牧村が死んだ。  
そのことを伝えに、久々に足を踏み入れた懐かしいこの家・・・  
3年前・・・喧嘩別れするように飛び出したまま、もう2度とこのソファに腰掛けることなど・・・ないと思っていた。  
 
「・・・みおには・・・言わないでほしいの。」  
弾かれたように、佐藤が顔をあげる。  
「牧村が・・・死んだことも。もちろん・・・誘拐犯の一味だってことも。」  
 
奥歯を噛み締めながら、佐藤和夫は頷いた。  
疲れている・・・目の下の隈を見れば誰でも分かることだ。  
この前倒れた時は、もっと顔色が悪かった。・・・今は怒りと哀しみのために頬に朱がさしているだけかもしれないが。  
理由は簡単。  
「牧村が・・・死んだから・・・」  
小さな声で雪平夏見は呟いた。  
 
「・・・?」  
佐藤は少し訝しげに夏見の目を覗き込む。  
「・・・なんでもない・・・そういえばどう?体調・・・」  
佐藤の脳裏に、先日の病院での朝が思い浮かんでは消えた・・・  
朝まで、自分の看病をしてくれた夏見・・・  
そっと髪に触れると、あの頃のままの愛しさが自らの胸に広がったこと・・・  
 
しかし沈黙を拒絶と感じた夏見は、そっと立ち上がる。  
「じゃ、あたしは帰るね・・・」  
事務的につぶやきながら、玄関へと向かう。  
思わず責めるような口調で、佐藤は夏見をひきとめた。  
「みおに・・・みおに何と言えばいい?」  
「?」  
今度は夏見が首をかしげる番だ。  
「みおは牧村さんのことを、心から信頼していた・・・そんなみおに・・・俺は何と言ってやればいい?」  
次第に怒りをにじませながら、佐藤は夏見の肩をつかむ。  
「みおは・・・っっなんでっ!!!なんで・・・みおだけがっ!・・・こんなに・・・苦しまなければ・・・っ!」  
夏見の肩を揺さぶるようにして、佐藤は感情を叩きつけていく・・・  
 
夏見は何も言えず、ただ俯いている。  
「おい・・・何とか言ってくれよ・・・頼むよ・・・っ!なつみっ!!!」  
涙の混じった声で佐藤が懇願した瞬間、こらえていた夏見の激しい感情が噴出していく。  
「あたしだって・・・!みおの・・・みおの側にいてっ!!!あのこの辛さを少しでもぬぐってやりたいっ!!!」  
一度噴き出した感情はとどまるところを知らず、夏見の頬を濡らした。  
そして、その涙をぬぐうことさえ今の夏見には、出来ない。  
「あたし・・・あたしだって・・・あの子に・・・愛してるって・・・伝えたいよぉ・・・!!!」  
ひざから崩れ落ち、佐藤の足元にすがりつくようにして小さく叫んだ。  
 
「じゃぁ・・・なんで・・・何であのときっ!出て・・・いったんだよ・・・?!」  
「それは・・・」  
「俺も、あの子も・・・全て捨てて。出ていったのは、おまえの方じゃないかっ」  
「それはっ・・・だって・・・あのとき・・・!!!」  
思わず、本当の理由を口にしそうになり、慌てて夏見はうつむいた。  
「・・・何だ。なんか・・・理由が、あったのか・・・?」  
はっとして夏見の肩をつかみ、佐藤は揺さぶる。  
夏見はうつむいたまま、唇をかみしめている・・・  
 
その横顔を見た瞬間、佐藤は自分の心に嘘をついて、夏見を責めたことを恥じた。  
 
「・・・ごめん」  
夏見の肩を抱き、立ち上がらせながら佐藤はつぶやいた。  
「ごめん・・・なつみ・・・ごめん。俺・・・おまえのせいにした。」  
涙でびしょぬれの頬を、夏見は佐藤に向ける。  
「俺・・・怖いんだ・・・」  
不思議そうに佐藤をみつめる夏見の目から涙は消えている。  
「俺・・・一人で・・・怖いんだよ。あの子の・・・みおの将来を・・・こころを救って・・・やれるのかって・・・」  
遮るように夏見は、佐藤の瞳を見つめながら言った。  
「あたしはっ・・・あたしは、怖くなんかない・・・あの子は・・・あたしとあなたの子よ・・・?」  
佐藤は夏見の目をじっと見返した。もう彼の瞳に盛り上がっていた涙も、ない。  
「あの子は・・・みおは・・・あたし達の・・・娘なのよ・・・」  
夏見は意を決したように、静かに語り始めた。  
 
