「雪平さん!!ちょっと・・・しっかり歩いてくださいって!!!」
もつ兵衛で呑み過ぎた雪平の足はほとんど地面から浮き上がり、安藤はよろけながら彼女を担ぎなおした。
「・・・ちょっと!三上さんっ!!!ちゃんと持ってますか?!力いれてくださいよ〜ほんとに!」
「入れてるよ!安藤こそ・・・ほらもっとしっかり担げよ!」
いつもの3人で、色気のない飲み会を終えた頃には雪平はすっかり出来あがっていた。
「ん〜〜〜も一軒・・・」
呆れたように安藤と三上は2人の間にぶらさがった雪平を見つめた。
「・・・疲れてるんだよ。」
少し優しい声で三上は言う。
「この事件で・・・こいつは大事なものを沢山失ってるから・・・」
安藤は少し考えるように眉間に皺を寄せ、また黙って歩き出した。
「雪平さん・・・着きましたよ・・・鍵は?鍵!出して下さい!!」
ほとんど眠っているような雪平の頬をぺちぺちはたいていると、ドアのあたりでガチャリと鍵の開く音がする。
見ると三上がドアを開けていた。
「・・・?」
「・・・あいかぎ。」
ちらっと見せるその姿に、安藤は言いようのない悔しさで胸が苦しくなった。
もう1度、2人で雪平を抱えるようにすると、三上は少し笑う。
「送ってくるため・だけ・の合鍵。」
嫉妬を見透かされ安藤は顔を赤らめた。
「なっ!!!」
「ほら、せーの。」
雪平をベッドに放り投げると、2人はいっせいに肩を回した。
「・・・案外重いですよね。」
安藤は無邪気な笑みを三上に投げかけた。
「華奢なんだけどなぁ・・・胸かな。」
「あっ!!そうかも・・・かなり大きいですもんね!」
「あんどぉっ!!!」
突然雪平の怒鳴り声が響く。
「はいっ!!!ご・ごめんなさいっ!」
安藤は思わず身をすくめる。
「・・・馬鹿か・・・おま・・・え・・・は・・・」
むにゃむにゃと口を動かす雪平は、完全に夢の中にいるようだ。
「なんだ・・・おどかさないで下さいよ・・・」
三上は冷蔵庫を勝手にあけて缶ビールを2つ取り出すと、1本を安藤に手渡した。
2人は黙ってソファに腰掛け、静かに乾杯する。
しばらく、今までの雪平の活躍や酒癖の悪さ、口の悪さなどをネタに談笑していた2人は、元夫の話になると思わず口篭もった。
「・・・佐藤・・・さんでしたよね。なんか・・・かっこいいですよね、あの人・・・ちょい悪おやじって感じで。」
「・・・ん・・・」
三上は苦そうに、少しぬるくなったビールを飲み下す。
思い切った様子で、安藤は口を開いた。
「三上さんは。」
「?」
「三上さんは、雪平さんのこと・・・どう・・・思ってるんですか。」
突然の質問だが、三上は全くうろたえる様子がなかった。
「・・・好きだよ。もちろん。」
「!!!」
安藤は目を見開く。
「そういうお前はどうなんだよ。雪平のこと・・・どう思ってるんだ。」
反対に三上が安藤を問い詰める。普段の明るい調子では、ない。
「・・・僕は・・・僕もです。僕も、雪平さんのこと、好きです。」
はっきり区切って言う言い方に安藤の思いの深さが表れているようだった。
「そうか・・・」
ほっと息を吐くと、三上はうつむいた。
「なに・・・何の話してんのよ・・・」
はっと2人は同時に頭をあげた。雪平が立っている。
「誰が誰を好きだって?!」
頭をぽりぽりと掻きながら、雪平はスーツを脱ぎ捨てていく。
さすがに裸にはならずキャミソールとボクサータイプのショーツ姿でとめておいた。
まだ酔いからはさめていない様子で、冷蔵庫から水を取り出しごくごくと喉をならして飲み干す。
「ん?どした?!」
ぽかーんとした様子の2人に雪平は少し困った顔で聞いた。
「いやっ別になにも・・・」
安藤が慌ててかぶりをふった。
