ過ぎてしまったらしい。勢いで色々と教え込むのではなく、矢張り綿密な調教計画を立てた方がいいだろう。  
他の三人も含めて今後はそうしようと反省していると、雫は俺の手を取って自分の秘所へと押し当てた。  
「はぁ……ほらこんなにオマンコ汁でトロトロなんですぅ……はぁ……凪君にオチンポ嵌めてもらいたいって涎垂らしてるんですよぉ……はぁ……オマンコセックスしたいですぅ……」  
「無茶言うな。学校があんだから、少し寝とかねえと体力が持たねえだろうが」  
「はぁ……そよぎとした翌日は二人して休んだじゃないですかぁ……はぁ……私も休んでもいいですからぁ……はぁ……もっともっとスケベな奴隷になりますからぁ……」  
 雫はそう言うと返事をする間もなく掛け布団の中で俺を跨がり、上半身を密着させたまま素早く陰茎を膣口へと押し当てて取り込み始めた。  
「おいこら、ちょっと待て」  
「んくはぁ……この入ってくる時が堪んないですうっ……あくふぅ……凪君は何もしなくていいですからあっ……はふあっ……私が一人で動いて最後はお口で綺麗にしますからあっ……」  
 俺の言葉にも動じることなく一物を根元まで呑み込むと、雫は忙しなく腰を動かし始めた。平素が清純に見えるだけにキャップに興奮しないこともないが、本音を言えばもうしばらくは初心な反応を楽しみたかったところだ。  
俺の自業自得とは言え、適応し過ぎだろう。  
「なあ、おい。また今度たっぷりとしてやるから、今夜はもう寝ようぜ?」  
「はふあっ……これで最後にしますからあっ……くはうっ……硬いオチンポ気持ちいいっ……ふくあっ……お尻の穴までヒクヒクしてきちゃいますうっ……」  
 もうこうなったら育て過ぎたことを悔やんでも仕方ないだろう。俺は溜息を吐いてから、自分でも腰を動かし始めた。  
「おらおらっ、ならちゃんと俺をイかせろっ、肉便器っ。お前は俺専用の精液便所なんだからなっ。俺がチンポ汁排泄するまでしっかりと身体で尽くせっ」  
「くひはへあっ……その響き素敵いいっ……ひうはへあっ……凪君専用精液便所おおっ……うひくはあっ……オチンポ汁大好き便器ですううっ……  
あふくはあっ………たっぷり排泄してくださいいっ……んきひはあっ……便器の奥までオチンポ汁塗れにしてくださぁいいっ……」  
 嬲る言葉に過敏に反応し、雫は上体を起こして激しく腰を使い始めた。掛け布団が剥がれて少しばかり肌寒いのだが、性交に夢中になって気にもしていないようだ。  
「とっとと出して終わりにすっからなっ? マンコの中に出してやれば満足なんだろうがっ」  
「あひはへあっ……はいお願いしますううっ……ふひへあはっ……オチンポ汁出してもらえるって思っただけでええっ……  
ひはへくうっ……気持ちいいのが止まんないですううっ……はひくああっ……もう幸せでイっちゃいそうですううっ……くうかひあっ……淫乱オマンコ肉便器イっちゃいますううっ……」  
 雫がオーガズム間近だと言うのは間違いない。膣内の柔肉は妖しく蠢き、どんどん滑りを増している。  
その感触の心地よさを長く楽しんでいたいとも思ったが、徐々に腰を速めていく内に呆気なく射精限界がきた。  
「おらっ、これで今日は最後だからなっ。受け取ってイけっ」  
 そう告げて膣奥へと精液を放ち、同時に手を伸ばして陰核を強めに擦ってやると、雫は全身を震わせながら何度も腰を跳ね上げた。  
「んかはへえああっ……オマンコ焼かれて気持ちいいっ……あふへはあっ……クリトリスも触ってもらってるううっ……はくふへあはっ……幸せ過ぎてイくイくイくイくううっ……  
ひくはきへあっ……専用オマンコ便所イっ……くうううううっ! あひくへはああっ……またイくイくうううううっ!  んくかへふあっ……イくイくまた淫乱オマンコイくうううううっ!」  
 
 
 

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