「あのとき・・・未成年の犯人を・・・射殺したとき。マスコミや世論から激しいバッシングをうけた・・・そんなこと・・・あたしには何てことなかったけど・・・」  
佐藤は固唾をのんで、震える夏見のまつげに視線を注いでいる。  
「・・・手紙がきたの。出したのは、未成年犯罪加害者支援団体という名のカルト集団。その関係者だってことまでは、調べがついた。でも・・・決定的な証拠がなくて・・・個人の特定までは出来なかったの・・・」  
最後をさえぎるようにして、佐藤は問い詰める。  
「内容は・・・?手紙の・・・内容は・・・!!」  
「・・・殺すって。」  
「!!!」  
「あたしじゃないわよ・・・あたしの・・・家族を・・・みおとあなたをめった刺しにして・・・殺してやるって・・・そう、書いてあったわ。」  
「・・・!!しかしっそんな・・・単なる脅しかもしれないじゃないか・・・」  
長い髪を振り、雪平は唇の端で苦笑した。  
「それでも・・・あたしは、あなた達を守りたかったの。」  
「じ・じゃぁ・・・なんでっなんで言ってくれなかったんだよ?!」  
「言ったら?・・・あなた、私を引き止めなかった・・・?」  
佐藤は悔しそうに、うつむくと痛いくらいにこぶしを握り締める・・・  
「おれも・・・みおも・・・誤解していたのか・・・いや!みおは・・・まだお前に捨てられたんだって・・・そう、思ってる・・・」  
 
 
長い沈黙のあと、ふっと吐息をもらした佐藤は、優しい笑顔を夏見に向けた。  
「はら・・・減らないか?」  
「・・・何・・・?」  
「だから〜! 腹減ったよな・・・」  
そういわれれば、夏見は昼から何も胃に入れていないことに気づく。  
「そ・・・そうね・・・」  
急に胃が痛くなるような空腹を覚え、夏見は顔をしかめた。  
「何か・・・食ってくか?・・・って言っても、この時間だからな・・・寿司・・・取れるかな・・・」  
照れくさそうに佐藤がつぶやきながら、居間へと戻っていく・・・  
そっと追いかけるようにして、夏見は微笑んだ。  
 
「ま〜た、デリバリーかぁ・・・だめだって言ってるのに・・・」  
自らの怠惰を棚にあげると、夏見はキッチンへと足を踏み入れる。  
冷蔵庫のドアを、思い切ってバタンと開けた。  
「牧村・・・が買ってくれたもの・・・かな・・・」  
小さく呟きながら、中身をあらためていく。  
「・・・結構・・・そろってるよ・・・?」  
佐藤は少しきまりが悪そうに、頷いた。  
「じゃ・・・チャーハンでもい?」  
明るく・・・可愛らしいしぐさで夏見が佐藤を振り返る。  
どきんっと胸を弾ませるが、それを悟られるわけにはいかない・・・  
佐藤は渋い顔で頷く。  
「おまえ・・・レパートリー・・・増えてないんだ・・・ね?」  
軽く睨むようにしながら、夏見はい〜っとくちびるを歪ませる。  
 
 
ダイニングで2人、夏見の作ったチャーハンと中華スープで空腹を満たしていく。  
「味はほんっとに美味い!!!味だけは!」  
軽く叩く佐藤の憎まれ口も、何だか夏見の心をほぐしていった・・・  
「・・・ありがと。」  
「・・・なに。」  
もぐもぐと口を動かしながら、佐藤は夏見を見つめる。  
「・・・っとビール・・・もらっていい?」  
夏見は心の内を読まれまいと、急いで立ち上がった。  
 
何年ぶりだろう。  
佐藤と2人、ビールを飲みながら笑いあう・・・  
みおと公園で遊んだ話・・・近所のおせっかいおばさんの話。  
たま〜に見た深夜番組の話題ですら、2人は笑い転げながら報告しあっている・・・  
 