どうやら、先ほどの話は全部聞こえてはいなかったらしい。
ほっとしたような、それでいて少し悲しい気分で2人はビールをちびちび飲んだ。
「な〜に・・・まだ飲んでんの?ったく好きだね〜2人とも・・・!仕方ない、あたしも付き合うか!」
いかにも嬉しそうな様子で冷蔵庫からビールを取り出すと、雪平はプルタブをひく。
「で?なになに?何の話してたわけ?」
「・・・おまえの悪口。」
「っちょ!なによ〜薫ちゃん!!!」
2人の間にどんっと座り込むと、美味しそうにビールをあおる雪平。
艶のある長い黒髪、きめ細かい肌・・・キャミソールの下で豊かに揺れる胸。くびれたウエストから腰にかけてのラインが美しい。
すっと伸びた足は長く、締まった足首までしっとりと手入れされている。
安藤と三上は思わず同時に、喉を鳴らした。
「・・・雪平さん。」
安藤が口を開いた。
「さっき・・・僕達は雪平さんの話をしていました。」
「なぁに・・・ほんとに悪口言ってたわけ??安藤までさ〜ほんとやめてよね。」
冗談まじりに雪平は安藤を軽く睨む。
「悪口じゃありません。」
「安藤!」
三上が安藤を制しようと口を挟んだ。
「三上さんは黙っていて下さい。雪平さん・・・僕は・・・」
雪平は何が起こっているのか全く想像もつかない様子で安藤と三上を交互に見やった。
「僕は・・・雪平さんのことが・・・好き・・・です・・・?」
緊張のあまり、最後がなぜかクエスチョンなのでいまいち締まらないものの、安藤は雪平に思いをぶつけられて満足そうである。
「好き・・・安藤が・・・?あ・・・たしを?」
三上は思わずぐっと身を乗り出した。
「雪平。」
「・・・あっ!えっ???」
真剣な表情の三上を見ると、雪平はさらに戸惑ったような表情になる。
「俺も・・・なんだ。雪平のこと・・・前から・・・その・・・好き!・・・なんだ。」
もごもごとではあるが、三上も思いの丈を告げるとほぉ〜〜〜っと脱力している。
「えっえっ???何・・・ちょっと・・・何のどっきりよ?これ・・・」
安藤と三上は、真剣な表情に戻り、雪平の答えを待つ。
「聞かせてくれ、おまえの正直な気持ちを・・・!」
「聞かせてください!雪平さん!!!」
2人に詰め寄られ、雪平は心の底から困り果てている。
「ちょ・・・ちょっとちょっと〜〜〜待ってよ2人とも!!!って・・・マジ?マジだ・・・ね・・・」
爪を噛むようにしながら、雪平は膝をかかえこむ。
「〜〜〜っ!あたしっは・・・え〜〜〜っとそうだな・・・2人とも!!!」
安藤と三上は驚きと疑問で今にも叫びだしそうな表情だ。
「ふ・2人とも・・・好き?かなぁ〜なんて・・・いやっほら全然違ったタイプだし?2人とも・・・あたしにとってなくてはならない存在って言うか・・・」
困惑する2人の肩をぐっと抱くように両脇に抱えこむと、雪平はことさら明るい声で言う。
「そ・そうっ!!!二股でいいなら、付き合ってもいいよ!」
がくっと肩を落とすと、安藤と三上は目を合わせ、決心したように頷く。
2人は同時に雪平を抱えあげた。
「きゃっちょっと!!!何すんの!おろしてっ薫ちゃんっ!!!」
2人は声を出さず、黙ってベッドに向かう。
「安藤っ!馬鹿かおまえはっ!離せっ離しなさいっ!!!」
雪平は精一杯暴れるが、2人がかりではどうしようもない・・・
どさりとベッドに押し倒され、そのまま両サイドから2人に抑えこまえた。
「雪平さん・・・真剣なんですよ、僕達・・・」
安藤は雪平の瞳を見つめながら、そっと囁いた。
「雪平・・・」
三上は眼鏡を外すと、雪平の頬をなぞりながら懇願するように下から覗き込む。
真剣な表情の2人を見ると、観念したように雪平は目を閉じた。
「・・・わかった。」