このまま・・・あの頃に戻れたら・・・  
 
そう思った瞬間、夏見は現実を思い出す。  
 
 
 
 
 
みおはあたしのせいでことばをなくした  
 
さとうはあたしのせいでまきむらをなくした  
 
「・・・そろそろ・・・帰んないと・・・」  
「あっそう・・・そうだよ・・・な・・・」  
引き止めて欲しい・・・引き止めてしまいたい・・・  
2人の本音は闇に包まれ、ただ口先だけの関係に戻ろうとしている・・・  
「今日は・・・ありがとう・・・な。」  
夏見はかぶりをふり、佐藤の瞳をまっすぐに見詰めた。  
「それ・・・あたしのセリフ・・・ほんとにありがとう。」  
小さく頭を下げながら微笑む夏見は、あの頃と何一つかわわない。  
 
夏見が顔を上げたその瞬間、佐藤は夏見を胸に抱いていた。  
 
 
「かえるな・・・よ・・・俺を・・・ひとりに・・・しないでくれ・・・」  
か細い夏見の肩・・・柔らかな長い髪・・・  
自分に必要なものは何か・・・ようやくそれに気づいた佐藤は懇願するようにささやく。  
 
「なつみ・・・なつみ・・・俺の・・・そばにいてくれよ・・・」  
寂しさが言わせている・・・それでも、佐藤のそばにいて、彼を慰めたい。  
夏見の心は、とうに決まっていた・・・  
 
 
佐藤に手をひかれて、1階にある彼の書斎へと向かう・・・  
この部屋で愛し合う・・・そう決めたのは彼だったのだろうか・・・それとも、みおが生まれてから夏見が作ったルールだった・・・?  
高鳴る胸を押さえて、夏見はそんなことを考えていた。  
 
 
ドアの締まるのももどかしく、佐藤は激しく夏見の唇を吸った。  
ちくちくと無精ひげが夏見の肌を刺激する・・・  
 
「ぅ・・・ん・・・ふぅむ・・・!!!んっ!!!」  
簡単にキスであたしを蕩けさせていくのは、やっぱり和夫さんだけだな・・・  
佐藤の無骨な指が夏見の小さな頭を引き寄せ、自らの唇に夏見の柔らかな唇をぐりぐりと押し付けるように激しく口づける。  
柑橘系の香水と、かすかな汗のまじる佐藤の匂い。  
キスの合間に親指でそっと唇をなぞる癖も、そのままだ。  
額同士を合わせ、右の親指で夏見の唇をなぞりながら、佐藤はシャツを脱ぎ捨てていく。  
 
夏見はそっと細い指を伸ばし、浅黒い胸に触れた。  
少し痩せたみたいだ・・・  
佐藤は思い切ったように、夏見のブラウスに手をかけ、もどかしげにボタンをはずす。  
豊かな乳房が黒い総レースのブラからはみ出すように現れ、佐藤の目を刺激した。  
そのまま夏見を下着だけの姿にしていく。白い腹、美しく伸びた艶やかな脚・・・あの頃よりも美しくなった気さえ、する。  
優しくソファベッドに横たえながら、佐藤は分厚い手のひらを夏見の胸に伸ばしていった。  
下から持ち上げるようにして、両手ですくい上げると更に乳房のふくらみが目立つ。  
「・・・はぁ・・・」  
嬉しそうなため息をもらしながら、佐藤は夏見の柔らかな双丘を揉む手に力をこめた。  
「あっっんん・・・」  
夏見は切なげに甘い声を漏らしていく・・・  
親指でくりくりと乳首を刺激しながら、佐藤は苦しげな表情で自らの股間を夏見の内腿に押し付けた。  
スラックスの上からでも、熱く脈打っているのが分かる・・・  
「っも・・・ぉ・・・おっきく・・・なってる・・・?」  
吐息まじりに夏見が佐藤を見上げる。  
快感のために目が潤み、乱れた髪がさらに美しく夏見を彩っていた。  
照れたように雪見を見つめかえし、佐藤はベルトを外し下着とともにスラックスを脱ぎ去った。  
弾けながらぶるんっと佐藤自身が姿を現す・・・締まった下腹部にぶつかりそうなほど屹立して反り返っていた。  
「・・・!!!」  
夏見は驚きと嬉しさの入り混じった様子で、息をのむ。  
「仕方ないだろ・・・3年ぶり・・・なんだから。」  
夏見の隣に体を横たえ、少し怒ったような調子で佐藤がつぶやく。  
「じゃ・・・最後って・・・あたし・・・?」  
無言で夏見に覆い被さる姿が、肯定のしるしだ。  
もう1度、激しく夏見の唇を奪いながら、佐藤はブラを押し下げ、ひねり上げるように乳首を刺激していく。  
可愛くとがった先端を、人差し指と中指に挟み込みくりくりと愛撫する。  
大きな手のひらにも収まりきらない夏見の白い乳房は、痛いくらいにはりつめていった。  
「んん・・・んっふぅっ・・・!」  
舌を突き出すようにし、ちろちろと絡めあう。  
また、佐藤の全てを感じることができるんだ・・・そう思っただけで、夏見の腰は鈍い快感で震えた。  
むずむずと蠢くか細い腰にそっと手を添えると、佐藤は唇から耳へとキスの雨を降らせていく。  
形の良い耳に湿った吐息をふきかけると、佐藤は舌をさしこむように耳への愛撫を始めた。  
「ひゃぁっ!!!ふっぅぅん〜〜〜〜っっ!!!」  
軽く耳朶を甘噛みし、鼻にかかった声で佐藤は囁く。  
「なつみ・・・きもち・・・いいのか・・?」  
こくこくと夏見は素直に頷く。  
「いいこだ・・・かわいいよ・・・」  
ちゅっちゅっと優しいキスを首筋にしたかと思うと、唾液をしたたらせるようにして耳のすぐそばをジュルジュルとしゃぶりたてる。  
首筋を刺激する無精ひげが、ちりちりとした痛みと快感を同時に夏見へと与えていく・・・  
 
「・・・!!!はぁっはっふぁっ・・・!!!」  
あまりにも懐かしい快感に、夏見は佐藤の背中に手をまわしすがりつくようにして喘いでいる。  
佐藤の唇は首筋から鎖骨、柔らかな白い肩にやさしい刺激を加えながら、夏見のびんびんに立ちあがった乳首へとようやく到達した。  
ひと呼吸つくと、唾液を乳首へと垂らし尖らせた舌でいやらしい乳首をくりゅくりゅと舐め上げていく。  
「ふぁんっ!!!やぁっやっだ・・・だめっ!そ・・・そんなに・・・や・らしく・・・しないでぇっ」  
涙の混じった可愛い喘ぎ声は、佐藤しか知らない夏見の姿だろう。他の男に抱かれても、夏見はこんな声を出さないはず・・・  
少なくとも佐藤はそう信じている。  
「なんで・・・やらしいのは・・・なつみの・・・ここ・・・だろ?」  
舌で乳首をぴんっと弾くように愛撫する。  
すでに夏見の豊かな両乳房は、佐藤の唾液でどろどろに濡れている。  
ブラを外さず、乳房はひねりあげられた状態のまま、佐藤はショーツに手をかけた。  
ぐっと下にずらすと、太もものあたりでとめる。  
ねとっとした愛液が糸を引いて下着と夏見の肉びらをつないでいるのが見えた。  
「ほんっとに・・・なつみは・・・わるいこだな・・・こんなに濡らして・・・」  
そのまま、両太ももを持ち上げるようにしてどろどろの夏見自身をさらけださせていく。  
尻の肉をぐっと左右に開くと、濡れ濡れになった亀裂がぱっくりと口を開け、涎を垂れ流すように密を滴らせた。  
「・・・や・やだぁっ!!!やんっや・・・」  
首をいやいやさせながらも、さらにどろりと愛液を溢れさせていく。身体は正直だ。  
じっくりと濡れ光る秘肉をのぞきこみながら、佐藤は愛おしげに舌を伸ばした。  
蜜をすくいとるように陰核にこすりつけ、自らの唾液と混ぜ合わせるように唇全体で刺激していく。  
「・・・!!!」  
夏見はもはや、形ばかりの拒絶すら口にできなくなっている。  
ぐりゅ・・・ちゅっぶちぅっ・・・ちゅっ・・・  
いやらしく執拗な、そして誰よりも的確な刺激に、夏見の絶頂はもうすぐそばまでやってきていた。  
「だ・・・め・・・イっちゃうぅ・・・」  
夏見の小さな呟きを聞くと、佐藤は嬉しさで怒張を震わせる。  
無言で、大きく膨らんだ突起を激しく舌でしごきあげるようにすると、夏見の小さな膣穴に無骨な指を一気に突き立てた。  
「〜〜〜〜〜〜っっ!!!イっ!ぃいぃ〜〜〜〜〜〜っ!!!!」  
腰を天に突き上げるように浮かせると、夏見は佐藤の指と舌であっけなく絶頂に導かれていった。  
 