一言だったが、優しい決意の言葉を耳にすると、安藤と三上は子供のように嬉しそうに雪平へと欲望の手を伸ばした。
雪平の柔らかい唇を、安藤の形の良い唇が優しくなでるように愛撫しはじめた。
三上はひじをついた状態で、そんな2人を見つめながらそっと豊かな乳房を刺激していく。
シルクのキャミソールの下につけたブラは柔らかな薄い素材で、既に固くなりはじめた乳首が浮き上がってくるのがわかる。
「ふっぅ・・・んんっ・・・む・・・ぅんっ・・・!!!」
安藤に唇をふさがれている雪平は、喉の奥で切なげに声を漏らし始めた。
男らしい分厚い舌が雪平の口を犯すように舐めまわす。
自然と雪平もその可愛い舌を絡めていった。
ちゅっ・・・じゅちゅぅっ・・・
部屋には、3人の醸し出す淫靡な空気が充満していく・・・
三上はキャミソールの上から雪平のブラを外すと、片手でそっと抜き取った。
もう片方の手で、自らのシャツを脱ぎ捨てていく。
それに気づいたのか、安藤も口づけながらシャツを脱ぎ去った。
三上の細く締まった体は、年齢よりもはるかに若くみえる・・・
安藤はその姿を横目で見ると、三上さんって・・・実はかっこいいんだ・・・とのんきなことを考えていた。
安藤の思いのほか筋肉質な胸に、雪平は思わず手を伸ばす。
そっと触れられただけなのに、安藤はびくっと体を震わせた。
ずっと思いつづけた人に触れられるだけでこれほどまでの快感を生むということに、安藤は素直に感動している。
唾液を交換するような濃密なキス・・・優しく揉みこむようにしながらコリコリと繰り返される乳首への刺激・・・
雪平の酔った頭は、次第に快感で蕩けはじめていく。
三上は細い腰をぐっとつかみ、雪平の胸をそらせて乳房を突き出すようにさせると、キャミの上から乳首をペロペロと舐め始めた。
「〜〜〜〜〜っっ!!!・・・んん〜〜〜っっ!」
下着がこすれ乳首へ与える甘い刺激と、薄い生地を通して感じる三上の熱い舌の感触に、快感が腰へと突き抜ける。
安藤はすっと体を横にずらし、今度は耳へと甘い吐息はふきかけはじめた。
「ゆきひらさん・・・好きです・・・ずっと・・・こうしたかった・・・」
湿り気を帯びた声で、頭の中を刺激されているようだ・・・
「はぁんっやっやっ・・・!!!ふ・・ぁっっぅ・・・んん〜〜!!!」
普段の雪平からは想像もつかないほどの甘い喘ぎ声で、安藤も三上もすでに男性自身を痛いくらいに屹立させている。
我慢できない様子で、三上はぐいっとキャミをずり上げた。
ぶるんっっ
何度か目にしたことのある雪平の乳房・・・しかし今日はいやらしいまでに乳首がたちあがりひくひくと揺れている・・・
2人は思わず生唾を飲み込むと、両脇から顔をさしこんで同時に乳首をなめはじめた。
全く違った感触の唇と舌・・・同時に両乳首を舐められる快感に、雪平のショーツはどろっと愛液で汚れていく。
じゅぼっちゅっちゅっ・・・
安藤は乳首をいやらしく吸いたてる。
くりゅくりゅ・・・ぶりゅっ・・・
三上は突き出すようにして舌先で乳首をころがす。
「やだっやっやっ・・・!!いいっすっご・・・く・・・き・・・も・・・ち・・・ひぃっ・・・ん・・・!!!!」
あまりの快感に雪平の目尻からつぅっと涙がこぼれた。
2人はそんな雪平の顔を見上げ、喜びと愛しおしさで更に膨らみを固くする。
そっと内腿に指を這わしたのは、三上だった。
下着に手をやると、上からでもぐちゅりと音がするほど濡れそぼっているのが分かる。
乳首への刺激を続けながら、ショーツを脱がそうとすると、安藤も気づき2人で一気にずりさげた。
「・・・!」
恥ずかしさと期待で雪平の顔が朱にそまる。
安藤がぐいっと雪平の脚を持ち上げるようにすると、三上もそれにならった。
秘所をさらけだし、両側から乳首を刺激されている雪平はあまりの恥ずかしさに首をいやいやと振る。
「やっ・・・はずかしぃ・・・!!!」
三上はそっと顔をあげ、腕枕をするように雪平の顔をもちあげると、広い胸板に優しく持たれかけさせる。
髪をなでながら、もう片方の手を雪平の秘所へと這わせた。
ぬりゅっ
びしょびしょに濡れた、雪平の大切な部分をこねるように三上の細い指が刺激しはじめる。
中指をぐっと膣内に突き立て内側へと押しこむように刺激し、手のひらで恥丘全体を擦りあげた。
自らを慰めるときに雪平がするやり方だ。
思わず、三上の顔を見上げる。
ちょっとおどけたように首をすくませると、三上は雪平の唇をふさいだ。
安藤とは違うぽってりと柔らかい唇の感触に、雪平はまた感じはじめている。
安藤は三上の指で刺激される雪平自身に目をやると更に興奮を高ぶらせ、豊かな乳房を思い切り揉み上げはじめた。
親指でくりくりと乳首を弄び、そのまま痛いくらいに激しく指をくいこませる。
うってかわっての直接的な、そして強引とも言える刺激を、秘所と乳房両方に感じ雪平はもはや限界に近づいていた。
「ん・・・!!!だ・・・め・・・いく・・・いく・・・」
全く力が入らず、だらんと弛緩した手足を震わせ、下腹部にしこったような快感を感じた雪平は小さな声で呟いた。
「ぃっ・・・はっぁぁぁああああ〜〜〜〜〜〜〜っっっ!」
一瞬白いのどをのけぞらせるように震わせ、雪平はがくがくと腰を痙攣させながら、あっというまに1回目の絶頂に達した。
2人をそっと指を離すと、もう1度両側からはさみこむように雪平を包む。
三上は髪を撫で、安藤は華奢な白い肩に優しく口づけた。
胸を大きく上下させ、しびれるような快感の余韻を味わっていた雪平は、ふと何かに気づいた。
「ふ・・・ふたりとも・・・すっごい・・・」
両側からこすりつけられる2本の怒張の固さに、雪平は思わず声をうわずらせた。
三上は、驚くほど長く先が張り出すように大きく膨らんだ欲望の塊を、雪平の細いわき腹にこすりつけるように押しあてている。
安藤自身は三上のモノより少し短いが、そのあまりの太さに雪平は思わず腿をぎゅっとすりあわせた。
先端から溢れるとろっとした透明な我慢の証が、雪平の美しく白い太ももに塗りつけられていく・・・
安藤は三上に向かって、小さく頷いた。
三上は少し戸惑いを見せながらも、やがて決心したように雪平をそっと起き上がらせる。
四つんばいにさせられた雪平の秘所は、まだびしょびしょに濡れていた。
後ろに回ると、三上はいきなり雪平の尻肉をひらかせるように掴み、思いきり吸い付くように雪平自身を舐めはじめた。
「・・・っ!!!」
驚きと快感で、思わず雪平は息をのむ。
安藤は雪平の向かいに座ると、雪平の髪をそっと撫でながら自らの足の間へと導いていった。
雪平の唇からは、つつーーっと細い涎がたれ落ちている。
呆けたようにうつろな目を安藤のモノに向けると、何の迷いもなく美しい唇を先端へと近づけた。
ぐっと片手で熱い棒を握り締め、唇をすぼめて先端にすべらせる。唾液を絡ませるようにして亀裂に濃厚なキスをしていく・・・
安藤はぐっと尻に力をこめ、快感に耐えるように歯を食いしばった。
三上は雪平の後ろから、激しく陰核への刺激を続けていく。
ぶりゅぶりゅと唇ではさむように愛撫し、舌先をとがらせるようにして弄ぶ。
後から後からごぽりと吐き出されるどろどろの愛液が、雪平のこたえのようで、ただ、嬉しい。
ふっと目を前にやると、たわわに揺れる乳房の向こう側に、眉間に皺をよせて一心不乱に安藤に奉仕する雪平が見える。
安藤・・・太いな・・・
ぼんやりそんなことを考えた三上は、すっとかぶりを振るとまた舌と唇で雪平を悦ばせ始めた。