可愛く腰を震わせる夏見の姿に、佐藤は3年ぶりの興奮を押さえることができない。  
「もう・・・」  
それだけ呟くと、太ももを締め付けていたショーツを荒々しく片脚だけ抜き、そそり立つ欲望の肉を夏見自身に押しあてた。  
ぐっと腰に力をこめ、まだ微かに痙攣している夏見の膣内へとめりこませていく・・・  
どろっとした蜜にまみれた秘裂は、太く固い佐藤の怒張を嬉しそうに飲み込んでいった。  
「〜〜〜〜っ!っふっ」  
あまりの快感に、佐藤は思わず声をあげた。  
夏見はそんな佐藤が愛おしく、そっと手をのばすと優しく髪を撫でていく・・・  
潤んだ黒い瞳。やさしく微笑む唇。  
何故、自分はこの女を手放してしまったのか・・・後悔と自分自身への怒りで胸が熱くなる。  
「なつみ・・・」  
そっと唇をかさね、優しく抜き差しを始めた。  
にゅるにゅると膣内が蠢く。夏見のそこは佐藤の突き入れを歓迎して打ち震えているかのようだった。  
「・・・っあっはぁっんんっっ!」  
美しい眉間に皺を寄せ、夏見は佐藤の怒張をじっくりと味わっている。  
「き・・・きもちっい・・・い・・・です・・・」  
涙の筋がつっと目尻を伝っていくのが見える・・・  
ぐちょぐちょとかき回すように腰を使うと、佐藤はすでに果てそうな悦びを先端に感じ、慌てて腰をひいた。  
さっと体を横たえ、夏見の身体を横向きにさせると後ろから抱くようにし、片脚をもちあげる。  
柔らかな背中に、ぴったりと厚い胸板をこすりあわせ、首筋に優しく口づけながら佐藤はもう1度腰を前に突き出した。  
「あっ!!!」  
夏見が息を呑む。彼女の一番好きなかたちだ。  
「っんんっ・・・?なぁに・・・どうしたっ・・・?」  
佐藤は息を弾ませながら腰を使い、乳房を思い切り揉みしだいた。  
そっとブラのホックを外すと、ようやく豊かな乳房が自由になる。  
やわやわと全体の感触を手のひらで楽しむように愛撫し、中指でくりくりと乳首を転がしていく。  
「あっあっ!!!」  
激しく出し入れされる肉棒が夏見の子宮口をぐりぐりと刺激し、乳首から突き上げる快感とともに夏見を狂わせる。  
「はっはぁっ」  
佐藤のこらえるような息遣いが、夏見の耳と頭の中を蕩けさせていった・・・  
 