安藤の肉塊をほおばり、根元を指で上下にしごきあげる。
雪平は完全に感じきっており、しょっぱい我慢汁も心の底から美味しいと感じはじめていた。
ぶ・・・ちゅっちゅっ
安藤は苦しそうに天を仰ぎ、雪平の髪をぐしゃぐしゃとかき回す。
乱れた黒髪が頬にはりつき、秘所への快感に息をあらげながら奉仕する雪平はあまりにもいやらしかった。
「んんっん〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!」
突然、雪平の喉がぐるぐると鳴り、更に安藤を感じさせる。
はっと目をやると、三上が雪平の上に覆いかぶさり、腰を使い始めていた。
三上は嬉しそうに、ゆっくりと抜き差ししている。
「・・・はぁ・・・あ・・・」
男の安藤から聞いてもいやらしい吐息をあげ、三上は雪平の白い小さな尻肉に指を食い込ませる。
「ゆ・・・ゆきひら・・・すっごい・・・ぞ・・・」
「ふぅ・・・む・・・ぅん・・・っ!」
それでも雪平は安藤のモノを咥えて離さない。
先端でぬるぬるの陰唇を楽しむようにしたかと思うと、ぐぐっと張り出した亀頭をのめりこませ愛液を描き出すように入口を出し入れする。
まだ半分も埋め込まれていない三上のものは、雪平の滴る蜜でねっとりと濡れそぼっていく・・・
雪平が安藤の怒張を喉の奥まで飲み込んだ瞬間を見計らうように、三上は思い切り腰を前に突き出した。
子宮口と喉の一番奥を同時に押し込まれ、まるで自分が串刺しにされたような快感が雪平を狂わせる。
思わず、口から安藤のものを引き抜き、頬に押し当てるようにしながら雪平は大きな喘ぎ声をあげた。
「あぁぁぁ〜〜〜っっっ!!!やっはぁっんっ!!!」
「ゆきひら・・・さん・・・気持ちいい??きもちいいの??」
安藤がうわずった声で聞く。
うんうんと今度は声も出せずに雪平は頷く。
「ゆきひらっ俺もっきもち・・・よすぎる・・・ぞっ・・・!」
三上も同じくらいうわずった声で小さく叫んだ。
安藤はすっと、雪平の体の下へとすべりこみ、三上の突き上げによってブルンブルンと揺れる乳房を思い切り頬張るように愛撫しはじめた。
太い指を結合している部分へと伸ばすと、雪平の固くしこった敏感な部分をクリクリと刺激する。
「ひゃっ!あ・・・あん・・・どぉ・・・だめっやっはぁ・・・っ!」
長年の欲望をたたきこむようにして雪平を犯している三上は、後ろから耳元で囁いた。
「ゆきひら・・・すきだ・・・ゆき・・・ひらっ!!!」
じゅぽっじゅぽっ・・・
自らの秘所が立てるいやらしい音と三上の切なげな告白を聞きながら、雪平は2度目の絶頂の予感に腰をふるわせた。
下から乳首を責めていた安藤は、嫉妬のためなのか、有り得ないないほどの興奮のためなのか、息つくひまもないほどに激しく舌をつかっている。
柔らかな髪に顔をうずめながら、荒々しく息をはきだし三上はいっそう激しく出し入れを繰り返す。
・・・長い先端がひときわ深く差し込まれたその瞬間、雪平の腰から乳首から激しい高まりが脳へと突き抜け、全身をしびれるような絶頂感が駆け巡る。
「!!!いっいくっイっちゃぅ〜〜〜〜〜っっ!!!」
三上の怒張を食いちぎるような激しい締め付けと、膣奥から膣口までうねるような蠢きに三上はこらえ切れずペニスをぶるんっと引き抜くと、
白く細い背中に、どろりとした自らの欲望を思いっきりぶちまけた。
びゅぅっびゅっと何度も吐き出されるそれは、快感に比例した濃厚な男の匂いをふりまいている。
三上はハァハァと息をつきながら、ベッドサイドのティッシュペーパーを抜き取ると、丹念に背中をぬぐい首筋へと優しくキスをした。
安藤は体を上へとずらすと、何も言わず雪平の唇を激しく奪った。