「か・・・和夫さ・・・す・・・ごぃ・・・」  
「ん〜っ?な・・・なにがすごいんだ・・・?」  
いやらしく、いじめるような言葉遊びが、夏見の下腹部を更なる快感でうずかせる。  
「やっやぁっんん・・・い・いわせ・・・ないっ・・・でぇっっ!!!」  
佐藤は我慢の限界を感じながら、もう少し夏見を感じさせたい・・・その思いだけで射精感をこらえるように目を閉じた。  
「んっ?・・・い・・・わないと・・・やめちゃう・・・よ・・・?」  
いやらしく腰をこすりつけ、首筋にねっとりと舌を這わせながら佐藤は囁く。  
「やっ・・・やめないでっそのままっ・・・!」  
既にもう2度目の絶頂がひたひたと近づくのを、夏見の腰は感じでいた。  
ぐりゅっちゅぼっ・・・  
結合した部分からは、いやらしい隠微な音とともに夏見の白濁した液がぴちゃぴちゃと飛び散っている。  
「おもらし・・・しちゃったみたいだな・・・ここ・・・」  
嬉しそうに佐藤は呟くと、太い肉を突き刺された夏見の肉びらに手をやった。  
「ここ・・・そんなにいいのか・・・?」  
「・・・!っんんっ・・・!!!い・・・いいのっすっごく・・・き・・・きもち・・・ぃいっ!!!」  
「・・・っなつみっなつみっ・・・・・・あいしてる・・・」  
最後は消え入るように小さく囁く・・・夏見の耳には届いているのだろうか。  
下腹部からこみ上げてくる痛みにも似た絶頂の合図に、夏見はもう我慢することが出来なかった。  
「来る・・・一夫さぁんっ!!く・・・くるよぉ・・・・もぉ・・・だ・だめっっ!!!」  
「お・俺もだっ!で・出るっ・・・なつみ・・・このまま・・・?」  
仕事柄、夏見はピルを常用している。そのことを尋ねているのだ。すぐに、夏見は頷きながら叫ぶ。  
「き・来てっこのままっなかっ・・・で・・・出してぇっ!!!」  
ぐっと顔を後ろに向け、佐藤の首に手を回すと激しく唇を求める。  
佐藤は尿道をかけ上がる精液を必死でひきとめるように尻に力をこめながら、全てを喰らい尽くすようにして夏見の唇を吸った。  
「ふっ!!!むぅ・・・んっ!!!んんんんん〜〜〜〜〜〜〜っっっ・・・!」  
佐藤の髪をかきむしるようにしながら、夏見の肉壁がぐにゅぐにゅとうねり、激しく佐藤自身を締め上げた。  
「っ〜〜〜〜〜!!!」  
激しく唇を合わせたまま、佐藤は3年分の思いを夏見の最奥へと吐き出した。  
ぐっぐっと腰を突き上げ、いつまで続くのかと思う程、大量の精液が飲み込まれていく・・・  
 
繋がったまま、2人は唇の力を弱め、優しく慈しむような口づけを交わした。  
名残惜しそうに唇を離すと、少し照れながらじっと見詰め合う。  
何度も愛し合った2人だが、今までで最高のセックスだったことはお互いの目が物語っていた。  
「あっ・・・シーツ・・・汚しちゃう・・・」  
既に夏見の愛液でどろどろになっているのだが・・・佐藤はちょっと微笑んだ。  
「いいよ・・・今は・・・もう少しこうしてたいんだ・・・」  
かすれた声でつぶやき、夏見を後ろからぎゅっと抱きしめていく。  
夏見は佐藤の太い腕に顔をうずめるようにし、そっと彼の手のひらで自分の頬を撫でた。  
 
 
「夏見・・・覚えてるか・・・?」  
「ん〜?」  
「みおの名前・・・病院で一緒に考えたよな・・・」  
「そうね・・・最初、和夫さんたら・・・<和見>でいいんじゃないか、なんて単純なこと言うんだから・・・悩んだのよ・・・」  
夏見は遠い目で、笑いながら呟いた。  
「そんなこと言ったっけ?」  
とぼけるように言う佐藤の声も、笑いを隠し切れないようだ。  
「ふふっ」  
「・・・美しい心を持ち、皆の中心となるように・・・美央。」  
「・・・」  
夏見は黙って頷く。  
「俺達・・・美央に・・・もう1度、つないでもらったのかもしれない・・・」  
夏見はそっと目を閉じる・・・  
「まんなかに美央がいて、その周りに・・・俺と・・・お前がいる。」  
佐藤は静かに続けた。  
「もう1度・・・家族に・・・戻れないかな・・・」  
夏見は溢れ出す涙を止めることが出来なかった。  
黙って小さく頷き夏見は顔だけで振り返る。  
涙で頬を濡らし少女のような素顔の夏見は、佐藤が今までに見たことのないくらい、晴れやかにそして嬉しそうに笑っていた・・・  
 
 
 
 

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