細く汗ばんだ腰をぐっと掴むようにし、自らの太く張り詰めた肉塊を雪平の秘所にあてがう。
またしても、挿入される悦びに、膣奥からは新たな愛液が吐き出されてくる・・・
先ほどまで激しく出し入れされていたにも関わらず、先端が簡単にのめりこむことはない。
ぐっと腰に力を入れ、可愛い唇に激しく舌を差込みながら、安藤はゆっくりと太い亀頭を挿入していく。
「き・・・きついっすね・・・」
「やぁ・・・ん・・・あっお・・・っきぃ・・・!」
安藤のモノを見た時から想像はしていたが、実際に秘烈に押し入られるとあまりの存在感に、雪平ははぁっと悦びと苦痛の混ざり合ったため息をつく。
ぬるぬるの雪平自身が肉棒を全て飲み込んだと思った瞬間、安藤はすぐに腰を引きもう1度思いっきり激しく怒張を突き刺した。
ごぼっと言う音がしそうなほどに、勢いよく蜜が飛び散る。
「ひゃっ!!!ぁぁっ!!!はあっ・・・はんっあっ!!!」
苦しげな表情で甘い吐息を含んだ嬌声を上げる雪平は、愛おしげに安藤の瞳を見つめる。
「あ・・・あんど・・・ぉっ!」
「ゆきひらさんっ・・・!!!すごいっ!!!」
ずぼずぼと太い安藤の怒張を抜き差しされ、雪平の白い尻の間から濡れた赤い肉がめくれあがっているのが見える。
全てを埋め込まれると、嬉しそうに膣穴がぴくぴくと締め上げているのまで後ろから見ている三上には分かるような気がした。
思わず、三上はすっと手を伸ばすと、後ろから出し入れを手伝うように尻を揉みはじめた。
自分の意志とは違う出し入れの感覚に、安藤も雪平もすぐ夢中になっていく。
三上は雪平の背中に自分の胸板を押し当てるようにし、膝立ちになる。
そのまま左手は雪平の乳房を揉みしだきながら、右手は可愛い尻をつかみ2人の出し入れをリードしていく・・・
必然的に三上のペニスはすべすべとした雪平の背中に押し当てられ、否が応でも固さを取り戻しつつあった。
「みかみさんっそれっ!・・・そ・・・それされると・・・ぼく・・・出ますから!!!」
ぐりぐりと子宮口を先端にこすりつけられるかのような腰の動かし方に、安藤は射精感を必死で堪えながら、雪平の膣内からぐちょぐちょの肉塊を引き抜いた。
「じ・・・自分で動きをコントロールできないのって・・・なんか・・・やばいっすね」
安藤の爽やかな笑顔は、この場には似つかわしくない。なのに、雪平も三上も思わずふっと優しい笑顔になる。
安藤はさっと気を取り直したように、雪平を横たえると足を大きく広げさせた。
膝をまげるようにし、三上に見せつける角度で怒張を赤い秘肉にあてがう。
大きな手のひらで細い足首を持つと、腰をじっくりと繰り出していった。
じゅぷ・・・
めり込む度に、雪平の白濁した汁が安藤の肉棒に流れ落ちてくるのが、2人の男の目に映っている。
「やらしぃな・・・」
心から嬉しそうな安藤のつぶやきが、雪平のわずかに残る羞恥心に火をつけた。
「い・・・やっやだっはっ・・・はずかし・・・ぃぃ・・・っ!」
涙をにじませて、いやいやと首をふる雪平は、今までに見たことのないほどに愛らしく、安藤自身を咥えこんでいる濡れた肉びらとのギャップに2人は腰をふるわせた。
三上は喉を鳴らして、ひざ立ちのまま雪平の頭の方へと移動した。
雪平が目を向けると、またもやびんびんに屹立した長い怒張が柔らかな頬に押し当てられている。
「み・みかみさん・・・わかいっすね・・・」
出し入れの快感に顔をしかめながら、安藤が少し嫉妬の混じる声で呟いた。
三上は照れくさそうに安藤を睨みながら、雪平の唇を犯そうと、柔らかな髪をぐっと引き寄せる。
雪平は安藤を見つめながら、ゆっくりと三上の怒張を口に含んだ。
挑発するような潤んだ眼差しが、雪平を急にいやらしい大人の女に変えていくようだ。
じゅっちゅぼっちゅぼっ・・・
三上は嬉しそうに腰を揺らしながら、ぽってりとした雪平の唇と舌の動きを楽しんでいる。
右手で雪平の髪を撫でながら、左手は雪平の左手に指を絡め、しっかりとお互いを確認しあっている・・・
安藤は腰を繰り出しながら、自らの左手を雪平の右手に伸ばす。
雪平も安藤の意図がわかったようすで、優しく瞳だけで微笑むと指をしっかりと絡めてくれた。
「ゆき・・・ひらさ・・・んっ!!ゆきひらさんっ!!!」
安藤はもはや何も考えられない。頭の中にあるのは高みにのぼろうとする欲望と雪平への愛情だけだった。
「ゆきひらっ!お・・・俺も・・・もぉっだっ・・・だめだっ」
雪平は潤んだ瞳を交互に2人に向けると、菩薩のように微笑んで舌を三上の亀頭へと絡ませた。
右手はしっかりと安藤の手のひらを握り締めていく。
「ぅ・・・いいですかっ???ぼくもっ出して・・・いぃっ??」
泣き出しそうな表情で安藤が問う。
こくこくと頷くと、雪平も絶頂が近いのか膣の締め付けが更に激しくなっていく。
「んっぅぐっっ!!!むぅ〜〜〜〜っっ!!!」
安藤がはげしく奥を刺激した瞬間、雪平のなかがぐにゅりっと蠢いたかと思うと、ぎりぎりと根元を締め上げた。
呻き声がさらに刺激を加えたのか、三上は声すら出せず、思い切り雪平の舌の上に2度目の精を吐き出した。
身体を大きくのけぞらせながら、雪平はのどをならして三上の欲望を飲み下し、頬をすぼめて肉棒をすいあげる。
「〜〜〜〜っ!!!だめだっでるっ!!!」
じゅぼんっと引き抜き、雪平の美しい縦長の臍をめがけて、安藤は思い切り吐精した。
どこに溜まっていたのかと思うほどの、白くどろりとした欲望に雪平の滑らかな腹が汚されていく・・・
雪平は肩で息をしながら、
「・・あんどぉっきてっ!!!」
大きく口を開いて安藤のペニスを懇願している。
安藤は嬉しさのあまり、ばっと体を移動させると雪平の柔らかな唇にまだ白い液の滴る自らのペニスをねじこんだ。
「む・・・ぅぅんっ!」
ちゅっぶちゅっ
音をたてて吸いたて、残った精をしぼりとるようにペニスを吸う雪平は、娼婦のようにも天使のようにも見える・・・
先端にしびれるような快感を感じ最後の液を吸い取られると、安藤はそのままばたんと倒れこんだ。
三上はとうの昔にベッドに倒れこみ、ハァハァと息をついている・・・
しばらく、そうしていただろうか。
「み・三上さん・・・すごいっすね。」
「なぁに・・・安藤こそ・・・若いのにテクあるなぁ・・・」
「いやぁ・・・それほどじゃないですよぉ・・・」
2人で誉めあっている姿は、あほらしくも可愛らしい。
「雪平さん・・・」
「雪平・・・」
愛のこもったまなざしで、2人は体をおこしながら雪平の顔を見つめた・・・
目を閉じていた雪平は、そのままの状態で小さく叫んだ。
「安藤!明日の・・・捜査会議の資料・・・今晩中にプリントアウトしておくように。20部だぞ・・・忘れんなよ。」
「薫ちゃん!朝7時目覚まし。あと朝ごはんはパンで。卵は半熟・・・忘れないでよ。」
「!?」
「・・・???」
「じゃ・・・お疲れ!!」
そう言うと、雪平は黙り込んだ。
「え・・・」
「・・・はぁ・・・」
もう1度、2人は雪平の顔を覗き込む。
既に雪平は夢の中。愛らしい表情ですぅすぅと寝息をたてている。
2人は顔を見合すと、急にばつが悪くなったようだ。
「服・・・パンツ・・・」
三上はあせあせと下着をさがしている。
「あっ三上さん。コーヒー入れましょうか?」
安藤はいち早くパンツを見つけ、情けない格好で履きながら三上に尋ねた。
「そ・そうだな・・・コーヒー・・・もらおうかな・・・」
まだまだ2人の片思いは続く・・・しかないようだ。